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ケアマネージャーの立場から利用者さんを支える。将来を考えた転職体験談

前職

介護福祉士→介護福祉士

現職

Cさん32歳)

更新日:2024/03/29

公開日:2024/03/26

手を握っているケアマネの女性

今回は、ケアマネージャーへの転職体験談を紹介します。介護福祉士として働きながら、もっと違う視点から利用者さんと向き合いたい、サポートしたいと考え、ケアマネージャーに転職した方です。なぜケアマネージャーを目指そうと思ったのか、転職活動で大変だったことなど、転職した方の生の声をお届けします。

【転職者プロフィール】

名前 Cさん
年齢・性別 32歳・女性
前職 介護福祉士
現職 ケアマネージャー

【前職】子どもの頃から目標だった介護の仕事に

介護施設で働く女性ケアマネージャー

祖父母が特別養護老人ホームに入居したこともあり、子どもの頃から介護職に興味を持っていました。なので、進学の際に「介護福祉士になりたい」と思い、養成学校を選んだのは自然なことだったと思います。養成学校を卒業し、無事に介護福祉士資格を取得して新卒で特別養護老人ホームの介護福祉士になりました。
老人ホームでは主に、身体介護や生活援助などの仕事を担当し、自立生活を支援するため利用者さんを見守ってきました。また、介護を受ける利用者さんをはじめ、家族や関係者に対して介護に関するアドバイスや指導を行うことにもやりがいを感じていました。

マネジメント業務に憧れを持ち始める

前職の上司がとても尊敬できる人で、広い視野を持って、利用者さんのことはもちろん、スタッフのことも支えてくれました。介護福祉士は、介護業界では唯一の国家資格です。そのため、介護職のチームリーダーとしての仕事もあります。
私も上司のように施設内のマネジメント業務ができるようになりたい、と徐々に考えるようになりました。利用者さんやご家族とお話していくうちに、もっと自分の視野が広く知識があれば、さらにお役に立てることが増えるのでは、と思ったんです。

介護福祉士とは違う立場から利用者さんやご家族を支えたい

新卒で介護福祉士として就職し、仕事にまい進してきました。しかし、将来のキャリアプランを考えたとき、介護福祉士にもやりがいはあるものの、老人ホームでの実務経験や上司との出会いから、もっと違う視点に立ちたいと考えるようになりました。
そこで、介護福祉士からキャリアアップし「ケアマネージャー」になる道を視野に入れようと思ったんです。同じ介護業界ではありますが、これまでの介護福祉士とはまた違った立場で、利用者さんやご家族を支えていきたいと思うようになりました。

職場の体制変化が将来のキャリアプランを考えるきっかけに

前職では介護福祉士として勤務していましたが、ある時、職場の体制や方針の改変がありました。特に疑問を感じることもなく働いていましたが、それ以降、自分が目指す介護の方針と、職場の方針に強いギャップを感じるようになりました。
今の職場でそのまま介護職を続けることも考えましたが、退職してケアマネージャーの資格を取得し、キャリアアップを図るのもよいかな、と考え始めました。この出来事は、結果的にキャリアアップを考えるよいきっかけになったと思います。

キャリアアップに成功した先輩が目標に

ケアマネージャーを目指そうと思ったのは、前の職場に介護福祉士からキャリアアップをしてケアマネージャーになった人が多くいたことも大きかったと思います。先輩はもちろん、同世代でもケアマネージャー資格を取得した人がいて、大きな勇気をもらいました。「自分も頑張ってみよう」という励みになり、転職を決意しました。介護福祉士とは違った目線から、利用者さんやご家族に接し、支えていきたいと思ったんです。

転職活動をスタートするときに準備したこと

・ケアマネージャーとしての働き方を考えた
・転職先の理念や方針を入念に調べた
・ケアマネージャー資格取得に向けて勉強をした

ケアマネージャーとしての働き方を考えた

ケアマネージャーといっても、働き方は複数あります。利用者さんが自分らしく生活できるサポートをするのが仕事ですが、「居宅」と「施設」によって具体的な仕事内容は変わってきます。居宅では、面談や会議のために利用者さんの自宅を訪問する機会が多く、家族構成や住環境が異なる利用者さんに対し、個別に対応する能力が必要です。
施設では、1人当たり100名までの利用者さんを担当することもあり、管理業務や介護業務を兼任することもあります。
居宅と施設、どちらが自分に合っている働き方かについても考えました。

転職先の理念や方針を入念に調べた

前職を辞めるきっかけになったのが、職場の経営方針や体制の変化だったこともあり、転職先が掲げる理念や方針は特によく調べました。組織に所属する限り、ある程度は組織の理念に合わせる必要はあるものの、自分の考えと大きく異なる職場で働くことは、ストレスとなることを実感していたためです。
なるべく自分が納得し共感できる理念を掲げる職場を選び、仕事にまい進したいと考えました。

ケアマネージャー資格取得に向けて勉強をした

ケアマネージャーの資格取得のためには、勉強が必要です。幸いにも介護福祉士の資格を持ち、実務経験もあったため、ケアマネージャーの受験資格は満たしていました。
ただし、試験は年に1回しかないため、失敗すると翌年まで資格が取れないことになります。加えて、合格率は20%前後で難易度の高い試験です。転職活動をしながら、ケアマネージャーになるための、「介護支援専門員実務者研修受講試験」の合格に向けて勉強を開始しました。

ケアマネージャーへの転職活動で大変と感じたこと

ケアマネの資格について勉強している女性

ケアマネージャーの求人は比較的多く、転職活動がしやすいのでは、と当初考えていました。介護業界全体が慢性的に人手不足状態で、ケアマネージャーも同様に人材を募集しています。しかし、同じ介護業界からの転職であっても仕事内容は異なります。医師や看護師とのやり取りが増えることで扱う専門用語も多く、スケジュール管理も大変です。
ケアマネージャーとしての実務経験もある転職の方が簡単で、未経験での転職はやや難しいと感じました。

介護福祉士経験のアピールと職場選びにコツあり

食事の配膳をおこなう介護職員

ケアマネージャーの求人に応募する際は、介護福祉士として培った経験を特にアピールしました。仕事内容は異なるとはいえ、同じ介護業界で働いていた経験と実績は、施設から見ても安心できる材料だと考えたためです。ケアマネージャーとして働く際も、利用者さんやご家族との接し方は特に大切です。
利用者さんや、ご家族とのコミュニケーションなど、これまでやってきたことを具体的に伝えるようにしました。

ベテランが揃っている職場に注目

当然ですが、未経験からケアマネージャーへの転職には不安もありました。試験に合格できる知識は得たものの、実際の職場ではどのくらい能力が発揮できるか分かりません。何か分からないことがあった場合に相談できるよう、転職先を選ぶ際には、経験年数が長いベテランのケアマネージャーがいるかどうかをチェックしました。
また、職場の研修・教育体制についても詳しく調べ、学び続けていける環境かどうかも、転職先を決めるポイントにしました。

その人に適した支援を考えることは難しくもありやりがいもある

前職を退職後、無事に居宅介護支援事業所にケアマネージャーとして転職が成功しました。居宅ケアマネージャーを選んだものの、利用者さんのご自宅に訪問し、「どんな支援・サービスがその人に一番適しているか?」を見つけ出すことは本当に難しいと実感しています。住環境は家族構成などを把握し、利用者さんにぴったりのプランを提案することは、ずっと模索しながら続けていくことになると思います。
しかし、利用者さんやご家族の力になれたときには大きなやりがいを感じ、ケアマネージャーになって良かった、と感じます。

ベテランケアマネージャーからの助言が自信に

幸い、転職先にはベテランケアマネージャーが多く在籍しています。介護職の経験はあるものの、ケアマネージャーとしてまだ経験のない自分には、心強い存在です。もちろん、ときには厳しい言葉ももらうこともありますが、頂くアドバイスや声かけが大きな励みになっています。座学では学べなかった実践での学びが、ケアマネージャーとしての経験を広げてくれています。
今後、「学べる現場」で仕事できることが、さらに自信につながっていると感じています。

ケアマネージャーへの転職を目指す人に伝えたいこと

実際に自分がケアマネージャーに転職してみて思うのは、介護福祉士などからキャリアアップしたいと考える人に、ケアマネージャーの仕事はおすすめだということです。もちろん複数の利用者さんを受け持つため、忙しく大変でもある仕事です。しかし、介護福祉士とはまた違った立場で、利用者さんやご家族をサポートできることに喜びを感じています。
自分がどの立場でどんな人たちを支援したいかを考え、ケアマネージャーとしての目標を定めて転職を進めてみてはいかがでしょうか。

ケアマネージャーへのキャリアアップを目指しましょう!

今回は、ケアマネージャーへ転職した方の経験談を紹介しました。介護福祉士として働いた経験がある方でしたが、同じ介護業界とはいえ仕事内容は異なります。ケアマネージャーになるためには資格取得も必要ですが、Cさんはこれまでと違った視点で仕事がしたいと考え、キャリアアップされました。ケアマネージャー未経験での転職活動は難しいと感じながらも、転職に成功し、今はケアマネージャーとして活躍されています。
ソラジョブでは、多くのケアマネージャー求人を紹介しています。ケアマネになっても求人がなければ転職はできない、と不安に感じる方もいるでしょう。未経験でもOKの求人も多いため、まずはソラジョブでどのような求人があるのか検索してみましょう。きっとあなたにぴったりのケアマネの求人が見つかるはずです。ソラジョブを活用し、キャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。

※本記事で使用している画像はすべてイメージ画像です。

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