人口再増加中！地域の子育て支援がさかんな豊島区で働いてみませんか？

豊島区は池袋など東京都内でも特ににぎやかな地域を含む区です。利便性を求めて住んでいる方が多い区ですが、下町としての良さが残る昔から住んでいる方が多くいる地域もあります。日本の大きな文化の一つであるマンガに縁のある地やお店も多くあり、その点でも人気です。

豊島区ってどんなところ?

豊島区は東京都23区の西北部に位置する人口29万人程の区で、日本の中で最も人口密度の高い区となっています。日本を代表する桜の中でも有名なソメイヨシノが生まれた地と言われ、区の木として定められています。最もにぎわっているのは池袋で、池袋駅は隣の埼玉県からの入り口として一日250万人以上の人に利用されています。付近には劇場やアニメや漫画などに関連した施設も多く集まっており、文化的な側面もある地域です。他にも豊島区には日本を代表する漫画家が住んでいたトキワ荘のある長崎地区や池袋モンパルナスなど芸術的・文化的な側面のある地域があります。
「おばあちゃんの原宿」として知られている巣鴨は、商店街やお寺などで有名な地域ですが、江戸時代には駒込と共に植木職人が多く集まった地域で、園芸の地として今でも季節の花を楽しめる場所があります。

豊島区は単身者や男性が多いという特徴があります。区の調査によると魅力としては利便性が上位にあり、仕事などへのアクセスの良さと生活の便利さを重視している区民が多いということがわかります。

保育士の需要予測

豊島区の人口構成

豊島区の人口は2022年1月の時点で、283,342人となっています。このうち14歳以下の年少人口は26,020人となっており、年少人口の割合は9.1％になっています。近年豊島区の人口は増加しており、それに伴い年少人口も増えていましたが、2022年に人口、年少人口とも減少しています。豊島区の平均年齢は44.43歳となっています。豊島区の年少人口割合は全国的に見てだけでなく、東京23区の中でも特に低い割合となっており、2021年1月の時点では23区の中で3番目に低くなっています。

また、豊島区は外国人人口も多く、外国人の住民の割合が10.2％で区部の中では2番目に多い割合となっています。外国人の年齢層として最も多いのは20代です。実際に区内の保育園等には外国籍の児童もおり、国籍として最も多いのは中国人となっています。

合計特殊出生率は2020年には、0.91％となっています。東京23区の合計特殊出生率は1.12％なので東京都の中でも低いということがわかります。また、豊島区の合計特殊出生率2017年まで上昇していましたが、それ以降は減少傾向にあります。”

豊島区の保育所数

豊島区には認可保育所が92、内訳としては区立認可保育所が17、公設民営認可保育所が2、私立認可保育所が73あります。また、認定こども園が1、地域型保育事業施設として小規模保育事業が21、家庭的保育事業が2、居宅訪問型保育事業が4、企業主導型保育事業が10あります。これ以外に東京都に届けられている認可外保育所としてベビーホテルが10、事業所内保育施設が14、院内保育施設が2、その他の保育施設が7、居宅訪問型保育事業が4あります。さらに、東京都認証保育所が6あります。豊島区の今後に関する計画を見てみると、私立認可保育所の誘致など、今後も保育施設の整備は必要に応じて進められていくことになっているようです。

待機児童の状況

豊島区の待機児童数に関してですが、2017年に0人を達成しており、2019年には待機児童の定義が変わったことを受け16人になっていますが、2020年以降は0人に戻っています。豊島区の年少人口は増えている中で0を達成しているということは、増加に伴い整備がなされている結果だと言えます。今後も保育施設のニーズは十分にあり、保育士のニーズもある地域だと言えます。

豊島区の保育士の平均給与は?

豊島区の保育士の収入に関してですが、求人サイトで調べてみると、東京都全体の保育士の平均月収が230,000円を超えるくらい、時給が1,200円くらいとなっています。東京都の保育士の収入は全国的に見て高くなっています。豊島区の賃金に関して見てみると、東京都の平均より高い傾向があるようです。東京都全体の平均的な収入と同じくらいか、それを少し上回る金額を平均収入として想定すると良いでしょう。

実際に求人サイトで保育士求人を見てみると、経験によって違いがあることがわかります。資格と経験が少しでもあれば、平均月収とほぼ同じ程度の求人が十分見つかります。もし、これまで保育士として長く経験を積んできたという方や、役職のついたポジションでも働けるという方であれば300,000円を超える月収も夢ではありません。ぜひご自身の経験を活かせる求人を探しましょう。また、豊島区の保育士求人の中には、保育士資格取得見込みの方も対象の経験なしでも応募できる求人もあります。これから保育士として働き始めようという方にとっては、経験を積み今後のステップアップを実現することが可能な求人が見つかる地域でもあります。

豊島区の保育士求人例

例1）豊島区駒込にある小規模保育所での保育士（正社員）

例2）豊島区駒込にある小規模保育園での保育士（パート）

豊島区で働く保育士のメリット

地域の保護者向けの子育て支援制度

豊島区で保育士として働くメリットの一つは、豊島区では出産前や在宅で子育て中の地域の保護者の子育てを支援する制度として「マイほいくえん事業」を行っているという点です。これは自宅近くの保育園を「マイほいくえん」として登録することで、来園や電話での相談をしたり、園のプログラムに参加できるという制度です。保育園が地域の子育てしている方の支援において大きな役割を担っている地域です。保育園に通っている子どもや保護者だけでなく、地域の子どもや子育て中の保護者の力になることができます。

さまざまな遊びの場の提供がある

また、豊島区は人口密度が高く、公園が少ない区で園庭のない保育園も少なくありません。その問題を解消するためにさまざまな形態の遊びの場の提供等を行っています。プレーパーク事業や保育園ワークショップなど、子どもたちが新しいものに挑戦し、楽しめる機会を設けています。また、電気自動車バスである「イケバス」を利用したお出かけなども実施しており、他の地域とはまた違った体験を通して保育を経験することができる地域です。

人口再増加中！地域の子育て支援がさかんな豊島区で働いてみませんか？

豊島区は、2014年には消滅可能性都市と指摘されるなど、年少人口の割合はそれほど高くはありませんでした。しかし多くの保育園を整備するなど子育て世代の呼び込みに力を入れ、現在は人口も増加中です。保育園が地域の子育て支援に関して大きな役割を担っており、地域の子どもたちや保護者全体の助けになることができるという点でも、保育士としてのやりがいを経験できる地域だと言えるでしょう。外国人の子どもたちも多く、そのような子どもたちや親の助けになる機会も多い地域です。
ぜひ、豊島区で保育士として働いてみませんか。