医療事務の人間関係は最悪なの?看護師との関係や悩みの理由&対処法
著者: そだねー
更新日:2024/06/10
公開日:2019/08/15
人間関係の悩みは、人と関わる仕事をする上ではなかなか避けられません。医療事務は、同僚や患者だけでなく、医師や看護師などともコミュニケーションをとる仕事です。そんな医療事務員が感じる人間関係の悩みやその理由、対処法について紹介します。
目次
医療事務の人間関係による悩みを4つ紹介
医療事務には、人間関係について悩みを抱えるシーンがいくつかあります。なぜ人間関係に悩みを抱えてしまうのか、その主な原因を4つ紹介致します。
・女性が中心の職場である
・看護師や医者など関わる相手が多岐に渡る
・患者からのクレームを対応する
・忙しさやストレスで職場の空気が悪くなる
女性が中心の職場である
医療事務は男性よりも女性の方が圧倒的に多く、女性中心の職場と言えます。女性は比較的仲間意識が強い方が多く、女性中心の職場環境に苦手意識がある方にとっては、人間関係が億劫に感じることもあるようです。
看護師や医者など関わる相手が多岐に渡る
医療事務は、自分とは違う職種や、違う年代の職員との関わりも多く、価値観の違いに苦労することも。医療事務は、患者とだけ関わるのではなく、医師や看護師との連携も求められる仕事であり、病院には若い方から年配の方まで、幅広い年代の方が働いています。中には医師や看護師の立場が強く、事務職が弱い立場になっている病院もあるようです。
患者からのクレームを対応する
医療事務は窓口業務も行います。そのため、患者からのクレームを一番初めに聞き、対応することが多いです。クレームの中には、医師や看護師の対応が気に入らないなど、直接医療事務が関係していない内容もあります。その際には患者と職員、どちらにも配慮した対応が必要です。また、患者同士でトラブルが起きた際も、医療事務が仲裁することが多いです。
忙しさやストレスで職場の空気が悪くなる
医療事務は事務職ですが、ずっと座って自分のペースで仕事ができるわけではありません。病院が混雑する時間帯は患者対応に追われながら、正確な仕事も求められます。さらに、患者の命を預かる現場だからこそ、独特の緊張感もあり、忙しさやストレスによって職場の空気がピリピリしてしまうこともあります。
医療事務で人間関係を良好に保つ4つの方法
医療事務に人間関係の悩みが多いとはいっても、どこの病院でも人間関係が悪くなっているわけではありません。人間関係を良好に保つためには、方法があります。ここではその方法を4つ紹介します。
・なによりまず自分のスキルアップ
・明るく元気にコミュニケーションをとる
・1人で悩まずに人に相談する
・いっそのこと転職する
なによりまず自分のスキルアップ
仕事ができるようになれば、仕事のことで責められることは少なくなるでしょう。人間関係がうまくいかない原因に自分のスキル不足があるのなら、積極的に勉強を重ねるなど、一人前として認められるように努力することも必要です。病院によっては、勉強して医療事務に関する資格を取得すれば、給料に手当が加算されることもあります。
明るく元気にコミュニケーションをとる
自分から明るく元気にコミュニケーションをとることで、気持ちの良い関係性を築くことができます。感謝や喜びなどのポジティブな気持ちは、積極的に発することが大事です。また、逆に人の悪口は職場の雰囲気を悪くします。だれかに悪口の話題を振られても「そうなんですか、知らなかったです」など、一緒に悪口を言わないように返事をしましょう。
1人で悩まずに人に相談する
つらくなった時は、信頼できる人に相談しましょう。1人で悩むより、話を聞いてもらうことで気持ちが軽くなることもあります。また、第三者の意見を聞くことで、自分では思い付かなかった解決策や気づきを得るかもしれません。相談する際には、ただ愚痴や陰口を言うのではなく、前向きにどうすれば良いのか考える姿勢でいることが解決への第一歩です。
いっそのこと転職する
いくら自分で努力をしてみても、人間関係のストレスがすべて解消するとは限りません。どうしても人間関係でつらい思いをし続けるようなら、いっそのこと転職するのもひとつの解決方法です。医療事務の求人数はたくさんあります。未経験者よりも経験者が優遇されやすい医療事務なら、別の病院でも働けるチャンスは多いでしょう。
人間関係が難しい!それでも医療事務を続ける理由やメリット
医療事務は人間関係について悩むこともありますが、それでも続けることができるほど、やりがいもある仕事です。医療事務を続ける理由やメリットを3つ紹介します。
・感謝されることも多い仕事である
・ライフスタイルに合わせた働き方を選べる
・医療現場の仕事を学ぶことができる
感謝されることも多い
医療事務は病院内で患者と距離の近い窓口役であるため、帰り際の患者から感謝の言葉を頂ける機会が多いです。病院やクリニックは、患者の体調不良を治す、人々の暮らしに重要な施設。そこで働く医療事務は、患者を支えるスタッフとして、社会貢献していることを実感しやすい仕事でもあります。
ライフスタイルに合わせた働き方を選べる
医療事務は、正社員以外でも、パートや派遣社員といった雇用形態もあります。育児でしばらく主婦をしていたなど、会社勤めから離れていた人にとっても復帰しやすい仕事です。育児や介護、家事との両立のために、フルタイム勤務がしにくくても、多様な雇用形態がある医療事務なら働き方を選ぶことができます。
医療現場の仕事を学ぶことができる
医療事務は医療行為に直接携わることができませんが、医療現場で働くので医療について学べることは多いです。中には、看護師の資格取得を目指すため、医療事務をしながらお金を貯めている人もいます。これから先、医療業界で働きたいと考える方にとって、医療事務の仕事は身近な場所で勉強ができる良い機会です。
医療事務は人間関係で悩みもあるが、たくさんの感謝を受けるやりがいのある仕事!
医療事務は、患者のみならず、同僚や医師・看護師など多くの人と関わる仕事のため、コミュニケーション能力が求められます。それ故に、人間関係で悩む医療事務員も多いです。しかし、人間関係の悩みは自身のスキルアップや、人との関わり方を変えることで改善する可能性があります。また、医療事務はつらいこと以上に人から感謝され、やりがいを得られる仕事です。
もし今の職場がつらいと感じているなら、医療事務の求人を覗いてみてはいかがでしょうか。医療事務の求人は多数あります。今よりも自分に合った職場が見つかるかもしれませんよ。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。