【例文や回答例あり】医療事務の転職理由は?履歴書への書き方も徹底解説
著者: そだねー
更新日:2025/03/25
公開日:2020/02/06
医療事務への転職活動を進める際に、必ず考えなければいけない転職理由。これをどのように伝えるかで採用担当者へ与える印象に大きく影響し、採用可否にも関わります。この記事では、医療事務未経験者、経験者とも参考になる転職理由の書き方を、具体的な例文も交えて解説します。
目次
Q.医療事務の転職理由で採用担当者に好印象を与えるにはどうすればいいですか?
Q.医療事務から異業種へ転職する際に転職理由はどう伝えるべきですか?
Q.人間関係が原因で辞めた場合に転職理由は正直に言ったほうがいいですか?
よくある医療事務への転職理由は?
経験者 | 未経験者 |
---|---|
・スキルやキャリアアップを行う ・前職の職場環境や人間関係へ不満がある ・結婚や出産後の復職などライフスタイルの変化がある |
・未経験からでもチャレンジできる ・長く安定して働けるイメージがある ・結婚や子育てなどライフスタイルの変化がある |
医療事務への転職理由は、経験の有無によって異なる傾向があります。ここでは、経験者と未経験者それぞれのよくある理由を解説します。
経験者の医療事務への転職理由
医療事務経験者が転職する理由として多いのは、より高度なスキルを身につけ、キャリアアップを図りたいというケースです。また、前職の職場環境や人間関係にストレスを感じ、働きやすい環境を求めて転職を決める方も少なくありません。
さらに、結婚や出産後、家庭との両立を考え、勤務時間や勤務地などライフスタイルに合った職場への転職を選択するケースもあります。
未経験者の医療事務への転職理由
医療事務が未経験者に人気の転職先となっている主な理由としては、専門的な資格がなくても挑戦できる点が挙げられます。また、病院やクリニックなどで安定して長く働けるイメージも強いため、将来を考えて選ぶ方も多いでしょう。
さらに、結婚や出産後など、ライフスタイルの変化に合わせて働き方を調整しやすい職種であることも、未経験から医療事務への転職が選ばれる理由の一つです。
医療事務に採用される転職理由の書き方・例文
転職理由は「なぜ志望先の職場に転職したいのか」を伝える、いわゆる志望動機ともいえます。ここでは医療事務の経験者と未経験者に分けて、採用されるコツについて、まず例文を、それから重要なポイントを詳しく解説します。
未経験者
【例文】
前職はアパレルショップで販売の仕事をしておりました。一人ひとりのお客さまのお話を聞き、その方に合った洋服を提案することにやりがいを感じていましたが、より専門的な知識やスキルを身につけたいと考え、医療事務の仕事を希望しています。貴院で働かれている医療事務の方々が、忙しくでも笑顔を絶やさず患者さまをサポートしているのを目にし、私もスタッフの一員として貢献したいと思いました。未経験ですが、これまで培ってきたコミュニケーションスキルを生かしながら、新しいことを学んでいきたいです。
【ポイント】
受付や事務など、仕事内容が多岐にわたるのが医療事務です。医療事務の経験はなくても、接客や販売、その他の一般事務での経験を生かすことができる場面はたくさんあります。正社員のほか、アルバイトやパートで経験してきたことも振り返ってみましょう。
経験者
【例文】
貴院を志望したのは、一人ひとりの患者さまに寄り添った対応をしていきたいと考えたためです。前職では1日の患者来院数が○人と多く、なかなか一人ひとりの方としっかり時間を使って向き合うことが難しい状況でした。地域に根ざした温かい医療提供を目指す貴院で、これまで医療事務として培ってきた迅速で正確なスキルを生かしながら、一人ひとりの患者さまのサポートをしていきたいと考えています。
【ポイント】
経験者は、これまで医療事務として働いて感じてきたことを振り返りましょう。医療業界でこれからどのように働いていきたいのか、そして、これまで培ってきた知識やスキルをどのように志望先で活かせるかということを、自身の経験を基に具体的に伝えることがポイントです。
医療事務への転職理由でアピールしたいポイント4つ
医療事務への転職理由でアピールしたいことは、主に下記の4つです。これから医療事務の選考を受ける場合は、これらポイントを意識してあらかじめ転職理由の伝え方を考えておきましょう。
やりたいこと、できること
どんな仕事でも、大変なことはつきものです。それでもがんばろうと思えるのは、その仕事に対して「やる気」があるからでしょう。
採用担当者は、とくに未経験の場合、医療事務に興味・関心、強い思いがあるかをチェックしています。医療事務としてやりたいこと、活かせる能力や経験、資格を伝えてやる気をアピールしましょう。
経験者は即戦力として活躍できることを示すため、持っているスキルや経験を具体的に伝えることが大切です。
将来のビジョン、目指すキャリア
医療事務として働くことで、何を成し遂げたいのか、将来自分がどうなりたいのかを伝えましょう。長期的な視野を持っているアピールをすることで、向上心があり、長く働いてもらえそうだと採用担当者に好印象を残すことができます。
未経験でも、資格取得を予定しているなど将来的に展望を話すのがおすすめです。
仕事に対する向き合い方
医療事務を志望する人の中には、責任を持って働きたいけれど、子どもがまだ小さくフルタイムでは働けないという人もいるでしょう。ワークライフバランスを両立するためパートの雇用形態を選んでいるなど、お互いに対する理解を深めるために、仕事に対する向き合い方もしっかり伝えましょう。
入職した後のトラブルも未然に防ぐことへつながります。
その病院・クリニックを選んだ理由
どんな病院・クリニックでも当てはまりそうな転職理由では、採用担当者の心に残りません。志望先の特徴や基本理念、自分が通院した際のエピソードなど、具体的な理由を交えることで志望度が高いことをアピールできます。
自分なりのストーリーを組み込むよう、意識しましょう。
医療事務への転職理由で伝えるべきでないポイント3つ
転職理由は、本当のことであっても、志望先に伝えるべきではないこともあります。機密情報を口外しない他にも、たとえば、次のようなネガティブな内容を伝えるのは注意が必要です。
・人間関係の不満
…同僚と合わない、上司が適切に評価してくれないなど
・仕事内容に対する不満
…単調な仕事でつまらない、想像していた仕事内容と違ったなど
・会社や医療機関に対する不満
…経営ビジョンが見えないなど
こうした内容を転職理由としてそのまま履歴書に書いてしまうと、採用担当者に「うちに入社してもまた同じように不満を持って辞めてしまうかも」と思われる可能性が高くなります。採用選考では「スキルアップを目指したい」「医療に携わることで、多くの人たちの役に立ちたい」など、ポジティブな点を強調するようにしましょう。
一般事務や接客業などの異業種から医療事務へ転職する理由
他の医療事務の方がどんな理由で医療事務を目指したのか、気になる人もいるでしょう。医療事務は未経験無資格でも応募できる求人があるので、これまで医療業界とは無縁だった方も応募しています。その場合、医療業界に進むメリット、挙げられる転職理由には次のようなものがあります。
・医療業界へ進むことができる
専門性の高さから、年齢に関係なく活躍し続けることができる医療の仕事。高齢化が進むこれからはニーズもますます高まるでしょう。そんな医療業界へ進むため、医療事務を始める人も多いです。
・人の健康や命を救う手助けができる
医師や看護師など他の医療スタッフと連携し、チームの一員として人の健康や命を救う医療事務。患者さんから直接感謝の声をかけられることも多く、大きなやりがいを感じられます。医療事務は「人のために働きたい」、そんな人にピッタリな仕事です。
医療事務から医療事務へ転職する理由
医療事務職の活躍の場はさまざま。医療事務として働き続けたいけど、別の医療機関に職場を変えたいという方もいるでしょう。ここでは、病院からクリニックへ転職する際の理由と、逆にクリニックから病院へ転職する際のメリット、転職理由について説明します。
また、病院とクリニックの大きな違いは病床数です。20床以上ある医療施設を病院、19床以下をクリニックと呼びます。それではこのことを踏まえて、医療事務の職場を変える際の転職理由を見ていきましょう。
クリニックから病院へ転職する理由
規模の大きな医療機関で多くの患者を救いたい
病床数の多さからもわかるように、病院は規模が大きく、その分来院患者数も多いです。また、病院では、内科や外科、耳鼻科など複数の診療科を設けていることもあります。クリニックへの転職は、さまざまな不調や悩みを抱える患者について知りたい、一人でも多くの患者をサポートしたいなどが挙げられます。
特定の業務に特化して仕事を進めていきたい
病院は患者数だけでなく、働いている医療事務スタッフ数もクリニックより多いです。そのため効率的に仕事を進めることができるよう、受付やレセプト業務、クラーク業務などを分担する傾向にあります。特定の業務に特化して仕事を進めたい、スキルアップを目指したい人におすすめでしょう。
病院からクリニックへ転職する理由
医療事務の業務に一通り関わりたい
クリニックは医療事務スタッフの数も少ないので、受付やレセプト業務、クラーク業務といった一通りの医療事務業務に携わることができます。さまざまな業務をこなし、幅広いスキルを身につけたいなら、クリニックでの勤務をおすすめします。
地域と密接につながりのある医療機関で働きたい
クリニックは、多くの人が体調に異変を感じたときにまず訪れる、街のかかりつけ医としての役割も果たします。また、病院と比べて来院患者数が少ないクリニックでは、その分、一人ひとりの患者に寄り添った対応を心掛けられます。一人ひとりの患者とじっくり向き合い、地域に貢献したいという理由でクリニックを選ぶのも良いでしょう。
医療事務の面接で転職理由を伝える注意点3つ
医療事務の面接で転職理由を伝える際は、内容だけでなく伝え方にも注意が必要です。ここでは具体的なポイントを解説します。
ネガティブな表情や口調で話さないよう注意する
面接では、転職理由を伝える際の表情や口調にも気を配りましょう。医療事務は患者さんへの接遇やコミュニケーション力が重要視されるため、ネガティブな態度や暗い口調は悪印象を与えてしまいます。
面接官は言葉だけでなく、表情や態度からも応募者の人柄を評価します。前向きな内容を明るく落ち着いた口調で話すことで、印象もよくなります。
前職の不満は前向きな理由に言い換えて伝える
前職に対する不満をそのまま伝えてしまうと、採用担当者にマイナスの印象を与えかねません。たとえば、「職場の人間関係が悪かったから辞めたい」などの本音をそのまま話すのではなく、「チームワークを大切にする環境でスキルを伸ばしたい」といった前向きな表現に言い換えます。
不満を直接述べず、転職で実現したいことに変換して伝えると、好印象です。
転職理由と志望動機を一致させ具体的に説明する
転職理由は志望動機と一貫性を持たせることが重要です。面接官が納得するためには、「なぜ前職を辞めたのか」と「なぜ当院を志望したのか」が論理的につながっている必要があります。
「前職では経験できなかった専門的なレセプト業務に挑戦したい」など、具体的な目標や動機を盛り込んで話すと、説得力があり、採用担当者にも伝わりやすくなります。
医療事務の転職理由に関するよくある質問
Q.医療事務の転職理由で採用担当者に好印象を与えるにはどうすればいいですか?
Q.医療事務から異業種へ転職する際に転職理由はどう伝えるべきですか?
ここでは、医療事務の転職理由に関するよくある質問をまとめています。転職理由がうまくまとまらず困っている方はぜひ、ご一読ください。
Q.医療事務の転職理由で採用担当者に好印象を与えるにはどうすればいいですか?
A. 前向きな理由とともに、転職で実現したい目標を具体的に伝えることが効果的です。
採用担当者には前向きで具体的な転職理由を伝えることが大切です。たとえば「スキルアップを図りたい」「より幅広い業務経験を積みたい」といった積極的な姿勢が感じられる理由が効果的でしょう。
ネガティブな理由であっても前職批判は避け、転職によって実現したいことを明確に示すと好印象を与えられます。
Q.医療事務から異業種へ転職する際に転職理由はどう伝えるべきですか?
A. 医療事務で培ったスキルを、異業種でも活かせることを伝えるとよいでしょう
異業種へ転職する場合は、なぜその業界に魅力を感じているかを明確に伝える必要があります。医療事務で得たコミュニケーション能力や事務処理能力などの経験を、新たな業界でどのように活かせるのかを具体的に示しましょう。
前職への不満ではなく、新しい分野への熱意や前向きな姿勢を強調すると伝わりやすくなります。
Q.人間関係が原因で辞めた場合に転職理由は正直に言ったほうがいいですか?
A. 正直に言うのは避け「新しい環境で挑戦したい」と前向きに伝えるのが適切です。
人間関係が原因の場合、正直に伝える必要はありません。理由として伝える際は「職場環境を変えて、新たなチャレンジをしたい」など前向きな表現に言い換えるのが適切です。
採用担当者は応募者が職場で円滑な人間関係を築けるかを重視しますので、過去のトラブルをそのまま伝えると印象が悪くなりかねません。
Q.転職回数が多い場合に医療事務の転職理由をどう説明すればいいですか?
A. 一貫したキャリアビジョンを示しましょう。
転職回数が多い場合でも、一貫したキャリア目標や成長意欲を伝えることが重要です。転職経験から得た知識やスキルを具体的に述べ、短期間での転職がキャリア形成の一環であったと説明できれば、納得感が高まります。
回数の多さを過度に気にせず、ポジティブな面を強調して自己PRにつなげるとよいでしょう。
医療事務への転職理由はポジティブに仕事の熱意や今後のキャリアプランを伝えよう
医療事務に転職したいと思ったら、転職理由の伝え方をしっかり考えましょう。転職理由は、多くの選考で重要視されるポイントです。今回紹介したコツを押さえながら、ポジティブで熱意や今後のキャリアプランが伝わる内容にしましょう。
ソラジョブでは、医療事務について詳しく解説するコラムを多く載せています。求人情報もたくさん載せていますので、これから医療事務を目指す方はぜひチェックしてみて下さい。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。