看護助手(看護補助)あるあるを調査!仕事内容ややりがい、大変なこととは?
著者: そだねー
更新日:2023/12/22
公開日:2020/11/06
看護助手(看護補助)としてこれから働く、あるいはこれから目指す方が気になる仕事内容や、やりがいのポイントをあるあるとしてまとめました。看護助手の実態を、この機会にチェックしてみてください。
目次
看護助手のあるある①:仕事内容
看護助手(看護補助)は特別な資格がなくても働ける看護職。さまざまな職種がある医療機関のなかでも、より患者さまの身近な存在になるのが看護助手です。まずはそんな看護助手の仕事内容におけるあるあるをお伝えしていきます。
業務の幅が広い
看護助手は看護師のアシスタント的ポジションです。看護助手は看護師や准看護師のように特別な資格がないため、医療行為に関わる業務は担当できません。看護師のサポートとして医療現場に出向くこともありますが、基本的には患者さまのもとにいる時間が多いでしょう。
業務内容はそれだけにとどまらず、それ以外にも事務補助や備品チェック、清掃などその業務内容は多岐に渡ります。
介助業務が多い
看護助手は入院患者さまの身の回りのお世話をすることが多く、介助業務も大切な業務の一つ。病院には多くの高齢患者さまが入院しており、入院生活を送るなかで生活の介助を必要とする方は多くいます。また看護助手として、介護施設で働く場合もあるでしょう。その場合は特に介助業務の割合が多くなります。
介助業務はおもに配膳や給茶、シーツ交換などです。また病室の環境整備なども担当します。このように業務のなかで自然と介護に携わる業務が多いため、看護助手から介護職に転職やキャリアアップする方も少なくありません。
看護師の仕事も任されることがある
多忙な看護師は、医療行為以外は看護助手に任せることも多くなります。そのため看護助手は基本的な業務範囲だけでなく、時にイレギュラーな対応をしなければなりません。
日々新しい経験を増やし、学ぶ機会が多いのも看護助手の特徴です。
看護助手のあるある②:やりがいを感じる瞬間
働く上でどれだけやりがいを感じられるかは重要なポイントです。ここでは看護助手のやりがいを感じる瞬間あるあるについてご紹介いたします。
患者さまの笑顔が見られる
患者さまの身の回りのお世話や介助を担当する時間が長い看護助手にとって、何よりも患者さまの笑顔が見られることが1番のやりがいではないでしょうか。病気によって笑顔でいることが少ない患者さまもいます。しかし身の回りのお世話や介助で日々関わっているうちに、患者さまが心を開いてくれ笑顔を見せてくれるようになります。
患者さまが病院という場所で笑顔でいられるのは、最も身近な存在である看護助手のおかけであるといっても過言ではありません。
患者さまのちょっとした変化にも気付ける
医師や看護師に比べ、より身近な存在としての身の回りのお世話をしている看護助手は、患者さまのちょっとした変化にいち早く気づき、医師や看護師に伝えることが可能です。これは患者さまの命や安全を守っていることにつながり、看護助手ならではのやりがいが感じられる瞬間といえます。
医療に貢献できている実感がある
医療は誰もが生きていく中で必ずお世話になりものであり、医療機関は社会にとって欠かせない存在です。そのような必要不可欠な場で働くことは、人生のなかでも大きなやりがいにつながります。
直接的に医療行為に関わることはできませんが、看護助手がいなければ患者さまは快適に入院生活が送れません。そのため看護助手は縁の下の力持ちとして、病院において欠かせないポジションと言えるでしょう。
看護助手のあるある③:大変なこと・悩みごと
多忙な医療機関に従事する看護助手は、大変なことや悩みごともたくさんあります。ここでは看護助手にとって大変なことや悩みごとについて、あるあるをみていきましょう。
体力仕事である
患者さまの身の回りのお世話や介助には、それなりの体力が必要です。基本的に立ち仕事であるだけでなく、何度もしゃがんだり、時には大人の体重を支えたりする動作が発生します。
そのため体力的にきついだけでなく、腰痛に悩まされる方も多いです。自分の体を守る動作に慣れないうちは、より一層の負担を感じるでしょう。
人手が足りないときがある
医療機関は24時間体制の場ということもあり常に人手が必要ですが、基本的に人手不足のこところが多いです。
病床数が多い大規模な病院であるほど、日勤・夜勤・早番・遅番と人員を多く配置する必要があります。看護助手は看護職のなかでも時間に融通が利く方ですが、職場環境や日によっては人手が足りないことでイレギュラーな対応を求められることもあります。
看護師との関係が難しい場合も
職場ならではの人間関係の悩みもあるようです。看護助手は特に看護師との連携が非常に重要です。そのため日常でもコミュニケーションが難しくなると、連携不足により患者さまに迷惑がかかってしまいます。
どんな時でもうまくコミュニケーションをとりながら連携できるよう、日々良好な人間関係を構築しておくことが大切です。
看護助手のあるある④:不採用になってしまう人の特徴
看護助手をこれから目指す方にぜひ押さえてほしいのは、面接で不採用になってしまう人の特徴です。ここでご紹介する不採用あるあるに気をつけて面接に挑みましょう。
人柄や適性が合っていない
看護助手は気配りや優しさだけでなく、臨機応変で迅速な対応力が求められます。このような人柄や適性は面接時に必ずと言っていいほどチェックされる点です。看護助手に必要な人柄や適性を押さえた上で、面接時には意識しましょう。
経験や能力が不足している
看護助手は無資格でも働けますが、規模の大きい病院では即戦力を求めている場合もあります。そのため大きな病院や給与が相場より高い医療機関に看護助手として勤めたい場合には、経験や能力を重点的にアピールすることも重要です。
全く知識がない状態で面接を受けるよりは、事前に知識をつけておくと有利になる可能性もあります。例えば「看護助手実務能力認定試験」のような、看護助手としての知識やスキルが評価されるような試験に合格した実績があると良いでしょう。
とりあえず応募しているだけ
とりあえず医療機関で働きたい、無資格でもできるので応募したというような、看護助手に対する熱意が見られない場合は不採用になる可能性が高いでしょう。
とりあえずなんとなく応募してしまっている方は、仕事を続ける覚悟や学ぶ姿勢が足りない印象も与えてしまいかねません。志望動機や自己アピールでは「なぜ看護助手なのか」という点を深掘りして答えられるようにしましょう。
看護助手あるあるから看護助手への理解を深めよう
今回はさまざまな観点から、看護助手あるあるについてお伝えしました。看護助手は医療機関において必要不可欠な存在。人手不足の現場も多いなかで、これからも看護助手のニーズは高まっていくでしょう。
これから看護助手を目指す方は、ぜひ今回の看護助手あるあるを参考にしてみてください。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。