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医療秘書は資格が必要?資格試験の種類や難易度、独学の仕方を解説

著者: そだねー

更新日:2023/12/22

公開日:2022/08/26

医療系事務職のスペシャリストである医療秘書は、女性からも人気の高い職種です。安定した医療業界で働けることからも就職や転職を検討する方も多いですが、資格有無や取得できる資格の種類は気になる方も多いポイントではないでしょうか。そこで今回は、医療秘書の資格について詳しく解説します。

医療秘書になるには資格取得が必要か

医療秘書になるにあたり、必ずしも資格は必要ありません。そのため未経験・無資格からでも就職・転職しやすいとして、女性に人気の高い職です。

医療秘書は一般企業の事務職や秘書と大きく違いはないものの、医療業界という特性上、医療保険や医学的知識など専門的な知識が求められます。そのため就職・転職の際に資格があることで、採用に有利になり優遇されるメリットがあります。また条件の良い求人は、それだけ競争率が高いものです。そのため同時に複数の応募があった際には、経験者や有資格者が優遇されます。その中でも医療秘書未経験の方が採用を勝ち取るには、資格が大きな助けとなります。

医療秘書に求められる専門知識とは

医療秘書は医師や院長などの個人秘書となるケースと、医療事務業務を並行するケースの2通りの働き方があります。医療事務業務も担当する場合は、診療報酬を算定するレセプト業務にも携わります。レセプト業務を遂行するには、医療保険や関連法規などの知識が必要です。また個人秘書となる場合、一般的な秘書と同様にスケジュール管理などを担当するほか、学会の資料作成など医学の専門的な分野に関わることもあります。医療業界で働くことからも、医療・医学や保険、法律に関する知識を備えていることで、仕事の幅も広がります。

医療秘書の資格種類と難易度

医療秘書資格は全て民間資格となり、医療秘書になるにあたり必ず取得すべき資格はありません。しかし資格を取得しておくことで、採用に有利になり手当がつくなどのメリットが得られます。ここでは医療秘書の資格種類についてご紹介します。

医療秘書技能検定

医療秘書技能検定は歴史も長く、医療秘書資格の中でも最もポピュラーな資格です。

主催団体 一般社団法人 医療秘書教育全国協議会
試験日 年2回(6月、11月)
受験資格 誰でも受験可
概要 ・1級、準1級、2級、3級の4段階に分かれる
・準1級以上の合格で、医師事務作業補助技能認定の条件を満たす
・連続する2つの級は併願が可能
合格率 1級・準1級:約30%2級:約50%3級:約70%
出題内容 ・医療秘書実務、医療機関の組織・運営、医療関連法規
・医学的基礎知識、医療関連知識
・医療事務(レセプト作成、診療報酬点数表の理解)
受験料 1級:6,500円
準1級:5,800円
2級:5,100円
3級:4,000円
※併願は割引が適用
1級・準1級:12,300円
準1級・2級:10,900円
2級・3級:9,100円

誰もが受験可能であり、3級・2級の難易度がそこまで高くないことからも、未経験から医療秘書を目指す場合におすすめの資格です。準1級以上は難易度が高くなるため、実務経験を積んでからスキルアップのために受験することをおすすめします。

日本医師会認定医療秘書資格

日本医師会が認定する、社会的信頼の高い医療秘書資格です。

主催団体 公益社団法人 日本医師会
試験日 年1回(2月)
受験資格 日本医師会が認定した養成機関でのカリキュラムを修了または修了見込みのある者
・全日制:1年間/通信制:2年間
概要 ・カリキュラムを修了し、認定試験に合格かつ規定の秘書技能科目を取得することで認定
・日本医師会が認定する養成機関は全国に15機関ある
合格率 約90%以上
出題内容 (1)医療・保健・福祉基礎教科
・健康とは、疾病とは
・患者論と医の倫理
・からだの構造と機能
・臨床検査と薬の知識
・医療にかかわる用語
・コミュニケーション論
(2)
・医療秘書概論
・医療秘書実務
・医療情報処理学
・医療情報処理演習
・医療関係法規概論

令和3年3月時点で、11,108人の認定者がいます。養成機関での課程が必要であることからも、時間とお金のかかる資格です。しかしカリキュラムを受けることで医療秘書に必要な知識が身につきやすく、かつ合格率も高い点が特徴です。認定試験に合格後、さらに以下の規定秘書技能科目に合格することで医療秘書認定が受けられます。

第1群 第2群 第3群 第4群
秘書検定
英語検定
漢字検定
情報処理 保健請求事務 その他

上記4群の中から3群、そして各群中の1科目を選択し、計3科目の検定の取得が必要です。認定資格取得までの道のりが長い点で難易度が高い資格といえますが、将来的に長く医療秘書として従事していくのであれば、決して無駄にならない資格です。

2級医療秘書実務能力認定試験

医療秘書に必要な接遇やコミュニケーション能力、医学基礎や関連法規に関する知識を客観的に判断できる資格試験です。

主催団体 全国医療福祉教育協会
試験日 年3回(6月、11月、3月)
受験資格 誰でも受験可能
概要 ・マークシート式の学科30問、実技1問から構成
・一般受験は在宅受験が可能
合格率 60~80%
出題内容 ・学科
医療秘書に関する知識:10問
医療関連法規に関する知識:10問
医学基礎に関する知識:10問
・実技
診療報酬明細書作成:1問
※外来 上書き(頭書き)1設問、穴埋め25設問
受験料 ・一般受験:7,700円
・団体受験:7,200円

医療秘書に求められる基礎知識であり、かつ試験は年3回開催されていることからも難易度は易しめです。接遇やコミュニケーション能力、医学知識や診療報酬請求スキルなど、医療秘書に求められる知識・スキルが一括して身につけられるため、医療秘書未経験者からスキルアップを目指す経験者まで、全ての方におすすめできます。

医療秘書士・医療管理秘書士

医療秘書の初級資格が医療秘書士、その上位資格となるのが医療管理秘書士です。どちらの資格でも、医療管理秘書士の試験を受けます。また医療管理秘書士に不合格であっても、申請することで医療秘書士の資格認定が得られます。

主催団体 一般社団法人 医療教育協会
試験日 年2回(10月、1月)
受験資格 医療教育協会指定の大学・短期大学・専門学校での課程を修了または修了見込みのある者
概要 ・医療秘書よりもランクアップした上級事務職員資格が取得できる
・試験を受けることで不合格でも医療秘書士の資格が得られる
合格率 約90%
出題内容 ・医療管理学概論(医事・医療・精神保健各法を含む)
・医療秘書実務
・医事業務に関する医学一般
・維持業務に関する薬の知識(医療管理学に含む)
・医療事務総論(医療保険制度)/医療保険請求事務演習
・情報処理、実技
受験料 7,000円
※合格後の認定料:10,000円

指定学校でカリキュラムを修了する手間はあるものの必要な知識が身につけられ、かつ学校の授業をしっかりと受けて対策することで合格は難しくありません。また試験に不合格であっても医療秘書士の資格が認定できるだけでなく、試験の点数に応じて診療実務士の1〜3級のいずれかの資格も得られます。つまり試験に合格することで、最大で3つの資格取得が可能です。

医療秘書資格は独学でも取得できるのか

医療秘書資格は、全体的に合格率も高いことから独学でも取得可能です。特に医療秘書技能検定の3・2級は、医療業界未経験者でも独学で取得しやすい資格です。一方指定学校でカリキュラムを修了する必要があるなど、資格によって時間とお金の面で手間のかかるものもあります。しかし試験の難易度は高くなく、授業をしっかりと受けて試験対策をすることで合格の可能性が高い点は嬉しいポイントです。そのため時間とお金に余裕がある、独学が不安などの場合は、受験資格が必要な資格を取得するのも1つの方法です。
また学校には通わないが独学が不安といった場合には、通信講座の受講がおすすめです。通信講座であれば好きな時間に勉強できる、かつ手厚いサポートが受けられます。

医療秘書は資格が必須ではないが、資格取得することで多くのメリットがある!

医療秘書は医療系事務職のスペシャリストとして、安定した医療業界で活躍できる職種です。資格は必須ではありませんが、取得しておくことで採用や手当などの待遇面などでメリットがあります。全体的に試験の難易度も高くなく、独学で取得可能な資格もあります。医療秘書への就職・転職を検討している場合、合わせて医療秘書資格も取得してみてはいかがでしょうか。

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そだねー

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北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。

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