40代パートの強みやおすすめの職種とは?志望動機の例文や履歴書の書き方も紹介!
著者: そだねー
更新日:2023/12/22
公開日:2023/02/02
40代でパートを探すにあたって、20代や30代の時と同じような勤務先・勤務方法でいいのかと悩む人も多いのではないでしょうか。40代には、40代だからこその強みがあります。ここでは、そんな40代の強みやおすすめの職種を紹介。また、職種に合わせた具体的な例文を踏まえつつ、志望動機など履歴書の書き方も解説します。
目次
パート探しにおける40代であることの強みと弱み
40代になると、体力面だけでなく「新しいことに取り組む上で柔軟に吸収していけるか」という点にも、不安を感じることがあります。そのため、20代や30代に比べパート探しを難しく思う人もいるのではないでしょうか?
しかし、40代には40代ならではの強みがあります。40代の強み・弱みを整理して、最適なパート探しにつなげていきましょう。
強み
40代の強みの一つは「対応力」です。40代の人は今まで重ねた経験や社会的な立場から、若年層よりも丁寧な言葉遣いや礼儀作法が身についている場合が多いでしょう。そのためコミュニケーションスキルが高く、パートを始めても職場の人とうまく関係を築きやすいことが特長です。また、子育てを経験している人も多いため、視野が広く、細やかな気配りや臨機応変に対応できる力を持っている人も多いのではないでしょうか。 二つ目の強みは「勤務可能時間」です。企業にとって人手の確保が難しいとされる平日の日中に働けることは、パート探しで大きな強みになります。
弱み
40代のパート探しにおける弱みは、「20代・30代に比べると求人数が少ない」ことです。
また、仕事を始めると年下の人が上司になることも多く、気を違わなければいけない場面もあるでしょう。
また、年齢を重ねている分、仕事で即戦力になることを求められることもあります。
40代が正社員ではなくパートとして働く利点
40代の働き方としてパートがおすすめである理由として、まず「正社員よりもパートの方がハードルが低い」ことが挙げられます。パートであれば未経験や無資格OKの仕事が多くあったり、年齢制限も少なかったりするため、働ける職種の選択肢が広がります。
またパートであれば、勤務時間が選べるのも大きな魅力です。家事や育児との両立がしやすいので、扶養内に収まるようにシフトを調整して働けます。
40代のパート探しで成功するためのコツ
40代のパート探しで成功するためのコツは「自分の経験で得た強みを認識し、それを活かすこと」です。たとえ前に仕事をしていた時からブランクがあっても、ブランク期間に経験してきたことが強みの一つになります。例えば、子育ての経験や家事などで得た知識や手際の良さは、経験していなければすぐに身につくものではありません。
ブランクの期間を「何もしていなかった」と捉えるのではなく、取り組んできたことや、過ごしてきた時間の中で経験したことをしっかりアピールしていきましょう。
40代パートの履歴書・志望動機で詳しく書くべきポイント
・なぜその企業や仕事内容に興味を持ったのか
・どういう風に貢献できるのか
・何がブランクの理由なのか
志望動機には「なぜこの仕事にチャレンジしてみたいと思ったのか」や「どういう風に企業に貢献できるのか」といった内容が必要です。また、40代はブランクのある人も多く、選考時にブランクをどう説明できるかが印象を左右します。
ここでは、40代でパートに応募する際に、特にどんなことを履歴書に詳しく書くべきなのかを解説します。
なぜその企業や仕事内容に興味を持ったのか
パートの仕事に応募を決めた理由は「家から近いから」「自分の求めている条件に合うから」「子育てが落ち着いてパートがしたくなったから」など様々でしょう。しかし、その理由は個人的な事情であって、そのまま書いても「企業」や「職種」を希望する理由としては弱いです。
応募する職種への思いを整理するのはもちろん、今の自分の状況について書き方を工夫し、企業にとってメリットがある人材だと認識してもらえるよう心がけましょう。
例えば「個人の事情が企業にどのようなメリットをもたらすのか」と視点を変えて考え、アピールしてみてはいかがでしょうか。
個人の事情 | 企業のメリット |
---|---|
家から近い | 交通費を安く抑えられる |
求めている条件に合う | 長く働いてくれる |
子育てが落ち着いたから働きたい | 家庭と仕事の両立ができる |
どういう風に貢献できるのか
もちろん、企業は貢献度の大きな人材を求めています。そのため、まずは応募する企業がどういう人材を求めているかを理解することが大切です。企業の求めている人材像を理解した上で、自分がそのポジションでどう貢献できるのかを書くことで、採用されやすくなります。
例えば、40代の強みとして挙げた「平日の日中に働けること」は、メリットと認識する企業も多いでしょう。
仕事の選考では、今までの仕事における経験をアピールしたくなりますが、前職からブランクが長い場合は、注意が必要です。即戦力として期待され過ぎてしまう可能性もありますので、前職での経験をあまりアピールしすぎず、ブランク期間の経験などを交えて伝える方が賢明です。
何がブランクの理由なのか
40代でパートを探す場合、長いブランクを心配に思う人もいると思います。ブランクを隠したいと思う人もいますが、正直にブランクがあることと、ブランクの理由を伝えることが大切です。
また、ブランク中に何か頑張ったことがあれば、それを履歴書に記載するのもよいでしょう。例えば、ブランクの期間に応募する企業や職種で役立つ資格を取得している場合は、ぜひその内容を記載しましょう。また、家事や育児を頑張ってきた経験も、職種によれば大きな強みになります。
ブランクについて、マイナスに捉えすぎて隠したりせずに、ブランクはあるけれど採用されたら一生懸命学び長く働いていきたい、という姿勢を見せることが大切です。
40代パートの志望動機の例文
志望動機は、履歴書を書く上で悩むポイントです。ここでは、自分自身の経験や仕事に対する思いをしっかりアピールするために、いくつか具体例を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
医療事務の例
以前から、人々を支える医療のお仕事に興味を持っておりました。家族の介護を経験する中で、医療機関との関わりが増え、医療の重要性を実感し、医療に携わるお仕事がしたいとより強く思うようになりました。
その中でも資格が不要なこと、また前職の事務職経験を活かせると考え、医療事務のお仕事に応募いたしました。家族の介護があったため4年間のブランクがありますが、前職で培ったパソコンスキルを活かし、早く貴院の力になれるよう努めていきたいと考えております。
介護士の例
以前、祖父との面会を理由に介護施設を訪れた際、職員の方々の明るく元気に働く姿や、細やかな気配りに感動し、介護士として働きたいと考えるようになりました。
貴施設を志望した理由は、徒歩でも10分で通えるため、交通費をかけることなく、家庭と両立しながら働くことができると思ったからです。未経験ではありますが、子育てで培った臨機応変さや、視野の広さを活かし貢献できるよう努めていきたいと考えています。
保育補助の例
3人の子供の子育てを経験し、子育てに悩みを抱える保護者の方の役に立てるのではないかと考え、保育補助の仕事に応募いたしました。
私が子育て時、子どもとのかかわり方に悩んでいた時にアドバイスをくれたのは、保育士の方でした。その経験から、子育てが終わった今自分も経験を活かし、悩んでいる保護者の方の役に立ちたいと思っています。 無資格ではありますが、これまでの経験を活かして、子どもたちの成長を支えられるよう精進したいと思います。
40代におすすめのパート
ここでは、40代の人に特におすすめのパートを紹介します。なかなかパートが決まらない、どんなパートにチャレンジしてみたらいいかわからないと悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
医療事務
医療事務は専門職のイメージがありますが、意外と未経験や無資格でもOKという募集が多くあります。また、求人数が多く時間の融通が利きやすいことが特徴です。基本的なパソコン操作が必須となりますので、事務関係の仕事をしたことがある人におすすめです。
介護士・看護補助
求人数が多く、未経験や無資格でも入職できることが多いのが介護士や看護補助です。女性が多く、人との関わりがメインの職種なので、これまでに培ってきたコミュニケーション能力が活かせます。どちらも責任の大きい仕事ですが、その分やりがいも大きいのが特徴です。
保育補助
短時間から働けるパートやアルバイトの求人が多く、無資格でもチャレンジできるのが保育補助のお仕事です。これまでの子育ての経験が、お客様である保護者の安心につながります。即戦力になれる仕事でもありますので、自信を持ってチャレンジできるでしょう。
飲食業
日常的に料理をしている人が即戦力になれる可能性が高いのが、飲食業のキッチンです。料理のスキルが特別高くなくても、食器洗いや調理補助などのお仕事から、少しずつステップアップできることも。人前に立つのが苦手な人にとっても、おすすめの職種です。
清掃員
オフィスビルや学校内の清掃、ハウスクリーニングなど、様々な場所での募集がある清掃員のお仕事。これまでにしてきた家事の経験がそのまま活かせ、自分の強みになるので、仕事のブランクを感じさせずに始められます。黙々と作業に取り組むことのできる人におすすめの職種です。
40年間の自分の経験は、全て強みになる
仕事から離れ、家事や育児に専念してきた時間はブランクと言われ、パートに応募する際、不利になると考えがちです。
しかし、その期間にしてきた経験を活かせる職種に応募し入職すれば、経験が強みになります。自分の強みや得意なことを今一度考え、自分に合った職種に応募してみましょう。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。