手渡しでも封筒は必要?封筒の書き方・入れ方などを解説
著者: そだねー
更新日:2023/04/21
公開日:2023/04/21
転職活動していると、履歴書を手渡しまたは郵送する機会が多くあります。履歴書を手渡し・郵送するにあたり、用意すべきものが封筒です。もちろんメインで重要なのは履歴書本体ですが、封筒からもビジネスマナーがチェックされています。そこで今回は、履歴書の封筒について書き方や入れ方などを詳しく解説します。
目次
手渡しでも履歴書の封筒は必要?
履歴書は手渡しの場合でもそのまま持参せず、封筒に入れることが基本のマナーです。封筒に入れる際は、履歴書を含む応募書類を全てクリアファイルに入れてから封筒に入れる必要があります。なぜなら、封筒だけでは書類の折れや汚れを防ぐことができないからです。
履歴書を手渡しするときのマナー
履歴書を手渡しする際、面接官に直接渡す場合と受付に渡す場合で封筒の扱いが異なります。面接官に直接履歴書を渡す場合は封筒から取り出して、受付で渡す場合は封筒に入れたまま渡すことがマナーです。面接官へ渡す際は、封筒から取り出してクリアファイルのまま手渡しします。そして面接官でも受付でも、履歴書を渡す際は相手側から見て正しい方向になるよう両手で差し出しましょう。渡す際に「本日はよろしくお願いいたします。」と一言添えると丁寧な印象が与えられます。
履歴書の封筒はどこで買う?サイズや色の選び方
履歴書を入れる封筒は、コンビニや100円ショップ、スーパーや文具店などさまざまな場所に売っています。購入場所に指定はないため、下記サイズ・色の封筒を見つけてみてください。
履歴書の封筒サイズ
履歴書を入れる封筒のサイズは、手渡し・郵送どちらの場合もA4・B5サイズを折り曲げずに入れられる「角形2号」または「角形A4号」です。履歴書以外にも入れる書類があり厚みが出そうな場合は、余裕のある角形2号がおすすめです。なお、転職ではバイトやパートのように履歴書を三つ折りにして封筒に入れるのは控えましょう。
履歴書の封筒の色
封筒の色は、白がベストです。茶色や薄茶色の封筒でも問題ありませんが、白い封筒の方が上品な印象です。そして、封筒は必ず無地のものを選びましょう。
【手渡し・郵送】履歴書の封筒の書き方
ここでは、手渡しと郵送の2つのパターンから履歴書を入れる封筒の書き方を解説します。封筒を書く際は、必ず黒のボールペンまたは宛名書き用のサインペンを使用しましょう。黒ボールペンの場合は、1.0ミリ以上の太いペンがベストです。水性ペンや油性マジックは、滲みや裏写りする恐れがあるため避けてください。そして、宛名は横書きよりも縦書きが一般的です。
【手渡し】履歴書の封筒の書き方
表 | ・右下に赤文字で「履歴書在中」または「応募書類在中」と記載 |
---|---|
裏 | ・左部に「現住所」「氏名」を記載 |
履歴書を持参して直接手渡しする場合、封筒の表面に会社の宛名を書く必要はありません。裏面は郵送と同様に、左部分にご自身の現住所と氏名を記載します。
【郵送】履歴書の封筒の書き方
表 | ・右部分に「郵便番号」「会社住所」を記載 ・中央に「社名」と「宛名」を記載 ・個人宛の場合は「所属部署・課・役職名」「○○様」と書く ・会社宛の場合は「部・課」「採用担当 御中」と書く ・右下に赤文字で「履歴書在中」または「応募書類在中」と記載 |
---|---|
裏 | ・左部に「現住所」「氏名」を記載 |
社名は正式名称で、かつ「株式会社」や「有限会社」は省かずに書きましょう。株式会社を(株)と略すのもNGです。また株式会社の表記は社名の前と後どちらにつくかが会社によって異なるため、間違いのないよう事前にきちんと確認してください。そして宛名は個人宛の場合は「様」を、会社宛の場合は「御中」を使用します。個人宛では採用担当者のフルネームがわからない場合は、名字のみでもOKです。名前もわからない場合は、「ご採用担当者様」の記載でも問題ありません。
履歴書の封筒の入れ方
次に、封筒の入れ方についてみていきます。
書類はクリアファイルに入れる
手渡しでも郵送でも、履歴書を含む応募書類は折れや汚れを防ぐためにA4クリアファイルに入れてから封筒に入れるのがマナーです。クリアファイルに入れる際、封筒から取り出した時に上下が逆にならないよう気をつけましょう。
履歴書を含む応募書類を入れる順番
① 送付状(郵送時のみ)
② 履歴書
③ 職務経歴書
④ その他応募書類(ある場合)
クリアファイルに上記順番で書類を揃えてから、封筒に入れます。その際は、上下・裏表が逆にならないように気をつけてください。
糊付けして「〆」を書く
郵送の場合、封筒は必ず糊付けしてから封の中央に「〆」を書いて投函しましょう。液体のりですと出過ぎてしまうこともあるため、スティックのりまたはテープのりがおすすめです。糊以外であれば、両面テープでも良いでしょう。どの方法でもヨレがないように気をつけて、はがれないようにしっかりと封をしてください。
履歴書を封筒に入れる際の最終チェック
郵送の場合、履歴書を含む応募書類を封筒に入れて封をすると基本的には取り出せません。もちろん封を開ければ取り出すことは可能ですが、封筒は新しいものを用意して宛名などを書き直さなくてはなりません。そうならないためにも、履歴書を含む応募書類そして封筒の下記ポイントを最終チェックしましょう。
・履歴書を含む応募書類に誤字脱字はないか
・必要項目は全て記入されているか
・履歴書の証明写真は正しく貼られているか
・送付先住所、宛名に間違いがないか
履歴書の郵送方法・料金
最後に、履歴書を郵送する場合の郵送方法や料金をご紹介します。
郵送は普通郵便でOK!郵便局窓口での郵送がおすすめ
履歴書を含む応募書類の郵送は、普通郵便扱いで問題ありません。切手を貼ってポスト投函する方法が一般的ですが、おすすめは郵便局窓口です。なぜなら切手の場合、料金が不足すると返送されてしまうからです。切手料金は郵便物の重量によって異なるため、ポスト投函する場合は事前に重量を確認し、不足がない額の切手を用意しましょう。なお、履歴書は信書扱いとなるため、メール便や宅急便での送付はできません。
切手料金の目安
履歴書を入れる封筒サイズは、定形外郵便物に該当します。日本郵便のホームページによると、履歴書を入れる封筒サイズの切手料金と重量は以下の通りです。
重量 | 切手料金 |
---|---|
50g以内 | 120円 |
100g以内 | 140円 |
150g以内 | 210円 |
250g以内 | 250円 |
書類の提出期限が近い場合は速達で送ろう
履歴書は提出期限に余裕を持って郵送することがベストですが、万が一提出期限直前になってしまった場合は速達で送りましょう。提出条件で「必着」とある場合は記載日より前に、「当日消印有効」の場合は記載日までに郵便局の消印が押されていればOKです。その点も理解した上で、提出期限に間に合うよう履歴書を作成しましょう。
履歴書の封筒はルールを守って作成&履歴書を入れよう!
履歴書の封筒は、手渡し・郵送いずれの場合も必要です。用意すべき封筒は、角形2号または角形A4号の白色のもの。そして封筒の書き方は手渡しと郵送時で異なるため、ルールに沿って宛名などを記載してください。また履歴書の入れ方も正しく、封をしてからミスに気づいたということがないよう最終チェックをしてから封を閉じましょう。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。