履歴書用写真の正しいサイズは?サイズが合わない場合の対処法を解説
著者: そだねー
更新日:2024/08/27
公開日:2023/06/09
履歴書は、企業の採用担当者にその人の第一印象をイメージづけます。そんな大切な履歴書に貼る写真は、正しいサイズで撮影したものを用意することが大切です。
今回は、履歴書用写真の正しいサイズや、サイズを間違えた場合の対処法、写真の撮影時や履歴書に貼る際の注意点について解説します。
目次
履歴書に貼る写真の正しいサイズは?
履歴書用写真の一般的な正しいサイズは、「縦40mm×横30mm」です。市販の履歴書の写真を貼る枠内には、「縦36〜40mm×横24〜30mm」と記載があるものが多く、縦横それぞれ2〜3mm程度は許容範囲内とされています。履歴書にはA4やB4などさまざまな大きさのものがありますが、基本的に写真の規定はどれも同じです。
なお、企業によっては履歴書や写真のサイズについて指定される可能性もあるので、応募前によく確認しておきましょう。
WEB履歴書用の写真の正しいサイズは?
Web履歴書に使用する写真の一般的な正しいサイズは、「560ピクセル×420ピクセル」または「600ピクセル×450ピクセル」です。
Web履歴書の写真は、mmやcmではなく「ピクセル」という単位で示されます。単位は異なりますが、縦と横の比率は紙の履歴書と同じおよそ4:3です。
また、Web履歴書用の写真を準備する際は、サイズとあわせてデータ容量についても注意しておきましょう。一般的に2MB以内であれば、問題なくアップロードできます。
履歴書に貼る写真の撮影方法|メリット・デメリットは?
・写真館
・証明写真
・セルフ撮影
履歴書に貼る写真の撮影方法は、写真館・証明写真機・セルフ撮影の主に3種類があり、それぞれ仕上がり具合や費用などが異なります。
ここでは、3つの主な撮影方法の特徴やメリット・デメリットを解説します。
写真館
メリット | デメリット |
---|---|
・3つの撮影方法で最も仕上がりがきれい ・プロのスタッフからアドバイスをもらえる ・写真のデータをもらえる場合が多い |
・費用が高い ・完了までに時間がかかる ・写真館に出向く手間がある |
写真館では、事前にスタッフの方に履歴書用の写真である旨を伝えることで、履歴書に合うサイズの写真を撮影してもらえます。
費用はかかるものの、専門の機材が揃った空間でプロのアドバイスを受けながらきれいな写真を撮影してもらえることがメリットです。写真館によっては撮り直しが可能な場合もあります。写真のデータをもらえるケースが多いので、品質の高さを求める方やWeb履歴書用の写真を準備したい方におすすめです。
証明写真機
メリット | デメリット |
---|---|
・スピーディで手軽に撮影できる ・費用が手頃 ・仕上がりはある程度きれい |
・写真館と比べると品質が劣る ・身だしなみはすべて自己責任で管理する ・撮り直し回数が限定される |
証明写真機は駅やスーパーの出入り口などに設置されている場合が多く、手頃な費用でスピーディに写真を撮影できることが魅力です。一方で、写真館での撮影と比べると品質が劣ることや、身だしなみや写真写りについてプロから指導をもらえないことなどがデメリットとして挙げられます。
証明写真機での撮影は、リーズナブルな価格で手軽に履歴書用写真を用意したい方におすすめです。
セルフ撮影
メリット | デメリット |
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・3つの撮影方法で最も手軽 ・費用はかからない ・自由にデータの加工ができる |
・3つの撮影方法で最も品質が低い ・仕上がりはすべて自己責任で管理する ・乱雑な印象を与える可能性もある |
セルフ撮影は、スマートフォンで自分の写真を撮影した後、アプリやソフトなどを使ってサイズ調節や加工を行うものです。時間も費用もほとんどかかることなく、自分の都合のよいタイミングで手軽に撮影できます。しかし、写真館や証明写真機での撮影と比べると品質は低いです。データの加工は自由にできますが、乱雑な印象に見えて見栄えが悪くなる可能性もあります。
セルフ撮影は、時間にゆとりがない場合の手段として考えるのがおすすめです。
履歴書に貼る写真のサイズを間違えた場合の対処法
履歴書用写真の正しいサイズを覚えていても、準備に追われてうっかりサイズを間違えてしまうケースもゼロではありません。ここでは、履歴書に貼る写真のサイズを間違えた場合の対処法をご紹介します。
写真のサイズが合わないときは撮り直す
履歴書に貼る写真のサイズを間違えてしまったときは、基本的に正しいサイズで撮り直すことがおすすめです。
履歴書用以外の証明写真には、主に次のような種類があります。
写真の種類 | サイズ(縦×横) |
---|---|
履歴書用 | 40mm×30mm |
運転免許証用 | 30mm×24mm |
パスポート・マイナンバーカード用 | 45mm×35mm |
サイズの小さい運転免許証用の写真を使い回すと、履歴書の写真を貼る枠に余計な空白ができてしまいます。また、サイズが大きいパスポート・マイナンバーカード用の写真をカットして使用した場合、上下の余白が少なくなって顔が大きく写った写真になります。
どちらも見栄えが悪く手抜きをした印象を与えてしまうので、使い回しはせずに撮り直すのが安心です。
写真のデータがある場合は加工してもらう
写真館で撮影をすると、CD-ROMやUSBなどで写真のデータをもらえるケースが多く見られます。データが手元にある場合は、撮影した写真館へデータを持ち込んで正しいサイズへの加工と焼き増しをお願いしましょう。自分で加工することもできますが、画質が低下したり見栄えが悪くなったりする可能性もあるので、プロにお願いするのが良いでしょう。
なお、写真館によって対応が異なる場合もあるため、事前に確認してから持ち込むのがおすすめです。
履歴書に貼る写真を撮影するときの注意点
・有効期限
・背景色
・身だしなみ
・表情
・姿勢
履歴書用写真には、有効期限や身だしなみなどサイズ以外にも知っておきたいポイントがあります。
ここでは、履歴書に貼る写真を撮影する際に注意するべきポイントについてご紹介します。
有効期限
一般的に履歴書に貼る写真は、撮影してから3ヶ月以内、最長でも6ヶ月以内のものを使用する必要があります。履歴書の写真は、自分を証明する大切な要素です。自分では外見に変化がないと感じても、周囲の目からは写真と実際の印象が異なって見える可能性もあります。現在の自分を適切に証明するために、期限を守って使用しましょう。
また、企業によっては写真の期限を指定している場合もあるので、事前に確認するのがおすすめです。
背景色
履歴書に貼る写真の背景は、基本的に白・グレー・青の3色から選択しましょう。写真館や証明写真機での撮影では複数の背景色を選べる場合もありますが、3色のどれかに設定することで、より清潔感のあるきちんとした印象の写真を用意できます。
明るい印象に見せたい方は白、落ち着いた雰囲気を演出したい方はグレー、爽やかでメリハリのある印象を出したい方には青がおすすめです。企業からの指定がある場合は、そちらに従いましょう。
身だしなみ
履歴書用写真を撮影する際は、服装や髪型、メイクなど身だしなみを整える際に気をつけたいポイントがあります。
服装 | ・帽子やサングラスはつけない ・紺や黒など濃い色のスーツを選ぶ ・白色の胸元が開きすぎないインナーを選ぶ |
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髪型 | ・顔周りを髪で隠さない ・前髪やサイドの髪が長い場合は横に流す ・ロングヘアは結んですっきりまとめる |
メイク | ・全体的にナチュラルに仕上げる ・目の下のクマや肌荒れは適度にカバーする ・ベージュやブラウン系のアイシャドウで明るい印象の目元に見せる ・マスカラやアイライナーは控えめにする ・チークやリップはほのかに血色感を出せる色を使う |
服装・髪型・メイクどの点に置いても、清潔感やきちんとした印象を演出することを意識しましょう。
また、濃いメイクはNGですが、薄すぎると顔色が悪く見えてしまう可能性もあります。写真に写った際に適度な血色感を演出できるよう、各パーツのメイクを仕上げることが大切です。
表情
履歴書に貼る写真は、正面をまっすぐ見つめ、歯を見せない程度に軽く微笑む表情で撮影をしましょう。無表情や口を大きく開けて笑う顔、正面以外に視線を向けるなどは、だらしがない雰囲気に見え印象を損ねてしまいます。
身だしなみの整え方と同様に、相手に清潔感ある印象を与えられるような表情を意識することが大切です。
姿勢
履歴書用写真は、軽く顎を引いて背筋をピンと伸ばしたよい姿勢で撮影することがおすすめです。顎が前に突き出た猫背姿勢や左右どちらかに重心が傾いた姿勢は、やる気のなさや真面目さに欠けるイメージを与える可能性があります。
たかが姿勢と軽く見ず、写真からもいきいきと前向きな気持ちが伝わるように、よい姿勢を意識しましょう。
履歴書に貼る写真を撮影するときの注意点
・写真の裏面に名前を書く
・規定の枠内にぴったり合わせる
・写真がずれた場合は貼り直ししない
履歴書を見る採用担当者によりよいイメージを持ってもらうためには、写真の貼り方にも気を配るべきポイントがあります。ここでは、履歴書に写真を貼る際の注意点を解説します。
写真の裏面に名前を書く
履歴書用写真の裏面には、油性のマジックペンなどで自分の名前を記入しておきましょう。
入念にのりづけしても、何かのきっかけで写真が剥がれてしまう可能性も考えられます。万が一写真が剥がれた場合でも、採用担当者がすぐに誰のものであるか把握できるよう、念の為を考えて準備をしておくことが大切です。
規定の枠内にぴったり合わせる
正しいサイズの写真を用意したからといって、写真を乱雑に貼ってよいわけではありません。履歴書の枠から写真がはみ出ていたり傾いていたりすると、だらしがない印象を与えてしまいます。写真を貼る際は、規定の枠に収まるようきっちりと貼ることが重要です。最後まで手を抜かずきれいに写真を貼って、好感の持てる履歴書を作成しましょう。
写真がずれた場合は貼り直ししない
履歴書に写真を貼る際に規定の枠からずれた場合は、貼り直しせず履歴書を書き直すのがおすすめです。
一度貼った写真を剥がすと、履歴書がシワになったり汚れたりしてしまいます。上から新しい写真を貼ったとしても貼り直した形跡は残るため、手抜きやごまかしの印象を与えかねません。手間はかかりますが、履歴書の時点で自分のイメージを落とさないために、新しく履歴書を作り直す方が賢明です。
正しいサイズの写真を用意して好印象な履歴書を作成しましょう
履歴書には、正しいサイズの写真を貼ることが重要です。サイズを間違えた場合は自分でむやみに対処せず、撮り直しやプロの手を借りて正しいサイズへ加工しましょう。サイズとあわせて、撮影時や写真を貼る際の注意ポイントも意識すると、より好感の持てる履歴書を作成できます。求人に応募する際には、ご紹介した内容を参考に履歴書を作成してみてください。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。