経理職から医療事務へ転職。「人と関わる仕事がしたい」という想いをカタチに
前職
経理職(製造業の経理部門)現職
医療事務Mさん(29歳)
更新日:2025/08/19
公開日:2025/08/19
目次
【転職者プロフィール】
名前 | Mさん |
---|---|
年齢・性別 | 29歳・女性 |
前職 | 経理職(製造業の経理部門) |
現職 | 医療事務 |
【前職】数字を扱う仕事に就きたくて経理職へ
学生時代に学んだ会計や簿記の知識を活かしたいと思い、製造業の経理部門に新卒で入社しました。伝票処理や月次決算、請求書作成など、コツコツと正確に積み上げる仕事が性に合っていて、日々数字と向き合うことにやりがいを感じていました。
社内の様々な部署と関わることで、業務全体の流れを理解できるようになり、資料作成や数値分析などにも携われるようになりました。パソコンスキルも自然と磨かれ、事務職としての基礎力を高めることができた貴重な経験でした。
家庭と両立しづらい働き方に限界を感じていた
結婚後もフルタイムで働き続けていましたが、決算期などの繁忙期には残業も多く、家事との両立が難しくなっていきました。子どもの通院や学校行事に合わせて休みを取りたいと思っても、なかなか融通が利かず、同僚に気を遣うことがストレスになっていました。早く帰れる日でも、仕事の疲れで家のことが手につかないということも多かったです。
このままの働き方を続けるのは難しいと感じ、もっとシフトに融通の利く職場で働きたいと思うようになりました。
病院で出会った医療事務の方に憧れを持った
家族の入院に付き添う機会があり、受付で丁寧に対応してくれた医療事務の方を見て、私もこんなふうに人の力になれる仕事がしたいと強く思いました。調べていくうちに、医療事務は正確な処理能力やパソコンスキルが活かせる職種だと知り、自分に合っていると感じました。なにより、勤務時間の希望が通りやすいという点にも大きな魅力を感じました。家族との時間を大切にしながら、自分らしく働ける環境を求めて、転職を決意しました。
家族の存在が進路を変えるきっかけになった
新卒で経理職として働き始めてから数年、数字と向き合う毎日の中で感じていたのは、人と直接関わる仕事への憧れでした。経理の仕事は、確かに正確さや丁寧さが求められる重要な業務です。
しかし、どれだけ一生懸命働いても、誰かから直接「ありがとう」と言われることはなく、仕事へのやりがいが徐々に薄れていくのを感じていました。そんな中で転職を意識するようになった大きなきっかけは、家族の入院でした。
医療の現場で働く人たちの姿に心を動かされた
家族の入院に付き添う中で、受付でテキパキと対応してくれる医療事務の方の姿が印象に残り、自分もこうした形で人を支える仕事がしたいと感じるようになりました。
医療事務という仕事について調べてみると、これまで経理業務で培ってきた正確な処理能力やパソコンスキルが活かせる職種だと知り、自分に合っていると感じました。さらに、シフト制で働ける職場が多いことも魅力の一つでした。家庭と両立できる働き方を実現しながら、社会貢献ができる仕事に挑戦したい。その思いが、医療事務への転職を決意する背中を押してくれました。
転職活動をスタートするときに準備したこと
医療事務として働くために必要な知識を集めた
医療事務の仕事に就きたいと考えたとき、まずはどんな仕事なのかを正しく知ることが必要だと思いました。医療事務といっても、受付対応、診療報酬の請求、カルテの管理など幅広い業務があることを知り、想像以上に専門性のある仕事だと感じました。経理職としてデータ管理や帳簿の取り扱いには慣れていましたが、医療に関する知識はゼロでした。そのため、業務の詳細や役割についてインターネットや書籍で調べることから始めました。併せて、どのような現場で医療事務が働いているのかもリサーチし、病院やクリニックによって業務の幅に違いがあることを知ることができました。
医療事務に役立つ資格を調べて勉強を始めた
業務内容を調べるうちに、医療事務として働くには資格があると安心して就職活動ができると考えるようになりました。未経験という不安を少しでも減らすためにも、まずは自分に取得可能な医療事務関連の資格を調べました。通信講座やオンライン講座など、働きながらでも学べる手段があることがわかり、すぐに教材を取り寄せて勉強を始めました。試験範囲は医療制度や診療報酬に関する内容が多く、これまで経理で扱ってきた数値処理のスキルも活かせそうだと感じました。短期間で資格取得を目指せる内容だったため、転職活動と並行して学習を進めることができました。
応募書類や面接での伝え方を見直した
未経験の業界に挑戦する以上、これまでの経験をどう伝えるかが重要だと思いました。履歴書と職務経歴書を一から見直し、経理職で培ってきた正確さや責任感、パソコン操作のスキルをどのように医療事務に活かせるかを考えて言語化しました。応募先の求人内容を読み込み、その職場で求められている人物像を意識して内容を調整しました。また、面接対策としては、自分がなぜ医療業界を志すのか、未経験である不安をどう乗り越えようとしているのかを明確に話せるように準備しました。人と関わる仕事がしたいという想いと、家族の入院を通して医療の現場で感じた経験は、自分の言葉で伝えるように心がけました。
医療事務への転職活動で大変と感じたこと
医療事務への転職活動で大変と感じたのは、未経験という立場からどのように一歩を踏み出すかという不安と、応募先選びに時間がかかったことです。医療業界の知識がまったくなかったため、まずは業務内容を正しく理解しようと情報収集を始めましたが、調べるほどに、医療用語やレセプト業務といった専門性の高さに圧倒される思いでした。
求人を探す中で、経験者や有資格者を歓迎するものが多く、自分が本当に採用されるのかという不安が常につきまといました。そのような中でも、未経験者歓迎の求人に出会い、医療事務の資格を取得していることや、前職で身につけた正確性やパソコンスキルをどうアピールできるかを模索しながら応募を進めました。
経理で培った正確性と丁寧な対応が強みになった
履歴書や面接の場では、数字を扱う業務で鍛えられた正確性と、日々の社内外のやり取りで身につけた丁寧な対応力を強みとして伝えることを意識しました。ミスの許されない経理業務で求められていた確認力や、期限を守る責任感は、医療事務にも通じるものがあると信じていました。
また、Excelや会計ソフトなどを活用していた経験も、パソコンでレセプト入力を行う医療事務の業務と親和性があると評価され、未経験でも安心して任せられそうだと言っていただけたことは、大きな自信になりました。
医療事務の資格取得で知識の裏付けも
医療業界の基礎知識がなかったため、転職活動と並行して医療事務の資格取得に取り組みました。仕事をしながらの勉強は簡単ではありませんでしたが、基礎用語や制度の理解が進むことで、自信を持って応募書類を作成できるようになりました。
資格の勉強をしていることを履歴書や面接で伝えた際には、意欲的な姿勢が伝わったようで、採用担当者からも前向きな評価をいただきました。実際に働き始めてからも、学んだ内容が業務に役立っており、転職前に準備しておいてよかったと感じています。未経験だからこそ、スキルと知識をバランスよく備える努力が必要だと実感しました。
人の役に立てる喜びを日々感じている
医療事務として働き始めてから、日々の業務を通して人の役に立てているという実感を強く持てるようになりました。受付や会計業務、レセプトの作成など、表に出る仕事だけでなく裏方として支える業務も多くありますが、そのどれもが医療現場の一部を担っていると感じられます。
自分の時間も大切できる環境に出会えた
現在勤務している総合病院は自宅からのアクセスも良く、通勤のストレスが減ったことで体力的にも気持ちにも余裕が持てるようになりました。シフト制で週休もしっかり確保されているため、平日でもプライベートな時間を大切にできています。
ワークライフバランスが整ったことで、仕事にもより前向きに取り組めるようになり、心のゆとりがそのまま仕事の質にもつながっていると感じています。医療事務として、そして社会人として、充実した毎日を過ごせていることに感謝しています。
医療事務は、未経験からでも挑戦できる仕事です。私自身、まったく別の業界からの転職で不安もありましたが、事前に業務内容を理解し、資格取得に取り組むことで一歩を踏み出すことができました。
もちろん、専門用語や制度の知識が必要な場面も多く、最初は戸惑うこともあると思います。ただ、医療事務の仕事は一つひとつ積み重ねることで着実に身についていきますし、事務職としての経験や正確性、丁寧な対応力といったスキルは、確実に活かせます。
転職活動と並行して勉強を始めるのもおすすめです。資格を持っていることで応募できる求人の幅が広がるだけでなく、面接時に意欲を伝える材料にもなります。勉強中であることを正直に伝えても、前向きに評価してもらえることが多いと感じました。
医療事務に挑戦するなら今がその一歩を踏み出すタイミング
今回は、経理職から医療事務への転職を成功させたMさんの体験をご紹介しました。医療業界というまったく異なる分野へのチャレンジでしたが、未経験でもできることを一つずつ積み重ねていったことが印象的でした。業務内容を理解し、資格取得にも取り組むなど、丁寧に準備を進めたことが結果につながったようです。前職でのスキルも活かせる場面が多くあり、自分の強みを活かして働ける可能性が広がっています。
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※本記事で使用している画像はすべてイメージ画像です。
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