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医療事務作業補助者の研修内容紹介!32時間研修や免除されるケースについても

著者: そだねー

更新日:2023/12/22

公開日:2020/11/12

医師事務作業補助者は、医師の業務負担を軽くし、良質な医療提供のサポートをする重要な役割を担っています。資格がなくても就けるため、医療に従事したい方にはおすすめのポジションです。そんな医師事務作業補助者は研修が必須事項です。そこで今回は医師事務作業補助者を目指す方に向けて、その研修について詳しくお伝えします。

医師事務作業補助者の研修について

2008年の診療報酬改定で正式に定義され、病院で積極的に配置されるようになったのが医師事務作業補助者です。日々多忙な医師の右腕となるポジションであり、積極的に採用する医療機関が増加しています。

医師事務作業補助者がこのように高い評価を得ている背景には、確立された研修の存在があります。

医師事務作業補助者の研修の特徴は以下の通りです。

・入職後6ヶ月間はOJT研修期間
・厚生労働省が定める32時間以上の基礎研修も含む
・基礎研修は特定の条件を満たすことで免除される

主な研修内容

医師事務作業補助者の業務評価は高く、現在その業務は単なる事務作業にとどまらず、さまざまな診療科や外来診療にまで拡大されています。縁の下の力持ちとして、文書作成やカルテ入力、資料作成など幅広い業務をこなします。

研修は6ヶ月間のOJT研修、そして厚生労働省が定める32時間以上の基礎研修と、大きく2種類に分かれます。まずは全体的な研修の内容について、下記に挙げていきます。

・病院の仕組みや医師事務作業補助者の役割の理解
・各種法関連
・安全、感染管理対策
・個人情報保護について
・病棟、外来研修
・電子カルテやシステムの概要
・がん登録やMA室の概要
・各診療科講義 など

医療機関によって細かい内容は異なる場合がありますが、基本的には病院や職種の理解、そして業務に必要なシステムや作業について学びます。6ヶ月間は基本的にOJT研修となり、個々に学ぶべき知識などは基礎研修で補います。

実務と並行してこのような研修を6か月にわたって受けることで、医師事務作業補助者として質の高いサポートをする力を身につけます。今後さらに対応業務が拡大していく可能性もあるため、医師の業務周りについての理解を日頃から深めておくとよいでしょう。

医師事務作業補助者には32時間以上の基礎研修が必須

医師事務作業補助者は6ヶ月の研修期間と合わせて、厚生労働省が定める32時間以上の基礎研修を受ける必要があります。ではこの基礎研修では何について学ぶのかをみていきましょう。

研修の内容について

基礎研修では、業務を遂行するうえで必要な用語や作業、知っておかなければならない法について学んでいきます。以下が主な研修内容です。

・医療保証制度や医療関連法規の概要
・個人情報保護について
・提供される一般的な医療内容や配置部門における医療内容、用語など
・診療記録の管理や記載、代筆、代行入力など
・電子カルテ、オーダリングシステムについて など

医師事務作業補助者の業務は文書作成やデータの入力代行、患者さまへの説明などがメインです。こういった業務に求められる正しい知識と迅速な対応を身につけるために基礎研修があります。

医師事務作業補助者の基礎研修が免除されるケース

医師事務作業者として働くうえで研修は必須ですが、中には厚生労働省が指定する32時間以上の基礎研修が免除されるケースもあります。その条件とは、「医師事務作業補助者が新たに配置される前に基礎知識の習得に係る研修を受けている場合」です。

ただし、あくまで32時間以上の基礎研修のみが免除の対象です。6ヶ月間のOJTについては免除されません。

基礎研修を受けるタイミングについて

実は研修を受けるタイミングは就職前・後のどちらでも問題ありません。外部団体や通信講座などでは、厚生労働省指定の内容を網羅した研修も開催しています。

そのため就職後は実務に集中したいという方であれば、就職前に研修を受けておくのもよいでしょう。この点は個人の自由なので、ご自身の状況などをふまえて検討してみてください。

医師事務作業補助者研修は履歴書に書く?

医師事務作業補助者を目指して就職前に研修を受けた方であれば、研修の旨を履歴書に書くかどうかは気になるポイントではないでしょうか。ここでは履歴書関連についてお伝えします。

研修を受けた場合はその旨を記載して損はない

事前に研修を受けており、その内容が基礎研修を網羅するものであった場合には履歴書に記載してアピールするのも1つの方法です。記載してはいけないという決まりはないため、研修内容をきちんと習得できた場合には履歴書の資格欄に記載しましょう。

また自己PRの欄に研修エピソードを盛り込んでみるのも良いでしょう。

研修と合わせて試験も受けた場合

基礎研修内容の理解度を測ることができる試験に「医師事務作業補助者実務認定試験」があります。研修を受け、のちに試験にも合格している場合には積極的に履歴書に記載しましょう。

医師事務作業補助者は無資格でもできるポジションですが、試験に合格している場合は優遇される可能性があります。

試験に合格している場合は、履歴書の資格欄にその旨を以下のような形式で記載してください。

○年○月○日 医師事務作業補助者実務認定試験 合格

医師事務作業補助者の研修内容を事前に押さえておこう

今回は医師事務作業補助者の研修について詳しくお伝えしました。常に多忙な医療現場を支える重要なポジションであり、今後のニーズも高い職種です。未経験でもしっかりとした研修体制のもと知識とスキルを習得することができる環境は魅力的です。

今回紹介した内容から研修内容や応募に必要な情報を押さえて、ぜひ医師事務作業補助者にチャレンジしてみてください。

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著者プロフィール

そだねー

そだねー

北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。

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