診療報酬請求事務能力認定試験の特徴や合格率!独学法のポイント4つ

2020/09/04

医療事務の中では最高峰の資格とも言われる「診療報酬請求事務能力認定試験」。取得に励む方も多いのではないでしょうか。今回は資格の概要から、勉強法までを網羅的に解説。あわせて時給がどのくらい上がるのかも紹介します。

診療報酬請求事務能力認定試験とは?

試験実施日 年2回(7月、12月)、日曜日または祝日
受験資格 不問
合格率 約30%~40%
受講料 9,000円(税込)
勉強時間 400~500時間(独学)
種類 医科・歯科

診療報酬請求事務能力認定試験は、診療報酬請求事務に従事する人材の質向上のために実施される統一試験です。厚生労働省が唯一認定しているものでもあり、医療事務の中で最高峰の資格と言われています。

そもそもこの資格は、初学者向けではなく、すでにある程度の実務をこなす人に向けたものです。そのため難易度は高く設定されています。この資格を持っていると、資格給を出してくれる職場もあるほどです。

診療報酬請求事務能力認定試験の内容

試験時間 3時間
種目 学科試験/実技試験(外来・入院)
出題範囲 1.医療保険制度等・公費負担医療制度の概要
2.保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識
3.診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識
4.医療用語及び医学・薬学の基礎知識
5.医療関係法規の基礎知識
6.介護保険制度の概要

診療報酬請求事務能力認定試験では、3時間のうちに、実技と学科を解かなくてはいけません。出題範囲は広く、しっかりとした学習をして臨むことが重要です。

実技試験

実際にレセプトを作成します。前提条件をもとに転記し、順を追って点数表を算定。合格のためには、やる程度の経験は欠かせません。例題を解くなどし、実戦で使える知識を身に着けていきましょう。

学科試験

学科試験は全20問で5択のマークシート方式で行われ、医療保険制度を中心にした法令に関する問題も出題されます。幅広い出題範囲が設定されており、既に現場で活躍する人向けなので、しっかりとした対策をしましょう。

診療報酬請求事務能力認定試験の独学法

合格のためには、バランスのとれた学習が重要です。診療報酬請求事務能力認定試験は実技・学科の合計点で競うものではありません。どちらも平均点以上をとらなければ不合格になってしまいます。解説書を読み、概要を理解するだけでなく、実例をもとにしたレセプト作成も行っていきましょう。下記で、独学でも効率よく学ぶポイントをご紹介します。

最初から診療報酬請求事務能力認定試験の参考書を使わない

書店には、試験対策のできる参考書がいくつか置いてありますが、これらの参考書は、「すでにある程度の診療報酬算定に関する知識を持っている人」に向けた内容です。そのため、知識ゼロから勉強をスタートさせるという人は、参考書を使わず、まずは自分に合った基礎学習ができる解説書などを選びましょう。

スケジュールを確定させる

試験の本番に向けて計画的に勉強のスケジュールを決めることが大切です。一般的に初心者や未経験者が独学で勉強する場合、試験実施日のおよそ半年~1年前から勉強をし始める必要があると言われています。勉強時間で言えば、個人差はありますが、400~500時間程度かかると考えておくと良いです。仕事や家庭など自分のライフスタイルに合わせて無理のない計画を立てましょう。

解説書で学んだ知識を練習問題に活かす

参考書で勉強した知識を定着させるために、実際に例題を多く解いていくのは有効な策です。特に実技試験に関しては、実際の例をもとにしてレセプト作成を数多く練習することが大切です。多くの例題をこなすことで、実践力を着実に身に着けられるでしょう。

そろえるべき勉強道具

・診察点数早見表
・試験対策問題集
・各種参考書
など

スケジュールが確定したら、勉強に役立つ参考資料をそろえましょう。特に、「診察点数早見表」は、学科試験や実技試験の際に必要となるものです。また、診療点数早見表は毎年情報が更新されるので、試験を受ける時期に合わせて最新の情報が得られるものを用意しましょう。

試験対策問題集は、過去問やオリジナルの問題集が充実したものなどさまざまです。初心者であれば、頻出問題に印が着けられている、解説が丁寧など、自分のレベルに合った分かりやすいテキストを選びましょう。

診療報酬請求事務能力認定試験で給料は上がる?

パートタイム
アルバイト
約30円の時給アップ
正社員 5000円~10000円ほどの手当

パートタイムの場合には30円の時給アップが見込め、正社員の場合は5000円~10000円ほどの手当が期待できるようです。職場によっても変わりますが、医療現場での評価が高い資格であるため、給料アップが期待できそうです。

「優遇条件」として扱われることも

未経験者であっても、「診療報酬請求事務能力認定試験」に合格している場合は優遇されることがあります。未経験を採用しようという病院では、この資格を取得しているかどうかは特に重要なポイントと言えそうです。

診療報酬請求事務能力認定試験は価値ある資格!取得を目指してみよう

診療報酬請求事務能力認定試験は、診療報酬請求事務に従事する人材の質向上のために実施される試験です。そのため難易度は高いですが、医療現場でも評価が高い資格なので給料アップも期待できます。また独学の場合、しっかりと計画を立てて勉強のポイントを抑えたうえで試験に臨む必要があります。ぜひ、この記事を参考に、取得に向けて効率よく勉強を行いましょう。

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