【国家資格】保育士になるには?難易度は高い?保育士資格の取得方法
著者: めんたいパスタ
更新日:2023/11/09
公開日:2019/01/04
保育士として働くには、国家資格「保育士資格」の取得が必要です。保育士資格の受験条件は細かく決まっているうえ、独学や通信講座など取り方もさまざまなため、どのように取得を目指せばよいか気になるところでしょう。今回は、保育士資格の取得方法や受験条件、試験内容、難易度についてご紹介。試験勉強法や資格を取得するメリットも解説しています。
目次
保育士になるには?
保育士として働くには、国家資格のひとつ「保育士資格」を取得する必要があります。保育士資格は、子どもの保育・養護に関する専門的な知識や技術を習得していることを、公的に証明できる制度です。
そもそも保育士とは
保育士とは、教育分野を含む幅広い専門知識や技術を使って、子どもたちを預かる仕事です。子どもたちの保育に加えて、保護者へのサポートや指導も行える専門性を持ち合わせているスペシャリストといえます。
「保育」とは、養護と教育を一体的に行うこと。ただ子どもたちを預かってお世話をするだけではなく、教育の視点も踏まえた専門性を持っていることが求められます。
【保育士の主な仕事内容】
・子どものお世話
・子どもへの生活習慣の教育
・子どもに社会性や協調性を身につけさせる活動
・保護者へのサポート
保育士資格の2つの取得方法
保育士資格は、「学校を卒業する」もしくは「試験に合格する」という2通りの方法で取得可能です。以下で取得方法を詳しくご説明します。
1. 学校を卒業する
専門学校や保育士養成施設を卒業することで、保育士資格を得られます。学科受講によって保育教育過程を修了しているとみなされるため、試験を受ける必要がない点がメリットです。
資格を取得できる学校には、大学、短期大学、専門学校などがあり、養成学校など夜間通学、通信制を取り入れている所もあります。
2.保育士試験に合格する
一定の学歴過程を経たものが、1年に2回実施される保育士試験に合格することで保育士資格を取得できます。保育士試験の受験資格と、保育士試験の内容については、後半で詳しく説明しますので確認してください。
保育士資格試験の受験条件
最終学歴 | 保育士試験の受験資格がある人 |
---|---|
大学・短期大学 | 大学・短大を卒業(※1) |
専門学校 | (1)2年制以上の専門学校を卒業(※1) (2)平成3年3月31日以前に高校を卒業(※2) (3)平成8年3月31日以前に「保育科」の高校を卒業(※2) |
高校 | (1)平成3年3月31日以前に卒業 (2)平成8年3月31日以前に「保育科」を卒業 (3)以下(ア)(イ)の一方を満たし、2年以上の勤務経験がある (ア)平成3年4月1日以降に「保育科」以外を卒業 (イ)平成8年4月1日以降に「保育科」を卒業 |
中学 | 5年以上の勤務経験がある |
※1大学・短期大学・専門学校は、学校教育法にもとづいた教育施設を指す
※1保育士と関連のない学科も対象
※2(1)を満たしていない場合の条件
保育士試験の受験資格は、最終学歴によって条件が異なります。大学や短期大学、2年制以上の専門学校を卒業している場合は、保育士試験の受験が可能です。
一方で、高卒の場合は、卒業時期や卒業した学科により受験資格の有無が異なります。平成3年4月1日以降に保育科以外の高校を卒業した人や、保育科の高校を平成8年4月1日以降に卒業している人は、2年以上の勤務経験か専門学校以上への進学が必要です。
また中卒の場合は、5年以上の勤務経験を満たす必要があります。勤務経験の対象施設は、下記のような「児童福祉法第7条」にもとづく保育所や、保育所型認定こども園などの児童福祉施設です。
【児童福祉法第7条にもとづく児童福祉施設の例】
児童厚生施設、児童養護施設 など
受験資格認定の申請が必要な人
最終学歴 | 受験資格認定の申請が必要な人 |
---|---|
高卒 | 「受験資格認定基準」の対象施設で2年以上の勤務経験がある |
中卒 | 「受験資格認定基準」の対象施設で5年以上の勤務経験がある |
高卒や中卒の方で、「児童福祉法第7条にもとづく児童福祉施設」での勤務経験がない場合も、一定の要件を満たせば「受験資格認定」を申請できます。受験資格認定とは、各都道府県知事から、保育士試験の受験資格を満たすことを認定してもらう制度です。
満たすべき一定の要件として、受験資格認定基準に当てはまる施設での実務経験があります。高卒では2年以上、中卒では5年以上の実務経験が必要です。
その後「受験資格認定」の申請を行い、都道府県知事からの認定が下りれば、保育士試験の受験資格を獲得できます。受験資格認定基準の対象施設の例を以下に挙げていますので、参考にしてください。
【受験資格認定基準に当てはまる施設の例】
認可外保育施設、小規模保育事業、幼稚園型認定こども園、地域裁量型認定こども園など
保育士資格試験の内容
保育士試験は「筆記試験」と「実技試験」の2つの受験が必要です。1年に2回試験が実施され、筆記試験は9科目、実技試験は選択肢3つの内の2科目を選択します。
過去の問題はすべて「全国保育士養成協議会」のホームページで公開されています。問題傾向を知り受験の参考にできるので、チェックしてみましょう。
筆記試験
筆記試験は、9科目の試験が2日間にわたって実施されます。試験はマークシート形式で行われ、各科目満点のうち6割以上得点できれば合格です。試験科目の内容や科目ごとの問題数、試験時間について以下の表にまとめましたので、ご覧ください。
受験日 | 科目 | 問題数 | 満点 | 試験時間 |
---|---|---|---|---|
1日目 | 保育の心理学 | 20問 | 100点 | 60分 |
保育原理 | 20問 | 100点 | 60分 | |
子ども家庭福祉 | 20問 | 100点 | 60分 | |
社会福祉 | 20問 | 100点 | 60分 | |
2日目 | 教育原理 | 10問 | 40点 | 30分 |
社会的養護 | 10問 | 50点 | 30分 | |
子どもの保健 | 20問 | 100点 | 60分 | |
子どもの食と栄養 | 20問 | 100点 | 60分 | |
保育実習理論 | 20問 | 100点 | 60分 |
筆記試験の場合、9科目を一度にすべて合格する必要はありません。一度合格した科目は3年間有効のため、不合格科目のみの再受験が可能です。
なお、対象期間内に児童福祉施設や幼稚園などの施設で、一定の勤務経験がある場合、合格した科目の有効期間を5年まで延長できます。受験科目免除には複数の条件があるので、詳しくは全国保育士養成協議会のホームページをご覧ください。
ただし、「教育原理」と「社会的養護」は、同一試験で両科目とも満点の6割以上得点しないと合格になりません。次章でくわしく紹介しますが、幼稚園教諭免許の保有か、3年以上かつ4,320時間以上の実務経験があれば、科目受験の免除が受けられる制度があります。
実技試験
実技試験は、筆記試験を全科目合格した人のみ(※)が受験できます。実技試験は、音楽・造形・言語に関する技術の3分野から2分野を選択。2分野の両方を、満点の6割以上得点できれば合格です。3分野の試験内容について以下の表にまとめましたのでご覧ください。
※幼稚園教諭免許所有者等を除く
分野 | 内容 | 満点 |
---|---|---|
音楽に関する技術 | 課題曲をピアノ、アコーディオン、ギターのいずれかで演奏しながら歌う | 50点 |
造形に関する技術 | 「保育の一場面」を鉛筆や色鉛筆を使用して絵画で表現する | 50点 |
言語に関する技術 | 課題のお話(昔話など)を選び、3歳児クラスの子どもたちが集中して聴けるお話をする | 50点 |
幼稚園免許所有者は特例制度で免除を受けられる
幼稚園教諭免許状所有者は、特例制度として実技試験と一部筆記試験の免除が受けられます。筆記試験は「保育の心理学」「教育原理」「保育実習理論」の3科目が対象。ただし、「保育実習理論」の免除には、幼稚園教諭免許状の所有に加えて、3年かつ4,320時間以上の実務経験が必要です。現時点で就労されていない方も、過去の幼稚園等の実務経験を活用できます。
複数の幼稚園で勤務していた場合、実務経験の合算も可能です。一方で、幼稚園教諭免許状取得前の実務経験は含まれないため、注意しましょう。
なお、指定保育士養成施設で「学び」を受けた場合、他の筆記試験科目の免除も受けられます。詳しくは、厚生労働省のホームページを確認してください。
【保育士試験の免除科目】
筆記試験 | 実技試験 | |||
---|---|---|---|---|
保育の心理学 | 教育原理 | 保育実習理論 | ||
幼稚園教諭免許状を所有 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
幼稚園教諭免許状を所有し、3年かつ4,320時間の実務経験あり | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
令和5年4月1日からは、さらなる特例制度として幼保2年特例が適用されます。これまでの特例制度の実務経験に加えて、幼保連携型認定こども園で「保育教諭」として「2年以上かつ2,880時間以上」の勤務経験がある人が対象です。
幼保2年特例では、特例教科目8単位中2単位を修得していると認められます。幼保2年特例の詳細については、「全国保育士養成協議会」のホームページで事前に確認しておきましょう。
保育士試験の難易度・合格率
こども家庭庁と厚生労働省の発表によると、保育士試験の合格率は令和4年度で29.9%、令和3年度では 19.9%であり、平均20〜30%という結果が出ています。国家試験ということもあり、全体的な合格率はやや低めです。
しかし、保育士資格の筆記試験は、一度合格した科目は最低3年間有効であり、何度でも再試験に挑めるため、長期的な受験計画が立てやすいといえるでしょう。
保育士資格の試験勉強法
保育士資格取得に向けて学ぶ方法は、大きく3つです。各試験勉強法について、特徴やメリット・デメリットをチェックしてください。
学校で学ぶ
メリット | デメリット |
---|---|
卒業と同時に保育士資格が手に入る | 学校と仕事や家庭との両立が大変 |
学校で学ぶと、保育士試験をあらためて受験する必要はありません。卒業と同時に保育士資格が手に入るメリットがあります。
ただし、比較的費用がリーズナブルな専門学校でも、主婦や社会人にとって余裕がないと両立は難しいでしょう。専門学校によっては、授業を受けても保育士試験の受験が必要なケースもあるため、確認が必要です。
学校に通う方法は時間と費用をついやしますが、幼稚園免許が同時に取得できたり、筆記や実技を充実して学ぶことができたり就業準備が早くできるといえるでしょう。
独学で学ぶ
メリット | デメリット |
---|---|
教材などの費用を節約できる | 参考書の選定や情報収集も全部自分でやる |
独学で学ぶ場合、参考書や問題集などの教材費用を安くおさえられる点がメリットです。自分のペースで保育士資格取得を目指したい方に向いているでしょう。
一方で、参考書選びや法改定による試験方法の改正などは、自身で情報収集しなければなりません。「全国保育士養成協議会」ホームページでは、試験に関する最新情報が定期的にアップされていますので、こまめにチェックしておくとよいでしょう。
通信教育で学ぶ
メリット | デメリット |
---|---|
実技試験に特化したコースがある 添削や質問サービスがある |
モチベーションを維持しつづけるのが難しい |
通信教育であれば、オリジナル教材や添削、質問サービスを活用し、自宅で気軽に学習が進められます。通信教育のメリットは、柔軟性に富んだカリキュラムと最新の情報提供がある点です。
一方、自分のペースで学習を進められる分、集中できる環境づくりや時間のコントロールが求められます。モチベーションを維持し続ける必要がある点がデメリットといえるでしょう。
保育士の資格取得から就業するまで
1:「保育士登録の手引き」を取り寄せる
2:手数料の支払いと必要書類の準備をする
3:申請書類をまとめて提出する
4:保育士証が交付される
保育士登録を行うには、はじめに登録事務処理センターから「保育士登録の手引き」を取り寄せる必要があります。取り寄せには、返信用・送信用封筒を各1枚とそれぞれの封筒に貼付する切手の準備が必要です。
手引きが手元に届いたら、手数料の支払いと申請に必要な各書類を準備し、登録事務処理センターへ郵送で提出します。
申請が正しく受理されれば、「保育士証」が交付。申請受付から「保育士証」が交付されるまでの目安は2カ月ほどかかります。
保育士登録申請に準備が必要なもの | 備考 |
---|---|
手数料 | 4,200円/1人 |
保育士登録申請書 | 「保育士登録の手引き」に同封のもの |
振替払込受付証明書 | |
保育士となる資格を証明する書類の原本 | ・保育士(保母)資格証明書 ・指定保育士養成施設卒業証明書 ・保育士試験合格通知書 など |
現在の戸籍抄本(戸籍の個人事項証明書) | 「保育士となる資格を証明する書類」の内容と、現在の情報が異なるときのみ |
保育士資格を取得する利点
・将来性が見込める
・キャリアアップを目指せる
・生活状況に合わせて働きやすい
・幅広い職場で勤務しやすい
保育士資格を取得すれば、キャリアアップを目指せたり自身の状況に合わせた働き方ができたり、さまざまなメリットが得られます。保育士資格の取得メリットについて詳しくみていきましょう。
将来性が見込める
子育て世代から需要の高い保育士の資格を取得すれば、将来性が見込める働き方を実現できます。近年、待機児童問題は解消されつつありますが、潜在保育士の多さや保育士の人材不足はいまだ課題です。
保育士は、求人数が比較的多く、年齢を重ねた人であっても就職しやすい業種。将来を見越し、安定して長く働きたい方にとってメリットです。
キャリアアップを目指せる
保育士資格を取得すれば、子どもの養護や教育に関する知識や技術を証明できます。無資格で働ける「保育補助」よりも、保育士のほうが幅広い業務に携われるので、キャリアアップを図りながらやりがいを持って働けるでしょう。
将来的に役職に就くことを目指している人にとっても、保育士資格の取得は必須といえます。
生活状況に合わせて働きやすい
保育士資格を取得しておけば、自分の生活状況が変わっても復職しやすい傾向があります。たとえば、結婚や出産を機に退職した方も、資格をアピール・強みにすることで、保育士として転職を成功できる可能性が。
保育士の人材不足は続いているので、自分のライフスタイルに合わせた働き方の実現が可能です。
幅広い職場で勤務しやすい
保育士資格で働ける職場は保育園だけとは限りません。企業内に設置された託児所やベビーシッターなど、働く場所は多岐にわたります。保育士資格の保有を条件にしている企業や施設も一定数あるため、保育園という枠にとらわれない働き方が可能です。
保育園以外で保育士が活躍できる場所は、次の見出しで詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
保育園だけじゃない、保育士が働ける場所
保育士資格を活かせる仕事は以外にたくさんあることをご存じでしょうか?幼稚園や保育所だけではなく、資格習得によってさまざまな分野の職業への幅が広がります。保育士資格を活用できる職業を紹介します。
児童福祉施設に分類されるもの
助産施設、乳児院、母子生活支援施設、保育所・児童厚生施設・児童養護施設、知的障害児施設、知的障害児通園施設、盲ろうあ児施設、肢体不自由児施設、重症心身障害児施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設、児童家庭支援センターなど。
ベビーシッター
ベビーシッターの仕事に就くために保育士の資格は必要ありませんが、資格取得者は報酬単価があがりやすくメリットがあります。子育て終了後、仕事につきたいというケースに向いた働き方といえるでしょう。
学童保育指導員
子どもの放課後の安全をサポートする仕事です。とくに小学校の授業が終わった後、親が仕事を終えるまで、もしくは一定時間預かるのが放課後児童支援員のメインの業務。業務実施に特別な資格は必要ありませんが、保育士資格があることで有利になる職業です。
大手企業・アミューズメント施設・病院内の託児施設
企業やアミューズメント施設、病院内の託児所など子どもと接する機会、子どもとのつながりがある業種では保育士資格は重視されます。子どもに接する機会の多いキッズ写真館やアミューズメントパーク、遊園地あるいはスキー場などレジャー施設の託児所、病院内での託児所でも活躍の場を広げられるでしょう。
子ども服のファッション業界・子ども用品業界
子ども服の大手企業の中には、保育士資格など子どもの育児や対応に関する資格を持った人材を重視する傾向があります。ファッション界に限らず、おもちゃ用品を取り扱う業種や子ども用の家具・寝具の販売を手がける業種などにも、子どもに必要な機能性を専門知識から判断できる能力は高く評価されるでしょう。
保育士資格に関するQ&A
ここでは、保育士資格に関するよくある質問とその回答について紹介します。資格取得に向けて気になる点がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
Q.保育士資格に更新は必要?
A.保育士資格の更新は必要ありません。
保育士の資格は更新制ではないので、保育士登録が完了すれば生涯有効です。ただし、結婚や引っ越し、保育士証の紛失などで、保育士登録の情報に変更がある場合は、手続きを行う必要があります。手続きには手数料や郵送代が発生する点も理解しておきましょう。
Q.保育士資格は誰でも取れる?
A.受験資格を満たしていれば、誰でも保育士資格取得を目指せます。
保育士試験を受験する際に、年齢の制限は設けられていません。学歴や勤務経験によって詳しい受験資格は異なりますが、条件を満たせば誰でもチャレンジできる資格です。将来を担う子どもたちと直接関われる、やりがいのある資格といえます。
Q.高卒から保育士資格取得を目指すには?
A.2年制の専門学校以上へ進学するか、2年以上の勤務経験が必要です。
受験資格を満たしていない高卒の方が保育士資格を取得するには、以下の2通りの方法があります。
・2年制以上の専門学校や短大、大学に進学し卒業する
・2年以上の勤務経験を経て、保育士試験の受験条件を得る
2年以上の勤務経験を取得するには、勤務先が保育士試験受験資格認定基準に該当している必要があるため、事前に確認しておきましょう。
Q.中卒から保育士資格取得を目指すには?
A.「高卒」資格を取得するか、5年以上の勤務経験が必要です。
受験資格を満たさない中卒の方は、「高卒認定試験」をクリアした後に、2年制以上の専門学校等に進学して学ぶ選択があります。また、5年以上の勤務経験を経て、保育士試験の受験資格を得る手段も。
・高卒認定試験に合格後、2年制以上の専門学校や短大、大学に進学し卒業する
・5年以上の勤務経験を経て、保育士試験の受験条件を得る
5年以上の勤務経験がない場合、最終学歴が「中卒」では保育士資格を取得できないため注意しましょう。
Q.保育士と幼稚園教諭の違いは?
A.教育面と資格に関して違いがあります。
保育士と幼稚園教諭は、教育面と資格に関して違いがあります。保育士は、就労などで日中に子どもの世話が行えない保護者の代わりに、保育を行うことが目的です。一方、幼稚園教諭は、カリキュラムに沿って就学に向けた教育を行うことを目的としています。
また、資格に関しては、受験資格を満たせば誰でも受験できる保育士と異なり、幼稚園教諭資格は養成課程を満たす短大や大学などを卒業する必要があります。
Q.保育士の仕事はどんな人に向いている?
A.子どもが好きでコミュニケーションスキルの高い人に向いています。
保育士の仕事は、子どものお世話が好きで、成長を身近で見守りたい方に向いています。また、子どもとその保護者にも関わるので、コミュニケーションスキルが高い人にも向いているでしょう。
子どもと一緒に遊んだり、イベントの準備などで重い荷物を運んだりするので、体力に自身がある人にもおすすめです。
保育士資格は受験条件を満たせば誰でも取得を目指せる!
保育士資格は、学歴や勤務年数など一定の受験条件をクリアすれば、年齢を問わず誰でも挑戦できる資格です。子どもたちの成長を間近で見られるだけでなく、将来性も期待できる職種なので、ライフスタイルに合わせた働き方を目指せるでしょう。
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著者プロフィール
めんたいパスタ
人材紹介業、サービス業、障がい者雇用の分野で採用業務に従事した経験がある女性スタッフ。現在は保育分野の採用担当として、業務を通じて保育園で働くスタッフの負荷軽減になることを目標として活動している。