保育士が帽子を選ぶ際のポイントとは|季節別のおすすめの紹介
著者: めんたいパスタ
更新日:2023/12/22
公開日:2022/06/24
散歩や外遊びなど屋外での活動も多い保育士にとって帽子は必須アイテムです。しかし、ひとくちに帽子と言ってもさまざまなタイプがあるため、どんな帽子を選ぶべきか迷っている人も多いでしょう。そこで今回は、保育士の帽子の選び方や季節別のおすすめの帽子、注意点について紹介します。
目次
保育士の帽子選びのポイント
保育士が帽子を選ぶ際は、日除けとしての機能だけでなく使い勝手や安全性も考慮する必要があります。ここでは、保育士の帽子選びのポイントについて詳しく紹介していきます。
つばや日除けがあるか
まず大切なのが、つばや日除けがあるかどうかです。保育士は子どもたちと外遊びをする機会が多いため、紫外線や熱中症対策ができるようつば部分が大きく日除けに優れるものを選びましょう。後ろ側に日除けが付いているものなら、うなじや首に降り注ぐ日光もガードできますよ。紫外線が気になる人は「UVカット効果あり」と表記されているものもおすすめです。
ただし、前方のつばが大きすぎるものは視界が遮られてしまうため、かぶったときに視界がひらける程度のものにしましょう。
洗濯できるかどうか
次に、洗濯できるかどうかも重要なポイントです。保育士の帽子は泥や汗などが付きやすく、公園や園庭で遊んだり遠足に行ったりするとあっという間に汚れてしまいます。頻繁に洗濯することが必要になるため、自宅で洗濯できる布製のものが良いでしょう。
麦わら帽子は通気性が良く夏に人気ですが、洗濯ができないので保育士には向いていません。保育士にとって清潔であることはとても重要なので、子どもたちに全力で向き合うためにも洗えるものが良いですね。
折りたたみ可能か
保育士の帽子は折りたためるものが便利。というのも、保育士は子どもと遊んだり抱っこしたりと手がふさがることが多いからです。柔らかい素材で折りたためるものであれば、外遊びの合間や終わった後にさっとポケットやリュックサックにしまえるので邪魔になりません。
シンプルで安全なデザインか
保育士の帽子はシンプルで安全なデザインかどうかも重要なポイントです。たとえば、金属の装飾や硬い素材が付いていると子どもたちに当たってケガをさせてしまう可能性があります。パーツが取れると誤飲してしまうかもしれません。
また、キャラものや派手なデザインは保護者や地域の住民から悪い印象を持たれる可能性があります。そのため、なるべくシンプルで安全性の高いデザインの帽子を選びましょう。園によっては保育士の服装に規定がある場合もあるので、事前に確認しておいてくださいね。
【季節別】保育士におすすめの帽子
保育士の帽子は季節によって使い分けると便利です。そこで次に、季節別に保育士のおすすめの帽子を紹介します。
春
春は過ごしやすい気候の日が多く、お花見や遠足、運動会など外での活動が増える時期です。また、さほど暑くないとはいえ紫外線が増えてくる時期でもあります。そのため、ワークキャップやサンバイザーなどつばが付いていてしっかりと紫外線を防いでくれるものがおすすめです。
日によって寒暖差があるため、気温や天候に合わせて首元の日除けが取り外せるものも良いですね。進級の時期なので親しみやすいデザインだと子どもたちは安心できますよ。
夏
プール遊びや水遊びがある夏は、最も紫外線が強く熱中症にも注意が必要な時期なので、しっかりと日光をガードすることが大切です。つばや首元ガードが大きいものやUVカット機能が付いたものが良いでしょう。
また、子どもたちだけではなく保育士もたくさん汗をかくので、通気性の良い軽い素材がおすすめ。軽い素材だと乾きやすいので洗濯などのお手入れも簡単で、衛生面にも気を配れます。頻繁に洗濯することを見越して、洗い替え用に何個か持っておくと良いですね。
秋
涼しくなってくるとはいえ秋もまだまだ紫外線が多い時期なので、春夏に引き続き紫外線対策が必要です。運動会や遠足など外での活動も多いため、ワークキャップやサンバイザーなど運動しやすいものが良いでしょう。
また、天候が不安定な時期でもあるので、急な雨が降っても慌てずに済むよう撥水効果のあるものがおすすめ。気候に合わせてパーツを取り外したり折りたたんで収納できたりと使い勝手の良いものが便利ですよ。
冬
冬は紫外線対策というよりも寒さ対策のための帽子を選びましょう。裏機能やボア素材など保温性の高いものをかぶれば、寒さから体を守ることができます。頭にフィットしやすいニット帽も、耳まで深くかぶったり浅くしたりとかぶり方を調節できるので便利ですよ。
また、地域によっては雪遊びをすることもあります。その場合は、保温性に優れ表面が撥水加工されているものがおすすめです。
保育士が帽子を選ぶ際の注意点
保育士の帽子選びでは、安全性や機能性の面から避けた方が良いものもあります。そこで最後に、保育士が帽子を選ぶ際の注意点について解説します。
装飾がついている
大きなモチーフや紐、ポンポンなどの装飾が付いている帽子は、子どもたちが引っ張ったり外れたりしてケガをさせてしまう可能性があるため避けた方が良いでしょう。特に乳児クラスでは外れた装飾を口に入れてしまうこともあるので注意が必要です。また、装飾が遊具や木にひっかかると帽子が脱げてしまいます。安全性の観点で考えると、装飾がなくシンプルなものが良いですね。
脱げやすい
保育士は子どもたちと走り回ったり手をつないだりすることも多いため、風などで簡単に脱げる帽子では仕事に支障が出てしまいます。そのため、フィット感が強く脱げにくい帽子の方が適しているでしょう。ゴム紐を付けておくと脱げにくくたとえ脱げたとしても下に落ちないので安心ですよ。
視界が確保できない
つばが大きすぎて視界が悪くなる帽子は、子どもたちを見守りにくくなるため保育士には向いていません。また、視界が確保できない帽子は子どもたちにとってみれば先生の顔が見づらくなってしまいます。そのため、帽子を選ぶ際は実際にかぶってみて視界を確認することも大切です。つばがあった方が紫外線対策にはなるので、バランスを考えて選べると良いですね。
つばが硬い
紫外線対策のためにはつばの付いている帽子が良いと説明しましたが、つばか硬すぎるものは避けた方が無難です。というのも、つばが硬いと子どもたちと遊んだり抱っこをしたりするときに体や顔に当たってしまう可能性があるからです。子どもたちの安全のためには、柔らかくて当たっても痛くない素材の帽子を選びましょう。
キャラもの
子どもたちに人気のキャラクターの帽子は、親しみやすく注目を集めることができます。しかし、園によってはキャラものが禁止されていることもあるため注意しましょう。帽子を買う前に、デザインや形状に規定がないか確認しておいてくださいね。
保育士の帽子は機能性と安全性が大事
保育士は子どもたちと一緒に外で遊ぶことが多いため、帽子は機能性と安全性の高いものを選びましょう。紫外線が多い時期はつばがあるものや通気性が良いものがおすすめです。運動会や遠足など外での活動が多い時期は、動きやすく視界の広いものが良いでしょう。また、子どもたちと触れ合ったり抱っこしたりする場面も多いため、シンプルなデザインで柔らかい素材の方が安心です。機能性と安全性を考慮してお気に入りの帽子を見つけましょう。
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著者プロフィール
めんたいパスタ
人材紹介業、サービス業、障がい者雇用の分野で採用業務に従事した経験がある女性スタッフ。現在は保育分野の採用担当として、業務を通じて保育園で働くスタッフの負荷軽減になることを目標として活動している。