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【簡単に解説】リトミックとは?年齢別のやり方や保育士が行う際の注意点など

著者: めんたいパスタ

更新日:2023/12/15

公開日:2023/12/15

リトミックとは、音楽を通して子どもの能力を伸ばす教育方法です。子どものさまざまな発達に効果のあるリトミックですが、どのように取り入れるか悩む保育士の方も多いでしょう。本記事では、保育園でリトミックを行う目的や注意点を解説します。子どもの年齢別に具体的な内容もご紹介しますので、保育士の方はぜひ参考にしてください。

リトミックとは?

リトミックとは、音楽を通し、子どもの基礎的な音楽的センスや表現力、
身体機能などの潜在的な能力を育む音楽教育法です。

リトミックとは、音楽に合わせて体を動かし、表現力を養う音楽教育法です。
子どもたちは、リトミックのピアノや楽器の音を聴きながら、自由に体を動かして表現します。お遊戯のように決まった動きはなく、子どもたちが自由に表現することを大事にしているのがリトミックの特徴です。

リトミックのはじまりは20世紀初頭。スイスの作曲家兼音楽教育家エミール・ジャック=ダルクローズ博士により考案されました。この頃から、リトミックは人の持つ五感を育てながら音楽を全身で感じ、より豊かに表現する活動と考えられています。

また、リトミックを構成する要素は次の3つです。

【リトミックを構成する3つの要素】
・リズム運動(音楽に合わせて動き、音への理解を深める)
・ソルフェージュ(全身でリズムを感じ、歌などをとおして音程を確認する)
・即興演奏(「リズム遊び」「ソルフェージュ」の経験を合わせて音楽を表現する)
参考:※ソルフェージュ……西洋音楽の学習において楽譜を読むことを中心とした基礎訓練のこと

リトミックで期待できる効果

・リズム感や音感など音楽的センスを磨ける
・運動を通して身体的能力が向上する
・表現力、集中力、想像力など潜在的な能力を養える
・コミュニケーション能力や社会性を身につけられる

リトミックを取り入れることで、子どもたちにとってさまざまな効果が期待できます。音楽的なセンス以外にも、音に合わせて体を動かすため身体的能力の向上にも役立つでしょう。

ほかにも、表現力や集中力、想像力などの潜在的な能力を養うきっかけにもなります。人とコミュニケーションを取りながら楽しむリトミックは、自然と社会性も身につくでしょう。
音楽を通して、多くの効果が期待できるのはリトミックならではの特徴です。

保育園でリトミックを行う目的

リトミックは、子どもたちにとって多くの効果が期待できます。日々、子どもの成長や発達について考えており、保育園でもぜひ取り入れてみたいと考える保育士の方も多いでしょう。保育園でリトミックを取り入れるには、リトミックを行う目的を事前に理解することが大切です。

音楽的センスや表現力を磨く

音楽を聴きながら、体を動かして表現するリトミックは、音楽的センスや表現力を磨くにはピッタリの教育方法です。子どもの頃から、多くの音楽を聴く経験を繰り返すことで、自然と耳で聞く力が育つでしょう。

また、大人になってから、音への感性を磨くのと違い、幼少期から自然と音楽に触れることで、音楽への抵抗が少なくなるかもしれません。さまざまな音楽に身近に触れることは、音感やリズム感などの音楽的センスを磨くきっかけの1つになるでしょう。

基本的な身体機能を身につける

体全体を使って表現するリトミックは、基本的な身体的機能を身につけたいときにも効果的です。他の運動でも、身体能力の向上が期待できますが、リトミックの特徴は音楽的センスやリズム感も一緒に身につけられること。音楽を楽しむ気持ちをはぐくみながら、身体的能力を高められるでしょう。

また、体を動かす中で柔軟性や、バランス感覚を養うきっかけにもつながります。

協調性・社会性・集中力などを養う

リトミックには、協調性・社会性・集中力を養う効果も期待できるでしょう。保育園でリトミックを行うときには、ほかの子どもたちや先生と一緒に行うことが多いです。そのため、保育園でのリトミック活動は、人と関わりながらコミュニケーションを図る経験を重ねられます。複数人で楽しむ中で、自然と協調性や社会性を磨くきっかけになるでしょう。

また、集団で1つの活動にじっくりと取り組むことは、集中力を養う経験にもつながります。

【年齢別】リトミックの主な内容とやり方

リトミックの内容を考えるときには、年齢に合った活動の設定が必要です。ここでは、子どもの年齢別の特徴や年齢に合うリトミックの主な内容を確認してみましょう。

0歳児

0歳児は、子ども自身が自分で体を動かしたり、考えて表現したりすることは難しい時期です。個々の発達段階をしっかりと捉えつつ、保育士が一緒に楽しみながら行うのが一般的といえます。

たとえば、保育士が子どもを抱っこしたり、音楽に合わせて体を動かす手伝いをしたり、歌を歌ってみたりと、子どもが無理なく音楽に触れられる環境をつくってみましょう。

【0歳児のリトミックの主な活動内容】
・音楽を聴く
・保育士が子どもを抱っこしながら体を動かす
・音楽をとおしてスキンシップをとる など

1歳児

1人で踊ったり、歌ったりはまだ難しい時期ですが、0歳児に比べると、自分の意志で体を動かせるようになるのが1歳児の特徴です。大人の動作に興味を持ち始め、簡単な動きを真似ようとする時期でもあります。

リトミックを取り入れる際は、子どもの好きな歌などを取り入れ、「なんだろう?」「楽しそう!」と、興味を惹くことから始めてみましょう。

子どもの発達に合わせて、簡単な歌を繰り返し楽しめる機会をつくったり、何か楽器などを取り入れてみたりして、リズムを楽しむ活動もよいでしょう。

【1歳児のリトミックの主な活動内容】
・大人を真似て手や体を動かす
・簡単な歌を歌い、振り付けを楽しむ
・タンバリン、マラカスなどを使い「叩く」「振る」などの簡単な動きを楽しむ

2~3歳児

2〜3歳児になると、身体的能力に加え、言語能力もさらに発達します。あわせて、理解力も深まり、大人の指示も自分なりに理解しようとする姿が見られるでしょう。

また、「友達と一緒」「先生と一緒」が楽しくて嬉しくなるのもこの時期の特徴といえます。保育園では、友達と一緒に楽しめたり、協力したりできるリトミックの活動を取り入れてみてもよいでしょう。

自発的な表現が増える時期なので、少し複雑な指示も織り交ぜながら、子ども自身が考えられる場面をつくるのも発達を促すのに効果的といえます。

【2〜3歳児のリトミックの主な活動内容】
・自分で考え表現しようとする
・「お友達と一緒」にリトミックを楽しむ
・大人の指示を理解して即興で音に合わせようとする

4~5歳児

4~5歳児では、今まで培ってきた能力を上手に応用して、リトミックを楽しむようになります。音階などへの理解も深まることで表現の幅が広がり、より自己表現が豊かになるでしょう。

また、体幹が安定し、バランスをとりながら複雑な動きを楽しめるのも4~5歳の時期です。
この時期のリトミックは、年齢別の特徴や個性を捉えて、個々の力を伸ばすことを意識することがポイント。個性豊かな人格形成へとつながります。

保育園では、子どものさまざまな能力を伸ばすために、幅広くリズムや表現に触れられるよう活動を工夫するのがおすすめです。

【4〜5歳児のリトミックの主な活動内容】
・子ども自身が表現したり考えたりする経験を楽しむ
・さまざまな楽器に触れる(大太鼓・小太鼓・木琴・鉄筋・シンバル・鍵盤ハーモニカなど)
・音階を取り入れたリズム遊びも楽しめる

【保育士向け】リトミックを行うときの注意点

・リトミックが楽しめるよう環境を整える
・保育士自身も子どもと一緒に楽しむ
・マンネリしないように活動を工夫する
・子どもの素直な気持ちや表現を尊重する

子どもの発達にあわせたリトミックの楽しみ方を理解したら、あわせて、行うときの注意点もしっかりと覚えておくことが大切です。子どもたちの能力を存分に引き出せるよう、ポイントをおさえておきましょう。

リトミックが楽しめるよう環境を整える

リトミックを行うときには、思いっきり体を動かせるスペースを確保しましょう。広い部屋でないとしても、室内の環境の見直しが大切です。目につく場所におもちゃがあったり、部屋が散らかっていたりすると、子どもの集中力を妨げる原因になります。安全面も含め、活動を始める前には部屋を片付けましょう。

また、楽器を用意するとリトミックの楽しみ方の幅が広がります。ほかにも、導入時に絵本やリトミックスカーフを使うなど、ちょっとした工夫で魅力的な環境が準備できるでしょう。

保育士自身も子どもと一緒に楽しむ

子どもがリトミックの活動を楽しむには、指導する保育士も一緒に楽しむことが大切です。
リトミックに限らず、子どもたちは「楽しそうな雰囲気」に興味を持ちます。いつも一緒に過ごしており、信頼できる保育士が楽しそうに取り組む姿から、子どもたちにリトミックの魅力が伝わるでしょう。

リトミックを保育に取り入れる際は、子どもたちがリトミック活動に興味を示しやすくなるよう、楽しい雰囲気づくりを心掛けましょう。

マンネリしないよう活動を工夫する

リトミック活動では、同じ音楽などを繰り返し経験することも基礎とされています。ただ、繰り返しが大切だからといって、マンネリには注意が必要です。同じ活動ばかりでは、興味関心が薄れ、楽しめなくなってしまう子どもも出てくるでしょう。

子どもの興味関心が薄れてきたと感じたら、繰り返し音楽を楽しむ中に、応用して楽しめる場面も一緒に設けていくのがおすすめです。音楽のテンポの変化や、時に楽器を使ってみるなど、少しずつ新しい活動をバランスよく取り入れてみましょう。

子どもの素直な気持ちや表現を尊重する

リトミックを行う際、最も重要なのは、子どもの気持ちや表現です。音楽を通した自由な表現が大切だと考えられているリトミックには、お遊戯やダンスのように決められた振り付けがないものも多くあります。子どもの動きは決して否定せず、子どもの表現を認め、肯定的な言葉がけを意識しましょう。

また、リトミックへの参加を嫌がる子に無理強いするのもNG。焦らずに、子どもが自然と興味を持つのを待ってみましょう。

【保育士向け】リトミックの実施に役立つ資格

保育士がリトミックを行うときに、特別必要な資格はありません。
ただ、子どもたちに指導する場合には、リトミックの知識をしっかりと身につけてから指導することで、よりリトミックの効果が期待できるでしょう。

リトミックを効果的に行いたいときに役立つ資格として、「リトミック指導員」があります。リトミックに関する基礎的な知識や指導方法、ポイントなどを学べるため、保育活動に役立つ資格といえるでしょう。

リトミックに関する専門的な知識や理解を深め、保育に取り入れたいときには、資格取得を検討してみるのもおすすめです。

リトミックに関するQ&A

今回は、よく聞かれるリトミックに関する疑問を集めました。保育にリトミックを取り入れることに不安のある保育士さんは、ぜひ参考にしてください。

Q.リトミックにはどんな種類がある?

A.いろいろな要素がプラスされた数種類のリトミックがあります。

リトミックには、発案者独自の思いや要素が取り入れられ、数多くの種類があります。
たとえば、次のような種類があり、どれも、基本的なリトミックの要素にそれぞれ独自の要素を盛り込んでいるのが特徴です。

【リトミックの主な種類】
・英語リトミック(リトミック中の言語に英語を使用する)
・ハワイアンリトミック(ハワイアンダンスの要素がある)
・天野式リトミック(発案者独自の体育的要素が含まれる)
・ベビーリトミック(0歳児を対象としたリトミック)

Q.リトミックを行うメリット・デメリットは?

A.メリットは子どもの潜在的な基礎能力を引き出せること、デメリットは明確な変化がわかりにくいことです。

メリット デメリット
・音楽的センスや表現を磨ける
・基本的な身体機能を身につけられる
・協調性や集中力などを養える
・子どもの明確な変化を実感しにくい
・活動への参加が苦手な子どももいる

メリットは、音楽的センスや表現力、身体機能、コミュニケーション能力など、潜在的な能力を幅広く引き出せることです。音楽を通して、子どもが楽しみながら能力を養えるのが1番のメリットでしょう。

一方で、子どもの明確な変化がわかりにくいのがデメリットといえます。また、すべての子が同じように楽しめるわけではないことも保育士として理解しておきましょう。

Q.子どもがリトミックへの参加を嫌がるときは?

A.参加は無理強いせず、まずは見守りましょう。

子どもによっては、リトミックに興味がなかったり、一緒に体を動かさなかったりする子もいます。中には、何かに不安に感じている子どももいるでしょう。そのときは無理強いせずに、まずは見守るところから始めます。

自分の気持ちを伝えられる子には、「やりたくない理由」を聞いてみるのもよいでしょう。こまめに保育士同士も連携を取りながら、子どもの気持ちに寄り添った声掛けや工夫が必要です。

リトミックを保育に取り入れてみましょう!

子どもたち個々の「潜在的な基礎能力」の発達を促すリトミック。型にとらわれず、自由な発想で楽しめるリトミックは、子どもたちにとっても魅力あふれる教育法といえるでしょう。子どもと一緒に楽しめるリトミックを通して、子どもたちの持っている力を伸ばす保育を実践してみましょう。

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人材紹介業、サービス業、障がい者雇用の分野で採用業務に従事した経験がある女性スタッフ。現在は保育分野の採用担当として、業務を通じて保育園で働くスタッフの負荷軽減になることを目標として活動している。

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