年少人口が増加傾向の品川区は保育士さんの勤務地におすすめ!
著者: めんたいパスタ
更新日:2024/01/12
公開日:2024/01/12
品川区は東京都23区の南部に位置する特別区です。人口は約40万人で、特に30代、40代の世代が多く住んでいます。港区との境目には新幹線も通る品川駅がありますし、羽田空港へのアクセスも良く良い非常に利便性の高い地域です。
オフィス街のイメージが強い品川区ですが、商店街も存在し、日本の昔ながらの街並みも楽しめる地域です。子育て支援も非常に充実しており、品川区の年少人口は少しずつ増加しています。
目次
品川区ってどんなところ?
品川区は東京都区部の南部に位置しており、東部の東京湾に面した臨海部と西部の山の手台地に分かれています。オフィス街が多く集まっている臨海部の品川駅周辺や天王洲アイルのような地域もある一方で、大崎地区には川沿いの桜並木など自然を感じられる地域や閑静な住宅街もあります。また、荏原地区には武蔵小山や戸越銀座などの商店街や神社なども多く、昔ながらの景色を楽しめる場所もあります。
品川は奈良時代から続く交通拠点として栄えた地域です。現代においても同様で、羽田空港へのアクセスも良い品川駅は新幹線や将来的にはリニア新幹線の乗り入れも予定されており、国内だけでなく国際的な意味でも重要な交通拠点となっています。
また、しながわ水族館や大井競馬場をはじめとしたレジャー施設の多い地域でもあります。
23区の中でもとりわけ定住意向の強い地域です。第25回品川区世論調査報告によると、品川区に「ずっと住みたい」(45.8%)と「当分は住みたい」(45.9%)を合わせると91.7%の方が定住の意向を示しています。働くためのアクセスの良さと居住のための店、病院、学校などの利便性がそろっているとも言える地域です。
保育士の需要予測
品川区の人口構成
品川区の住民基本台帳による人口は2022年4月の時点で404,405人です。仕事や学校も多い地区のため、夜間人口と昼間人口の差が大きい地域です。人口は年々増加傾向にあり、特に15~64歳の生産年齢人口が増加しています。年少人口も微増傾向にあり、2021年の時点では48,000人を超えています。区内の日本人の年少人口の割合は12%となっています。
地区別に見てみると、特に年少人口の人数が多いのは荏原地区や大井地区となっています。
出生数は2020年には3,845人となっています。少し前の2018年のデータによれば品川区の合計特殊出生率は全国1.42%に対して、1.21%と低くなっていますが、東京都全体や23区全体の割合と比べると少し高くなっています。また、年々上昇傾向も見られています。
2021年の人口構成を見てみると、特に人口に占める割合の多い年齢層は30~45歳くらいで、今後出産や子育てを始める可能性のある住民も多くいることがわかります。品川区は子育て支援にも力を入れている区ですし、安全などの点でも安心して子どもを育てられる環境がある区です。
品川区の保育所数
品川区による2022年の案内によると区立認可保育園が46、私立認可保育園98、地域型保育事業が20となっています。他にも家庭的保育事業が2、企業主導型保育事業が約10あります。これ以外にも幼保一体施設が7、居宅訪問型保育事業も1、認証保育所が24、認定こども園が4あります。
品川区の今後の子育て支援事業に関する計画を見てみると、保育園の数を増やしていくことが考えられているようです。保育士にとってはニーズが高く、自分に会った求人が見つけやすい地域だと言えるでしょう。
待機児童の状況
品川区の待機児童者数に関してですが、近年を見てみると2020年に13人、2021年に5人となっています。数字を見ると待機児童数は少ないことがわかりますが、東京都は最近待機児童数が減っており、特に23区では待機児童数0の区も多くなっています。子どもが近年増えていることから考えても、品川区は待機児童問題対策のために状況に応じた保育施設の整備などが今後も必要な地域だと言えるでしょう。
品川区の保育士の平均給与は?
品川区の保育士の収入に関してですが、求人サイトなどを参考に見てみるとサイトや時期によって違いはありますが、品川区の保育士の平均月収は約240,000円程度となっています。時給で見てみると1300円を超える程度です。月収、時給とも東京都全体の保育士の平均月収より少し高くなっています。品川区は保育士にとって都内でも特に高収入を期待できるエリアだと言えるでしょう。
もちろんポジションや経験によって収入には違いがあります。特に保育士の求人は経験を重視することも多く、実際の求人情報を見てみると、いくらからという記載が多くなっているように感じます。今まで保育士としてキャリアを築いてこられた方はさらなる収入を期待できるでしょう。
実際の求人サイトの求人内容を見てみると、リーダーや主任といったポジションの募集も多く目に入ります。そのような求人は平均以上の給与のものも多くあります。経験を積み、それを上手に活かしていくことでますます高収入を目指すことが可能な地域です。
品川区の保育士求人例
例1)品川区西五反田にある認可保育所での保育士(正社員)
職種 | 保育士 |
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仕事内容 | 保育園での保育業務全般をお願いします。 自分のやりたいコトにチャレンジできる環境です。 具体例 ・主活動、散歩 ・給食、おやつ等の介助 ・制作、書類作業など ※パートスタッフが行事準備のお手伝いをしたり、書類業務は交代で保育から抜けて行ったりと、保育士一人ひとりへの負担を減らしています。 そのため、持ち帰り仕事もありません! ※就業時間内に仕事を終える事ができるので、プライベートの時間もちゃんと確保できます。 |
給与 | 月給275,000円~ 昇給制度あり(年1回)、賞与制度あり(年2回) 残業代別途支給 交通費支給あり |
勤務時間 | 7:15~19:30の中で実働8時間のシフト制 休憩60分 日祝休み リフレッシュ休暇あり(4月~1月の間で3日) ※「遅番の翌日に早番シフトで朝が早い」ことがないよう、充分な人数を配置し調整しています。 |
応募条件 | 高卒以上 PC文字入力できる方 保育士資格をお持ちの方 保育士経験1年以上 |
福利厚生 | 各種社会保険制度あり(法令通り)、育児・介護短時間勤務制度(育児時短は小学校3年生まで)等 |
例2)品川区南品川にある認可保育所での保育士(パート)
職種 | 保育士 |
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仕事内容 | 保育園でパート募集! 早番だけの勤務で週3日から相談OK ブランクからの社会復帰にピッタリのお仕事です。 具体例 ・保育業務 ・掃除、洗濯 ・お子様の受入れ対応、開園準備など ※早朝の時間帯だけの勤務なので、ワークライフバランス重視の方にもピッタリ! 『久々の社会復帰だから、パートとしてお仕事したい』 『扶養内で働きたい』 『資格を活かして子ども達とふれあう仕事がしたい』 そんなスタッフたちが活躍できる環境のお仕事です。 |
給与 | 時給1,600円~ 昇給制度あり(年1回) 交通費支給あり |
勤務時間 | 月~土 ※祝休、シフト制 7:15~9:00を含む1日3時間以上、週3~4日程度から相談OK |
応募条件 | 高卒以上 保育士資格をお持ちの方(経験、年齢、ブランク等不問) |
福利厚生 | 各種社会保険制度あり(法令通り) |
品川区で働く保育士のメリット
保育士ニーズが特に高い
品川区で保育士として働くメリットの一つは、品川区は年少人口が増加傾向にあり、ニーズが高い地域だという点です。年少人口の増加は、子育て世代にとって魅力のある地域になっているということも理由の一つでしょう。
保育士にとって求人が見つかりやすい地域であることはメリットの一つです。求人数が多いので、好条件の求人や、経験を活かせる役職での求人も多くなっています。
乳幼児保育に力を入れている
品川区で保育士として働く2つ目のメリットは、品川区は乳幼児の保育・教育に力を入れているという点です。区独自の取組みとして、0歳から学校に入るまで一貫した保育・教育を続けていくという理念のもとに、保育園と幼稚園の両方の良さを生かした幼保一体事業が進められています。また、保育所型認定こども園や区立就学前乳幼児教育施設の設置や開設にも力を入れたり、乳幼児の保育・教育の質の向上によって小学校への進学がスムーズになるように、区立の小学校との連携も進められています。品川区はこのような一貫教育に力をいれており、小中一貫教育も導入しています。
保育士として共感を感じる方、ご自身が子育て中で、子どもをこのような環境で育てたい保育士さんにとってメリットが大きいと言えそうです。
年少人口が増加傾向の品川区は保育士さんの勤務地におすすめ!
品川区は年少人口が増加傾向にある区で、子育て支援制度も充実しているため、今後も保育のニーズも高まることが期待できる地域です。保育士にとってご自身に合った求人に出会いやすい地域だと言えるでしょう。保育施設も多いので、今までの経験を活かせるポジションの求人も見つかりやすいでしょう。また、高収入が期待できるエリアであることも魅力の一つです。
品川区は乳幼児の保育だけでなく教育にも力を入れており、0歳から就学前までの一貫保育・教育、小学校と保育園などの連携にも力をいれてるようです。保育士としてのキャリアを磨くにも良い地域だと言えます。
ぜひ、品川区の保育士求人を見てみましょう。
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著者プロフィール
めんたいパスタ
人材紹介業、サービス業、障がい者雇用の分野で採用業務に従事した経験がある女性スタッフ。現在は保育分野の採用担当として、業務を通じて保育園で働くスタッフの負荷軽減になることを目標として活動している。