診療情報管理士のお給料はどのくらい?医療事務からキャリアアップも目指せる?求人情報を知ろう!
著者: そだねー
更新日:2023/12/22
公開日:2019/03/08
診療に欠かせないカルテを管理し、病院の経営や医療を推進するために重要なポジションを担う診療情報管理士のお仕事。医療関連の職業の中でも人気がありますが、一体お給料の平均はどのくらいなのでしょうか?今回は気になるお給料についてく詳しくご紹介します。
目次
診療情報管理士の平均年収が知りたい!お給料は高い?
診療情報管理士のお仕事は、医局や大学病院の秘書課、病院の受付などに配置されていることが多く、正社員、契約社員、派遣など雇用形態は様々です。厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査によると、平均年収は439.7万円となっています。
診療情報管理士とはどんな仕事?主な3つの仕事とは
・患者の情報収集
・統計データの作成と管理
・研究機関や病院経営のための情報提供
診療情報管理士は医療機関では患者の情報を管理保管する重要なポジションとして高く評価される職業です。またコンピュータ管理での操作を必然とするためIT専門分野としても技術を必要とされている職種といえるでしょう。主な3つの仕事について見ていきましょう。
患者の情報収集
診療情報管理士の仕事の要は、患者の情報管理です。入院や退院の際を含め患者の診察記録をもとに、病名、医師の治療内容、検査記録、看護記録などの情報を記録保管することの正確さを求められます。カルテに記載された医療情報は法律で一定期間保管することが決められており、専門的な知識を要するポジションと言えるでしょう。
統計データの作成と管理
患者の情報を正しく収集して、保管管理するのも診察情報管理士の仕事です。具体的には「ICDコーディング」と呼ばれ、世界保険機構(WHO)基準によって変換されたアルファベット記号に病名を変更する作業を指します。
研究機関や病院経営のための情報提供
診療情報管理士が収集した疾患内容や治療方法のインフォメーションは加工した統計データを国の研究機関や病院の経営に役立てるために活用されます。コーディングなどから構築したデータベースは必要な情報を抽出し必要に応じて加工、分析する管理作業も診療情報管理士の責任にゆだねられています。
診察情報管理士と医療事務の違い
業務内容の違い
診療情報管理士と医療事務の仕事の大きな違いは、患者と接するか否かとう点です。診療情報管理士は、カルテ管理、病名のコーディング、データ管理、調査、分析といった専門的な分野の作業が多いことが特徴。ほとんどの業務はパソコンに向かった事務作業が中心です。医療事務のように受付にあたることはなく、レセプションや患者と医療スタッフをつなぐクラーク役の担当はしません。国家資格を必須としない事務職という立場でありながら、医師や経営に推奨や意見ができるというのも診療情報管理士の特殊な権限といえるでしょう。
待遇面の違い
待遇の違いは、医療事務が契約、派遣、パートなどの募集が多いのに対し、診療情報管理士は正社員としての雇用が多いという点が挙げられます。しかし福利厚生などは、診療情報管理士に優遇されているケースが多いのも特徴です。診療情報管理士は病院に一人設置すれば報酬点数対象になるという理由から雇用人数も少なくて済みますが、医療事務は日常のルーティーン業務にも携わるため人員確保のために雇用形態がフレキシブルなことも重要な要素のようです。
診療情報管理士の資格を取るメリットは?
診療情報管理士の業務にあたる際、資格は必ず必要ではなりません。ただし求人にあたり総合病院や大学病院などでは資格保有者を優先して雇用するところが多い傾向にあります。
大きな理由として膨大な数の患者情報を管理するためにコンピュータ管理が必要な大規模機関では、カルテをシステム化できる専門技術を要する診療情報管理士は重宝な人材です。また診療管理体制が整備されている医療機関に対し診察報酬が加算されるため、雇用側にもメリットがもたらされるポジションとして重要視される職業なのです。資格があることで待遇のよい病院に就職がきまると言えるでしょう。
診療情報管理士の給料を上げるには
残業が発生しない規則正しい就業時間で、福利厚生が充実し優遇されているところが多くあります。就業の際、資格は必須ではありませんが、資格保持者であることは雇用側の信用性を高めることから給与に反映されます。お給料を上げるためには実務年数も評価の対象になるため、転職によって増給を望めるといえるでしょう。
診療情報管理士の求人を調べよう!パートや契約社員の求人も多数!
診療情報管理士のお給料についてご紹介しました。医療関係の仕事の中でも残業が少なく、コンピュータを使い専門的な知識を要することからITに強い人材に人気のある職業です。資格は必須ではありませんが、総合病院や大規模の医療機関では資格保有者を優遇する傾向があり、民間資格を習得することはキャリアアップにもつながります。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。