医療事務の志望動機の書き方|無資格・未経験者の例文や思いつかない時の対策も紹介
著者: そだねー
更新日:2026/02/17
公開日:2019/07/31

医療医療事務の志望動機は、未経験や無資格の場合ほど悩みやすいものです。本記事では、志望動機の書き方のポイントやNG例、採用担当者が見ている視点を解説します。思いつかないときの考え方や、面接での伝え方も解説し、自分らしい志望動機を形にするヒントを紹介します。
目次
Q. 医療事務の志望動機は履歴書ではどのくらいの文字数がいいの?
Q. 医療事務の志望動機でブランクがある場合はどのように伝えればいい?
【医療事務の志望動機】書き方の5つのポイント
医療事務の志望動機を書く際は、具体性や説得力を重視することが重要です。以下の項目を参考にしましょう。
医療業界・医療事務に興味を持った理由を具体的にする
医療業界に関心を持った背景と、その中でも医療事務や受付の仕事に惹かれたきっかけを整理しましょう。家族や自身の通院経験を通じて医療の大切さを感じたことや、丁寧な患者対応に触れた体験などを具体的に書くことで、「なぜ医療業界で、なぜ医療事務なのか」が伝わりやすくなります。
その病院・クリニックを選んだ理由を明確に伝える
応募先の病院やクリニックを選んだ理由を明確にし、その施設への理解を深めたことをアピールしましょう。公式サイトや見学会で得た情報を活用し、たとえば「地域医療に貢献する姿勢に共感した」や「最新の医療体制に魅力を感じた」など、具体的な理由を挙げると良い印象を与えます。
入職後にどのように貢献できるかをアピールする
応募先にどのような形で貢献できるかを明確に伝えましょう。たとえば、患者さん対応において丁寧で思いやりのある姿勢を心がける、または事務作業の効率化に努めるなど、自身の強みを活かした内容を記載します。「どのように貢献できるか」を明確にすることで、積極性を示すことができます。
転職後のキャリアプランを具体的に説明する
医療事務としてのキャリアプランを描き、それを実現する意欲を伝えましょう。「受付業務を通じて患者対応力を高め、将来的には医療事務全般を任される存在を目指す」など、具体的な目標を提示します。計画性や成長意欲を感じさせる内容が好印象を与えられるでしょう。
経験や資格がある場合はアピールする
医療事務や関連業務での経験、または保有している資格を積極的にアピールしましょう。医療事務の資格取得や、接客業での経験などがあれば、それがどのように役立つかを明確に説明します。具体的な実績を盛り込むことで、即戦力としての魅力を高められるでしょう。
医療事務の志望動機を書くために必要な3つの事前準備

志望動機を効果的に伝えるには事前の準備が欠かせません。医療事務ならではのポイントを押さえ、自分の魅力を最大限にアピールしましょう。
応募先の情報収集をする
応募先が掲げている理念や方針は必ず確認しましょう。自分の考えや目指すものとマッチしているか事前に確認しておくことで、自分の想いをのせた志望動機が作成できるでしょう。また、応募先が専門にしている診療科目や治療方法がある場合、志望動機に取り入れることで応募先への理解があることをアピールできます。
医療事務の業務内容を把握する
医療事務の基本業務は、受付や会計、レセプト処理など多岐にわたります。また、施設の規模や診療科目ごとに業務の特徴が異なるため、応募先の病院やクリニックの特性を調べることが重要です。さらに、患者さん対応では柔軟なコミュニケーションスキルが求められるため、これが現場で重視される点を理解することも準備の一環です。
自分の強みやスキルを整理する
志望動機の作成には、自己分析が重要です。これまでの経験やスキルを振り返り、医療事務に活かせる要素を洗い出しましょう。特に、患者さん対応で必要とされるコミュニケーション能力や、未経験でも学ぶ意欲を具体的に伝えることで説得力が増します。応募先が求める人材像を踏まえ、自分の強みをどう関連づけるかがポイントです。
【有資格者】医療事務の志望動機の例文
医療事務管理士の資格取得を通じて、診療報酬や医療法規などの専門知識を学びました。また、前職で培った事務処理能力と顧客対応スキルは医療事務にも役立てられると考えています。患者様を支え、医療機関の円滑な運営に貢献したいという思いから、貴院を志望いたしました。未経験ながら、学んだ知識を活かしつつさらなるスキルアップを目指します。
この例文では、資格取得を通じて学んだ知識と、前職で身につけた事務力や対応力をうまく結びつけています。未経験であっても、すでに準備を進めている姿勢が伝わる点が特徴です。また、患者さんや医療機関を支えたいという気持ちが自然に表現されています。
【無資格者】医療事務の志望動機の例文
これまで接客業で培ったコミュニケーション能力や事務作業の経験を医療事務に活かせると考え、志望しました。未経験ではありますが、医療事務への挑戦に対する熱意と、日々学び続ける意識を大切にしています。特に、貴院の地域医療への取り組みに共感し、地域の患者様をサポートできる存在になりたいと思っております。
接客業で培ったコミュニケーション力を軸に、医療事務への意欲を伝えている例文です。未経験であることを前向きに捉え、学び続ける姿勢を示している点が好印象につながります。地域医療への共感も盛り込まれ、志望理由に納得感があります。
【無資格者】事務経験のある医療事務の志望動機の例文
これまで一般事務職としてデータ入力や顧客対応、スケジュール管理などを行ってきました。正確性と効率を意識した業務の進め方には自信があり、このスキルを医療事務に活かしたいと考えています。また、貴院の「患者様第一」という理念に共感し、地域医療の一端を担える存在として成長したいと願い、志望いたしました。
一般事務での経験を、医療事務の業務にどう活かせるかが具体的に書かれています。正確性や効率を意識してきた点が伝わり、未経験でも業務に対応できそうな印象を与えます。理念への共感も自然に盛り込まれています。
【無資格者】経理経験のある医療事務の志望動機の例文
経理職での経験を通じて培った数字の管理能力や細部への注意力を、医療事務に活かしたいと考え志望しました。特に診療報酬請求などの正確性が求められる業務に適していると自負しています。地域に根差した医療を提供する貴院で、これまでの経験を活かし、患者様に安心と信頼を届けるサポートをしたいと思っております。
経理職で身につけた正確さや数字への強さを、医療事務の業務に結びつけています。診療報酬請求などへの適性が自然に伝わり、即戦力としての可能性も感じられる内容です。地域医療への思いも丁寧に表現されています。
医療事務の志望動機が思いつかない場合は?
志望動機がうまく浮かばないときは、これまでの経験や自分の特徴、医療事務の役割を整理していきましょう。ここでは考え方の手順を3つに分けて紹介します。
これまでの経験を整理する
学生時代やこれまでの職場で、どのようなことに取り組んできたかを振り返ってみましょう。仕事や日常生活の中で身についた力や、工夫してきたことを書き出していくと、自分でも気づいていなかった強みが見えてきます。その中から、正確さや丁寧さなど医療事務の業務に活かせそうな部分を探していくことが大切です。
医療事務に求められる役割から考える
医療事務の仕事にはどのような役割があるのかを整理してみましょう。受付対応や会計、事務処理など、業務内容を一つずつ思い浮かべることで、自分が無理なく取り組めそうな仕事が見えてきます。そのうえで、なぜその業務に前向きに向き合えそうかを言葉にすると、志望動機として伝えやすい形にまとまります。
自分の強みと医療機関の共通する点を探す
自分の興味や得意なことを紙に書き出し、応募先の病院やクリニックが大切にしている考え方や役割を調べてみましょう。患者対応を重視しているのか、地域との関わりを大切にしているのかを知ることで、自分の強みと重なる部分が見つかることがあります。その共通点を意識すると、志望動機に自然な説得力が生まれます。
【医療事務の志望動機】書き方がNGな例文

医療事務の志望動機を書く際には、内容次第でマイナス評価を招くこともあります。よくあるNG例を確認し、適切な志望動機作成に役立てましょう。
曖昧な内容を含む志望動機
【NG例】
医療業界に興味があり、人の役に立てる仕事だと思ったため医療事務を志望しました。患者様のために頑張りたいと考えています。
【良い例】
前職で受付業務を担当する中で、相手の不安をくみ取って対応することの大切さを学びました。患者様と最初に接する医療事務として、その経験を活かし、安心して来院できる環境づくりに貢献したいと考え志望しました。
NG例は気持ちは伝わるものの、「なぜ医療事務なのか」「どのように貢献したいのか」がはっきりしません。採用担当者が応募後の働き方を想像しにくい点が弱みです。良い例では、具体的な経験と医療事務の役割が結びついており、実際の業務を意識した志望理由になっています。
例文をそのまま使用した志望動機
【NG例】
患者様に寄り添い、医療現場を支える仕事に魅力を感じ、医療事務を志望しました。これまでの経験を活かして貢献したいと考えています。
【良い例】
飲食店での接客経験を通じて、相手の立場に立った対応を心掛けてきました。その経験を活かし、患者様が安心して相談できる窓口となる医療事務として働きたいと考え、志望しました。
NG例は多くの応募者が使いがちな表現で、本人ならではの背景が伝わりません。内容が一般的なため、印象に残りにくい点も課題です。良い例では、前職の具体的な経験を交えているため、人物像や強みが分かりやすくなっています。
待遇面を打ち出した志望動機
【NG例】
残業が少なく、休日が安定している点に魅力を感じたため志望しました。長く働けそうだと感じています。
【良い例】
腰を据えて働ける環境の中で、医療事務として一つひとつの業務に丁寧に向き合い、経験を積んでいきたいと考え志望しました。患者様や医療スタッフを支える存在として成長したいと思っています。
NG例は条件面だけが理由となっており、仕事そのものへの関心が伝わりにくい内容です。良い例では、働く環境への期待を前向きな意欲に言い換え、業務への姿勢と結びつけています。結果として、長く働く意志も自然に伝わります。
【医療事務の志望動機】採用担当者が見ている3つのポイント
医療事務の志望動機では、経験やスキルだけでなく、人となりや仕事への向き合い方も見られています。採用担当者がどのような点を読み取ろうとしているのかを知ることで、伝え方の方向性が見えてきます。
文章から仕事への向き合い方が想像できるか
志望動機の文章からは、仕事に対する姿勢が自然と伝わります。丁寧に構成された文章や落ち着いた表現は、真面目に業務へ向き合う印象につながります。途中で話が途切れていたり、投げやりに感じられる内容があると不安を与えてしまいます。日々の業務を大切に積み重ねられそうかどうかが、文章全体から読み取られています。
現実的な理解をしたうえで応募しているか
医療事務の仕事には、やりがいだけでなく忙しさや責任も伴います。そうした面に触れず、理想だけを並べた志望動機は、現場を理解していない印象を与えかねません。業務の大変さを踏まえたうえで、それでも働きたい理由が書かれていると、長く続ける姿が想像しやすくなります。
人柄や職場との相性が読み取れるか
志望動機からは、その人がどのように周囲と関わりそうかも見られています。スタッフと協力しながら働く姿勢や、患者さんへの配慮が感じられる内容は好印象につながります。また、応募先の雰囲気に合いそうかどうかも重要なポイントです。文章を通じて人柄が伝わると、採用後のイメージがしやすくなります。
医療事務の面接で志望動機を話すときの3つのポイント

面接で志望動機を伝える際に、採用担当者に好印象を与えるための3つのポイントを解説します。
提出した志望動機の内容と合わせる
面接で話す志望動機は、事前に提出した履歴書やエントリーシートの内容と一致させましょう。一貫性のある志望動機は信頼感を高めます。話の流れに多少のアレンジを加えるのは構いませんが、内容の矛盾や抜け漏れには注意が必要です。
結論から簡潔に話す
面接では、結論から簡潔に話すことで相手に伝わりやすくなります。「貴院を志望した理由は~です」という形で冒頭に主旨を伝え、その後で具体的な背景や理由を補足しましょう。冗長な説明を避け、時間内に意図を的確に伝えることを心掛けます。
前向きでポジティブな表現を心がける
面接では、ネガティブな言葉や否定的な内容を避け、ポジティブな表現を使用しましょう。「新しいことを学び成長したい」という姿勢や「地域医療に貢献したい」という意欲を伝えることで、面接官に前向きな印象を与えられます。
医療事務の志望動機に関するよくある質問
医療事務の志望動機については、書き方だけでなく細かな判断に迷う場面も多くあります。ここでは応募前によく聞かれる質問を取り上げ、不安を感じやすいポイントを一つずつ整理していきます。
Q. 医療事務の志望動機は正直に書いてもいい?
A. 正直さは大切ですが、仕事への意欲が伝わる言い換えが必要です。
志望動機は正直に書くこと自体は問題ありませんが、伝え方には注意が必要です。たとえば「家から近い」「安定していそう」といった本音だけを書くと、仕事への関心が低い印象を与えてしまうことがあります。本音を基本としつつ、なぜ医療事務として働きたいのか、どのように関わりたいのかを入れることで前向きな内容が伝わりやすくなります。
Q. 医療事務の志望動機は履歴書ではどのくらいの文字数がいいの?
A. 履歴書の様式や欄の大きさで大きく変わります。
履歴書の志望動機は、履歴書の様式や欄の大きさで大きく変わりますが200〜300文字程度が目安とされています。短すぎると内容が伝わりにくく、反対に長すぎると要点が分かりづらくなる場合があります。限られたスペースの中で、きっかけ・理由・意欲を簡潔にまとめることが大切です。読み手が負担なく理解できる分量を意識しましょう。
Q. 医療事務の志望動機でブランクがある場合はどのように伝えればいい?
A. ブランクは理由と現在の意欲を一緒に伝えることが大切です。
ブランクがある場合は、無理に隠す必要はありません。期間よりも、その間に何を考え、どのような準備をしてきたかを伝えることが大切です。家庭の事情や体調面など理由を簡潔に説明し、再び医療事務として働きたい意欲や、学び直している姿勢を添えると前向きな印象につながります。
Q. 医療事務の志望動機で病院見学をしていない場合は不利になる?
A. 見学の有無よりも、応募先への理解を示すことが重要です。
病院見学をしていなくても、それだけで不利になることは多くありません。見学ができていない場合は、公式サイトや求人情報から分かった点を踏まえ、関心を持った理由を伝えると十分です。無理に見学経験を盛り込むよりも、応募先について調べたうえで感じた魅力を自分の言葉で表現することが大切です。
医療事務の志望動機が固まったら次の一歩を踏み出そう
医療事務の志望動機は、正解を探すものではなく、自分なりの理由を整理することが大切です。本記事では、準備の進め方から例文、採用担当者の視点まで幅広く解説しました。迷いや不安があっても、考える順番を意識すれば、伝えたい内容は見えてきます。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。