医療事務を派遣社員で始めるメリットとデメリットを紹介!正社員登用についても解説!
著者: そだねー
更新日:2023/12/22
公開日:2020/07/27
医療事務には様々な求人がありますが、それでもなかなか希望に合う求人が見つけられない。そんな方こそ、派遣社員という働き方で医療事務を始めてみてはいかがでしょうか。本記事では、派遣社員として医療事務で働くメリットとデメリットを紹介します。
目次
医療事務の派遣社員とはどんな雇用形態なのか
派遣社員は派遣会社と雇用契約を結んで、勤務先となる医療機関を紹介してもらう雇用形態です。勤務先が決まれば職場となる医療機関の指示に従って仕事を行いますが、給料は派遣会社から支払われ、労働契約や社会保険、福利厚生も派遣会社のものが適用されます。
医療事務を派遣社員で始める7つのメリット
1.派遣会社の独自求人を紹介してもらえる
2.希望に合う職場を探してもらえる
3.しっかりと決められた時間内で働ける
4.未経験でも医療事務を始めやすい
5.勤務先の変更がしやすい
6.多くの医療機関で経験を積むことができる
7.研修を受けられる
1.派遣会社の独自求人を紹介してもらえる
医療機関の中には、医療事務業務を外部に委託しているところも。そのような医療機関で働くには、委託を受けている派遣会社などに登録しなければいけません。派遣会社に登録していなければ知り得なかった求人に挑戦できるのは大きなメリットです。
2.希望に合う職場を探してもらえる
派遣会社に登録して、希望する医療機関の規模や任される業務、勤務地やシフトなどを伝えておけば、多くの求人から自分に合う仕事を探してもらえます。ライフワークバランスを重視する方や予定外のスケジュールに対応することが難しい方でも、安心して働ける仕事を効率良く見つけられるでしょう。
3.しっかりと決められた時間内で働ける
勤務先と直接雇用契約を結んでいる場合、残業や休日出勤、急な出勤要請に対して断りづらいことも。しかし派遣社員の場合、就労条件は派遣会社が決めていますので、勤務先とはいえ医療機関の判断でその就労条件を破るわけにはいきません。そのため、派遣社員は契約時の就労条件と異なる出勤や残業をさせられることが少ないです。
4.未経験でも医療事務を始めやすい
医療事務は、年齢や学歴よりも経験が重視される傾向にあります。そんな業界ですが、派遣社員であれば未経験でも働ける医療機関を紹介してもらうことが可能です。派遣先との契約が終了した後は、経験者としてより選択肢が増えた状態で次の勤務先を選ぶことができます。
5.勤務先の変更がしやすい
正社員の場合、自分が今の勤務先と合わないと気付いても、辞めるのに勇気が必要です。また、「辞めた後の勤務先が決まらないかも?」と心配になるでしょう。派遣社員であれば、自分に合わない勤務先に配属された際でも、派遣会社が相談に乗ってくれます。初めて就業する勤務先であればまずは短期間で契約して、合わないと感じたら契約期間後すぐに別の勤務先の紹介を受ける、というやり方も可能です。
6.多くの医療機関で経験を積むことができる
派遣社員の場合、同じ医療機関で3年以上働くことはありません。契約期間によっては数ヶ月おきに違う医療機関で働くことも可能です。病院、診療所、診療科目を変えたりなどして、それぞれの医療機関で様々な経験を積めます。一つの職場で働き続けるのが苦手な方でも、常に新鮮な気持ちで働くことができるでしょう。
7.研修を受けられる
派遣会社によっては登録者に対して医療事務業務の研修を執り行っているところも。研修内容は実施する機関にもよりますが、基礎知識の学習から実戦による技術向上、言葉遣いやマナーの指導、資格試験対策にマネジメント層の育成など様々です。医療事務の業務が初めてで不安な方、医療事務のスキルを上げたい方は、研修制度の整っている派遣会社に登録するのもおすすめです。
医療事務を派遣社員で始める2つのデメリット
・同じ職場で長期間働ける保証は薄い
・待遇面では安定しないことも
1.同じ職場で長期間働ける保証は薄い
派遣社員には契約期間があります。契約期間が満了した後も同じ勤務先で働きたい場合は、契約の更新が必要です。しかし、契約期間中の勤務に問題があった場合などには、更新が受けられないこともあります。自分に問題がない場合でも、医療機関側が違う派遣会社へ契約を変更して雇用関係が終了することもあります。
2.待遇面で安定しないことも
派遣スタッフは正社員と比べると待遇が低いと感じる方もいるようです。基本的に派遣社員の給料は時給換算であり、ボーナスや退職金制度がないこともあります。また休みが多くなればその分の給料が減ってしまいます。
正社員登用はある?派遣から正社員登用を目指すには
「いきなり正社員として応募するのは気が引ける」という方は、派遣を経て正社員登用を目指すのもおすすめです。実際に、2015年9月30日に施行された改正労働者派遣法により、派遣社員から正社員登用をする病院やクリニックは多くあります。希望があれば、はじめから紹介予定派遣という働き方を選択するのもよいでしょう。
専門的なスキルを必要とする医療事務では、正社員登用をしている病院やクリニックも多いため、未経験の場合はあえて派遣社員で開始というのも一つの手。未経験から始めやすい派遣という職種だからこそのメリットと言えるでしょう。
派遣社員なら希望条件に合う医療事務求人を見つけやすい!未経験でも安心です!
派遣社員は、自分の希望の条件から勤務先を選びやすい、自由度の高い雇用形態です。自分の希望条件を叶えたい、様々な職場で医療事務を経験したい、勉強や育児などプライベートの時間も大事にしたい方へ特におすすめです。
正社員と比べると雇用関係や給料の安定性は低くなりがちですが、初めて医療事務求人を探すのが不安、なかなか良い求人に巡り合えないという場合は、派遣登録するとスムーズに良い職場と巡り合えるかもしれません。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。