未経験から医師事務作業補助者になるには?方法や志望動機について
著者: そだねー
更新日:2023/12/22
公開日:2021/04/29
医療業界にはさまざま職種が存在し、その1つに医師の右腕となりサポートする医師事務作業補助者があります。今後もニーズの高まる職種であり、やりがいや将来性の面でもおすすめです。今回はそんな医師事務作業補助者について、未経験、資格なしでもなれるのかという点について詳しくお伝えしていきます。
目次
医師事務作業補助者は未経験でもなれる?
医師事務作業補助者とは、医師の事務業務を代行する役割であり、多忙な医師に欠かせない存在です。
医師事務作業補助者は医療業界のなかでも高い評価を得ているポジションであり、積極的に医師事務作業補助者を採用している病院は増加傾向にあります。
そんな医師事務作業補助者ですが、未経験でもなれるのかは気になるポイントではないでしょうか。詳しく見ていきましょう。
資格なしでも医師事務作業補助者になることはできる
結論を言えば、資格や経験がなくとも医師事務作業補助者になることは可能です。医療業界は資格や経験も求められる職種が大半を占めますが、医師事務作業補助者は未経験・資格なしでも求人があるのが特徴です。
実際に求職者の中でも、未経験の方がほとんどといわれています。もちろん病院勤務の経験や該当する資格を持っていれば、より採用の確度が高くなるでしょう。しかし全くの異業種や異業界からでの就職や転職も可能であるため、医師事務作業補助者に興味がある方は積極的に応募することが大切です。
なぜ未経験でも医師事務作業補助者になれるのか
未経験でも就業可能なのは、厚生労働省が定める研修制度があるためです。医師事務作業補助者として就職した後の6カ月間は研修期間が設けられます。その間にしっかりと業務を覚え、活躍できるようになるのです。
実務と並行して必要な知識やスキルもつけられる環境であり、未経験からでもきちんとした研修体制のもとで学んでいけるので、働きたいと熱意を持つ方は、まずは求人を探すところから始めても全く問題ありません。
未経験で医師事務作業補助者になる方法
未経験でもなれるとはいえ、不安な点や疑問点は多いでしょう。ここではさまざまな側面から、未経験で医師事務作業補助者になる方法についてお伝えします。
医師事務作業補助者になる特別なルートはない
実際のところ、医師事務作業補助者になる特別な方法はありません。必要な知識やスキルは入職後でも学べるため、事前に資格取得などを目指して勉強することも必須ではないのです。
しかし求人によっては病院勤務経験者などのような条件を課している場合もあります。どうしても働きたい場所でそういった条件がある場合には、まずは別の職種で病院勤務を経験するのも1つの方法です。
まずは熱意を持って行動に移そう
就職や転職を検討している場合には、まずは熱意を持って行動に移すことが大切です。「未経験だけれど医師のサポートをしたい」という熱意が、その後の仕事に対する姿勢に影響してきます。
異業種・異業界から転職する場合の方法
「前職でどれくらい熱意を持って仕事に取り組んでいたか」「前職での経験やスキルが、医師事務作業補助者としてどのように活かしていけるか」という点が重要です。
そのため医師事務作業補助者に転職を検討している場合は、改めて上記の観点を踏まえて仕事に取り組むのもよいでしょう。
病院によって求める医師事務作業補助者の姿はさまざまなので、今の職種と関連づけられるポイントを意識してみてください。
事前に講座や資格試験を受けるのも1つの手
医師事務作業補助者は入職後に研修が設けられますが、そのうちの1つに厚生労働省が定める基礎研修があります。
実はこの基礎研修は就職前でも、外部団体や通信講座で受けることが可能です。
そのため医師事務作業補助者として就職や転職を検討している方で「即戦力として働きたい」「採用に少しでも有利になるようにしたい」という場合には、事前に研修を受けるのもよいでしょう。
また医師事務作業補助者に関連する資格もいくつかあり、基礎研修の内容の理解度を測る試験に「医師事務作業補助者技能認定試験」があります。
これに合格すると「ドクターズクラーク」の称号が付与され、医師事務作業補助者として必要な知識やスキルがある証明になるでしょう。
【例文】医師事務作業補助者の未経験での志望動機
医師たちが良質な医療を1人でも多くの患者さまに提供できるように、医師事務作業補助者として活躍したいと考えております。
私が実際に患者として入院した際には、医師は日々私の様子を伺いに来てくれ、毎回丁寧な対応と処置をしてくれました。このように医師が一人ひとりの患者さまと向き合えるのも、医師事務作業補助者が縁の下の力持ちとなって業務を支えているからです。
医師が患者さまに対応する時間は非常に貴重なものであると理解した上で、そのような環境を作り上げるサポートをしたいと思い、今回志望しています。
未経験で医師事務作業補助者の志望動機を書くポイント
上記は実体験から、医師事務作業補助者になりたい理由を述べた志望動機例です。実体験を元に、医師を支える医師事務作業補助者の重要性を理解して志望動機を述べている点が高ポイントです。
医師事務作業補助者を志望するにあたりアピールしておくべき内容は「医師事務作業補助者の重要性を理解したうえでの志望動機」です。加えて未経験で志望する方に必要なのは「熱意」です。
そのため志望動機では医師事務作業補助者ならではの仕事内容で活かせる強みや経験を踏まえて志望動機を述べるとよいでしょう。
また実体験による具体例がある方は、積極的に盛り込んでみてください。
医師事務作業補助者を未経験で募集する求人例
職種 | 医師事務作業補助者 |
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仕事内容 | 医師が診療に専念できるように、事務などの一部をサポートする医師事務作業補助者の募集です。 医師の代行入力、書類作成、問い合わせ対応、環境整備、予約管理などをおこないます。 PC入力が出来れば未経験、無資格の方もOK!代行入力や書類作成を通して病院でのお仕事を知ることが出来ます★土日祝日がお休みなので働きやすさも魅力です♪ |
給与 | 月給165,000〜178,000円 ※有資格者優遇(当社認定資格による)/交通費支給あり(上限50,000円/月)/残業手当別途支給 |
雇用形態 | 正社員 |
勤務時間 | 週5日/1日最短7時間45分 08:30 〜 17:15 [ 月 火 水 木 金 ] ※祝休 |
応募資格 | 学歴不問 必須PCスキル:文字入力 無資格OK |
社会保険 | 各種社会保険制度あり(法令通り) |
求人の特徴 | 健康診断、育児・介護休暇、育児・介護短時間勤務制度、制服貸与、財形貯蓄制度、資格取得支援制度、資格取得奨励金制度、社員持株会制度、ウェルカムバック制度 |
土日祝がお休みの働きやすい環境での医師事務作業補助者の求人例です。
無資格でも応募できるため、医療業界や医師事務作業補助者の職種に興味がある方にはおすすめの求人です。入職後は資格取得支援制度や奨励金制度を用いて、スキルアップに励むこともできます。より質の高いサポートをするためにも制度を活用するとよいでしょう。
未経験からでも医師事務作業補助者を目指してみよう!
今回は未経験から医師事務作業補助者を目指す方に向けて、気になるポイントや意識すべき点、志望動機などについてお伝えしました。
医師事務作業補助者は整った研修体制のもと、やりがいのある現場で働ける職種です。未経験でも応募できるため、興味があればぜひ行動に移してみてください。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。