仕事と家庭の両立が難しいと言われるのはなぜ?実現できる人の特徴やコツなどについて解説
著者: そだねー
更新日:2023/05/05
公開日:2023/05/05
小さい子どもがいる方は、仕事と家庭の両立に難しさや不安を感じやすいです。共働き世帯が増える中「忙しくて仕事と子育てを両立できない」と戸惑う方は多いでしょう。この記事では、仕事と家庭の両立が上手くいく方の特徴や、両立のコツについて紹介します。仕事と家庭の両立の注意点について知りたいという方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
仕事と家庭の両立が難しいと言われる理由
仕事と家庭の両立をしている方は、やることが多く、慌ただしい日々を過ごしている場合が多いでしょう。ここでは、仕事と家庭の両立が困難な理由について、下記のとおりに分けて詳しく解説します。
・家事や育児の負担が大きい
・自分で家事をこなした方が早いと思ってしまう
・パートナーや家族が家事に協力的でない
家事や育児の負担が大きい
ひとくくりに「家事」と言っても、洗濯や掃除、料理など、やるべきことは沢山あります。また家事に育児が加わると、子供の世話や送迎など、さらにやるべきことが増えるでしょう。特に乳幼児の子どもがいると、一日が予定通りに進まないことは日常茶飯事です。
家事・育児に仕事の疲れが加われば、やるべきことに終わりが見えず、休憩も取りにくいため、焦りや大変さを感じやすくなってしまいます。
自分で家事をこなした方が早いと思ってしまう
日頃からやっている方や得意な方が率先して家事を行ったほうが、効率は上がるかもしれません。しかし、時間が有効活用できる一方で、その人に負担がかかり過ぎるというデメリットが生まれてしまいます。
パートナーや家族が家事に協力的でない
パートナーや家族が家事に対してあまり協力的でない場合、一人への家事の負担が増してしまいます。一人に家事の負担がかかり過ぎると、夫婦や家族関係の悪化につながる可能性もあるでしょう。
仕事と家庭の両立には、パートナーや家族のサポートが欠かせません。「誰が何をする」といった家事分担を家族間で取り決め、分担して行う必要があります。
仕事と家庭の両立を実現できる人の特徴
仕事と家庭の両立は難しいことですが、両立に成功している方もいます。ここでは、両立が上手くいっている方の特徴について、下記に分けて詳しく紹介します。
完璧主義ではない
完璧主義をやめることで、無理のない範囲で仕事と家事を両立できるようになります。家庭と仕事でただでさえ肉体的な負担が大きくなる中、完璧主義になってしまうと、上手くいかなかった時の精神的な疲労感も増してしまうかもしれません。
仕事も家事も完璧にこなすのではなく、家族間で役割分担するなど、周囲のサポートを受けて一緒にやってみましょう。自分のできる範囲で両立させることで、気持ちに余裕を持つことができます。
うまく息抜きできる
仕事と家庭の両立に成功している方は、息抜きを上手にしています。パートナーや家族と家事を分担し、隙間時間を息抜きに使うのも良いでしょう。
また、息抜きは趣味に没頭するのも良いですし、散歩や適度な運動をするのもリフレッシュにつながります。自分に合う方法を見つけて、定期的に実践してみてください。
優先順位を決めるのが得意
仕事や家事の優先順位を上手く決められると、時間に余裕が生まれて両立しやすくなります。仕事での同時タスク業務はミスにつながりやすいですが、それは家庭でも同じです。優先順位をつけずに複数のタスクを並行して行うと「子どもの宿題チェックをし忘れていた」など、やり残しや間違いが多くなってしまいます。
行うべきことに優先順位付けをし、家事や育児を効率よくこなすことで、時間に余裕のある生活が送れるようになるでしょう。
仕事と家庭をうまく両立させるコツ
仕事と家庭の両立を成功させるためには、いくつかのコツがあります。家族の一人に家事の負担がかかり過ぎると、身体的な疲れが生じるだけでなく、家族の関係悪化につながるかもしれません。ここでは、仕事と家庭の両立につながるコツを3つ紹介します。
家庭内の役割分担を明確にする
家事に関する家族内での役割を明確にすれば、家族みんなが納得のいく生活を送れるようになるでしょう。例えば、夫婦共にフルタイムで働いているのに、片方が家事をすべて担うのはとても大変ですし、不公平さを感じてしまいます。ゴミ出しや洗濯は一人が、子どもの送迎や食事、掃除はもう一人が担当するなど、ある程度役割分担をすると良いでしょう。
一方で、シフトの都合上パートナーが家を空ける時間が長いため、家事分担が上手く行かないケースもあります。その場合は家事代行サービスを活用するなど、臨機応変に対応するのがおすすめです。
パートナー間の役割分担は大切ですが、必ず2人だけでこなす必要はありません。互いの息抜きにもつながるように、サービスも活用しつつ、話し合って決めてみてください。
優先順位を決める
やるべきことに優先順位をつけると、隙間時間が生まれて心のリフレッシュにつながるでしょう。優先順位をつけて実践することで効率良くこなせるようになり、空き時間を作ることができます。隙間時間が生まれれば、休憩できたり好きなことができたりするので、息抜きにつながります。
「あれもやる予定だった!」と思いついたままに慌ててやるのではなく、TODOリストを作って洗い出しを行い、優先すべきタスクを明確にしてみましょう。
仕事と家庭の両立を図りやすい職種に就く
働きやすい職種に就けば、仕事と家庭の両立が図りやすくなるでしょう。様々な分野でデジタル化が進み、リモートでできる仕事が増えてきました。また、フレックスタイム制のある職種なら会社で働く時間を調整でき、家庭の状況に合わせた仕事が行えます。
家事や育児のことだけに目を向けるのではなく、仕事に関しても両立のしやすさで探してみても良いでしょう。
制度を活用する
両立支援制度の活用で、仕事と家庭の両立がしやすくなります。「両立支援制度」とは、育児や妊娠・出産、介護などと仕事を上手く両立させるためのさまざまな制度をまとめたものです。
育児に関しては、育児短時間勤務や育児休業などの制度があります。勤務時間を変更するだけでなく、育児に当てる時間を増やしたい場合など、希望に沿った制度を活用することで、両立の成功に繋がるでしょう。
仕事と家庭を両立させる際の注意点
仕事と家庭の両立は、工夫しても負担が大きくなりやすいです。負担が大きくなりすぎないよう下記のポイントに注意するとよいでしょう。
家族や身の回りの人に相談する
仕事と家庭を両立させるためには、家族や身の回りの方に相談し、サポート体制を整えておくことが必要です。仕事と家庭の両立は一人だけでは難しく、無理に抱え込むとストレスや疲労の蓄積に繋がります。特に、子どもが小さいと計画通りに進まないことが多く、仕事にも支障をきたしてしまうかもしれません。
家庭はパートナーや家族と支え合いながら築くものです。家事分担を行ったり、身の回りの方へのサポートを依頼したりするなどして、余裕のある生活が送れるように工夫してみましょう。
体調管理をしっかりと行う
仕事と家庭の両方をこなすために、体調管理をしっかりと行いましょう。体調を整えるには、一人だけに家事や育児の負担がかかりすぎないよう、役割分担を図る必要があります。息抜きする時間を設けるようにするなど、ストレスが溜まり過ぎないような生活を心掛けてください。
また、忙しいからと食事バランスが乱れたり、睡眠不足になったりすると、体調不良に繋がります。パートナーと話し合って互いの体調を意識し合うなど、規則正しい生活を心がけましょう。
役割分担や働き方を見直して、仕事と家庭の両立を図ろう
仕事と家庭の両立は、育児が重なることでさらにハードになりがちです。一人に家事や育児の負担が偏り過ぎていると、家族関係の悪化にも繋がりかねません。仕事と家庭の両立があまり上手くいっていないと感じる方は、家事の役割分担や優先順位の見直しを行うことをおすすめします。
見直しを図っても上手く行かない場合は、働き方を見直してみるのも良いでしょう。勤務時間や通勤距離など、希望に合わせた職種が見つかるかもしれません。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。