履歴書の特技や趣味を書くメリットは?どんなものを書けばいい?
著者: そだねー
更新日:2023/08/11
公開日:2023/08/11
履歴書にある特技や趣味の記載欄。「何を記載すればいいのか」と迷う方が多いでしょう。特技や趣味を適切な方法で記載すれば、面接でのアピールポイントにつながります。今回は、履歴書に特技や趣味を書くメリットやポイントについて解説します。例文も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
履歴書の特技や趣味を書くメリット
履歴書の特技や趣味を記載するメリットは、採用担当者へのアピールにつながることです。面接では、さまざまな応募者の中から最終選抜を行い採用者の決定をします。候補者の数が多ければ多いほど、印象に残った応募者を選ぶ傾向にあります。
特技や趣味に記載した内容が採用担当者へのアピールにつながれば、採用への距離が縮められるかもしれません。また特技や趣味が応募先の企業の取り組みと合致していると、より好印象につながるでしょう。奇抜な特技や趣味が良いわけではありませんが、印象に残すために記載することをおすすめします。
採用担当者はどのような点を見ている?
採用担当者は特技・趣味の欄から、応募者の人柄や、自社の社風に合う人材かどうかを見極めています。応募者の特技や趣味がわかれば、応募者の興味や人間性がわかります。
また、応募者側からしても、自分の好きな分野の話を行えるため、緊張が和らぎ自分らしさを出しやすくなるでしょう。
履歴書の特技や趣味は、応募者の緊張緩和につながるだけでなく、採用担当者にとっても大切な判断材料になるといえます。
履歴書の特技や趣味にはどんなものを書けばいい?
履歴書の特技や趣味の欄には、採用担当者にとってプラスイメージにつながるように、以下の項目を意識して記載すると良いでしょう。
【特技や趣味に記載すると良い項目】
・人柄や長所を伝えられるもの
・業務で活用できるもの
・応募企業・職種に関連するもの
たとえ他の人より秀でた特技・趣味でなかったとしても、得意と感じることであれば何を記載しても構いません。一方で、マイナーすぎる特技や趣味は、場合によっては理解してもらえない可能性があります。上記の項目を含めたものの中で、好きだからこそ続けられてきたことなどを挙げるのがおすすめです。
例えば、趣味に「字幕なしの洋画鑑賞」や「アメコミを鑑賞する」ことを記載したとします。採用担当者は、楽しみながら英語スキルを培っているあなたの姿がイメージできます。また、趣味の一環として英語に触れている点から「ビジネスとしても活かせる語学力なのではないか」というプラスの評価につながるかもしれません。
このように「映画鑑賞」や「漫画の閲覧」などと、趣味を大まかに書くよりは、応募先に関連するような内容になるようにアレンジを加えることをおすすめします。また面接では「どのような映画や漫画を観るのか」などと詳しく聞かれる可能性があるため、事前にエピソードを準備しておくと良いでしょう。
履歴書の特技や趣味の書き方とポイント
・箇条書きで記載し、カッコ内で説明を加える
・多く書きすぎない
・バランスに注意して記載する
・文章で記載する場合には、簡潔に記載できるように注意する
特技や趣味欄に「読書」のようなありふれた内容を記載すると、採用担当者のイメージに残りにくいです。他の応募者との差別化を図るために、()を使って補足説明を加えるなど、少しアレンジしてみるのが良いでしょう。面接で話す場合には、好きな作品の名前やその理由などの詳細なエピソードを伝えると、よりアピールにつながりやすいです。
履歴書は、限られた時間で簡潔に自分の情報を伝えるための書類です。そのため、長く記載し過ぎるのは印象が良くないのに加え「目的に沿ったものを提出できていない」と判断される可能性があります。
採用担当者の読みやすさを考慮した文章を記載するよう、心がけましょう。
履歴書の特技や趣味の例文
特技や趣味の記載内容が、採用担当者へのプラスアピールにつながることがあります。ここでは、履歴書の特技・趣味欄に記載する場合のおすすめの例文について解説します。
特技
特技の例文 |
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外国語での会話(それぞれの現地に滞在した経験があり、英語と韓国語を話せます) 計算(暗算が得意で、ショッピングでの割引商品の計算がすぐに行えます) |
志望先の業務に関連する特技を記載すれば、採用担当者へより納得感を与えられます。一方で、業務への関連性が強いほどに、面接では詳細な内容を聞かれるかもしれません。事実ではないことや、実際に行っていないことは記載しないようにしましょう。
英会話や外国語が得意と書くのであれば「滞在した外国でどのような経験をしたか」など、面接で具体的なエピソードを伝えると、さらなるアピールにつながります。
趣味
趣味の例文 |
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料理(食べることが好きなため、外食で気に入ったメニューを取り入れた、栄養バランスを考えた創作レシピを考案しています) |
カメラ(飼い犬を撮影し、Photoshopで編集しています) |
料理は趣味としてあげるには定番なイメージですが、カッコ内に詳細な内容を記載することで、採用担当者の印象に残りやすい文章が作成できます。またカメラも同様で、撮影だけではありきたりですが、画像編集スキルがある点もアピールすると、即戦力のある人材とみなされやすくなります。
カッコ内にあえて別視点での補足説明を行うことで、趣味だけでなく特技の一つとしてアピールすることが可能です。
履歴書の特技や趣味で避けるべきもの
・ギャンブルに関する内容
・応募企業の労働条件とかみ合わない内容
・犯罪を想起させる内容
・政治・宗教に関する内容
・虚偽の内容
上記にあげた特技や趣味は、採用担当者にマイナスイメージを与える可能性があるため注意が必要です。例えばギャンブルを趣味として記載した場合、腕前があったとしても「自社で働いた給与をギャンブルに使っているのではないか」と思わせてしまいます。
また、土日出勤や夜勤などのシフト制のある応募先で「趣味は週末のゴルフ」などと記載するのもあまりイメージが良くありません。労働条件とかみ合っていないと思わせてしまうような趣味は、履歴書に記載しても良いのか慎重に検討しましょう。
政治や宗教に関連する内容に関しても同様です。採用担当者によって考え方が違うため、記載しない方が無難でしょう。また犯罪を想起させる内容の記載は「トラブルを起こすのではないか」というマイナスイメージをもたらします。また虚偽の内容は、発覚した場合、最悪の場合解雇につながる危険性があるため、正しい内容を記載するよう心がけましょう。
履歴書における趣味と特技の違いは?
履歴書欄の特技と趣味の違いは、アピールにつながる項目の有無です。特技はアピールできる何かがエピソードとしてあるものを指します。一方で、趣味は得意不得意に限らず、自分が好きなことやものを指します。
・特技:優れた才能、特別な技術・スキル
・趣味:自分の専門性に関わらず、楽しく感じたり好きだったりすること
特技のほうが、趣味よりもハードルが高いイメージを持っている方が多いかもしれません。特技のほうが選択肢は限られますが、趣味と掛け合わせて記載することで、自身のアピールポイントとして示せるでしょう。
履歴書の特技や趣味を正しく記載して、アピールにつなげよう
履歴書の特技や趣味の項目は、上手に記載すれば採用担当者へのアピールにつながり、他の応募者との差別化を図れます。そのため「特になし」と記載したり空欄のままにしたりするのはあまりおすすめできません。
もし特技が浮かばなかったとしても、熱中できることや好きなことを何かしら記載してみてください。家族や友人などに聞いてみるのもおすすめです。記載内容次第では、応募先への適性や自身の人柄も伝えられます。ぜひ、書き方のポイントを意識して作成してみましょう。
本記事を参考に、自身の特技や趣味にマッチする求人を、ソラジョブで探してみてはいかがでしょうか?
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。