看護助手求人/転職情報一覧

看護助手の平均給与は、令和2年度賃金構造基本統計調査によると年収308万円です。月収に換算すると約22万円になります。また、年間賞与の平均額は44万円です。もちろん正確な金額は、病院や地域、年齢などによっても異なるので一概には言えません。例えば、東京都の看護助手の平均給与は約396万円で、全都道府県の中でも最も金額が高いです。平均給与が低い沖縄県や佐賀県と比較すると170万円程の差があります。このように地域や求人内容によって給与は大きく異なるので、必ず志望先の求人をチェックするようにしましょう。全体的な看護師の平均給与は2013年以降、上昇傾向にあります。2013年の看護師の平均年収は約281万円ですので、20万円以上も増加していることになります。これは、少子高齢化の影響で病院利用者数自体が増加し、看護助手の需要が高まっているためだと考えられています。以上のことから、今後も看護助手の平均給与は上昇していくことが期待できます。

看護助手になるために、必ず看護系の学校を卒業している必要はありません。看護助手は無資格・未経験でもなることができる職業です。ただし、関連する資格を取得しておくと採用試験で有利になるだけでなく、給与の面でも優遇される可能性があるためおすすめです。看護助手は、医療行為に当たらない範囲での看護師の補助をはじめとして、様々な仕事を行います。介護補助を行うこともあるため、「メディカルケアワーカー」の資格がおすすめ。取得することで、看護助手としてのスキルが一定の基準に到達していることを証明できます。資格を取得する過程で、看護助手として必要な技能を網羅的に学ぶことが可能。同様に、看護助手が現場で活躍できる技能と知識を判断する「看護助手実務能力認定試験」も取っておくとPRポイントになるでしょう。看護助手認定実務者試験の合格率は60～80%で、公式教材も出版されているため、初心者や未経験者も比較的チャレンジし易い資格です。

看護助手にも、職場によって夜勤があります。看護助手の働き方は、「日勤のみ」「日勤と夜勤」「夜勤のみ」の3種類です。「日勤と夜勤」または「夜勤のみ」の病院で働く場合は夜勤があります。夜勤では夜勤手当が付くので、日勤と比べてお給料を稼げるという大きなメリットがあります。看護助手が行う夜勤の主な仕事内容としては主に、食事の配膳、介助、オムツ交換、体位変換などです。夜勤の場合は、検査や治療などが行われない分、業務数自体は日勤よりも少ないです。しかし、日中よりスタッフ数が少ないため、緊急時の対応能力が求められます。また、ナースコールの対応も行うため、患者さんの様子を正確に観察する能力も必要です。日勤同様に夜勤も責任があるポジションと言えるでしょう。今回紹介したように、夜勤は日勤と条件や業務内容が大きく異なります。看護助手の求人をお探しの方は、求人内容をよく確認してご自身のライフスタイルやニーズに合ったものを探すようにしましょう。

看護助手の業務内容には力仕事も含まれます。看護助手患者さまの移動や入浴・排泄の介助といった業務も行います。特に寝たきりの患者さまをストレッチャーに移乗させる際などは体力的な負担が大きいでしょう。患者さまは病気など様々な要因で身体が自由に動かない場合も多いので、看護助手がサポートを行う必要があります。身体介助にはコツが必要で、闇雲に力ずくで行っても、患者様を不安にさせたり、思わぬ事故の原因になったりします。また、看護助手本人にとっても腰痛などの原因となります。他にも、病院内の移動や基本的に立ちっぱなしの状態が多いため体力的な負担は少なくないでしょう。しかし、事前に「ボディメカニクス」について学んでおくことで、身体的な負担を軽減できます。また、身体介護の技術を学ぶためには、「介護職員初任者研修」の受講もおすすめです。ボディメカニクスを活用した身体介護の方法を学べるだけでなく、認知症の対応方法についても勉強するので看護助手として働く際に役立つことが多いでしょう。看護助手の仕事内容には力仕事が必要となる場面もありますが、事前にしっかり準備すれば怖がる必要はありません。

看護助手からのキャリアアップは主に2通りで、介護職員としてのキャリアを目指すケースと、看護職員としてのキャリア形成を目指すケースがあります。介護職員としてのキャリア形成を目指す場合は、初任者研修受講後に3年間以上の実務経験と実務者研修の修了 が必須です。その後に受講できる介護福祉士国家試験に合格すると、介護福祉士の資格が取得ます。介護福祉士の資格取得後は、ケアマネジャーや認定介護福祉士、護施設管理者等への道も開けます。看護助手としてのキャリアアップを目指す場合は、看護師を目指すという方がほとんどです。看護職には正看護師と准看護師があります。看護師免許は国家資格、准看護師の免許は各都道府県の知事から発行される資格です。正看護師になるには指定の教育機関に通う必要があります。准看護師であれば半日制の学校もあるため、看護助手として働きながら資格を取得することも可能です。それぞれメリットがありますので、ご自身の状況や希望を踏まえた上で選択してください。

看護助手の求人は、インターネットの求人サイトや派遣会社への登録、ハローワーク(公共所業安定所)で探すことが出来ます。中でも、看護助手からキャリアアップを目指したいと考えている人におすすめなのが、資格取得支援制度がある病院の求人を見つけることです。介護職員初任者研修や実務者研修に対応していれば、看護助手として働きながら資格の取得を目指すことができます。資格取得支援制度がある病院の求人を見つけるためには、大手の介護求人サイトが便利です。 ソラジョブ医療事務では、看護助手の求人を掲載しています。希望施設の条件や、雇用形態、特徴、活かせるスキルなどの条件別で絞り込みも可能。ご自身にあった求人を探しやすいです。また、未経験・無資格でもOKや、資格取得支援制度、資格取得奨励金制度などが整っている病院の求人も多数。採用担当者からのコメントを掲載するなど、応募者の方に対して職場環境や雰囲気がわかりやすいページになっています。