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医師事務作業補助者に転職-結婚を機に自分のキャリアを見つめ直した

前職

医療事務

Iさん30歳)

更新日:2024/03/29

公開日:2024/03/29

医師事務作業補助として勤務する女性

「医療クラーク」とも呼ばれ、医師の代わりに診断書や電子カルテの入力を行い、医師をサポートするのが「医師事務作業補助者」。医療が高度化・複雑化する現代においては、欠かすことのできない存在です。本記事では、医療事務から医師事務作業補助者へ転職を果たした方の体験談や、仕事のやりがいなどについて紹介します。

【転職者プロフィール】

名前 Iさん
年齢・性別 30歳・女性
前職 医療事務
現職 医師事務作業補助者

【前職】医療の仕事に興味があり医療事務に

診療費請求書

大学を卒業後は一般企業へ就職し、営業職として勤務。自分が提案した商品を購入していただいた時や、お客様が喜ばれている姿を間近で見ることができることにやりがいを感じていました。一方で、ノルマや数字に追われる毎日が精神的に苦しく、次第に自分が本当にやりたいこととは違うのではないかと考え始めるように。そんな中で、ニュースなどを通して病院で働く方の様子を見て、医療の仕事に興味をもちました。その時から、辛い環境を変えるために、勉強を開始し医療事務の資格を取得。入社3年目を迎えるのと同時に、資格を活かして医療事務の仕事へ転職を行いました。

コツコツこなす事務業務は自分の性格に合っている

医療事務は、病院へ訪れる患者様の対応、医療費の計算などが主な業務です。私の担当ははレセプト作成などが中心。ミスなく正確に淡々と行う事務作業を求められ、PC作業などが得意だった自分には特に合っていると感じました。お客様と直接触れ合う機会は、営業職の頃と比較をすると減りましたが、裏方として多くの方を支えている点にやりがいを感じていたのを覚えています。また、未経験からの転職でしたが先輩社員の方が優しく業務を教えてくれたため、医療業界のいろいろな知識を学ぶことができたのも楽しさの一つでした。

結婚を境に今後のビジョンを考える

医療事務として転職を果たし、私生活では28歳のときにご縁があり結婚。結婚当初は医療事務の仕事を続けていくつもりでしたが、出産や育児などを考えると、ずっと同じ仕事を続けていくのかと漠然とした不安が頭をよぎりました。また、医療に関する知識がだんだんと増えていく中で、別な仕事をしてみたいと思う気持ちが湧いてきたのも、新しい挑戦を決意した理由のひとつ。実際、私の職場でも医療事務から他の職種にステップアップをしている方は多かった印象です。

今までと違う形になっても医療の仕事に携わりたい

次のステージにステップアップをするため、医療系の仕事について改めて調べることが増えていきました。単にどんな仕事があるのか探すだけではなく、それぞれの働き方やキャリアパスなど詳細を見据えたところまで調べていったのは、1回目の転職から工夫をしたポイントです。また、病院勤務であったため、実際にその職についている人に話が聞けたのも良かったです。さまざまな仕事を見ていく中で、「医師事務作業補助者」の仕事を見つけ、自分のやりたいことや性格ともマッチしていることに気が付きました。

前職場の医師事務作業補助者の言葉で転職を決意

「医師事務作業補助者」に興味を持ってからは、より深く仕事について知るため、医療事務の同期を通して医師事務作業補助者として働く先輩を紹介してもらいました。実際に働いている人の話を聞く中で、仕事の詳細ややりがいを聞き、ますますチャレンジしてみたいと心が動かされたことを覚えています。また、先輩から「あなたの真面目な仕事ぶりなら、きっと向いているよ」と言われたのも、転職を決断できた大きな理由のひとつ。転職に悩まれている方は、信頼のおける先輩や同僚に相談をしてみるのもおすすめです。気持ちの整理をつけることができると思います。

転職活動をスタートするときに準備したこと

PCを見ながら転職活動の準備をしている女性

・医師事務作業補助者の仕事内容・役割を調べた
・医師事務作業補助者の資格を取得した
・自分に合う働き方を考えた

医師事務作業補助者の仕事内容・役割を調べた

医師事務作業補助者への転職活動を進めるにあたり、今まで調べてきた仕事内容や役割についてより詳細に調べる作業を行いました。単に頭で考えるだけでなく、Excelやパワーポイントでリストや図解してまとめることで後からでも見返せる工夫をしたのは良かった点です。また、未経験でも働ける職場があるのか、どんな部署でどんな求人があるかなど実際の求人情報にも目を通し、希望の勤務先のイメージもまとめておきました。早い段階から情報を整理することで、転職活動を有利に進めることができると思いますので、みなさんもまずはここから着手をしてみてください。

医師事務作業補助者の資格を取得した

すでに、医療に関する資格はいくつか取得をしていましたが、医師事務作業補助者の業務に役立つ資格がないか探したところ「医師事務作業補助者検定試験」があることを知りました。電子カルテシステムや個人情報保護などに関する知識が主な内容で、合格率は60%台のそこまで難しくはない試験です。資格を取得しておけばアピールポイントにもなるため、受験を決意し勉強をはじめました。通勤や帰宅の電車の中、休みの日を中心に学習を進め、なんとか試験をクリア。試験を通して得た知識は、面接だけでなく実務でも役立つ場面が多く、資格を取得しておいて良かったと感じています。

自分に合う働き方を考えた

求人情報探しや資格取得の勉強だけでなく、自分を見つめ直す時間を意識的に確保したのも2回目の転職活動のとき。結婚したということも一つ大きなターニングポイントでしたが、今後子供が生まれるかもしれない、親の介護が必要になるかもなど、ライフスタイルの変化がそう遠くない未来に起きると考えたためです。具体的には、正社員としてフルタイムで働くことが良いのか、パートとして働くことが良いのかなどを検討しました。一人で悩んでも答えが出ないときは、夫など身近な人に相談すると答えが見つかることが多かったです。今悩んでいることがある方は、ぜひ周囲の力も借りてみてください。

医師事務作業補助者への転職活動で大変と感じたこと

実際に転職活動を始めて苦労した点がいくつかあります。医師事務作業補助者として仕事をするには、法律的には必須の資格や経験などは不要です。しかし求人を探してみると、全くの未経験者ではなく、経験がある人を優遇する会社が大多数。医療事務としての経験はあったものの、自分自身は何を強みにするか、何をアピールするべきかなどは考えがまとまるまで大変でした。また未経験からでも働ける職場がないか、インターネットだけでなくキャリアカウンセラーの方にも相談をさせていただきました。

医療事務で得た事務業務のスキルや柔軟性をアピール

面接でキャリアについて説明している女性

書類選考をパスし、面接に進んだ際には医師事務作業補助者関連の資格を取得したことを中心に自己PRしました。そのうえで、今まで医療事務として医療現場で働いた実績、習得した事務作業のスキルなど実務経験として話しました。実体験を話すことで、より説得力のある内容となったのは良かったと感じています。また、患者さんの対応なども行った経験があるため、どんな仕事にも柔軟性を持って対応できる性格であること、コツコツした業務が得意であるなど自身の性格面についても会話の中に盛り込みました。

産休・育休の取得率が高い職場をチェック

転職先では、ライフスタイルが変化しても長く働いていきたいと考えていたため、産休・育休の取得率や福利厚生についても念入りに調査をしました。求人情報だけではわからない、職場の雰囲気や働く方の年齢層などは面接の際に質問。内定を頂いたときに、納得して入社できる職場を探しました。休暇や福利厚生などの部分は、面接官に質問をしにくい場合もあるかと思います。その場合には、転職サイトのキャリア・アドバイザーさんを通して質問をすると情報が得られることがあるとのことで、質問することもありました。あの時、疑問をそのままにせず、アドバイザーさんに相談してよかったなと思います。

臨機応変な対応力を武器に新しい職場で奔走中

今回の転職活動では最終的に2社から内定をいただき、女性の割合が多く、福利厚生も充実していると感じられた現在の職場へ正社員として入社をしました。医療事務時代に比べ、医師や看護師など様々な役割の人と連携を求められ難しさを感じる場面もあります。医療事務時代に培った臨機応変な対応力を活かしながら、日々奮闘の毎日です。一方で、仕事に慣れてくると医師と看護師など専門職との橋渡しができていると感じ、自身のやりがいにもつながっています。

専門知識を日々高めていける点に大きな魅力

医師事務作業補助者の仕事は、診療に追われる医師や看護師のサポートができる点が大きな魅力です。同僚として対等な立場で、感謝の言葉をいただけるものこの仕事を選んで良かったと感じています。現在は、自分の得意分野である書類作成の業務をメインで担当し、専門知識などの習得に励んでいます。自分にあった仕事ができているため、以前よりも不安やストレスを感じなくなったのも、転職活動や資格取得を頑張って良かったと感じる理由のひとつです。

医師事務作業補助者への転職を目指す人に伝えたいこと

私のように、未経験から医師事務作業補助者を目指すのであれば、しっかりとした基礎知識をつけるためにも資格を取得することがおすすめです。勉強の際には、試験に合格することだけを目的にするのではなく、実際に活かせるレベルまで知識量を上げておくと就職をしたときに大変重宝します。また、資格を取得することで、面接でアピールポイントにできたり、自信を持って話すことができました。未経験での転職に不安を抱えている人にとって、資格は強い味方になると思います。

未経験でも医師事務作業補助者への転職はできる!

未経験から医師事務作業補助者へ転職した方の体験談や、転職後のやりがいなどについて解説をしました。やりたいことの明確化や下調べをしっかりとすることで、転職を成功させることができるとわかりました。経験が無いことは面接の際に不安に感じる部分も大きいですが、資格を取得することで自信につなげることもできます。
ソラジョブでは、北海道から沖縄までの幅広い地域の医師事務作業補助者の求人を掲載しています。働き方や年収など、様々な条件を組み合わせて検索をすることができるため、あなたに合った求人が必ず見つかります。医師事務作業補助者以外にも、医療事務や歯科事務など、医療に関する職種の掲載も豊富です。医療業界へ転職をお考えの方はぜひ一度、下記リンク先から詳細の確認をお願いします。

※本記事で使用している画像はすべてイメージ画像です。

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ソラストは1965年、日本初の医療事務教育機関として創業し、通信教育を開始しました。現在では全国の病院やクリニックといった医療機関における医療事務の受託、介護施設・保育園等の運営、およびこれらの各分野で人材ビジネスサービスを展開しています。
またソラストは、従業員の9割が女性であることから「えるぼし(3つ星)」「くるみん」を、そしてダイバーシティポリシーに基づく取り組みの一部として「D&Iアワード<ベストワークプレイス>」「PRIDE指標<シルバー>」を取得しています。
誰もが働きやすい会社を目指し、女性の活躍推進、ダイバーシティの推進に積極的に取り組んでいます。
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