赤十字病院で働くには?赤十字マークの意味から求人例までをご紹介!

2021/03/05
笑顔の女性看護師

法人病院の1つ、赤十字病院。一体どのような病院で、ほかとはどのような違いがあるのでしょうか。今回はマークの意味や赤十字病院への就職を解説します。企業研究も兼ねて参考にしてみてください。

赤十字社とは

赤十字社とは、戦争や紛争下での救護活動を主として行う組織です。敵味方の区別なく、傷病者の救護にあたることを理念としたアンリー・デュナンの提唱により発足され、現在では世界192の国と地域にそのネットワークは広がっています。

赤十字マークの意味や理念

創設者アンリー・デュナンの祖国であるスイスの国旗を基にしている赤十字マーク。このマークには、国際的に取り決められたルールが存在します。それは「戦争など緊急事態であったとしても、このマークには攻撃してはいけない」というもの。

このルールによって、敵味方を問わずに治療行為を行う救護員の活動の安全が保障されています。そのためこのマークを無断で使用することは法律で禁じられています。

赤十字病院の特徴

・日本赤十字社が運営する法人の病院
・日本全国で91の病院を構える
・災害時における国内外への医療チームなどを派遣している

公的医療機関の法人病院

赤十字病院は日本赤十字社が運営する病院。日本赤十字社は紛争・災害・病気で苦しむ人を救うための支援を提供する非営利法人団体です。

病院活動以外にも献血やボランティアなど多くの事業を抱えています。また地域の中核病院として、各都道府県において地域に根ざした医療を提供しているのも赤十字病院の特徴の1つです。

44都道府県に存在

現時点で奈良・山形・宮崎の3県を除いた県全てで赤十字病院は運営されています。それだけ日本全国に浸透している、大規模な組織なのです。

全国2.2%の病床数を占める

病院自体は全国に約8,900あり、赤十字病院の数はそのうちの1%にあたります。病床数で見ると、赤十字病院は約40,000床を保有。これは全国の病床数の2.2%に相当する数です。

赤十字社がいかに巨大なネットワークを持っているかが伺えます。

赤十字病院と通常の病院の違い

大きい病院の廊下

赤十字病院は誰もが知っているほど、知名度の高い病院です。しかし具体的に通常の病院とはどのような点で違いがあるのでしょうか。

ここでは3つの観点から違いについて解説していきます。

へき地医療拠点病院としての役割

赤十字病院のチームは、医師の確保が難しい山間部や離島を巡回。そこで地域住民の診療や健康診断を実施し、病気の予防や早期発見に尽力しています。病院供給が少ない地域に訪れることで、地域格差のない平等な医療提供に努めています。

介護サポートも提供

医療とは切り離せないものといえば、介護福祉です。

赤十字は「訪問介護ステーション」や「介護老人保健施設」、さらには65歳以上の高齢者やその支援者のための「地域包括支援センター」として役割ももっています。介護サービスでは赤十字に属する医師や看護師、理学療法士などによる、本格的な指導やサポートを提供しています。

ボランティア活動ができる

ボランティア活動も赤十字社にとっては主となる活動の1つです。医療資格の有無に関係なく、ボランティア活動ができるのは大きな魅力であり特徴の1つです。

医療関係のボランティアであれば、そこからの学びも多いでしょう。赤十字病院へ就職や転職を検討している方は、事前に開催しているボランティアに参加してみるのも1つの手です。就職や転職の際に有利になる可能性もあります。

赤十字病院で働くために必要なこと

赤十字病院は幅広い活動をしている病院です。そのため募集職種も多岐に渡ります。ここでは赤十字病院で働くために、必要なことについてお伝えしていきます。

職種ごとに必要な資格

まずは赤十字病院でどのような職につきたいかによって、必要とされる資格が異なります。

日本赤十字社は以下のように、大きく3つの職種に分かれています。

・医療職:赤十字病院に勤務
・福祉職:社会福祉施設に勤務する介護福祉士や保育士
・総合職:事務作業から外部活動まで赤十字社に関わるオールラウンダー

医療職であれば医師免許や看護師免許、医療事務資格など、希望する職種に合わせて資格が必要です。また日本赤十字社は病院以外にも幅広い活動を展開しているため、福祉職や組織の中核を担う総合職もあります。

社会貢献意識

赤十字病院を統括する日本赤十字社は、社会貢献を重視した非営利団体です。そのため赤十字病院に勤務していても、必ずしも病院内のみの勤務とは限らないでしょう。

例えばへき地医療拠点病院として山間部や離島へ赴任したり、災害時には医療支援のために危険な場所へ派遣されたりする可能性もあります。これらの活動は全て社会貢献の一環。通常の病院よりも手間やリスクを負うかもしれないが、それをいとわない覚悟が大切かもしれません。

被災地や海外に抵抗がない

赤十字は国際的にも活動する組織。国内災害救護だけではなく、国際活動も事業の1つです。

そのため国内の被災地のみならず、海外へ足を運ぶ可能性も考えられます。

また災害拠点病院としての役割も果たす赤十字病院は、災害発生時に緊急派遣をするなどして迅速な救護活動ができる体制を整えています。つまり赤十字病院で働いている場合は、急な派遣要請にも覚悟を持って臨める姿勢が求められるのです。

赤十字病院の求人例

職種 医療事務(入院会計)
仕事内容 入院会計部門のお仕事
・診療会計入力
・問い合わせ対応(請求内容や診療費概算金額など)
・入院登録や退院登録など退院処理に関する事務作業
・定期請求書の作成と確認
・入院レセプト業務
など
給与 月給165,050〜178,050円
有資格者優遇/交通費支給あり(全額支給/月、マイカー通勤OK)
雇用形態 正社員
勤務時間 週5日/1日最短8時間
8:30~17:15 [月火水木金] ※祝休
応募資格 高卒以上
必須PCスキル:文字入力
無資格OK、医療事務経験がある方(保険証確認ができる程度)
社会保険 各種社会保険制度あり(法令通り)
求人の特徴 健康診断、育児・介護休暇、育児・介護短時間勤務制度、制服貸与、資格取得支援制度、資格取得奨励金制度、社員持株会制度、ウェルカムバック制度

赤十字病院の医療事務求人例です。赤十字病院は地域の中核病院として、多くの患者さんから信頼されている病院です。その分、医療事務のやりがいも大きくなるもの。さらには資格取得支援制度があり、スキルアップできる環境も整っています。

赤十字病院で働いて医療による社会貢献を目指そう

赤十字病院は地域に根ざした医療を提供するやりがいのある環境です。また医療にとどまらず、幅広く社会貢献ができる点も魅力ではないでしょうか。

日本赤十字社という大きな組織ならではの環境ではきっと普通と違ったスキルアップをしていけることでしょう。

今回の記事を参考に、通常の病院との違いや日本赤十字社の理念をおさえ、赤十字病院への転職に挑んでみてはいかがでしょうか。

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