医師事務作業補助者のおすすめ資格4選!難易度や勉強方法等、徹底解説!

2019/04/04

医師事務作業補助者とは、医師の事務をサポートする仕事です。診断書や電子カルテの入力、書類の作成、検査予約等が、主な業務内容です。医師事務作業補助者は、近年、非常に注目されています。医師の業務過多が問題となっている昨今、2008年には病院評価の項目として『医師事務作業補助者の配置』が追加され、2010年4月には配置をさらに促進させるよう改定も行われました。

そんな医師事務作業補助者には、さまざまな種類の資格があります。ここでは医師事務作業補助者の資格を、いくつか紹介していきます。

医師事務作業補助者資格について

医師事務作業補助者の仕事は、資格を持たなくても行うことができます。しかし、資格を持っていたほうが、社会的な評価につながりますし、自分のスキルアップに役立てられます。

ここでは、医師事務作業補助者の資格として特に人気なものをいくつか紹介していきます。医師事務作業補助者の資格は国家資格ではなく、すべて民間資格。自分の目的に合わせて、目標とする資格を選びましょう。

医師事務作業補助者資格するメリット

医師事務作業補助者資格するメリットはたくさんありますが、ここでは以下の3点を紹介します。

将来性が高い

医師事務作業補助者資格は、将来性の高い資格です。医療自体が将来性のある分野であることは間違いないですし、働き方改革が叫ばれる中、医師の働き方を巡って今後も様々な改定が行われていくと予想されるからです。
医師事務作業補助者資格を取得することで、医師事務作業補助者として一定の評価を得られるため、今後、活躍の幅を広げることができるでしょう。

就職・転職に強い

医師事務作業補助者資格者は、無資格者よりも、就職・転職に強くなります。医師事務作業補助者資格を持っていると、医師事務作業補助者として一定のスキル・評価があると客観的にわかります。
法人、もしくは院長にとって、就職希望者に一定のスキル・評価があるとわかるのは、大変重要なこと。仕事を教える時間の節約になりますし、即戦力として採用することができるからです。

スキルアップにつながる

医師事務作業補助者資格を取得することによって、自分のスキルアップにつながります。ふだん何気なく仕事をしていることでも、資格を勉強することによって理解度が深まり、仕事の効率化に繋がる可能性があります。
自分のスキルを向上させることができれば、仕事のやりがいを再認識することもできますし、後輩や部下への指導もわかりやすくなります。

医師事務作業補助者検定試験

医師事務作業補助者検定試験とは、医師事務作業補助者としての知識やスキルを証明する検定試験です。この資格に合格すると、医師事務作業補助者として『ドクターズオフィスワークアシスト®』の称号を取得することができます。

医師事務作業補助者検定試験について

医師事務作業補助者検定試験についての概要は、以下のとおりです。

主催 JSMA(技能認定振興協会)
受験資格 不問
受験科目 実技・学科
試験日 奇数月の第4土曜日(年6回)
試験時間 実技・学科あわせて2時間
試験内容 学科:選択問題
実技:文書作成(カルテから診断書や処せん等を作成する問題)
試験場所 JSMA指定会場、受験申請のあった専門学校、各種学校等。
出題範囲 医師事務作業補助者とは
医療関連法規
医療保険法規
医療保険制度
介護保険制度の概要
個人情報保護
電子カルテシステム
医療機関の安全管理
院内感染予防
医学・薬の基本知識
診療録の記載事項・院内帳票・各種診断書・証明書・申請書作成
受験料 7,500円(税込)

医師事務作業補助者検定試験の難易度

医師事務作業補助者検定試験の合格率は60%程度なので、普通レベルの難易度と言えるでしょう。合格基準は、学科、実技両方で50%以上の得点をし、かつ、合計で70%以上の得点を取ることです。

医師事務作業補助者検定試験の勉強方法

独学で勉強される方も多い資格です。独学に自信がない方は、通信講座がおすすめです。勉強方法としては、過去問を中心に行っていくのがいいでしょう。過去5回分くらいを、最低でも3回は解くことがおすすめです。

医師事務作業補助技能認定試験

医師事務作業補助者検定試験とは、医師事務作業補助者の能力向上と社会的・経済的地位の向上を目的とした資格です。この資格に合格すると、医師事務作業補助者として『ドクターズクラーク®』の称号を取得することができます。

医師事務作業補助技能認定試験について

医師事務作業補助技能認定試験についての概要は、以下のとおりです

主催 一般財団法人日本医療教育財団 公益社団法人全日本病院協会
受験資格 1.教育機関等が行う教育訓練のうち、認定委員会が認定規程により定める「医師事務作業補助技能認定試験受験資格に関する教育訓練ガイドライン」に適合すると認めるものを履修した者
2.医療機関等において医師事務作業補助職として6ヵ月以上(32時間以上の基礎知識習得研修を含む)の実務経験を有する者
3.認定委員会が前各号と同等と認める者
※1~3のいずれかに該当する者
受験科目 ・実技
医療文書作成/筆記(記述式)/4問/60分
・学科
医師事務作業補助基礎知識/筆記(択一式)/25問/50分
試験日 年6回(5月、7月、9月、11月、1月、3月)
試験時間 ・学科
25問/50分
・実技
4問/60分
試験内容 ・学科
筆記(択一式)
医師事務作業補助基礎知識
・実技
筆記(記述式)
医療文書作成
試験場所 各都道府県内の公共施設等
出題範囲 ・学科
医療関連法規
医療保険制度
医学一般
薬学一般
医療と診療録
医師事務作業補助業務
病院管理
・実技
医師事務作業補助業務
受験料 9,000円(税込)

医師事務作業補助技能認定試験の難易度

合格率は非公表ですので、難易度を予測するのは難しいでしょう。合格基準は、学科、実技両方の得点率が70%以上であることです。

医師事務作業補助技能認定試験の勉強方法

こちらも独学で受験される方も多いです。効率を求める方は、通信講座が良いでしょう。おすすめの勉強方法としては、こちらも過去問をしっかりと読み込みましょう。はじめてこの分野を勉強する方は、しくみや単語の意味が理解できるまで、何度も教材を繰り返してください。

医師事務作業補助者実務能力認定試験

医師事務作業補助者実務能力認定試験は、医師事務作業補助者に必要な知識、文書作成能力を客観的に判断するための試験です。合格者に与えられる称号は特にありませんが、高い合格率が特徴的です。

医師事務作業補助者実務能力認定試験について

医師事務作業補助者実務能力認定試験についての概要は、以下のとおりです。

主催 全国医療福祉教育協会
受験資格 特になし
受験科目 学科問題、 実技問題
試験日 年3回(6月頃、10月頃、3月頃)
試験時間 120分
試験内容 ・学科
マークシート20問
・実技
各種書類作成3問
試験場所 協会の認定機関
出題範囲 ・学科 :20問
医療関連法規、医療保険制度等、ビジネス文書
医師事務作業補助者、医療安全管理と個人情報の保護
医学・医薬品・臨床検査の知識
診療録、電子カルテシステム、文書作成
・実技問題:2問
SOAP形式の診療録作成(手書き) :1問
各種文書作成(診断書、診療情報提供書、処方せん 等)
受験料 一般受験:7,500円、団体受験:7,000円

医師事務作業補助者実務能力認定試験の難易度

医師事務作業補助者実務能力認定試験の合格率は60~80%なので、やややさしいと言えます。参考書、ノート等の持ち込みがOKなので、事前に準備しておくのが良いでしょう。合格基準は正答率6割以上。 ただし、問題の難易度等により変動する場合がありますので、注意してください。

医師事務作業補助者実務能力認定試験の勉強方法

医師事務作業補助者実務能力認定試験も独学で勉強される方が多いです。もちろん通信講座もおすすめです。ノートの持ち込みが可能なため、勉強したところをかならずまとめておくのがおすすめです。

医療秘書技能検定試験

医療秘書技能検定試験は、医療秘書としての専門知識と技能であり、1級、準1級、2級、3級に分かれています。準1級以上に合格すると、医師事務作業補助技能認定の条件を満すことができます。

医療秘書技能検定試験について

医療秘書技能検定試験についての概要は、以下のとおりです。

主催 一般社団法人医療秘書教育全国協議会
受験資格 特になし
受験科目 ・領域I
1.医療秘書実務
2.医療機関の組織・運営、医療関連法規
・領域II
医学的基礎知識、医療関連知識
・領域III
医療事務
試験日 年2回(6月頃、11月頃)
試験時間 1級:9:30~12:00
準1級:9:30~14:30
2級:15:00~17:00
3級:12:30~14:30
試験内容 マークシート・記述式併用
試験場所 会員校の受験者は、会員校で受験。
一般の受験者は、HPに掲載の「一般会場一覧」より希望の会場を選択。
出題範囲 医療秘書教育全国協議会が出版している『新医療秘書実務シリーズ』、『新医療秘書医学シリーズ』を素材にして出題。
・新医療秘書実務シリーズ
医療秘書
病院管理
医療情報管理
医療関連法規
医療用語
診療報酬請求事務の基礎
・新医療秘書医学シリーズ
医療概論
基礎医学
臨床医学I-内科
臨床医学II-外科
検査・薬理学
患者・看護論
受験料 1級…6,500円
準1級…5,800円
2級…5,100円
3級…4,000円

医療秘書技能検定試験の難易度

合格率は、1級が10~20%、準1級が30~40%、2級が45~55%、3級が70~75%前後です。1級はかなり難しく、相当な勉強が必要です。一般的には2級以上を持っていると、就職に有利とされています。合格基準は、3領域を合わせて180点以上かつ、各領域の正解率が60%以上。なお、領域IIIのみ、ノート、参考書、電卓の持ち込みが可能です。

医療秘書技能検定試験の勉強方法

医療秘書技能検定試験は独学でも取得可能ですが、準1級、1級はかなりハードです。おすすめの勉強方法は、通信講座はもちろんのこと、経済的に余裕があれば専門学校に通うことも効果的でしょう。診療点数早見表に慣れた上で、過去問を何度も繰り返していくことが大事です。

ニーズが高まる!医師事務作業補助者は医師の残業を減らす存在

医師事務作業補助者資格は、今後も注目度が高まっていくことでしょう。すでに医療に従事している方も、これから目指す方も、取っておいて損はない資格です。また、医師事務作業補助者資格を取得することで、たくさんの人のためになることができます。医師が診療と手術に集中することができ、より多くの命を救うことができるようになるからです。

自分のためにもなり、人のためにもなる医師事務作業補助者資格。ぜひ一度勉強してみて、取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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