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医療秘書の仕事内容とは?資格は必要か、給料ややりがいについても解説

著者: そだねー

更新日:2023/12/22

公開日:2020/07/30

医療秘書はその名の通り、医師や医療施設の秘書としてスケジュール管理、資料整理などを行う仕事です。しかし、それだけでなく数々の事務仕事や来客の応対なども行うため、医療事務との違いも気になる点です。本記事では、どんな役職なのか、仕事内容や医療事務との違い、なり方など、医療秘書について幅広く解説します。

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医療秘書とは

医療秘書は医療機関において、来客の応対、資料整理、スケジュール管理など、多岐にわたったサポート業務を行います。院長などの職員の個人秘書になることもあれば、医局など組織所属の秘書となることも。医療従事者を裏方から支え、患者の治療に集中できる環境づくりが医療秘書の役目です。

医療秘書と医療事務の違い

医療事務は患者対応が主なのに対して、医療秘書は医療従事者、関係者への対応が主です。医療秘書の仕事には、医療事務や医療クラークが行う事務業務や患者対応にプラスして、医師の補佐、スケジュール管理や来客対応、学会に関するサポートなどの秘書業務が加わります。そのため、患者よりも取引先や機関との対応が多いです。

医療秘書と医療事務作業補助者の違い

一般的に、医師事務作業補助者はカルテ登録などの事務が中心で、医師のスケジュール管理などの秘書的業務はないことが多いです。しかしながら、病院によっては医師事務作業補助者のことを医療秘書と呼ぶケースがあるため、業務内容をよく読んで判断しましょう。

医療秘書の仕事内容

秘書業務 ・医師や施設のスケジュール管理、出張手配、アポ取り
・学会発表の資料作成、同行
・施設全体への情報伝達
・電話、来客対応(大学、製薬会社、関係医療機関など)
事務・管理業務 ・診療報酬請求の手続き
・カルテ管理、診療記録の入力
・診断書や証明書などの文章作成
・行政上の届け出、報告
・窓口での患者対応

上記は、医療秘書の業務の例(一部)です。ただし、実際に何をやるかは、施設の規模や方針によっても異なります。

医療秘書の職場

医療秘書は、スタッフの少ない医療施設では他の役職の人が兼任していることもあり、主に規模の大きな病院で働いていることが多いです。しかし、最近では個人経営のクリニックでも求人募集されていることもあります。医療従事者の負担軽減を目的に、外来、病棟、内科、産婦人科、眼科など、様々な診療科でも必要とされている職業です。

医療秘書の給料

医療秘書の給料は、雇用形態や医療機関によって差があります。ただ、一般的に資格が必要な職業ではないため、医者や看護師のように国家資格が必要な職業と比べると低めです。給料を上げたい場合は、経営の安定している総合病院の正社員求人を探すといいでしょう。

医療秘書のなり方、求められるスキル

医療秘書として働くために、必須の資格はありません。学歴や年齢、資格の有無を問わず求人を出している医療施設も多いです。求められるスキルとしては、コミュニケーション能力や接遇マナー、PC操作やスケジュール管理など一般的な秘書能力、事務能力に加えて、医療に関する知識があります。

医療秘書におすすめの資格

医療秘書になるのに必須の資格はありませんが、業務知識を学び、信頼を得るためにも資格を取得しておくと有利です。職場によっては資格手当が有り、給料アップにもつながります。専用の対策をした通信講座やスクールもありますので、資格取得を目指す際は調べてみるといいでしょう。下記、医療秘書を目指す人におすすめの資格を2つ紹介します。

医療秘書技能検定

医療秘書としての専門知識と技能を医療秘書教育全国協議会が認定してくれる民間資格です。1級、準1級、2級、3級とあり、試験は年に2回、誰でも受験することができます。準1級から難易度が大きく上がると言われており、取得すれば大きな信頼を得ることができるでしょう。

日本医師会認定医療秘書

「専門的な医療事務の知識と最新の情報処理技能を兼ね備えた人材を養成」するために開設された、日本医師会が認定する民間資格。資格を取得するためには、日本医師会が認定した養成機関でカリキュラムを受け、試験に合格、更に既定の技能科目を取得します。養成機関は通信制(2年間)と全日制(1年間)とあって道のりは長いですが、合格率が9割以上と高く、日本医師会認定ということもあり信頼性のある資格です。

医療秘書のやりがい、うれしいこと

医療秘書は医療従事者を支える大切な仕事。医療従事者がそれぞれの仕事に集中して、スムーズに運営が回っていると、その施設全員が気持ちよく仕事ができます。スケジュール通り予定が進み、他のスタッフに感謝されると、やりがいも実感しやすいです。

医療秘書のつらいこと、大変なこと

医療秘書は医師、スタッフ、患者、機関関係者、様々な人と連携をとります。職場次第でもありますが、人それぞれの考え方の違い、自分以外の人同士の相性など、気を遣うシーンは多いでしょう。そんな中で幅広い業務も行い仕事が重なってしまうと、つらい、きついと感じてしまうかもしれません。

医療秘書に向いている人

医療秘書は医療従事者へのサポートが主であり、裏方で活躍できる縁の下の力持ち的なポジションです。「目立つ必要はないけど、誰かの役に立ちたい」という気持ちが強い人にピッタリ。また、人と連携をとったりスケジュールを立てたりするので、まめに連絡を取ることが苦でない人、計画性の高い人も向いています。

医療秘書は医療施設における様々なサポート業務が仕事!無資格でもできる職業です

医療秘書は、事務業務に秘書業務など様々な仕事を行います。医療事務と同じ業務もありますが、主なのは患者対応よりもスタッフや行政との連携です。関連する資格を取得することで就職しやすくなったり、資格手当を受けられたりしますが、なくても医療秘書に就くことはできます。今後ますます需要の上がる医療業界で頼りにされる存在になるべく、あなたも医療秘書を目指してみてはいかがでしょうか。

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著者プロフィール

そだねー

そだねー

北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。

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