電子カルテインストラクターって?どんな人が向いてるの?未経験でも大丈夫?

2019/04/30

電子カルテインストラクターとは、医療従事者を対象に、電子カルテの操作方法や入力の仕方などをレクチャーしサポートする仕事です。

現在、カルテは紙からデジタルに移行しつつあります。便利になった反面、操作方法や仕組みが分からず、四苦八苦する方も多いのが現状。そういった状況を打破するために生まれたのが、この電子カルテインストラクターです。

この記事では、電子カルテインストラクターの仕事内容や必要な知識、向いている方の特徴などについて解説していきます。

電子カルテインストラクターの仕事内容

電子カルテインストラクターは、電子カルテのメーカーなどに属し、ソフトを導入する医療機関を担当します。仕事のステップは、大きく分けて3つあります。それは、以下の3ステップです。

1.電子カルテ導入前
2.電子カルテ導入後
3.アフターフォロー

それぞれ解説していきます。

医療機関に訪問

電子カルテインストラクターがはじめにやることは、医療機関を訪問し、電子カルテの基本的な使い方を説明することです。電子カルテを利用する全員の前で、3日~1週間程度時間をかけ、説明していきます。

電子カルテの説明は、関係する全員におこなうことが基本。欠勤などで参加できなかったスタッフに対しては、別の日におこなわなければなりません。説明が終わって数日後は訪問を続け、ある程度理解が深まったら電話での対応に切り替えます。

導入から1ヶ月後

導入から1ヶ月後は、電話でのサポートが仕事の中心になります。カルテが紙からデジタルに移行したわけですから、当然最初はフォローが必要でしょう。現場から出る質問に、一つひとつていねいに答えていくことは、電子カルテインストラクターにとって大事な仕事です。

また、レセプトを発行する時期には、医療機関に訪問することも必要です。レセプトの集計や発行は、医療機関にとって毎月かならず訪れる大変な業務のひとつ。間違ってしまうと大変なことになってしまいかねません。電話で伝えられないことも多いので、実際に訪問し研修を開くことも、電子カルテインストラクターの仕事です。

アフターフォロー

医療機関が電子カルテの使い方に慣れても、電子カルテインストラクターはさまざまな形で携わっていきます。特に、導入初期は、システムの仕様や不具合に関しての頻繁に連絡が入ります。

導入して1年も経つと、連絡は徐々に少なくなります。1ヶ月に1回あるかないか程度でしょう。また、不具合については、システムの担当や他の電子カルテインストラクターと手分けをして対応することになります。

電子カルテインストラクターに必要な知識

電子カルテインストラクターには、パソコンやソフトウェアの知識だけでなく、医療系の知識が要求されます。具体的には、以下のとおりです。

・医療事務の知識
・パソコン

最低でも、この2つの知識は身に付けておくようにしましょう。簡単に解説していきます。

医療事務の知識

電子カルテインストラクターにとって、医療事務の知識は必須です。電子カルテを使用するのは、主に医療事務だからです。そのため、医療事務の知識を把握しておかないと、質問に答えることができません。

逆に言えば、医療事務の知識と経験があれば、電子カルテインストラクターの仕事に大きく役立てることができます。もしあなたが医療事務経験者、もしくは医療事務の資格を持っているなら、電子カルテインストラクターとして十分に活躍できる可能性を秘めているでしょう。

パソコン

電子カルテインストラクターは、パソコンの知識も深めておく必要があります。電子カルテは、パソコンにインストールして使うものだからです。電子カルテに不具合があった際、パソコンの知識がなければ、質問に答えることができません。

パソコン本体だけでなく、ソフトウェアの知識を身につけることも大切でしょう。電子カルテ自体、ひとつのソフトウェアです。ソフトウェアの仕組みを理解しておかなければ、正確な質問の返事ができず、トラブルを招いてしまう可能性があります。

電子カルテインストラクターに向いている人って?

ここでは、電子カルテインストラクターに向いている人の特徴を紹介していきます。電子カルテインストラクターは、けっして難しい仕事ではありません。しかし、人前で話をしたり、専門的な質問に答えたりしなければならないため、医療とは違ったスキルが必要になります。

医療の経験・知識がある

医療の経験・知識は、電子カルテインストラクターの仕事をする上で大きな武器になります。特に、医療事務の経験・知識は、電子カルテインストラクターの仕事にかなり役立つでしょう。

電子カルテを扱うのは、ほとんどが医療事務です。電子カルテインストラクターのもとには、医療事務からの質問が日々、寄せられます。医療事務の経験者であれば、解決策に導くのは比較的簡単でしょう。医療事務からの転職を考えている場合、電子カルテインストラクターという道もあるということを頭に入れておいても悪くありません。

人前でハキハキと話せる

電子カルテインストラクターは、人前に立って話す機会が非常に多いです。導入の説明や操作方法などを、医療関係者の前で話す必要があるからです。ただ話すだけでなく、ハキハキと自信を持ってしゃべれる方が、電子カルテインストラクターに向いていると言えるでしょう。

電子カルテを導入する医療機関は、多くの場合、不安を抱えています。電子カルテインストラクターのしゃべり方に自信のなさを感じてしまうと、不安が拡大してしまいかねません。人前でハキハキ話すことが苦にならないなら、電子カルテインストラクターの仕事は向いています。

相手の求めていることを理解できる

電子カルテインストラクターは、電子カルテについての質問に日々、答えていかなければなりません。その質問がどういった意図を持っているのか、なんのための質問なのかを瞬時に察知することは、電子カルテインストラクターにとって非常に大事です。

ICUや手術室といった医療の現場には、一刻を争う瞬間があります。そういった現場からのニーズや質問を上手に汲み取らなければ、トラブルを招いてしまう恐れがあります。相手の求めていることを理解できる能力に自信がある方は、電子カルテインストラクターに向いています。

経験も知識もないけど大丈夫?

「電子カルテインストラクターの仕事に興味があるけれど、経験も知識もない…」そういった方も、たくさん存在することでしょう。ここでは、その疑問に関して答えていきます。

医療が未経験な人

医療未経験者でも、電子カルテインストラクターになれます。電子カルテインストラクターには、特別な資格が要りません。そのため、誰にでもチャンスがあります。

とはいえ、ある程度の勉強は必要です。間違った説明をしてしまうと、導入先の医療関係者に不信感を与えてしまいかねません。最低でも、医療事務の流れやレセプトに関する勉強はしておきましょう。

PCなどの知識がない人

電子カルテインストラクターの仕事は、PCなどの知識がなくても大丈夫です。電子カルテは、操作さえ覚えてしまえば誰だって使えるようにと、シンプルに設計されていることが多いからです。

もっとも、基本的なことは勉強しておいたほうがいいでしょう。医療機関からの質問を、パソコンやソフトウェアの知識を持った状態で聞くのと、何も知識がない状態で聞くのとでは、ニーズや意図を正確に把握できるという点において、大きく差が出るからです。

まとめ

電子カルテインストラクターには、他の仕事にはない醍醐味があります。電子カルテを導入することで、医療事務の負担が減り、医療の効率化につながるため、影から日本の医療を支えることができるということは、社会的な価値の高い仕事です。

電子カルテの普及が進む上で、スポットライトを浴びるようになってきた電子カルテインストラクター。すこしでも興味があったり、検討したりしている場合は、ソラジョブで求人を検索してみましょう!

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