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医療事務の志望動機の書き方!未経験者も経験者も転職で使える例文付き

著者: そだねー

更新日:2023/12/22

公開日:2019/07/31

医療事務になるために転職活動を初めた方の中で、志望動機に悩んでいる方はいませんか?必ずと言っていいほど必要になる志望動機ですが、やはり医療事務の転職活動ではとても重要です。今回は未経験、経験者別に志望動機の書き方を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

医療事務への転職に志望動機が重要な理由

医療事務の人材を採用する際に、応募者の志望動機を重視して選考する医療機関はたくさんあります。特に医療事務は医療関係の職種の中でも未経験者の募集が多く、学歴や職歴などで選考結果を左右しない傾向が高いです。

さらに、「志望動機」を聞いて採用側が判断するのは入社意欲だけではありません。「医療事務員として、うちの施設で不満なく働いていけるか」という適正もチェックしています。志望動機の伝え方で、自分の熱意やスキル、応募先との相性を上手くアピールできれば、採用の可能性が大きく高まります。

医療事務に求められる人とは?志望動機を作る前の確認ポイント

採用される志望動機を考えるためには、応募先がどのような人材を求めているかを考えることが大切です。また、自分と応募先との相性をアピールするためには、応募先がどんなところか理解しておく必要があります。ここでは志望動機を考える前に確認しておくポイントをご紹介します。

医療事務の仕事内容と求められる人材を確認しておこう

医療事務は受付会計業務以外にも、レセプト業務やクラーク業務など多岐にわたる仕事を担当します。基本となる受付会計業務は、接客サービスです。またクラーク業務では、患者さまと医師・看護師のパイプ役となります。コミュニケーションなくして成り立たない仕事であるため、人と接することはもちろん、気配りや思いやりを持ってコミュニケーションが取れる人材が求められます。

レセプト業務をはじめ事務作業は、パソコンで行われることがほとんどです。そのため基本的なPC操作スキルも必要となります。またレセプトは提出期限のある重要な書類であり、窓口業務と並行して行います。ミスなく作業をこなすための正確性、そして効率的に仕事が進められる能力も医療事務には必要です。

応募先が持つ理念を確認しておこう

応募先が掲げている理念や方針は必ず調べ、その方針に伴った動きをしているかも見てみましょう。自分と応募先の考えや目指すものが同じであれば、仕事のモチベーションが上がり、採用側からも好印象を持たれます。応募先が専門にしている診療科目、治療方法な重要な特徴です。応募先が対応している診療に、興味や思い入れがあれば積極的に伝えましょう。

応募先の診療科目を確認しておこう

医療機関には内科や小児科、整形外科などさまざまな診療科があります。そのため応募先が専門にしている診療科目や治療方法がある際は、その点も確認して志望動機に取り入れましょう。そうすることで応募先への理解があることがうかがえ、志望度の高さがアピールできます。

施設の規模や任される業務を確認しておこう

医療事務の仕事は多岐にわたりますが、勤務する施設によって業務の種類や量にある程度の違いがあります。
個人病院や町のクリニックなどの場合、スタッフの数に限りがあるため、一人一人の業務領域は広くなります。一方で大学病院や総合病院など大規模な病院では、業務分担が整理されていることが多く、ひとつの業務に特化する傾向にあります。
任される業務領域を把握して、それに合った志望動機を作成することが大切です。

医療事務の志望動機の書き方

志望動機を応募先に伝えるためには、次の3つの点を考えて書きましょう。

・なぜ応募先の病院を選んだのか
・どんな力を応募先で発揮できるのか
・どんなキャリアプランを持っているのか

なぜ応募先の病院を選んだのか

医療事務の仕事をやりたい理由と同時に「数ある医療事務求人の中からその施設を選んだ理由」を明確にしましょう。他の業種、他の医療施設でも叶いそうな希望が動機だと、「採用しても別の場所へすぐ転職してしまのではないか」と不信感を持たれます。応募先の施設ならではの特徴を加味して、志望動機を考えることが大事です。

どんな力を応募先で発揮できるのか

自分の経験・能力・スキルが応募先でどのように活かせるのか、具体的に考えてアピールしましょう。採用側は、応募者が施設にどんなメリットを与えられるのかで合否を考えていますので、こちらからその答えを分かりやすく伝えられると効果的です。

どんなキャリアプランを持っているのか

就職後のキャリアプランを長期的、かつ具体的に計画しましょう。採用する側にとって、転職者にされると困るのは、就職後すぐに退職してしまうことです。長期的なプランを話すことで、長く働きたい意思と、将来的な応募先の働き方とのマッチングをアピールできます。

履歴書に書いたらNGな医療事務の志望動機

志望動機は何でも正直に伝えればいいわけではありません。採用側にとって不満の種となる、NGな志望動機を3つ紹介します。

・抽象的でありきたりな言葉を使う
・応募先の理念と合っていない
・待遇面についてばかりで応募先のメリットがない

抽象的でありきたりな言葉を使う

採用側は多くの求職者から志望動機を聞いています。ありきたりな内容では「またこれか…」と思われ、印象に残ることができません。採用する側が興味を持つのは、応募者自身の言葉で語られたオリジナルの志望動機。あなただけが持つきっかけ、過去の体験の中で感じた思いなどを、自分の言葉で組み立てるようにしましょう。

【NG例】
私はコミュニケーション能力が高く、チームプレイが得意です。また、几帳面な性格で間違いが少ないので、事務の仕事に向いていると思い、貴院に応募させていただきました。

【訂正例】
私は前職の販売店で培ったコミュニケーション能力、そして会計などの事務スキルが医療事務の仕事に活かせると思い、貴院に応募させていただきました。前職ではお客様への接客だけでなくスタッフと一丸となって協力して仕事に取り組み、時間内に効率よくかつ正確に仕事をこなすスキルで評価を得ていました。そのため貴院にて、医療事務としてそのスキルを発揮していきたいです。

応募先の理念と合っていない

志望動機が応募先の理念と合っていない志望動機はNGです。採用側にとって、採用しても「業務に不満を持たれるのではないか」「うちが求めている働き方を嫌がるのではないか」など不信感を持たれてしまう可能性があります。また、十分に企業研究をしなかったのだと思われ、「意欲に乏しい」と判断されかねません。

【NG例】(一人一人の患者とじっくり向き合う理念を掲げている応募先に対して)
前職は総合病院で患者数も多く、多くの作業を素早くこなすことに自信があります。このスキルを役立たせたいと思い、貴院に応募させていただきました。

【訂正例】
これまでさまざまなクリニックで多くの患者さまと接してきた中で、もっと1人ひとりに丁寧に寄り添いながら医療事務として働きたいと考えていたところ、貴院の理念はまさに私の考えとぴったりでした。これまでの医療事務経験と1人ひとりに寄り添いたい強い思いの元、貴院で医療事務として貢献したく、この度応募させていただきました。

待遇面についてばかりで応募先のメリットがない

「給与が高いから」「休みが多いから」など、待遇面ばかりに着目した動機ばかりを挙げるのはNGです。それは求職者側にとってのメリットにはなりますが、採用側にとっては施設にどんな行動でメリットを与えてくれるのかが全く分かりません。待遇の良さが仕事のモチベーションに繋がることもあると思いますが、決して動機がそれだけにならないよう注意しましょう。

【NG例】
前職は多忙な職場で休みが取りづらく、転職を決意しました。
貴院は自宅からも近く、休みが取りやすいという話を聞いて応募させていただきました。

【訂正例】
地域医療に寄り添い、貢献したいという思いから、自宅近くの貴院に応募させていただきました。また通いやすいことで、急な出勤があった際にも迅速に対応できます。さらに貴院は働きやすい環境作りに励んでいることからも、資格取得を目指しながら働きやすい環境であるとか存じます。自宅近くで通いやすい、そして働きやすいという環境を活用し、資格取得を目指して医療事務として貴院に貢献していきたいと考えております。

志望意欲に説得力を持たせる自己PR

志望意欲の強さをアピールできるのは「志望動機」を伝えるときだけではありません。志望動機以外で、医療事務になりたい意欲をアピールするには次の3つのポイントも重要です。

・これまでの職務経歴
・自分の長所短所
・取得している資格

これまでの職務経歴

職務経歴を聞かれた際には、ただ職歴を伝えるだけではいけません。自分のこれまでの業務経験が、どのように医療事務の仕事で活きるのかを言えるようにしておきましょう。そのためには、これまでの仕事で自分がどんな知識やスキルを学んだのか振り返ることが大事です。

自分の長所短所

自分の長所や短所を聞かれた際には、具体的に伝えましょう。例えば「私は行動力があります」などというだけでは、あなたの良さがハッキリと掴めません。「その長所の根拠となる経験や成果」「その長所を医療事務に活かす方法」なども一緒に言えると、説得力のあるアピールになります。

また、短所に関しても、その短所があることで自分がどんなときに困ったか、そしてこれから克服するためにはどうするかを考えておきましょう。

取得している資格

必須資格のない求人が多い医療事務ですが、自分のスキルを示す上で資格の取得は有効です。特に「医療事務検定試験」「医療秘書技能検定試験」「医事コンピュータ技能検定試験」など医療事務に直結する資格を持っている場合は、即戦力になる証明として積極的にアピールしましょう。

資格などを持っていない場合は、現在勉強中のことや努力していることなどを伝えると、志望意欲の強さをアピールできます。

医療事務の志望動機の例文

医療事務採用に応募する場合の、志望動機の例文をご紹介します。志望動機に悩んだときは参考にしてくださいね。

経験者

私は大学病院にて3年間、患者様への対応、カルテの入力、診察券の発行などの受付業務を行ってまいりました。今後はレセプト業務や会計業務のほか、医療事務として仕事の幅を広げていきたいと考えています。貴院は少人数体制で運営をされているため、個人に幅広く業務を任していただけると思い、志望しました。

また、これまでに私は自身のスキルアップのため、「医療事務検定試験」と「医事コンピュータ技能検定資格試験」の資格を取得しています。もっと自身の総合力を高め、貴院が掲げる患者様第一という理念のもと、一人ひとりの患者様により親身に対応する働き方をしたいです。

未経験者

前職はメーカーにてサポートデスクの業務を行っておりました。ユーザー様の対応をする中で、感謝の言葉を頂けるのは大きなやりがいでしたが、電話を通してではなく直接お客様と触れ合える仕事がしたいという思いが強くなり転職を考えました。こちらの病院で働きたいと考えたのは、以前私の祖母が入院した際、先生をはじめすべてのスタッフの対応が素晴らしく、感銘を受けたことがきっかけです。

調べるうちに、医療事務は患者様と直接触れ合える仕事であり、前職で培ったコミュニケーション力やデスクワークの経験を活かすことができるのではないかと考えました。現在、自分に足りていない医療現場の知識を学ぶため、「医療事務技能審査試験」の資格取得を目指し勉強中です。未経験からではありますが、長くこの仕事を続けていきたいと考えています。

面接で志望動機を話すときのポイント

医療機関の顔として、多くの人と接する医療事務は面接が非常に重視されます。面接でも志望動機が着目されるため、以下ポイントを押さえて面接を成功させましょう。

・面接マナーを守る
・はきはきとゆっくり話す
・長く話しすぎない
・志望動機に関する質問を想定しておく

面接マナーを守る

面接は、第1印象が重要です。どんなに良い志望動機が答えられても、身だしなみがしっかりしていないと説得力も弱くなってしまいます。そのため清潔感を大切にし、身だしなみを整えて面接に臨みましょう。

はきはきとゆっくり話す

緊張していることで早口になってしまったり、声が小さくなってしまうこともあります。しかし面接では、コミュニケーション能力もチェックされているため要注意です。はきはきとゆっくり話すことを意識し、特に重要な志望動機はしっかりと熱意が伝わるようにしましょう。

長く話しすぎない

長く話すぎてしまうと本当に伝えたいことが曖昧になってしまい、面接担当者にも上手く志望動機が伝わらなくなってしまいます。そのため「なぜ志望したのか」「志望に至った具体的な理由や経験」「医療事務として自分が貢献できること」を中心に、なるべく簡潔に伝えましょう。当日に簡潔に話せる自信がない方は、あらかじめ内容を書き出して暗記するのも1つの方法です。

志望動機に関する質問を想定しておく

志望動機はただ述べるだけでなく、面接担当者から内容に関して質問されることもあります。緊張で質問に対する答えがパッと出てこないこともあるため、あらかじめ質問を想定し、回答を準備しておくと安心です。想定される質問例として、以下ポイントを参考にしてください。

・医療事務を仕事にしたい理由
・志望先の医療機関を選んだ理由
・医療事務としてのビジョン
・自分の強み

履歴書と職務経歴書での志望動機の違い

医療機関によっては、履歴書と一緒に職務経歴書の提出が求められることもあります。履歴書とは、学歴や職歴、連絡先などの基本情報と略歴を定型フォーマット1枚で伝えるもの。職務経歴書とは、これまでの業務経験や活かせるスキルなど「自分の強みやできること」をA 4サイズの紙1〜2枚で伝えるものです。職務経歴書は定型フォーマットがないため志望動機欄を作成し、履歴書と同様に志望動機を記載しましょう。

履歴書の志望動機欄はスペースが限られているため、できる限り要約して書く必要があります。一方職務経歴書は履歴書よりも詳細に文章が記入でき、かつ職務経歴と関連づけてアピールしやすいため、説得力が高まります。履歴書の志望動機をさらに膨らますイメージで、これまでの経歴や得たスキル、それらを志望先でどう活かしていきたいかを具体的に書きましょう。

医療事務の面接では志望動機の例文を参考にして応募先のメリットを伝えよう

志望動機はそれを伝えることで、採用側が自分を雇うメリットを感じさせられるものを目指して作りましょう。そのためには、応募先で自分の強みを活かす方法を見つけなければいけません。しっかり下調べをした後は、分かりやすく具体的な志望動機になるように、伝えるべき内容や表現を考えます。もし志望動機の作り方で悩みや迷いがあれば、本記事を見返すか、医療事務に詳しい転職のプロへ相談してみましょう。

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よくある質問
  • Q

    医療事務の仕事に応募する際、志望動機は重視されますか?

    A
    医療事務の面接では志望動機を重視する医療機関がたくさんあります。医療関係の職種の中でも医療事務は、無資格、未経験で従事できるため、学歴や職歴だけで選考を決めない傾向が高いです。志望する熱意や将来のビジョンなどが面接の際に伝わることで選考に受かりやすくなると言えるでしょう。
  • Q

    医療事務への志望動機は、どうやって書けばよいですか?

    A
    医療事務への志望動機を書く時は、まずは志望する医療機関の研究をしましょう。応募先が掲げている企業理念や方針などをしっかりと理解し、あなたが求めている方向性と同じであることを確認する必要があります。また医療事務の業務には幅があるため、自分の従事したい分野と応募先の仕事内容に相違がないかも重要なポイントです。これらの分析と情報を基にして志望動機をまとめていきます。
  • Q

    医療事務への志望動機を書く時、ポイントは何ですか?

    A
    志望動機は「応募先の病院を選んだ理由」「発揮できるスキル」「キャリアプラン」の3つを明確にしましょう。この病院で勤務したいという特別な理由が明確にあると、あなたの熱意が伝わります。現場で発揮できるスキルも重要なアピールポイントです。またキャリアプランを明確にすることで、信頼を生み採用側が安心して雇用しやすくなります。
  • Q

    医療事務への志望動機で、書いたらNGなことは何ですか?

    A
    志望動機で「ありきたりな内容」「応募先の理念に合わない」「待遇面ばかりが目立つ内容」を書くのはNGです。採用側は多くの求職者から同様の志望動機を聞かされるため、ありきたりな内容ではアピールに欠けてしまいます。また応募先の理念に合わない志望動機だと、採用後のミスマッチを懸念され避けられる場合も。他にも待遇面ばかり気にした内容の志望動機は、採用側のニーズに合う人材なのかと不安をあおります。

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著者プロフィール

そだねー

そだねー

北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。

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