医療事務の休みっていつ?直接だと聞きにくい休み事情を解説!
著者: そだねー
更新日:2023/12/22
公開日:2019/06/18
「医療事務の仕事をしてみたい!」と思っている方は、医療事務がどれくらい休めるのか、いつが休みなのか、気になりますよね。医療業界といえば忙しいイメージを持つ人も多いと思います。本記事では、医療事務は本当に休みが少ないのか、雇用形態による休みの違いはあるか、などについてご紹介します。
目次
医療事務って休みが少ないの?
医療事務の休日事情は、勤務先の医療機関によって異なります。入院用の設備が備わっていたり、24時間受け入れ体制が整っていたりすると、決まった休日がなく、休みが少ない施設も多いです。逆に、緊急な受け入れもない小さな診療所やクリニックなどでは、休診日の曜日を決めて休みを設けているところもあります。
医療事務は週休2日制なのか
医療事務に限らず、医療業界全体の話ですが、医療業界で週休2日制の施設は全体の3割ほどしかありません。ですので、医療事務も他の業種と比べると休みは少ない可能性があります。しかし、医療事務の働き先は福利厚生がしっかりしているところが多く、産前産後の休暇や育児休暇などは取得しやすいです。
医療事務に土日休みの職場はあるのか
勤務先によっては、医療事務でも土日休みの職場があります。また、土曜日は午前診療のみ、日曜日と平日のどれか一つの曜日を休みというような施設も多いです。休みの曜日は、勤務する医療機関によって異なりますので、求人票を見て必ずチェックしておきましょう。
また、シフト勤務制と記載があった場合、夜間勤務や土日出勤の場合がありますので、合わせて確認しておきましょう。
医療事務の休み事情は雇用形態でも変わる
医療事務の働き方は、主に「正社員」「アルバイト・契約社員」の二つの雇用形態で分けることができます。それぞれの勤務形態、休み事情について解説します。
正社員
正社員の場合、休日は勤務先の医療機関に依存します。勤務時間は多くの企業勤めの人と同じく基本的に約7.5~8時間です。勤務先によっては夜勤があるため、日によって勤務する時間帯が変わるシフト制になっているところも。幅広い業務量があったり、責任がかかったりしますが、正社員は他の勤務形態よりも給与や賞与、福利厚生などが恵まれる可能性が高いと言えます。
アルバイト・契約社員
医療事務の求人の中には、アルバイトや契約社員、パートを募集しているものも多くあります。アルバイトやパートであれば、時短勤務や週3日の勤務など、希望に合わせて柔軟に働くことが可能。正社員に比べると休みが通りやすく、また、有給休暇も取得しやすいです。
医療事務の休みにくい時期とは?
医療事務は時期によって業務量が変わったり、忙しくなったりします。業務が忙しくなると休みもとりづらくなるため、医療事務が忙しくなる時期について解説します。
いつも忙しいのは月末・月初め
医療事務はレセプト請求業務を月初めに滞りなくおこなうために、月末には様々な書類チェックします。レセプト業務とは、「診療報酬明細書」を作成、提出し、健康保険、国民健康保険などからの診療報酬を請求する仕事です。これは医療事務の仕事の中でも重要な業務です。レセプト請求業務をしっかりおこなわなければ、入金される予定の金額が入らず、医療機関の経営は立ち行かなくなってしまいます。
繁忙期は診療科目によっても違う
医療機関の繁忙期は、おこなっている診療科目によっても変わります。例えば内科や小児科は、9〜3月頃が繁忙期。インフルエンザや風邪のシーズンですので、内科や小児科の医療機関は大忙しです。また、皮膚科に関して、夏は汗疹や湿疹、冬は乾燥等で忙しいでしょう。耳鼻科であれば、スギ花粉症の患者さんが多い春先が繁忙期です。
有給休暇を申請する際に注意しておくこと
有給休暇をスムーズに取得するためには、繁忙期は避け、業務に支障が出ない日を選びましょう。職員には有給休暇を取得する権利がありますが、法律的には、経営者側にも「時季変更権」という権利があります。めったなことで時季変更権が行使されることはないと思いますが、女性が多い職場なのでお互いさまの精神は自分のためにも必要です。
医療事務の主な勤務先の休み事情
医療事務の働き先である、それぞれの医療機関の特徴や、休み事情を解説します。本記事で紹介するのは、次の3つの医療機関です。
・病院
・クリニック
・歯科
病院
厚労省による医療施設の類型では、20床以上の病床を有する医療施設を病院と言います。病院は一日に来院する患者が多く、効率よく対応するために仕事を分業制にしているところが多いです。分業制にしている病院では、医療事務スタッフも多く、「受付・会計」「レセプト業務」「クラーク業務」など、業務ごとで別々に人員が配置されます。職員が多いので、正当な理由があれば休みを申請しやすく、福利厚生も充実しているところが多いです。
クリニック
クリニックや診療所は、病院と比べて少数精鋭で仕事をおこなっている施設が多いです。ですので、医療事務でも一人ひとりが幅広い業務をまかされることも珍しくありません。しかし、そのぶん医療事務全般の流れ、知識を学びやすいです。また、土日休みの施設も多く、休日が決まっていれば、プライベートな予定を立てやすいというメリットもあります。
歯科医院
歯科医院の医療事務は、病院やクリニックとは少し業務が異なります。業務は、受付応対・電話応対・予約やカルテの管理に、さらに歯科医師や歯科衛生士の補助なども加わります。歯科医師や歯科衛生士の補助とは、患者様の胸元にタオルをかけたり紙コップを準備したり、また治療器具の消毒やセットなど。土日のどちらかと、木曜日休みが多く、基本的に祝日も休みのところが多いです。
医療事務の求人を探す際には、就業先の休み事情をしっかりチェックしよう
本記事では医療事務の気になる休み事情についてご紹介してきました。他の業種と比べると忙しくみえますが、安定した仕事である医療事務は魅力的。仕事を探すうえで土日休みが良いなど、休みにこだわりがある場合は、就業先の診療日や、求人票に書かれている休日の日数、福利厚生などを確認しておきましょう。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。