コールセンターのバイトはきつい?メリットやデメリット、仕事内容について
著者: そだねー
更新日:2023/12/22
公開日:2022/02/10
コールセンターのバイトは時給も高く、マニュアルが整った環境で働けることから人気のバイトの1つです。しかし実際仕事はきついのか、面接になかなか受からないなど疑問や悩みを抱えている方も多いでしょう。 今回は体験談も交えて、コールセンターバイトの実情や面接に受かるための志望動機などを詳しくお伝えします。
目次
コールセンターのバイトの仕事内容
コールセンターのバイトの仕事内容は、大きく2種類に分かれます。
インバウンド | ・カスタマーサポート ・テレフォンオペレーター(テレオペ) ・テクニカルサポート ・テレマーケティング(テレマ) |
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アウトバウンド | ・テレフォンアポインター(テレアポ) ・テレマーケティング(テレマ) |
インバウンド(テレオペ)
コールセンターバイトの求人の多くはインバウンドであり、お客さまの問い合わせや相談の応対が主な仕事内容です。企業の顔としてお客さまの応対をする、やりがいのある仕事です。
アウトバウンド(テレアポ・テレマ)
一方、アウトバウンドはコールセンター側からお客さまに電話をかけ、市場調査や自社製品の営業を行います。アウトバウンドの中でもテレアポは営業活動なので、ノルマが課されているケースが多くみられます。営業が苦手な方には大変ですが、コールセンター求人の中でも特に高時給である点がメリットです。さらにノルマなどを達成することで、基本給にプラスしてインセンティブが支払われ、高い給料に期待できます。
コールセンターバイトのメリット
コールセンターバイトの主なメリットは以下の2つです。
・未経験でも働ける
・シフトや服装、髪型の自由度が高い
コールセンターバイトでは、特に専門的な技術や知識を求められることはありません。そのため、コールセンターで勤務したことのない未経験の方でも採用される傾向にあります。また、コールセンターバイトの求人の多くがシフト制のため、勤務日や勤務時間を調整しやすいです。服装や髪型の自由度が高いのもメリットと言えます。
コールセンターバイトのデメリット
コールセンターバイトの主なデメリットは以下です。
・短時間や短期間のバイトが少ない
コールセンターの求人の場合、週に4〜5日程度、半年以上働ける人を優先的に採用する傾向にあります。そのため、短時間や短期間で働きたいという場合には注意が必要です。
コールセンターバイトに向いている人
コールセンターバイトに向いている人の特徴は以下です。
・話すこと、説明することが好き
・パソコンを扱うのが得意
コールセンターで行う業務の特性上、話すことや説明することが好きな人はコールセンターバイトに向いているでしょう。また、コールセンターバイトではパソコン等の入力作業を行うことも多い傾向にあります。そのため、パソコンを扱うのが得意な方は早く業務に馴染めるでしょう。
コールセンターバイトの時給相場|時給が高い理由
厚生労働省の職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算) によると、コールセンターバイトの時給の基準値は1100円とされています。飲食店や販売員に比べると、時給水準が高い点が特徴です。
時給が高い理由
コールセンターのバイトは覚えることも多く、高いコミュニケーション能力が求められます。マニュアルが完備されているため覚えれば仕事自体の難易度は高くありませんが、お客さまのニーズに応対するためのコミュニケーション能力は誰にでもあるわけではありません。その点で、時給が高く設定されています。また人員の入れ替わりが激しく、急ぎで募集をかける必要があることも、時給が高く設定されている理由の1つです。
コールセンターバイト求人を探す時のポイント
ここでは、コールセンターバイトに関するよくある質問をご紹介します。
年齢に関係なく活躍できるか
基本的にコールセンターは高校生から大学生、40〜50代と年齢に関係なく活躍できるのが魅力の職種です。また、「令和2年賃金構造基本統計調査」によるコールセンターオペレーターの平均年齢は41.8歳であることから、40〜50代でも十分に働けます。
コールセンターのバイトは副業としてできるのか
基本的にコールセンターのバイトは掛け持ち可能であるため、副業として働けます。実際に求人をみると「副業OK」「WワークOK」としている求人も多くあります。シフトが組みやすく、かつ体力的な負担が少ないことから副業としても人気の職業なのです。
正社員になれる可能性があるかどうか
もしも正社員登用を狙っている場合は、アルバイトから正社員になった実績がある職場かどうかを確認しましょう。またSVではなく、オペレーターとして正社員になりたい場合は採用実績のある職場は少ない傾向にあります。
ソラストのスマートホスピタル開発部では、常勤の方であれば正社員登用を前提としています。そのためもしオペレーターから正社員を希望するという方はぜひ一度求人をご覧ください。
コールセンターバイトの体験談|きつい、つらいって本当?
高時給で体力的な負担も少ないコールセンターバイトですが、きつい、つらいとの声が聞かれることもしばしばあります。ここではコールセンターでバイトしていた方々の実際の体験談をもとに、実情をみていきます。
ポジティブな体験談
20代女性/コール受付 |
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テレフォンアポインターとして働いていましたがノルマもなく、常にマニュアルをみながら仕事ができるので、その点は安心でした。 |
20代女性/注文受付、営業 |
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自分が頑張ればインセンティブもあるので、向いている人にはおすすめ。シフトに融通がきき、服装も自由でお金も稼げるのでよかったです。 |
20代男性/コールスタッフ |
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最初は受電のみを行っていましたが、その後架電も行うようになり、多数の仕事を任せてもらえました。職場も良い環境で、働きやすかったです。 |
ネガティブな体験談
20代女性/テクニカルサポートの一次対応 |
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マニュアルがあるのでかかってきた電話の内容を聞きながら、マニュアルにあればその回答を、なければ二次対応へ電話を回すというバイトであまり頭は使いませんでした。怒ったり困ったりしている人が多かったので、精神的には少し辛かったです。 |
30代男性/コールセンターリーダー |
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普通なお客さまが多いですが、明らかな暇つぶしや嫌がらせで電話をかけてくる方もいてストレスに感じることもあったが、お客様の疑問を解決できた時には喜びを感じら得ましたね。 |
20代女性/信用金庫のコールセンター |
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信用金庫に設置されているATMが故障するとお客さまから電話がかかってくるコールセンターでした。お金のことなので平静を保っていられない方が多く、クレーム処理に近い気がしました。 |
実際にコールセンターのバイトはきついのか
コールセンターのバイトがきついと感じる多くの理由は、ネガティブな感情のお客さまに応対しなければならない点です。怒っていたり困っていたりと余裕のない方に対しても誠意を持って対応しなければならないため、精神的につらいと感じてしまうようです。つらい反面、お客さまの困っていることを解決できたときは大きなやりがいが感じられます。
コールセンターバイトの面接に受かるための志望動機とポイント
コールセンターは時給が高いことから人気のバイトですが、その分求められるものも多く、面接に受からないと悩みを抱えている方も少なくありません。ここではコールセンターバイトの面接に受かるための志望動機と、面接のポイントについて解説します。
志望動機に入れ込むべき内容
志望動機でアピールすべき内容は、以下3つです。
・長く働ける
・人と話すことが好き
・学ぶ姿勢や向上心がある
コールセンターのバイトは人員の入れ替わりが激しいため、バイトであっても採用側はなるべく長く働いてくれる人材を求めています。そのため「シフトの融通がきくので働きやすい」「自宅から近いので通いやすい」など、コールセンターが自分にとって働きやすい環境である点をアピールできると良いでしょう。ただし、これだけでは働く意欲が伝わらないため、人と話すことが好き・得意であること、オペレーターとしてスキルを身につけるために学ぶ姿勢や向上心がある点が伝えられると高ポイントです。たとえば学生であれば、コールセンターのバイトを通じて言葉遣いやマナーを身につけたいという内容も立派な志望動機です。
面接で意識すべきポイント
コールセンターの仕事は非対面の接客であるからこそ、面接での印象が重視されます。面接では、以下ポイントを意識してください。
・明るくハキハキと話す
・丁寧な口調や正しい言葉遣い
・挨拶を忘れない
・清潔感ある身だしなみ
コールセンターの仕事は、話し方や声のトーンが重要です。そのため面接ではコミュニケーション能力のほか、ハキハキと話せているか、正しい言葉使いで丁寧に話せているかがチェックされます。また、挨拶がしっかりできているか、清潔感ある身だしなみでいるかといった基本的なマナーも見られます。非対面の接客業であるからと、身だしなみに手を抜いている方は悪い印象を与えてしまうため要注意です。
面接でよく聞かれる質問
面接官から質問されることも多いため、あらかじめ回答を用意しておくと安心です。以下は、コールセンターのバイト面接でよく聞かれる質問例です。
・シフトにどれくらい入れるか
・前のバイトをやめた理由
・基本的な言葉遣いには自信があるか
・いつから働けるか
・通勤手段や通学手段
・これまでのバイト経験
シフト関連の質問は高確率でされるため、あらかじめ応募先で働くことを想定したシフトイメージを考えておくと良いでしょう。この点を曖昧にしてしまうと働く意欲がないと思われてしまったり、採用後に迷惑をかけてしまったりすることになります。
また、前のバイトをやめた理由は、なるべくポジティブに言い換えて答えましょう。ネガティブな理由だとコールセンターのバイトも同じ理由ですぐやめてしまうのではないかと不安に思われてしまうため、前向きに回答すると良いでしょう。
コールセンターバイトから正社員を目指す方法
コールセンターの仕事は正社員であればバイトよりも高い給料となり、オペレーター以外のさまざまな業務も担当できます。また、福利厚生が受けられるなどのメリットもあります。ここではバイトから正社員を目指す方法をご紹介します。
コールセンターのバイトから正社員を目指す方法
コールセンターのバイトから正社員を目指す方法は、正社員登用制度のある求人に応募することです。コールセンターは未経験からでも就業でき、オペレーター業務を通じてスキルを身につけます。正社員の場合、マネジメントなどを行うSV(スーパーバイザー)としてのキャリアアップなども目指すことも可能です。
ただオペレーターとして正社員登用をするところは少ない傾向があるのも事実です。過去の採用実績を確認しておきましょう。
コールセンターのバイトは高時給でシフトの融通もききやすい!
コールセンターのバイトは、高時給かつシフトの融通もききやすいとして人気があります。年齢制限も特になく、マニュアルや研修のもと仕事をこなすため、未経験でも安心して働ける環境です。正社員登用制度がある求人に応募することで、バイトから正社員にキャリアアップも目指せます。
またソラストでは、医療事務領域のコールセンター事業を展開しています。正社員登用前提の求人に応募したい、新しい形のコールセンター業務に興味のある方は、ソラストのスマートホスピタル開発部の求人もご検討ください。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。