パートから正社員になるには?タイミングやメリット・デメリットについて

ご存じの通り、パートと正社員では働き方や給与、福利厚生や退職金などさまざまな点で違いがあります。「今はパートでしか働けないが、将来的には正社員になりたい」「子育てが落ち着いたら正社員になりたい」など、パートから正社員になりたいという方も多いでしょう。そこで今回、パートから正社員になる方法やメリット・デメリット、おすすめの仕事として医療事務についてご紹介します。

パートから正社員になるには

パートから正社員になるには「転職」と「正社員登用制度」の2つの方法があります。そのうち、おすすめなのは正社員登用制度です。正社員登用制度とは経験や実績、スキルなどが評価されればパートから正社員に昇格できる制度です。同じ職場で正社員として働けるため、転職活動せずに正社員になることができます。しかし、正社員登用制度は全ての会社に設けられている制度ではなく、さらに会社によって、制度自体はあるものの登用実績が少ないケースもあります。そして正社員登用される条件は「勤続年数」や「実績、功績」「社内推薦」など、会社によって異なります。そのため正社員登用制度を活用したい場合は正社員登用制度がある、かつ過去に登用実績がしっかりとあるパート先に所属することがポイントです。

パートから正社員になるタイミング

パートから正社員になるタイミングについて迷う方もいるでしょう。実際のところ、パートから正社員になるタイミングは人それぞれであり、必ずしも希望のタイミングで正社員になれるとは限りません。なぜなら、転職活動するにも正社員登用制度を活用するにも、正社員になりたいタイミングで採用・登用されるとは限らないからです。そのため、もし子育てが落ち着いたタイミングでパートから正社員になりたいとなれば、そのタイミングから逆算して転職なり、登用に必要な条件を満たすなり行動する必要があります。

パートから正社員になる4つのメリット

まずは、パートから正社員になる4つのメリットをみていきます。

①収入が上がる・安定する

パートから正社員になる最大のメリットは、収入アップと安定です。パートは時給制や日給制となることが多いため、稼働日数や働ける時間に応じて収入が前後します。一方、正社員であれば月給制かつ時間外手当やボーナスもプラスされるため、月収・年収アップに加えて毎月の安定した収入が叶います。

②雇用が安定する

パートですと雇用期間の定めが設けられていることも多く、毎回契約が更新されるとは限りません。しかし正社員は雇用期間の定めがないため、長く働き続けることができます。雇用の安定は社会的信用の高さにもつながり、ローン契約などで有利になる点もメリットです。

③待遇が良くなる

正社員は厚生年金・社会保険への加入、福利厚生の適用などパートと比べて待遇が良くなります。また住宅補助が出たり、育休・産休が取得できるなど、収入以外でも多くのメリットがあります。さらに会社によっては退職金制度を設けているため、勤続年数に応じて退職金がもらえることがある点もメリットの1つです。

④キャリアアップが目指せる

パートでは責任の大きい業務は任されにくいため、キャリアアップは目指しにくいもの。正社員であれば仕事の幅が広がることでスキルも身につけやすく、実績や功績に応じてキャリアップも可能です。キャリアアップができる環境であれば、仕事へのモチベーションややりがいにもつながります。

パートから正社員になる3つのデメリット

①時間の融通が利きにくい

正社員はフルタイム勤務となるため、当然ですがパートよりも勤務時間が増えるだけでなく、時間の融通も利きにくくなります。有給はあるものの日数には限りがあり、繁忙期は希望日に取得しにくいことも。また主婦の方であれば、パートの時よりも家のことに割ける時間が少なくなってしまう点は要注意です。

②精神的・体力的負担の増加

正社員になれば任せられる仕事の幅・量・責任が増加します。仕事によってはノルマや目標が課せられることもあり、精神的な負担が増えてしまうこともあるでしょう。パートのように気楽に働けない点は、正社員になるデメリットです。

③転勤・異動の可能性がある

転勤や異動が発生する点は、正社員ならでは。全国に拠点があれば転勤の可能性も0ではなく、せっかく環境や仕事に慣れても異動となることもあるでしょう。もちろん、会社によっては家庭の事情などに合わせて転勤・異動に配慮してくれる場合があります。特に転勤は私生活に大きく影響するため、転勤したくない場合は地域社員制度のある会社や拠点が1つしかない会社を選ぶのも1つの方法です。

パートから正社員になるには医療事務がおすすめ!その理由とは

パートから正社員を目指すには、業種・職種選びも重要なポイント。そこで、今回おすすめするのが医療事務です。ここでは、パートから正社員になるにあたり医療事務がおすすめの理由についてお伝えします。

医療・福祉は正社員登用の実績が多い

下記は、厚生労働省「労働経済動向調査(令和4年2月)の概況」による各業種の正社員登用制度の有無と登用実績です。

※過去1年間(令和3年2月から令和4年1月まで)のデータ

医療事務が分類される医療・福祉業は、正社員登用制度を設けている会社割合が多く、かつ登用実績は全業種の中で最も多い55% です。正社員登用制度を設けていても、登用実績が低くては正社員になれる可能性も低くなってしまいます。さらに医療・福祉業の中でも、医療事務は未経験・無資格からなれる職種です。仕事に就くハードルの低さ、そして正社員登用の実績が高い点で医療事務はパートから正社員を目指すのにおすすめといえます。

経験重視!手に職がつけられる

医療事務は、事務職の中でも専門性の高い職種です。経験重視の職種であることからも、パートで培った経験・スキルは転職や正社員登用で高く評価されやすいでしょう。また専門性の高さから手に職をつけやすく、年齢を問わず長く働き続けられます。さらに就業場所は医療機関であるため、全国どこでも通用します。雇用口が広い点でも、医療事務は安定した職種といえるでしょう。

将来性がある

医療機関で働く特性上、その需要が衰えることはありません。また将来的にAIが普及したとしても、医療事務業務の中には人にしか対応できないものもあります。たとえばマニュアル外のレセプト業務や受付での接遇は、AIには対応できない部分です。特に、患者さんへの細かな気配りや思いやりは医療事務にしかできない仕事です。たとえ業務の幅が縮小したとしても、完全に医療事務の仕事がなくなることはありません。さらに、今後は高齢者のさらなる増加により、医療需要も大幅にアップすることが見込まれています。その点からも、医療事務は将来性がある仕事といえます。

正社員登用制度あり!おすすめの医療事務パート求人

未経験・無資格OK、研修やサポート体制が充実している医療事務求人です。平日のみ午前勤務のシフトなのでプライベートと両立したり、医療事務資格の取得を目指しながら働くことができます。研修やサポート体制が整っている点で、実務スキルが身につきやすい点もおすすめポイントです。

パートから正社員になるには正社員登用実績が多く専門性の高い医療事務がおすすめ!

パートから正社員になるには、正社員採用を目指して転職活動する、会社の正社員登用制度を活用する2つの方法があります。パートから正社員になるには、デメリットも押さえた上で判断することがポイントです。将来的にパートから正社員を目指すために転職する場合には、正社員登用実績が多く未経験・無資格からでもなれる医療事務がおすすめです。ソラストでは正社員登用実績がある医療事務求人を豊富に掲載しているため、ぜひチェックしてみてください。