歯科助手が仕事を辞めたい理由5選|辞めたい時どうする?続けるメリットは?
著者: そだねー
更新日:2023/12/22
公開日:2023/04/07
歯科助手は女性に人気の仕事の1つ。未経験・無資格からでも目指せる医療職であるため、歯科助手になる人が多い一方で、辞めていく人も多くいます。今回は歯科助手が仕事を辞めたいと思う理由や辞めたい時にどうするか、歯科助手として働くメリットはあるかなどを詳しくお伝えします。
目次
歯科助手が仕事を辞めたい理由5選
歯科助手は医療系の専門的な職種であることからも、将来性の高い仕事です。未経験・無資格から目指せるというメリットもありますが、実際に歯科助手になってから仕事を辞めたいという方も少なくありません。ここでは、歯科助手がどのような理由から仕事を辞めたいと思うのかをみていきます。
ただしこれはあくまで一例です。職場によっても就業環境は異なるので、あくまで参考としてご覧ください。
辞めたい理由①職場の人間関係
歯科助手は女性が多いことから、人間関係に悩みやすいといえます。職場の人数も少ないがゆえに、一度人間関係にヒビが入ってしまうと働き続けるのも辛くなってしまいます。チームプレイが求められる仕事であるため、その点でも人間関係に悩んでしまうと仕事する上で精神的ストレスも大きくなってしまうのです。
職場の人間関係の悩みは、どの職場に行ってもつきものです。しかし一般的な職場よりも小規模である職場だからこそ、人間関係の悩みやトラブルも起きやすいといえます。
辞めたい理由②歯科医師との相性が合わない
歯科医師のアシスタントとして密接に関わる歯科助手は、歯科医師との相性が合わないと仕事を進める上で大変なことも多いです。また歯科医師が歯科助手を軽く扱ったり、配慮に欠ける接し方をされたりするケースもあります。歯科医師以外の人との人間関係が良好であっても、たった1人の歯科医師との相性が合わないことで仕事を辞めたいと思ってしまう方も中にはいるようです。
辞めたい理由③教育体制が整っていない
歯科助手は未経験・無資格でなれるものの、医療職であるため覚えなければならないことは膨大です。しかし、歯科医院は個人経営かつ少数スタッフで回しているところも多く、教育体制が十分でない医院もあります。未経験・無資格から歯科助手になった場合、職場の教育体制が整っていないとなかなか仕事も覚えられないでしょう。各々が忙しないためわからないことを聞くのも気が引けてしまい、結局仕事を覚えられずに辞めてしまう人も珍しくありません。
辞めたい理由④給料にネックを感じる
歯科助手は資格不要の職種であることから、他職種に比べて給料が低くなることもあります。不慣れな時は覚えることも多く、業務外でも勉強が必要です。結果として「拘束時間が長く残業が多いにもかかわらず給料が見合っていない」と感じてしまう方もいます。
給料については、職場によっても大きく変わります。人間関係や立地など、その他の部分も加味して、転職を検討してみてもいいかもしれません。
辞めたい理由⑤腰痛などの身体的な問題
立ち仕事であり、かがんで治療の補助にあたることも多い歯科助手は、体力的・身体的な面から仕事を辞めたいと感じることあります。慢性的な腰痛や肩こりに悩んでいる方も多く、腰痛がひどい場合、コルセットを巻いて仕事することも。しかし我慢し続けた結果、ヘルニアなどの病気を患ってやむなく仕事を辞める人も中にはいます。
歯科助手が仕事を辞めたいときどうする?
ここでは、歯科助手が仕事を辞めたい時どうすべきかについてみていきます。
転職を検討してみても良いケース
・歯科助手の仕事にやりがいを感じない
・歯科助手の仕事、歯科業界が合わない
・他にやりたい仕事が見つかった
上記ケースの場合、転職を検討してみてもいいかもしれません。「やりがいを感じない」「歯科助手の仕事が合わない」と感じる時は、長く続けることが難しいでしょう。また他にやりたい仕事が見つかったのなら、早い段階で転職するのもおすすめです。
反対に歯科衛生士などの資格取得のための勉強も兼ねている、職場を変えれば問題が解決しそうであれば歯科助手自体を辞める必要はありません。
退職の意思を伝えるタイミング
退職の意思を伝えるタイミングは、一般的に1〜3ヶ月前がベストです。法律上は退職の意思を伝えてから2週間で辞められますが、引き継ぎや人員補充の準備なども考えると2週間での退職は難しいケースがほとんどです。お勤めの歯科医院の就業規則や雇用契約書において、退職時の規定が記載されている場合があります。そこには、退職を何日以上前に申し出なければならないかも定められているため、規定に則って直属の上司または院長に退職の意思を伝えましょう。
初日や試用期間に退職することは可能か
入職後1〜3ヶ月の試用期間に退職することは可能です。試用期間が終わると本格的に仕事を任されるため、辞めにくくなってしまいます。そのため職場への迷惑を最小限に抑えるのであれば、試用期間中の退職がおすすめです。
またなかなかには、初日で辞めたいと感じてしまう方もいるかもしれません。しかし初日だけでは仕事や院内の様子も完全にはわからないため、辞めてしまうのは尚早です。特に未経験からですと不安から辞めたいと思ってしまうことがあるかもしれないですが、まずは自分なりに向き合ってから判断することが大切です。
歯科助手として働くメリット
歯科助手を辞めたいと感じてしまうこともあるかもしれませんが、歯科助手に限らずどんな仕事においても辞めたいと感じることはあるはずです。辞めたいと思い立ってすぐに辞めてしまうのではなく、歯科助手として働くメリットも考慮して中長期的な目線で今後を考えることが大切です。
職場が多く需要が高い
一般診療所 | 102,616 |
---|---|
歯科診療所 | 68,500 |
病院 | 8,300 |
厚生労働省の調査によると、令和元年10月1日時点で歯科医院の数は68,500箇所にも登ります。そのため職場を選びやすい一方、その分人手不足の歯科医院も多く、歯科助手の需要も高いといえます。医療機関という特性上需要が衰えることもないため、将来性がある点でもメリットがある仕事です。
年齢やライフステージに関係なく採用されやすい
歯科助手は専門的な仕事であるため、経験年数が多い人ほど重宝されます。そのため、歯科助手として働いた経験があれば年齢が上がっても転職しやすく、一度離職しても復職しやすい点が特徴です。そのため結婚や出産などでライフステージが変わっても、職が見つかりやすい点はメリットです。パートの求人も多いため、子どもが小さいうちでも無理なく仕事と両立できます。
歯科助手は続けたいけど今の仕事は辞めたい時の対処法
歯科助手の仕事が自分に向いている、仕事にやりがいを感じる場合、歯科助手自体を辞めるべきではありません。そのため歯科助手の仕事は好きだけど、今の職場での仕事は辞めたい場合、転職がおすすめです。前述したように、歯科医院の数はコンビニよりも多くあります。選択肢が豊富であるため、その中から自分に合う職場を見つけることができるでしょう。
歯科助手の仕事を辞めたい時は転職も1つの道!
歯科助手が仕事を辞めたい理由はさまざまです。しかし歯科助手に限らず仕事を辞めたいと思うことはあるため、歯科助手の仕事にやりがいを感じている・適性がある場合には歯科助手を続けることをおすすめします。歯科医院はコンビニ以上に数が多いため、豊富な選択肢の中から自分に合った職場を見つけてみてください。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。