【パートの退職ガイド】退職の切り出し方や退職届の書き方を解説
著者: そだねー
更新日:2024/08/29
公開日:2023/06/02
パートを辞めることを切り出す際、メールや電話、口頭、文書など様々な手段がありますが、どう伝えるのが適切なのか悩む方もいますよね。ここでは、パートの退職の流れについて紹介します。また、パートの退職では、退職届提出の義務はありませんが、職場によっては求められることもありますので、その書き方についても併せてご紹介します。
目次
パートの退職の流れ
1.退職の意向を伝える
2.退職届の作成・提出
3.引き継ぎ
4.挨拶・備品などの返却
パートが退職するまでにやっておくべき主な流れは、上記の4ステップです。
ここでは、各ステップについて、それぞれ詳しくご説明します。
1.退職の意向を伝える
退職を決意したときに、最初にやるべきことは「退職の意思表明」です。具体的には、店長や直属の上司に退職したい旨を直接口頭で伝えるのがよいでしょう。退職理由を詳しく、そして明確に伝えることが大切です。また、伝えるタイミングとしては、業務に大きな影響を及ぼさない時間帯を選びましょう。業務時間内での退職の意思表明はできるだけ行わず、休憩時間や勤務外の時間帯を狙って伝えることをおすすめします。また、他の従業員への引き継ぎなどを考慮して、上司と一緒に退職日を決めていくと、スムーズな退職へとつながります。
2.退職届の作成・提出
パートの場合、退職届の提出義務はありません。ただし、パート先で退職届の提出が求められたときには作成が必要です。退職届は、退職が確定したら作成し、遅くとも退職日から14日前までには提出しましょう。提出は上司への手渡しが基本です。なぜなら、退職届は重要書類の一つであり、手渡し以外の方法で提出すると、紛失するリスクがあるためです。上司が不在だったからといって、デスクの上に置いたままにしておくことはやめましょう。一方で、退職までに上司と会える日程がないという方は「内容証明郵便」での郵送がおすすめです。内容証明郵便は、配達記録が残る郵送方法です。手渡しでの提出が難しいケースでは、記録が残る郵送方法もあるため、状況に合わせて活用してみてください。
3.引き継ぎ
パートの場合、退職届の提出義務はありません。ただし、パート先で退職届の提出が求められたときには作成が必要です。退職届は、退職が確定したら作成し、遅くとも退職日から14日前までには提出しましょう。提出は上司への手渡しが基本です。なぜなら、退職届は重要書類の一つであり、手渡し以外の方法で提出すると、紛失するリスクがあるためです。上司が不在だったからといって、デスクの上に置いたままにしておくことはやめましょう。一方で、退職までに上司と会える日程がないという方は「内容証明郵便」での郵送がおすすめです。内容証明郵便は、配達記録が残る郵送方法です。手渡しでの提出が難しいケースでは、記録が残る郵送方法もあるため、状況に合わせて活用してみてください。
4.挨拶・備品などの返却
出勤最終日は、周囲の従業員に挨拶をしましょう。お礼の品として、お菓子などの菓子折りを持っていくと好印象で円満退職につながりやすくなります。制服や名札、入館書など、返却する物があれば、忘れずに引き渡しましょう。特に、制服を返却する際は、事前にクリーニングをしてから渡すと良いでしょう。
パートの退職の切り出し方【時期とタイミング】
パートの場合、退職をいつ切り出せばいいか迷ってしまう人が多いのではないでしょうか。ここでは、ベストな時期とタイミングについて、詳しくご説明します。
退職の意思表明のベストな時期は、1~2ヶ月前
基本的には、パートの場合でも、引き継ぎやパート先の人材確保状況に配慮して、およそ1〜2ヶ月前には退職の意向を伝えておくのがベストです。
その他、下記内容を参考にして退職の意思表明の時期を決めていきましょう。
職場のルールがある可能性も
パート先の就業規則として、いつまでに退職の意向を伝えるか決まっている職場もあります。余裕をもって事前に確認できるとよいでしょう。
法律上は2週間前までに伝えれば辞められる
法律上は2週間前に伝えれば、退職できると定められています。すでに後任者がいるケースなど、パート先が困らない状況であれば、2週間前での退職も十分可能です。
即日退職は不可能でない
ご自身や家族の病気、職場でのパワハラなどやむを得ない事情があれば、即日での退職も不可能ではありません。しかし、あくまでもやむを得ない事情の場合のみという認識でいましょう。
退職を切り出すおすすめのタイミング
・上司が忙しくない時
・勤務終了後
退職を切り出すおすすめのタイミングは、上記二つです。ご自身と上司の双方がゆとりを持って話せるときに切り出すことが重要です。また、「お話したいことがあるため、少しお時間をいただきたいのですか」と事前に時間を取ってもらえないか確認しておくと、言われる側としてもある程度想像がつくため、スムーズに話を聞いてもらえることでしょう。話す際は「お詫びの言葉」を添えて「退職理由」と「退職希望時期」を明確に伝えることが大切です。
パートでも退職届は必要?書き方も解説
結論から言うと、パートの場合は退職届の提出は義務化されていません。退職届の提出が義務化されているのは正社員のみとなっているためです。しかし、パート先によっては、パート社員が退職する際も退職届の提出を求めるケースがあるため、臨機応変に対応する必要があります。ここでは、退職届の作成に必要なものや、書き方について詳しくご説明します。
退職届の作成に必要なもの
・A4またはB5の白い用紙
・封筒
・黒色ボールペン
退職届を作成する際に必要なものは下記の3つです。白い用紙とは、一般的には無地の用紙を指しますが、罫線が入っていてもOKです。封筒は、A4用紙の場合「長形3号」、B5の場合「長形4号」にするなど、用紙の大きさに合わせて封筒のサイズを変更しましょう。使用するペンは、必ず黒色のボールペンもしくは万年筆とします。消えるボールペンやシャープペンシル、青色のボールペンはNGなため、気をつけましょう。
退職届の書き方
退職届の基本の書き方は「手書き」「縦書き」です。テンプレートを以下に示しましたので、一緒にポイントを確認していきましょう。
退職する日付は、西暦と元号どちらでもかまいません。本文内に退職日を、そして氏名の前は退職届の提出日を記載します。まだ提出日が決まっていない場合は空欄にしておき、渡すタイミングを確認してから記入しょう。また印鑑はシャチハタでなく、認印などを使用します。提出先の社名は、省略せずに正式名称で記載する必要があります。提出先の宛名は、店舗の場合は店長宛になることもあります。誰宛かわからないケースでは、自己判断せずに事前に上司に確認してから記載しましょう。
パートが円満に退職するためのポイント
・早めに退職の意思表明をする
・退職理由は前向きに
・誠実に対応する
円満な退職を希望する際には、上記のポイントを押さえておきましょう。ここでは、それぞれのポイントについて詳しくご説明します。
早めに退職の意思表明をする
円満退職を希望するときには、できるだけ早めに退職の意思表明をしましょう。なぜなら、パート先によっては人員が不足していたり、後任の教育が不十分だったりと、いきなり退職されると困るケースがあるためです。1〜2ヶ月前を目安にして、かつシフトが決定する前に伝えることをおすすめします。一方で、職場によっては就業規則の関係で、もっと早い時期からの意思表明を必要とするケースがあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
退職理由は前向きに
退職理由を伝えるときは、前向きなもしくは無難な理由を伝えるよう心がけましょう。例えば「家庭の事情」「新しくチャレンジしたい仕事がある」などです。仮に「職場の人間関係が悪い」など退職理由がネガティブなものであったとしても、円満な退職を目指す場合はそのまま伝えるのは控えるのが良いでしょう。パート先への不満や批判へつながらないような、納得しやすい理由を考えることをおすすめします。
誠実に対応する
退職理由を伝えるときは、前向きなもしくは無難な理由を伝えるよう心がけましょう。例えば「家庭の事情」「新しくチャレンジしたい仕事がある」などです。仮に「職場の人間関係が悪い」など退職理由がネガティブなものであったとしても、円満な退職を目指す場合はそのまま伝えるのは控えるのが良いでしょう。パート先への不満や批判へつながらないような、納得しやすい理由を考えることをおすすめします。
パートの円満退職は、前向きな理由を早めに伝えることが大事
パートでの退職を決めたときは、およそ1〜2ヶ月前を目安に、直属の上司へ直接伝えることが大切です。退職の意思表明をする際は、お詫びの言葉を忘れずに、前向きな理由を明確に伝えることで、スムーズな退職につながるでしょう。一つひとつを丁寧に実践することで、円満な退職につながりやすくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。