履歴書サイズはA4?B5?封筒や写真のサイズもチェック

履歴書にはさまざまな形式があり、A4･B5とサイズにも種類があります。であるからこそ、どんな履歴書を選べば良いか、どのサイズが適切なのかとわからない点も多いでしょう。履歴書が適切かつ不備なく用意できているかは、書類選考でも重要なポイントです。そこで今回は、履歴書の種類やサイズの選び方などを詳しく解説します。

履歴書の基本サイズ

履歴書には「一般用」「JIS規格」「転職用」「パート･アルバイト用」と主に4種類、うちサイズはA4とB5の2種類があります。下記は、A4サイズとB5サイズの履歴書の特徴です。

市販の履歴書は、基本的にA4かB5のいずれかの販売となります。A4サイズはオフィスで使用される一般書類に多く、B5サイズは大学ノートと同じサイズです。サイズが違うからと、履歴書の記載内容に変わりはありません。

履歴書サイズの選び方

A4とB5の2サイズがある履歴書ですが、どちらを選べば良いかは悩みどころ。もちろん、どちらのサイズを使用しても書類選考などに影響が出ることはありません。その点を踏まえた上で、履歴書サイズの選び方をみていきます。

基本は企業指定に従う

応募先で履歴書サイズの指定があれば、基本的には指示通りのサイズを選びましょう。ここで指示に従わないと、内容に不備がなくともマイナス評価につながってしまう恐れがあります。サイズ表記や言い方は企業によって異なるため、「A判」「見開きA3」であれば「A4サイズ」を、「B判」「見開きB4サイズ」であれば「B5」サイズの履歴書を選んでください。一方、企業から履歴書サイズの指定がなければ、A4･B5どちらでも問題ありません。

A4とB5の特徴に合わせる

履歴書サイズに指定がない場合、A4とB5の特徴に合わせて選ぶのも1つの方法です。A4サイズは記入スペースが広いため、学歴や職歴、志望動機や自己PRなどで記載内容が多い場合におすすめです。B5サイズはA4よりもひと回り小さいサイズであるため、内容がコンパクトにまとめられます。そのため社会人経験が浅く記載内容が少ない、文章をたくさん書くのが苦手など、余白を目立たせたくない場合にはB5が良いでしょう。履歴書で最も重要なのは内容ですが、見栄えが整っていると印象が良くなります。

職務経歴書のサイズと統一する

転職では、履歴書と合わせて職務経歴書の提出も求められることがあります。A4とB5どちらでも良い場合、職務経歴書のサイズに合わせて履歴書のサイズを選んでもOKです。履歴書と職務経歴書のサイズが同じであれば、採用担当者が応募書類を管理しやすくなります。もちろん、履歴書と職務経歴書のサイズが違くとも評価に影響はありませんが、サイズが統一されていると配慮が感じられます。職務経歴書は一般的にA4サイズで作成することが多いため、サイズを統一する場合はA4の履歴書を選びましょう。

状況別に選ぶ

新卒採用ではA4サイズ、転職やバイト･パートではB5サイズが選ばれる傾向にあります。A4サイズは国際規格でもあり、就活サイトなどでもA4サイズが推奨されているケースが多くみられます。一方、これまで日本ではB5サイズが主流であったため、転職者が増える30代以上の世代では使い慣れたB5サイズを選ぶ方も多いでしょう。そして、バイト･パート用の履歴書はB5サイズが販売されていることが多く、職歴が少ない主婦(夫)の方でも書きやすい点でおすすめです。

PCで履歴書を作成する場合のサイズ

近年、履歴書をPCで作成するケースが増えています。PCで作成する場合でも、履歴書サイズは手書きと同じくA4かB5のいずれかです。

履歴書を印刷する際のサイズ

PC作成の場合、履歴書のサイズを選択するのは印刷するときです。この時も基本は企業の指定サイズを選び、見開きで印刷しましょう。コンビニのプリンターでは全てのサイズの印刷に対応していますが、家庭用プリンターでは見開きのA3･B4サイズが印刷できない場合があります。その際に見開きで印刷するため、無理にA4･B5サイズに縮小印刷するのはNGです。なぜなら、縮小印刷すると文字が小さくなって読みにくくなってしまったり、証明写真のサイズが合わなくなってしまうからです。どうしても家庭用プリンターを使いたい場合には片面ずつ印刷するか、可能であればコンビニのプリンターで見開きで印刷するのが確実です。片面ずつ印刷した場合はホチキスではなく、クリップ留めをして提出しましょう。

フォントとフォントサイズ

PCで履歴書を作成する場合、フォントは基本の明朝体を、フォントサイズは10.5〜11ポイントで設定しましょう。英字を記入する際は、明朝体との相性が良い「Times New Roman」の使用がおすすめです。フォントサイズは小さくすれば多く記載でき、大きくすれば内容が少なくとも項目が埋められます。しかし他の項目とフォントサイズがバラバラであったり、標準サイズからかけ離れていると見た目の印象が良くありません。そのため、小さくする場合でも10.5ポイントに、大きくする場合でも11ポイントにとどめましょう。ただし、氏名欄など記入スペースが大きい項目はちょうど良い余白になるよう14〜18ポイントに変更してもOKです。

履歴書の封筒･写真サイズ

サイズを選ぶ必要があるのは、履歴書本体だけではありません。ここでは、履歴書の封筒･写真サイズについてお伝えします。

履歴書の封筒サイズ

封筒には、下記のようにさまざまなサイズがあります。

封筒は、履歴書を含む応募書類が折らずに入れられるサイズを選ぶことが基本です。そのため、A4とB5どちらも折らずに入れられる「角形2号」か「角形A4号」であれば間違いありません。角形2号はA4サイズよりも余裕があるため、応募書類が多く封筒に厚みが出そうな場合に最適です。履歴書サイズがB5、かつ他に同封する書類がないのであれば角形3号の封筒で問題ありません。なお、長形封筒は使用しないのが一般的です。封筒は白色を選びましょう。

履歴書の写真サイズ

履歴書に貼る証明写真サイズは、縦40ミリ×横30ミリが基本です。このサイズはA4サイズの履歴書でも、B5サイズの履歴書でも同じです。写真を貼る場所には「縦36〜40mm、横24〜30mm」とサイズが指定されているため、3mmほどの誤差で対応できるように写真を用意しましょう。証明写真機では履歴書用のサイズが選べるため、自動的に縦40ミリ×横30ミリで印刷されます。

履歴書サイズはA4かB5!基本は企業の指定サイズで用意しよう

履歴書サイズはA4またはB5、封筒サイズは「角形2号」か「角形A4号」、写真サイズは縦40ミリ×横30ミリが基本です。基本的に履歴書サイズは応募企業の指示に従い、指示がなければ記載内容量や職務経歴書のサイズに合わせて選んでみましょう。今記事を参考に、履歴書サイズの特徴や選び方を押さえて履歴書を用意してみてください。