【履歴書作成ガイド】医療事務アルバイトに応募する場合を解説

「医療事務のアルバイトに応募したいけれど履歴書の書き方がわからない」と悩んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、医療事務でアルバイトをする場合の履歴書の書き方について解説します。封筒の選び方や履歴書作成のルールについても紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

アルバイト履歴書の基本ルール

アルバイトで履歴書を作成するケースでは、基本となるルールが下記のように5つあります。

ここでは、それぞれの項目についてくわしくご説明します。何から準備すればいいのかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。

修正しない

応募先に不快な印象を与えてしまうため、修正テープや修正液、二重線での修正は避けましょう。もし書き間違いをしてしまった場合は、一から新しい用紙に書き直すようにするのがポイント。あと少しで完成というところで間違えると、もったいなさを感じてしまうかもしれませんが、採用のためにしっかりと取り組むことが大切です。

黒ボールペンで書く

履歴書のような公式な書類では、黒ボールペンまたは万年筆を使って書くようにしましょう。間違いを防ごうと、消えるボールペンやシャープペンシルを使いたくなるかもしれませんが、控えましょう。また、書き間違えた場合は、新しい用紙に再度記入し直してください。滲みやすいマッキーペンなど使用を避けるとよいでしょう。

空欄を作らない

できる範囲で空欄を作らないよう心がけましょう。たとえば免許の項目に当てはまる内容がないケースがあるかもしれません。その場合も空欄にはせず、記載内容がない場合は「なし」と書くようにします。

事実と違うことを書かない

嘘や誇張した内容は記載しないようにしましょう。事実でない内容は、いつか必ず発覚します。面接時に、履歴書に書いた内容と辻褄の合わないことを話してしまい、信用を失ってしまうかもしれません。そのため、事実を正確に記載することが大切です。

使い回ししない

履歴書をコピーして使い回したり、別の応募先で使用した履歴書を使ったりするのはお勧めしません。面接時期が重なると、複数の履歴書作成を面倒に感じる方がいるかもしれません。しかし、使い回しをすることで、応募先の理念や考えに合わない志望動機を記載してしまうなど、致命的なミスにつながる可能性があります。応募先ごとに履歴書を作り直すよう心がけましょう。

【項目別】アルバイト履歴書の書き方

黒のボールペンで書くのが基本で、間違ったら新しく書き直す必要がある履歴書は、項目ごとで作成方法にポイントがあるのが特徴です。ここでは、上記の項目別にアルバイト履歴書の書き方を解説します。

基本情報

基本情報の記載項目は、下記のように7箇所あります。

履歴書に記載する年齢は、作成時点での年齢であり、面接日ではない点に注意しましょう。また、写真の裏面への名前記載も必須です。のりづけするからわからないと思うかもしれませんが、なんらかの拍子に剥がれてしまうケースがあるため注意しましょう。

学歴･職歴

学歴や職歴の記入例を下記に記載したので、参考にしてみてください。

学歴と職歴は、項目を別々に分けて記入します。西暦か元号かは基本情報で記載した方法で統一しましょう。学校名や社名は省略せずに、正式名称で記載するのがポイントです。また、学歴の書き始めは最終学歴の1つ前からになります。例えば、最終学歴が大学の場合は高校卒業から記載します。職歴が短いケースでも、省略せずに記載してください。ちなみに、学生時代のアルバイトは職歴に含まないため記載しないよう注意しましょう。

免許･資格

免許、資格名は学歴と同様に、正式名称で記載します。取得が古い順から記載するため、西暦もしくは年号は、若い年数からの順番になります。免許や資格を保有していない場合は「なし」と記載して、空欄にしないよう注意してください。

自己アピール

自己アピールでの文字数は、100〜250文字が目安となります。一文は短すぎず長すぎず、履歴書の自己アピール欄に合わせて調整しましょう。特に、仕事内容に関係するアピール内容を記載することがポイントです。これまでの仕事経験などで得た自分の強みやスキル、長所を軸に内容を考えることで、より効率的に記載できるでしょう。

志望動機

志望動機には、なぜ応募先を志望したかを明確に記載します。「自宅から近い」「時給が良い」などの条件面だけを記入した志望動機はおすすめできません。「なぜその仕事なのか」「なぜ志望先にしたのか」を具体的に記入しましょう。アルバイトとして医療事務に応募するケースでは、長く働き続けたい点をアピールすることがポイントです。

本人希望記入欄

本人希望記入欄には、基本的に「貴社の規定に従います」と記載しましょう。子どもの保育園などの迎えで勤務時間などの希望があれば記載します。

本人希望記入欄は、その条件が叶わないと働くことが難しいレベルの希望を記入するのが一般的です。休憩時間の希望など、安易に記入しないよう注意しましょう。

アルバイト履歴書･封筒の選び方

学歴や職歴は分けて記載するなど、履歴書を記入するときはいくつかルールがあります。一方で、実際に使用する履歴書や封筒は、何を基準にどのようなものを選べばいいのでしょうか。ここでは、アルバイトで応募する場合の履歴書や封筒の選び方についてご説明します。

アルバイト履歴書の選び方

アルバイト用の履歴書は、B5サイズのものが多い傾向にありますが、指定がなければA4でも構いません。応募先から履歴書サイズの指定がある場合には、指示に従って準備しましょう。履歴書は、コンビニや文具店、書店や100円ショップで気軽にリーズナブルに購入できます。高価なものを選ぶ必要はありませんので、サイズには注意しつつ、手軽なものを選んでみましょう。

アルバイト履歴書の封筒の選び方

A4サイズの履歴書は「角形2号」または「角形A4号」のサイズを選びます。一方、B5サイズの履歴書の場合は「角形3号」を選択しましょう。封筒の色は、薄い青や茶色でも可能ですが、サイズを問わず白色で統一することをおすすめします。また、郵便番号を記載するための印字がされていない、無地のタイプを選びましょう。履歴書をまとめる場合に使用するクリアファイルも無地の透明なものを選択します。

アルバイト履歴書の作成は手書き?パソコン?

結論から言うと、アルバイトの履歴書は手書きで書いてもパソコンで作成してもどちらでも構いません。なぜなら、履歴書で重要なのは記載されている内容だからです。そのため、自身が作成しやすい方法で取り組むとよいですが、応募先から指定がある場合には、その指示に従いましょう。ちなみに、手書きは熱意や意欲が伝わりやすい点がメリットです。一方で、作成に時間と手間がかかる点がデメリットとなります。パソコンは、効率的に作成できる点がメリットです。特に、医療事務であればパソコンスキルのアピールにもなるのでおすすめです。パソコンで履歴書を作成したことがない方は、これを機にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

医療事務のアルバイト経験は履歴書に書くべきか

結論から言うと、医療事務のアルバイト経験は履歴書に書くことをおすすめします。なぜなら、医療事務は実務経験が優遇される職種だからです。たとえアルバイトであったとしても、経験としてアピール材料となるため、積極的に記入しましょう。ただし「医療事務でアルバイト経験があります」と記載するだけではもったいないです。受付対応、会計、レセプト管理といった、携わってきた仕事内容をくわしく書くことで、さらなるアピールにつながります。採用者サイドも、獲得したい人材であるか、求めている経験とスキルがあるかを公正に判断して評価してくれるでしょう。また、学生時代のバイト経験は書かないことが基本ルールとなっているため、記載しないよう注意が必要です。

医療事務のアルバイト履歴書はルールを守って作成しよう

医療事務のアルバイトに応募する場合の履歴書は、いくつかルールがあるのが特徴です。B4サイズかA4サイズのものを選択し、記入する場合には、黒のボールペンか万年筆を使用します。もし間違ってしまった場合には、二重線を引くなどの訂正処理は行わず、新しい履歴書用紙に記載してください。書くことが苦手、もしくはパソコンスキルをアピールしたいケースでは、パソコンでの作成がおすすめです。特に医療事務のアルバイトの場合には、パソコンで記載したほうがアピールポイントにつながりやすくなります。しかし一方で、向き不向きもあるので、やりやすい方法で丁寧に作成してみてください。また、他にもさまざまな決まりごとがあるので、ご紹介した書き方の記載例などを参考にしながら作成してみましょう。