週休2日制と完全週休2日制の違いとは?年間休日数や求人票の確認方法を解説
著者: そだねー
更新日:2026/01/16
公開日:2023/06/16

週休2日制は多くの求人で見かけますが、完全週休2日制との違いが分からず不安に感じる人もいるでしょう。年間休日数や毎週休めるかなど働き方に大きく関わる制度です。本記事では、週休2日制とは何かを整理し、月に何日休めるのか、土日祝との関係まで解説します。求人票を正しく読むための視点も紹介します。
目次
週休2日制と完全週休2日制の違いとは
| 週休2日制 | 完全週休2日制 |
|---|---|
| 毎週2日休めるとは限らない | 毎週必ず2日休める |
求人情報で見かける「週休2日制」と「完全週休2日制」は似た表現ですが、実際の休日の取り方には違いがあります。働き方を理解するために、それぞれの特徴を確認していきます。
週休2日制

週休2日制とは、週に2日の休日が設けられる週がある制度を指します。ただし、毎週必ず2日休めるわけではなく、業務量や時期によって休日数が変動する点が特徴です。繁忙期には週1日の休みとなる場合も認められており、年間を通して見ると休みの取り方にばらつきが生じやすい傾向があります。そのため、安定した休日を重視する方は注意が必要です。
完全週休2日制

完全週休2日制は、毎週必ず2日の休日が確保されている制度です。週ごとの休日数が変わらないため、生活リズムを整えやすく、プライベートの予定も立てやすい点が魅力といえます。土日休みや固定されたシフトが多く、安定した休暇取得が可能です。仕事と私生活のバランスを大切にしたい方にとって、安心感のある働き方といえるでしょう。

週休2日制と完全週休2日制の年間休日数の違い
| 休日頻度 | 週休2日制 | 完全週休2日制 |
|---|---|---|
| 年間休日 | 約64日 | 104日 |
| 年間休日(祝日含む) | 約80日 | 120日 |
※2025年の暦で計算
週休2日制と完全週休2日制では、年間の休日数に違いがあります。2025年の暦で計算すると、週休2日制の年間休日は約64日、祝日を含めると約80日です。一方、完全週休2日制は年間104日、祝日を含めると120日になります。
厚生労働省の令和6年就労条件総合調査では、企業ごとの平均年間休日数は112.1日とされています。ただし、祝日や年末年始、お盆休みなどの取得状況は企業によって異なるため、求人票で休日の内訳まで確認しておくことが大切です。
週休2日制や完全週休2日制はどれくらい採用されている?
働きやすさを大切にする動きが広がる中で、週休2日制や完全週休2日制を取り入れる企業が増えてきています。ここでは、会社の規模や業種ごとのデータをもとに、これらの休日制度がどれくらい広まっているのかを分かりやすくご紹介します。
週休2日制や完全週休2日制を導入している企業の割合
| 週休2日制の形態別企業割合 | |||
|---|---|---|---|
| 企業規模 | いずれかの週休2日制 | 週休2日制 | 完全週休2日制 |
| 1,000人以上 | 93.7% | 21.4% | 72.3% |
| 300~999人 | 95.8% | 28.8% | 66.9% |
| 100~299人 | 95.1% | 33.7% | 61.4% |
| 30~99人 | 89.0% | 35.4% | 53.6% |
| 合計 | 90.9% | 34.2% | 56.7% |
週休2日制や完全週休2日制は、多くの企業で導入されています。厚生労働省の令和6年就労条件総合調査によると、全体の約9割の企業が何らかの週休2日制を採用しています。
企業規模が大きいほど完全週休2日制の割合は高く、1,000人以上の企業では7割を超えています。一方で、中小企業では週休2日制の割合が多くなります。
業種ごとの週休2日制や完全週休2日制の導入状況
| 業種 | 週休2日制 | 完全週休2日制 |
|---|---|---|
| 鉱業、採石業、砂利採取業 | 88.4% | 23.9% |
| 建設業 | 92.4% | 53.5% |
| 製造業 | 94.5% | 61.4% |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 98.1% | 73.1% |
| 情報通信業 | 97.8% | 89.2% |
| 運輸業、郵便業 | 82.5% | 35.0% |
| 卸売業、小売業 | 88.5% | 52.5% |
| 金融業、保険業 | 100.0% | 95.5% |
| 不動産業、物品賃貸業 | 95.7% | 70.5% |
| 学術研究、専門・技術サービス業 | 99.5% | 91.1% |
| 宿泊業、飲食サービス業 | 81.4% | 40.6% |
| 生活関連サービス業、娯楽業 | 92.7% | 52.3% |
| 教育、学習支援業 | 91.1% | 61.3% |
| 医療、福祉 | 92.4% | 63.1% |
| 複合サービス事業 | 92.4% | 63.1% |
| サービス業(他に分類されないもの) | 87.1% | 62.0% |
※週休2日制は何らかの週休2日制採用企業割合を表示しています。
業種ごとの休日制度を見ると、週休2日制や完全週休2日制の広がりには違いがあります。金融業や情報通信業では完全週休2日制の割合が高く、安定した休みを取りやすい傾向です。医療・福祉も週休2日制の導入率が9割を超えており、働く環境の整備が進んでいる分野といえるでしょう。
週休2日制のメリット・デメリット
| 週休2日制のメリット | 週休2日制のデメリット |
|---|---|
| ・1日の労働時間を短くできる ・平日休みの場合が多い ・求人件数が多く選択肢が広がる |
・毎週2日休めるとは限らない ・年間休日が少ない場合がある ・制度の誤解が生じやすい |
週休2日制は、多くの求人で目にする身近な休日制度です。働き方の柔軟さが魅力に感じられる一方で、制度の内容を正しく理解しておかないと、入社後に戸惑うこともあります。
週休2日制のメリット
週休2日制は、勤務日ごとの労働時間を比較的短く調整できる場合があり、無理のない働き方につながりやすい点が特徴です。平日が休みになるケースも多く、役所や病院の利用、混雑を避けた外出がしやすくなります。また求人件数が多いため、自分の希望に合った働き方を選びやすく、選択肢が広がる点もメリットといえるでしょう。
週休2日制のデメリット
一方で、週休2日制は必ずしも毎週2日休めるとは限らず、週によって休日数が変わることがあります。そのため、年間休日が思ったより少なく感じられる場合もあります。また制度の仕組みを十分に確認しないまま入社すると、休日に対する認識の違いが生じやすく、事前の理解が大切になる点には注意が必要です。
完全週休2日制のメリット・デメリット
| 完全週休2日制のメリット | 完全週休2日制のデメリット |
|---|---|
| ・毎週2日休めて生活リズムが安定する ・年間休日が多く私生活を充実しやすい ・休日条件が明確で誤解が生じにくい |
・求人件数が比較的少ない ・繁忙期でも休日調整が難しい ・残業や業務量が増えるケースがある |
完全週休2日制は、働きやすさを重視する人にとって気になる休日制度のひとつです。毎週決まった休みがある安心感がある一方で、事前に知っておきたい点もあります。
完全週休2日制のメリット
完全週休2日制では、毎週2日しっかり休めるため、生活リズムを整えやすくなります。年間を通して休日数も多くなる傾向があり、プライベートの時間を確保しやすい点も魅力です。さらに、休日の条件が明確なため、入社後に認識の違いが生じにくく、安心して働きやすい制度といえるでしょう。
完全週休2日制のデメリット
一方で、完全週休2日制を採用している求人は比較的少なく、希望条件によっては選択肢が限られる場合があります。繁忙期でも休日の調整がしづらく、平日に業務が集中しやすくなることも考えられます。その結果、残業が増えたり、一日の業務量が多く感じられたりするケースがある点には注意が必要です。
週休2日制は義務化されている?

週休2日制は、多くの企業で取り入れられていますが、法律で必ず実施しなければならない決まりではありません。ここでは、週休2日制が義務ではない理由とあわせて、法律で定められている休日や労働時間の基本ルールを分かりやすくご紹介します。
| 休日に関する義務 | 労働時間に関する義務 |
|---|---|
| ・使用者は、労働者に対して、毎週少なくとも1回の休日を与えなければならない。 | ・使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。 ・使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない。 |
働く人が安心して仕事を続けられるように、法律では休みや働く時間についての決まりがあります。基本として、毎週1回は必ず休みを取れるようにしなければなりません。また、休憩を除いた働く時間は、1日8時間まで、1週間では40時間までとされています。こうしたルールを知っておくと、働き方を見直すきっかけにもなります。
週休2日制や完全週休2日制以外の休日制度
| 週休2日制 | 1年間を通じて月1回以上週2日の休みがあり、かつ、ほかの週は1日以上の休みがある |
|---|---|
| 完全週休2日制 | 1年間を通じて毎週必ず2回休みがある |
| 隔週休2日制 | 1年間を通じて隔週で2日の休みがある |
| 週休制 | 毎週1日の休みがある |
| 週休3日制 | 1年間を通じて月1回以上週3日の休みがあり、かつ、ほかの週は毎週2日の休みがある |
| 変形休日制 | 4週間のうちに4日以上の休日がある場合は、週休1日を確保しなくてもよい |
上記のように、休日の制度は複数あり、企業によって制度や曜日などが異なります。
休日となる曜日が記載されている場合には、その曜日が固定休となる場合が多いでしょう。反対に曜日の記載がない場合は、シフト制の可能性が高くなります。
求人の休日欄にどの休日制度であるか記載があるため、入社後にギャップが生まれないように休日制度を正しく理解しておくようにしましょう。
週休2日制の求人を選ぶ際の3つのポイント

週休2日制と書かれた求人であっても、実際の休日の内容は企業ごとに大きく異なります。入社後のミスマッチを防ぐためには、表記の意味や運用ルールを丁寧に確認する姿勢が欠かせません。
「週休2日制」と記載があるか確認する
求人票に週休2日制と明確に記載されているかは、最初に確認したい重要な点です。週休2日制は、毎週必ず2日休める完全週休2日制とは異なり、月に1回以上、1週間のうち2日休みがある週があれば該当します。そのため、表記の違いを理解せずに応募すると、想定より休みが少なく感じられる可能性があります。
年間休日数を確認する
年間休日数を確認することで、実際にどれくらい休める職場なのかを把握しやすくなります。週休2日制であっても、祝日や夏季・年末年始休暇が含まれているかどうかで、休日の印象は大きく変わります。また、業界平均と比較することで、無理のない働き方ができる環境か判断しやすくなります。
休日の取得ルールを確認する
休日の取得ルールは、実際の働きやすさに直結する重要な要素です。繁忙期に休日が減る条件がないかを確認しておくことで、入社後のギャップを防げます。あわせて、休日出勤が発生した場合の振替休日や代休の扱いについても把握しておくと安心です。求人票だけで判断が難しい場合は、社員の声や口コミを参考にすると良いでしょう。
週休2日制に関するよくある質問
週休2日制は多くの求人で使われている表現ですが、内容の捉え方には個人差が出やすい制度です。休みの頻度や年間休日との関係など、身近な疑問を整理します。
Q:週休2日制は毎週休み?
A. 週休2日制は毎週必ず2日休めるとは限りません。
週休2日制は、必ず毎週2日休める制度ではありません。一定期間の中で、平均して週2日の休みが確保されていれば該当します。そのため、忙しい時期には週1日の休みになることもあり、別の週で調整されるケースも見られます。求人票を確認する際は、休日が毎週固定なのか、月単位で調整されるのかを見ておくと安心でしょう。
Q:年間休日120日と週休2日制は同じ意味?
A. 年間休日数だけでは制度を判断できません。
年間休日が120日ある場合でも、必ずしも週休2日制とは限りません。祝日や長期休暇を含めて日数を確保しているケースもあり、週ごとの休み方はさまざまです。年間休日数だけで判断せず、休日の内訳や勤務スケジュールを確認することで、実際の働き方をイメージしやすくなります。<
Q:週休2日制がやばいといわれるのはなぜ?
A. 制度への誤解が不安につながりやすい傾向があります。
週休2日制が不安に感じられる理由として、休みが不規則になりやすい点が挙げられます。毎週同じ曜日に休めない場合、予定を立てにくいと感じる人もいるでしょう。また言葉の印象から毎週2日休めると考え、入社後にギャップを感じるケースもあります。制度そのものより、事前の理解不足が原因となることが多いといえます。
Q:週休2日制は月に何日休み?
A. 月の休日数は8日前後を目安に変わります。
週休2日制の場合、月の休日数は8日前後になることが一般的です。ただし月の週数や業務状況によって差があり、7日程度の月もあれば、9日以上になる場合もあります。月ごとの休日数に幅が出やすいため、安定した休みを重視する場合は、事前にシフト例などを確認しておくとよいでしょう。
週休2日制を正しく知り自分らしい働き方へ
週休2日制と完全週休2日制は、休日の取り方に大きな違いがあります。週休2日制は月1回以上週2日休みがあるものの毎週休めるとは限らず、完全週休2日制は毎週必ず2日休めます。入社後のミスマッチを防ぐため、求人票で休日制度の種類、年間休日数、繁忙期のルールを必ず確認しましょう。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。