履歴書の免許・資格欄の書き方を紹介!医療事務で記載する際の注意点は?
著者: そだねー
更新日:2024/08/23
公開日:2023/07/28
履歴書を作成する際、免許・資格欄の書き方が分からなくて悩むという人も多いのではないでしょうか。この記事では免許・資格欄の書き方や、間違いやすい点について、詳しく説明します。また、医療事務の資格を書く際のポイントも解説するので、医療事務の資格を武器に就職・転職をしたい人は必見です。
目次
履歴書を作成する際の免許・資格欄の正しい記入方法
免許・資格の名称など、書き方には他にも決まりがあるので、ぜひ心得ておきましょう。ここでは、書くことのできる免許・資格やその他の記載時の細かいルールについて解説します。
履歴書の免許・資格欄に書くべき内容
履歴書に記載する免許・資格は、基本的に業務に関連するものを中心に書きます。また、現在取得に向けて勉強中の免許・資格も記載することが可能です。
何も免許・資格を持っていない場合は、何も書かず空欄にすると記載漏れかと雑な印象与える可能性があるため、「特になし」と記載しましょう。
すべての免許・資格を書き終えたら、次の行の右端に「以上」と書きます。
履歴書に免許・資格を書く時の注意点
書ける免許や資格がある場合の注意点について、ポイントを3つあげて説明します。
免許・資格は正式名称で書く
例 | ||
---|---|---|
年 | 月 | 免許・資格 |
平成22年 | 10 | 普通自動車第一種免許(AT限定) 取得 |
免許・資格を書くときは、略称を使わず正式名称で記載しましょう。例えば、一般的な運転免許であれば「普通自動車第一種運転免許」が正式名称です。正式名称がわからない場合は、試験などの運営サイトで確認してください。資格の取得以降に名称が変わっている場合は、取得時点での資格名を記載しても問題ありません。
資格や免許名を書いた後は、1マス程度あけて「取得」「合格」と記載します。
西暦・和暦の表記を履歴書全体で統一する
履歴書の免許・資格取得日を書くときは、西暦・和暦の表記を統一しましょう。西暦・和暦どちらの表記でも大丈夫なので、面接時に答えやすいほうを選ぶのがベターです。
和暦を西暦に変換する際は、間違いのないよう注意しましょう。正しく記載されていないと、経歴詐称になる恐れもあるため、和暦西暦変換表を利用して記載するのが確実です。
また、学歴や職歴欄にも日付が必要なので、履歴書全体で暦の表記を統一しましょう。
「免許→資格」の順に、時系列で記載する
記入する順番の例 | ||
---|---|---|
年 | 月 | 免許・資格 |
平成22年 | 10 | 普通自動車第一種免許(AT限定) 取得 |
平成30年 | 8 | 医療事務技能審査試験 合格 |
令和2年 | 12 | 医療事務管理士技能認定試験 合格 |
以上 |
履歴書に記入する順番は「免許→資格」。取得、合格に向けて勉強中の免許・資格を記載する場合は「〇〇の資格取得を目指して勉強中」と記載します。就職に向けたアピールポイントになるため、新たな資格取得を考えている人は忘れずに記載しましょう。
履歴書における免許・資格の記載上の主な注意点
履歴書に免許・資格を記載する際に、注意すべきポイントがいくつかあります。例えば、資格名の後ろに「合格」か「取得」を書くのも、基本的なルールです。他にもさまざまな注意点があるので、ぜひ覚えておきましょう。ここでは、履歴書における免許・資格の記載上の注意点を詳しく紹介します。
運転免許
ここでは、履歴書の資格欄に運転免許について書く際の注意点を解説します。
まとめて記載する
運転免許は、多くの人が履歴書に記載する項目です。運転免許には種類が複数あるため、時系列に関わらず先にまとめて記載するのがルールです。
正式名称を書く
運転免許を履歴書に書くときは、正式名称で記載しましょう。普通自動車免許の正式名称は「普通自動車第一種運転免許」もしくは「普通自動車第二種運転免許」です。ほとんどの人の場合は「普通自動車第一種運転免許」でしょう。「普通自動車第二種運転免許」は、タクシーやハイヤーなどの旅客自動車を運転するために必要な免許です。
また、運転免許がAT限定の場合、後ろにカッコ付けで(AT限定)と記載します。運転免許証の種類は右下に略称で記載されているので、確かめてみましょう。
取得日を確認する
運転免許の取得日は、免許証の左下に記載されています。「交付」の欄に書かれている日付は運転免許が発行された日であり、再交付日や更新日である可能性もあります。取得した日とは限らないので、注意しましょう。
また、免許証だけでは取得日が確認できない場合もあります。取得日の記載欄は「二輪・小型特殊自動車・原付」「一種二輪以外」でまとめられていますそのため、同じ種類で複数の免許がある場合、免許証だけではそれぞれの免許取得日が分かりません。
その場合は「運転免許経歴証明書」を運転免許試験所や運転免許センターで発行すると、取得日を確認できます。
その他技術・能力を証明する資格
技術や能力を証明する資格がある場合は、履歴書に記載してよいでしょう。虚偽でなければどんな資格も記載して問題ありませんが、書くことで「レベルが低い」という印象を与えるものは書かない方が無難です。
資格で証明できる能力がアピールポイントとなるかは、応募先によって違います。例えば、英語力が必要とされる企業に応募する場合、TOEIC600点では「レベルが低い」と思われかねません。英語力を普段求められない職種であれば、同じ点数であっても、英語を勉強してきたこと自体を評価される場合もあるでしょう。
医療事務の資格を履歴書に記載するときの注意点
医療事務の資格はすべて民間資格であり、それぞれ主催団体が違います。似たような資格名が多いため、履歴書に記載する際は、正式な資格名に主催団体名を添えると丁寧です。
また、医療事務の資格は多岐に渡るため、資格によっては面接官に伝わらない場合もあります。主催団体名を記載すると、面接官が理解してくれるケースも多いため、よりスムーズに資格をアピールできます。主な医療事務の資格と主催団体は以下のとおりです。
主な医療事務の資格と主催団体の一覧 | |
---|---|
医療事務の資格名 | 主催団体 |
医療事務技能審査試験 | 日本医療教育財団 |
医療事務管理士 | 技能認定振興協会 |
診療報酬請求事務能力認定試験 | 日本医療保険事務協会 |
医療事務認定実務者 | 全国医療福祉教育協会 |
履歴書の免許・資格欄を正しく記載して、採用に1歩近づこう
履歴書に免許・資格を記載する際には、注意すべきルールがいくつかあります。暦表記を統一するなどの基本的なルールを守るのはもちろん、免許・資格の正式名称を調べて記載するなど、手間を惜しまずに履歴書を作成しましょう。
医療事務の資格は似た名称が多いため、正しい名称を記載するのが大切です。正式名称がわからない場合は、免許証や主催団体のホームページで確認してください。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。