医療事務で男性も活躍中!医療事務スタッフは未経験でもできる?
著者: そだねー
更新日:2023/12/22
公開日:2019/06/05
医療事務の仕事って女性のイメージがありますよね?女性が多い職場ですが、医療事務スタッフは男性でもしっかりと働ける職業です。男性需要はどれくらいあるのか?医療事務を目指すメリットとは?そんな疑問に対してお答えしていきます。
目次
男性でも医療事務スタッフになれる!未経験でも大丈夫!
女性のイメージが強い医療事務ですが、性別に関係なく、男性も医療事務の仕事に就くことができます。また医療事務は、特別な資格や経験が必要なというわけではないので、未経験の方でもチャレンジしやすい仕事です。
特に医療業界は社会からの需要が高いため、働き手を求めている医療機関も多くあります。医療事務には、男性のスタッフだからこそ頼みやすい仕事もあるため、男性の医療事務スタッフに需要は確かにあります。「男性だから医療事務は難しい」とあきらめず、まずは男性の医療事務スタッフの募集がないかチェックしてみましょう!
医療事務スタッフに男性の需要がある理由
具体的に、男性の医療事務スタッフは病院側にとってどのような需要があるのでしょうか?医療事務に男性の需要がある理由は次の4つです。
・夜間の仕事を任せやすい
・理不尽なクレームの抑止力になる
・長期間働いてもらいやすい
・力仕事を任せやすい
夜間の仕事を任せやすい
女性スタッフよりも、男性スタッフの方が夜間の仕事を任せやすいです。24時間体制の大きな病院などでは、医療事務スタッフも交代制となり、夜間に勤務するスタッフが必要。しかし家庭、子どもを持つ女性、体力が少ない女性の場合、夜間の業務は負担が大きく、また担当できる人は限られます。
医療機関の中には、日勤帯は女性担当、夜間は男性担当と勤務時間でわけているところも。そのため、夜間勤務ができる男性スタッフは病院側からより必要とされる人材になることができます。
理不尽なクレームへの抑止力
男性の医療事務スタッフは、女性スタッフでは手に負えない患者さんの対応や、患者さんとのトラブルの抑止力という役割も期待されています。女性のスタッフだけでは、甘く見て理不尽なクレームや態度をとる人、乱暴な人が患者さんの中にいるかもしれません。通常業務だけでなく、女性スタッフだけでは対応が難しいトラブルの防止、解決という面でも、男性スタッフの需要があります。
長期間働いてもらいやすい
男性の医療事務スタッフは、長期間勤務ができる可能性が高いという点でも需要があります。女性は結婚・出産・ご主人の転勤などのライフイベントを迎えた際、退職や休職せざるを得ない方が少なからず出てきます。しかし男性の場合は、ライフイベントに左右されることが女性より少ないです。
また医療機関側のメリットとして、長期間働けるのであれば、他の事務員の管理やマネジメントといったポジションも任せやすいです。これは医療事務でキャリアアップを目指している男性にとってもメリットといえます。
力仕事を任せやすい
男性の医療事務スタッフであれば、力仕事を任せやすいです。医療事務は事務仕事とはいえ、荷物運びや、患者さんの搬送の手伝いなど力仕事を行う場面もあり、力のある男性スタッフの存在は医療機関でも歓迎されます。
医療事務に男性が少ない理由
男性にも需要がある医療事務ですが、女性の仕事のイメージが強く、実際医療事務として勤務する人の多くは女性です。
医療事務職に男性が少ない理由として考えられる要因を、3つ紹介します。
・医療機関(特にクリニック)側、求職者側の両方で女性の仕事のイメージが強い
・女性が多いため肩身が狭いと感じる男性もいる
・医療機関側が恋愛関係・人間関係のトラブルが起こる可能性を懸念している
現在は女性従事者が多い医療事務ですが、近年では病院など、男性を募集する医療機関が増えています。今後も医療事務の男性需要が増えていく可能性があるので、従来のイメージにとらわれずに、チャレンジしてみましょう。
こんな男性は医療事務に向いている!未経験でも需要がある!
男性の医療事務スタッフに求められているポイントをご紹介します。採用選考の際には、次の要素も加味してアピールしましょう。
人当たりがよく、コミュニケーション能力が高い人
医療事務は事務員仲間、患者さん、医者や看護師など、さまざまな人と接する機会が多いため、人当たりが良い人が好まれます。来院する患者さんを安心させる対応、コミュニケーション能力はもちろん必要です。しかしそれだけでなく、女性中心の職場でも上手く立ち回り、スタッフ同士で関係を築く、職場内でのコミュニケーション能力も必要となります。
長期間勤務やステップアップを望み、頼りがいのある人
長期間勤務ができるという勤務形態はもちろん、向上心や頼りがいがある人も求められる人材です。頼りがいとは、人間関係、クレーム対応など、さまざまトラブルが起きた際に臨機応変に対応できるということが考えられます。頼りがいがあり、かつ長期間勤務が可能な人は、医療機関にとって事務員の管理者として欲しい人材です。長期間働く意欲とキャリアアップへの向上心、「頼れる人材」だという要素をアピールできれば、採用担当者によい印象を与えられるでしょう。
医療事務員は男性でもなれる!男性だからこそ持つ需要を加味して選考に挑もう!
医療事務は特別な資格や経験も必要なく、男性でもなることのできる仕事です。男性の医療事務スタッフは女性の医療事務スタッフと比べてしまうと、人数的にはまだまだ少数。しかし、以前と比べると男性を求める病院も多く、需要は高まっています。選考時には、男性だからこそ期待されている点を加味してアピールすれば採用される確率も上がるはずです。一度求人をチェックしてみましょう!
この記事は役に立ちましたか?
このコラムをシェアする
著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。