医療事務の給料はいくら!安い高い?気になる手取り・待遇・ボーナスなど平均金額について
著者: そだねー
更新日:2023/12/22
公開日:2019/02/21
資格なしで未経験から働ける医療事務に対して魅力を感じている女性も少なくないでしょう。とは言っても、生活を充実させるために気になるのは、医療事務のお給料事情です。そこで今回は、雇用形態による違いから、待遇やボーナスまで徹底解説していきます。
目次
医療事務の平均給料はどれくらい?
医療事務の平均給料
正社員の場合 … 15万4千円~23万円程度
派遣の場合 … 時給1000円~1700円
パートの場合 … 時給900円台~1400円
正社員の場合
病院の職員として雇用されれば、平均月収の目安は15万4千円~23万円ほどです。手取りの場合、約10~17万円 なので、給料面では決して高い水準とはいえません。また地方になるとより低い傾向にあるので、手取りは更に低くなります。
ただしこちらに加えて、病院によってはボーナスや退職金なども支給される場合もありますので、派遣やパートと比べると安定した雇用形態といえます。
派遣の場合
派遣になると、給料は時給換算となります。東京都の求人には、1400円以上など高時給の派遣求人情報も見られます。平均月収は10万円~20万円と幅広くなる傾向にあります。ただし、正社員の様にボーナスなどが支給されないため、決して安定した雇用形態とはいえないのが現状です。また、途中で契約が終了してしまうこともあります。それでも、派遣会社が希望条件に沿った職場を斡旋してくれることは大きなメリットです。
パートの場合
派遣の場合と同様に、パートも給料は時給換算となります。パートの相場は900円~程度が一般的。もし1000円以上の時給を確保できれば、額面20万円前後、手取り17万円程度の給料を目指すことも難しくはありません。 フルタイムで働いたり、1日3~4時間など短時間勤務をしたりと、人によって働き方はさまざまなので、一概に月収をいうことはできません。時給は安いですが、残業もないため、子育て中の人でも安心して働けます。ただし、病院の経営が悪化すると、真っ先にパートが人員削減の対象となるなど、安定した待遇は望めないでしょう。
役職・立場によっても違う
医療事務の給料は、役職や立場によっても変わってきます。たとえば、主任クラスでは月収17万円のところ、部長クラスともなると月収30万円以上になることもあります。このように、同じ正社員でも経験や勤続年数、役職などにより待遇に差が生じます。
ボーナスや残業代は?
正社員として雇用されていても、病院によってはボーナスなどが一切支給されないところも少なくありません。ボーナスが出る場合、概ね年間で2~4ヶ月分の賞与と記載されている求人がほとんどです。残業代についても雇用形態や働く医療機関の規定により異なります。
気になる医療事務の待遇は?
勤務体制は?
勤務体系については、雇用形態や医療機関の規定によっても異なってきます。シフト制を基本としているところもあれば、病院の休日に合わせた勤務日程のとこもあるなど、さまざまです。
休日や有休休暇は取得可能?
年間の休日日数に関しても、雇用先の医療機関によって異なります。被雇用者の休日数については、求人情報などで確認することができます。また、有給休暇や産休・育休の取得は雇用形態などで違ってきます。総合病院の方が充実している傾向にある様です。
社会保障はあるの?
フルタイムで働いているのであれば、健康保険や社会保険といった各種保障は法律に則って付与される場合がほとんどです。ただし、パートや派遣社員といった短時間勤務者は、勤務先の病院や医療機関の規定により、社会保障が付かないこともあります。
医療事務の仕事内容は?
レセプト業務
会計の際に患者さんが支払うのは医療費の一部です。その残りを医療保険の保険者である自治体や保険組合などに請求するためのレセプトを作成します。医療事務のメイン業務であり、毎月月末から翌月の最初までかかる重要な仕事のひとつです。
窓口・受付業務
患者さんが来院して初めに訪れる場所が受付です。来院された患者さんの対応や入退院の手続きなどを行います。保険証の確認を行い、カルテに反映される患者さんの基本情報を登録するなどです。また、病状に適した診療科を案内することも大切な役目です。
医療費の会計処理
患者さんが診察後、診療内容によって医療保険の点数計算をします。ほとんどの医療機関では電子カルテなどが導入され、会計業務も電算化され簡易的になってきています。計算後は窓口で清算を完了させる場合もあれば、精算機へと案内するなど、さまざまです。
医療事務で待遇や収入を良くする方法は?
昇進する
先にもご紹介した通り、医療事務の給料は役職や立場によっても変わってきます。もちろん、役職が付くことで責任は大きくなりますが、収入アップにつながります。同じ病院で働き続けたいと考えているのであれば、昇進のために動いた方が良いかもしれません。
転職する
しかし、役職には制限があります。そのため、いくら昇進したくても難しい場合も出てくるでしょう。この場合、収入アップのやめに転職を考えた方が良いかもしれません。医療事務は入れ替わりが激しいため、医療機関側も「経験者」を欲しがります。ある程度の経験を積んでいるのであれば、収入アップも見込めるでしょう。
求人情報で給料・待遇をチェックして、長く働ける職場を探そう!
医療事務は未経験者でも働くことができるため、女性には人気の職業です。しかし、特別な資格などを必要としないため、給料水準が低い傾向にあります。収入アップのためには、昇進や転職などを考える必要が出てくるでしょう。求人情報で給料・待遇などをしっかりとチェックして、長く働ける職場を探してみてください。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。