保育園で調理師の仕事をしよう!保育園ならではのメリット、仕事内容を紹介
著者: めんたいパスタ
更新日:2023/12/22
公開日:2019/04/09
子どもたちの成長で欠かせない食事の管理。保育園では調理師さんは栄養のバランスが整った食事を提供するプロとして重要な役目を担っています。ここでは食のエキスパートとして保育にかかわる現場での仕事に注目してみました。保育園で調理師として働くメリットやデメリットなど求人情報も織り交ぜながらご紹介します。
目次
保育園で調理師の仕事を始めるメリット
安定した待遇で長く働ける
調理師の仕事といえば飲食店やフードサービス業界でのお仕事というイメージがあります。おしゃれな飲食店のキッチンは、一見トレンドなお仕事のようですが景気や経営に左右されやすく、職場の安定感に欠ける業界といえるかもしれません。一方で保育園施設は自治体が支持しているなど母体が安定しているためお仕事を長く続けることができます。現在は職員不足という慢性的な問題を解決するために各自治体をはじめ国の制度でも待遇処置を受けることができることもメリットと言えます。
保育園は特に都市圏などで、待機児童待ちなどの問題が深刻になっています。小さなお子さんのママさんが社会に復帰したり、パートに出るケースも多く少子化が進んでいるにも関わらす、待機児童件数は年々増加をたどっているようです。このような生活パターンから保育園へのニーズは高く、就業するスタッフや職員の求人も多数あり安定して働ける職場といえます。
子どもたちの「おいしい」が聞ける
調理師の醍醐味はなんといっても作った料理を褒めてもらえることではないでしょうか?作った調理を満足してもらえれば、仕事に充実感が生まれます。職業としてだけでなく子どもたちの「おいしい」の一言が聞けることは日々のモチベーションの向上にもつながり、生き生きと仕事に取り組むことができます。
子どもの食育に携われる
成長過程において食生活が豊かなことは、子どもたちの成長に欠かせない要素です。保育園では子どもの健康を考え、自然素材を生かしたメニューが中心なため味覚を形成するのに役立ちます。素材本来の味や季節にしか食べられない旬の食物を、保育園の食事から学ぶことができるのです。調理師は、そんな食育の手助けをする重要なキーパーソンで、非常にやりがいのあるポジションと言えるでしょう。
保護者の助けになれる
親御さんが共働きなどで忙しい家庭では、食事の準備が十分にできるとは限りません。そんな環境でも、保育園が栄養管理の行き届いた食事を提供していれば、安心して子どもを預けることができます。また特別に食のアレルギーがある子どもには面談や個別メニューの相談を受けるなど、気遣いのこもった対応は保護者にとっても安心感があります。家庭との連携プレーで子育てに関与することも調理師の重要な役割と言えるかもしれません。
保育園の調理士が大変に思うデメリット
子どもたちが喜ぶ給食を作る
子どもたちの食事を調理するのは、健康食であるとともに子どもが喜ぶ楽しい食事である必要があります。創造性を追求したり、最新のトレンドを試したりという独創性を生かすことは難しく、調理師として腕を磨くという環境ではないかもしれません。そのため献立作りがマンネリ化したり、子どもたちの喜ぶものを作る義務的プレッシャーを感じる人もあるようです。
アレルギーに対応して料理を作る
子どもの食環境で多いのがアレルギーです。乳児など抵抗力が低い年齢では思いもかけないものからアレルギー症状を発症する子どもも少なくありません。あらかじめ保護者と十分な確認するほか、メニューの作成や調理をする必要があります。栄養の知識はもちろんのこと、健康管理以上に慎重なアレルギーの安全対策についても責任があるお仕事です。
保育園で働く調理師の仕事内容
子どもたちの給食、おやつ作り
保育園の調理師の主な仕事は子どもたちの給食とおやつ作り、幼児の離乳食などです。栄養管理はもちろんのことですが、アレルギーのある子どもの食事管理も任されますので、保護者とのコミュニケーションによる対応能力も求められる職業といえます。
献立表の作成・掲示
調理師の仕事は食生活に関連する一貫した管理も重要となります。小さな子どもがかよう保育園では食の安全のために食器の洗浄や清掃といった衛生管理は欠かせません。バクテリアや細菌から子どもを守るためにクリーンな環境を整えることは大事な作業です。
子どもたちへの食育
保育園での献立は栄養士が考えますが、献立に基づいた食材の手配や管理などは調理師の仕事です。また献立表の作成や掲示などを任されるところも多く、食事が楽しみになる工夫が求められるようです。特に子どもたちは見た目が楽しいことで苦手な野菜が食べられるようになったり、好奇心から食が進むということがあります。味付けだけでなく子どもが興味をそそる盛り付けなどができることも調理師として大事な要素です。
保育園の調理師が行う食育の工夫
保育園の調理師にとって子どもの食育は、食のエキスパートとして大きなウエイトを占めると考えられています。成長に欠かせない栄養素を効果的に吸収し、豊かな食生活に触れてもらえるような働きかけも調理師としての役割です。
そのために、食に関するコラムやお便りなどで保護者へアプローチしたり、子どもたちと一緒にお菓子作り体験をしたりなど、食育を身近に感じてもらうことも大切な業務と言えるでしょう。
保育園調理師の求人例
職種 | 保育園調理師 |
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仕事内容 | 保育園の給食室にて、調理全般業務をお願いします。 具体例 ・調理(朝おやつ・給食・おやつ・補食・夕食) ・盛付け・片づけ ・調理室のお掃除・備蓄の確認、発注など |
雇用形態 | 正社員 |
シフト | 週5日/1日8時間 7:15〜20:15[月〜金]※祝休 シフト制(休憩は法定通り) ※土曜保育がある場合のみ土曜出勤あり(出勤した場合は平日に振替休日を取得) |
応募条件 | 高卒以上 必須資格:調理師資格 歓迎:保育園調理、大量調理経験者歓迎! |
福利厚生 | 健康診断、育児・介護休暇 ■連続有給休暇制度(リフレッシュ休暇:最大10連休取得可/有休消化対象) ■育児・介護短時間勤務制度(育児時短:小学校卒業年度まで) ■宿舎借上制度補助(最大82,000円/月)※条件あり ■退職金制度(規定に準ずる) |
保育園の調理師は、基本的に園のお休みに沿った形で勤務します。こちらの求人も、週5日/1日8時間のシフト制で休日のペースが安定しているため、働きやすい環境と言えるでしょう。また、福利厚生面がしっかりしている点も魅力のひとつです。育児・介護休暇や短時間勤務制度などが整備されており、女性にとって安心して働ける条件と言えるでしょう。
保育園で子どもの笑顔を見ながら調理師の仕事をしてみませんか?
保育園での調理師のお仕事をご紹介しました。お料理が得意で調理師を目指したという人も子育てなどで中断せざるを得ない状況に立たされる方もいるのでは。特に女性は家庭環境によってもお仕事が左右されますが、保育園での勤務なら同じお子さんを持つママさんとして、また子育て経験を生かしてなど職業がライフスタイルの一部になりうる専門職です。長く勤めることができる体制で子どもたちの笑顔に接しながら生き生きとお仕事できる環境は理想的と言えます。
保育園での調理師のお仕事が気になったら、豊富な求人情報を取り揃えている「ソラジョブ」で検索してみましょう。あなたの条件にあった職場を見つけることができます。
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著者プロフィール
めんたいパスタ
人材紹介業、サービス業、障がい者雇用の分野で採用業務に従事した経験がある女性スタッフ。現在は保育分野の採用担当として、業務を通じて保育園で働くスタッフの負荷軽減になることを目標として活動している。