医療事務に就くメリットを5つ紹介!デメリットもまとめて解説します
著者: そだねー
更新日:2024/09/18
公開日:2020/03/13
医療事務に就くメリットは次の5つです。下記にて、この5つのメリットについて、それぞれ詳しく解説します。
目次
医療事務に就く5つのメリット
医療事務に就くメリットは次の5つです。下記にて、この5つのメリットについて、それぞれ詳しく解説します。
1. 医療業界の中でも就きやすい仕事である
2. 将来的にも世の中に求められる職業である
3. 仕事をしていく中で身に付くスキルが多い
4. ライフスタイルに合わせた働き方を選べる
5. 社会貢献している実感を得やすい
1. 医療業界の中でも就きやすい仕事である
医療事務は難しいと思われがちな医療業界の中でも比較的始めやすい仕事です。その理由には、未経験、無資格でもできる仕事だということが挙げられます。その場合は、仕事をしながら必要な専門知識や能力を習得していく大変さがありますが、他の事務職や接客職を経験してきた人などは、これまで培ってきた経験やスキルを活かすことができるでしょう。
2. 将来的にも需要の高い職業である
今でも医療事務は多くの人々に求められる、やりがいのある仕事です。さらに将来的にも医療業界の需要は高く、その理由は次の3つがあります。
高齢化社会により医療業界の需要が上がる
高齢者は若い世代と比べて体が弱る人が多く、医療機関に通うことが多くなります。つまり、高齢者が増えるにつれて患者は増えるのです。多くの患者数に医療機関が対応するためには、それだけ多くのスタッフが必要になります。今後、医療の需要が上がって医療機関が増えれば、同時に医療事務の活躍の場も増えるでしょう。
高齢化が進む現在の日本では、内閣府が発表した平成30年版高齢社会白書によると、2017年10月時点で総人口に占める65歳以人の割合は27.7%。その後も上昇を続け、2065年には38.4%に達し、国民の約2.6人に1人は65歳以上の人となる社会が来ると推計されています。
医療業界の需要は景気に左右されない
世の中がどんな状態であろうと、人が健康に暮らすため、病気やケガを治すためには、医療機関の存在が欠かせません。常に安定したニーズがあり、景気や災害発生などの情勢に左右されないのも医療業界の仕事の強みです。
経験者は何歳になっても求められる
ほとんどの職種では年齢を重ねるほど転職が難しくなるのに対し、医療事務は採用選考時、年齢によってマイナス評価が生じることはほとんどありません。医療事務の経験で得た知識や経験は一生モノ。出産や育児、介護などの事情で仕事を離れてブランクが生じても、しっかりとした知識と経験を持つ人は再就職しやすいです。
3. 仕事を続けるうちに身に付くスキルが多い
医療事務の仕事をしていくことで得られるスキルが多いことも、医療事務のメリットです。医療事務で身に付くスキルを3つ解説します。
・医療関係の知識を得られる
・事務関係のスキルが身に付く
・コミュニケーション能力が上がる
医療関係の知識を得られる
医療事務の仕事では、レセプト(診療報酬請求)業務やカルテの管理など、医療や社会保険制度に関する専門的な知識やスキルを身につけることが可能です。また医療の現場で働くことになるので、まじかで医師や看護師の業務、患者の状態を見ることできます。医療事務として働きながら、看護師などの職業を目指して勉強している人も多いです。
事務関係のスキルが身に付く
医療事務は患者対応も求められますが、デスクワークでPCを操作する事務仕事も多いです。規模が大きく患者の数が多い施設では、スピーディーに事務仕事を進める必要があるため、事務処理能力の向上が期待できます。一方、小規模な施設では1人のスタッフが幅広い業務に対応するため、マルチタスクをこなす力を鍛えることができます。
コミュニケーション能力が上がる
医療事務は、受付や電話対応、入院・検査の手続き案内など、「病院やクリニックの顔」として直接患者さんと接する機会が多いです。また、医師や看護師といった他の医療スタッフと連携しながら仕事を進めることもあるため、コミュニケーション能力が上がります。
4. ライフスタイルに合わせた働き方を選べる
医療事務は自分のライフスタイルに合わせて働き方を選びやすいです。その理由を解説します。
・多種多様の雇用形態がある
・全国各地に働き先がある
多種多様の雇用形態がある
医療事務の求人には、フルタイムの正社員だけでなく、時短勤務やパートタイマー、派遣社員などさまざまな雇用形態があります。育児中はパートで働き、子どもが大きくなったらフルタイムに移行するなど、ライフステージに合わせた柔軟な働き方ができるのです。
全国各地に働き先がある
医療機関はどんな人の生活にも欠かせないため全国各地あります。また、クリニックは住宅街にも多くあるので、家の近所で働き先を見つけることもできるでしょう。引っ越しなどで勤務先を変えなければならない状況になっても、医療事務経験があれば働き先を見つけやすくなります。
5. 社会貢献をしている実感を得やすい
患者さんや他の医療スタッフなど、人と関わることが多い医療事務は、直接感謝の言葉を言ってもらえるなど、やりがいを感じやすい仕事でもあります。医師や看護師のように、直接患者さんに治療を施すことはありませんが、「ありがとう」「助かったよ」などと言ってもらえることで、医療スタッフの一員として社会貢献していることを実感しやすいです。
医療事務の仕事にあるデメリット
医療事務メリットも多いですが、医療の専門知識を覚えなければならないことや、医師と患者の板挟みになることがあるなど、デメリットもあります。コミュニケーションと事務、どちらもこなす職場が大半なので、「ずっと受付で患者と接したい」「ずっと事務で静かに働きたい」という方は注意しましょう。やりたい業務がはっきりしている場合は、業務が一つに絞られている分業制の病院を選ぶのがオススメです。
医療事務の仕事に向いている人の特徴
医療事務に向いている人の特徴は次の3つです。
・人のためになる仕事がしたい人
・人とのコミュニケーションが好きな人
・几帳面な人
人のためになる仕事がしたい人
医療事務の仕事の内容は多岐にわたりますが、最終的な目的は患者さんを元気にすることです。「笑顔にしたい」「元気になった姿が見たい」など、相手を思う気持ちがモチベーションアップにつながります。
人とのコミュニケーションが好きな人
受付や患者さんへの声かけ、他のスタッフとのやりとりなど、人と関わることが多い医療事務の仕事。デスクに向かい、パソコン作業をしているだけの業務ではありません。そのため、さまざまな年代や立場の人たちと円滑にコミュニケーションをとる能力が求められます。
几帳面な人
医療事務の仕事であるカルテの管理や入力、薬の受け渡しなどは、ちょっとしたケアレスミスが原因で患者さんの体調に影響を与えてしまいます。一つひとつの仕事を丁寧に行い、細かいところまで気を配ることができる几帳面な人が向いているでしょう。
医療事務の仕事はメリットがたくさん!興味があれば仕事内容や求人も調べてみましょう!
将来性があり、役に立つスキルも得られるなど、うれしいことがたくさんある医療事務の仕事。もちろん大変なこともありますが、その分患者や社会のために働けるので、大きなやりがいを感じることができます。未経験や無資格の人でもチャレンジできるので、興味を持ったらぜひ詳しい仕事内容や求人をチェックしてみてくださいね。
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著者プロフィール
そだねー
北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。