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医療事務の資格は何がある?試験の内容や取り方、難易度を紹介

著者: そだねー

更新日:2023/12/22

公開日:2019/01/25

医療事務は女性を中心に人気を集めている職業です。医療という業種から難しいというイメージを想像しがちですが、どんな資格があるのかご存知でしょうか?ここでは医療事務に関する資格や取得によって得られる待遇の違い、また独学で取得する方法などを詳しくご紹介します。

目次

主な医療事務資格4種類

1. 医療事務技能審査試験[メディカルクラーク]

試験日・費用・合格率(難易度)

2. 医療事務管理士®技能認定試験

試験日・費用・合格率(難易度)

3. 診療報酬請求事務能力認定試験

試験日・費用・合格率(難易度)

4. 医療事務認定実務者

試験日・費用・合格率(難易度)

合格までに必要な期間や資格

医療事務の資格の取り方

1.取りたい資格を決定する

2.試験日・申込期日を調べる

3.受験費用と受験申込書

4.資格試験受験・結果発表

医療事務の資格試験の問題内容

学科問題

実技問題

医療事務の資格勉強には独学、通信、学校、どれがいい?

参考テキストで独学する

専門学校に通って学ぶ

通信講座を受ける

医療事務に資格は必要?アリ・ナシで待遇は違うのか

医療事務の求人例を紹介!

事例1 【大阪府】医療事務初診受付スタッフ募集 経験者歓迎!

事例2 【横浜市】社会保険関係団体病院の医療事務!未経験・無資格可求人

事例3 【東京都】土日祝休 病院医療事務 未経験者可

事例4 【愛媛県】大学病院のレセプト医療事務 パート求人

事例5 【東京都】大学病院付属のクリニック 健診・予約センターの契約社員求人

医療事務に関する資格は様々!必須ではないけど取得するメリットは大きい

主な医療事務資格4種類

医療事務資格は主に4つに分類され、国家資格ではなく全て民間の資格です。
4つの医療事務資格について詳しく解説します。

1. 医療事務技能審査試験[メディカルクラーク]

メディカルクラーク(R)と言われる医療事務技能審査試験は、医療機関での受付業務や診療報酬請求事務業務のスキルを問われ、4つの中でも最も有名な資格です。日本最大級の医療事務試験としてもよく知られており、日本医療教育財団の主催によって実施されています。医療業務に関する業種能力と知識を判断されるもので、40年以上の歴史がある医療事務資格のスタンダードとなっています。

試験日・費用・合格率 (難易度)

試験日 毎年月に1度実施(年12回)
合格率 およそ60%(学科試験および実技試験I・IIのすべての得点率が 70%に達した時点で合格)
受験料 7,700円(税込)

2. 医療事務管理士®技能認定試験

「医科 医療事務管理士®技能認定試験」は日本で最初に出来た医療事務資格で、50年以上の歴史があり、分野に関わらず医療関係で幅広く認知されています。技能認定振興協会(JSMA)が実施するこの資格は、主に医療保険制度、診療報酬の仕組みについて知識を持ち、正確な算定をすることができる能力と技術を証明するものです。
業務内容としては、患者受付、治療費の計算、診療報酬明細書の作成、カルテ管理といった医療事務業務をサポートするポジションを担当します。

試験日・費用・合格率(難易度)

試験日 毎月開催(年12回)
合格率 およそ50%(2022年3月合格率平均…66.3%)
受験料 7,500円(税込)(学科・実技)
5,400円(税込)(免除あり)

3. 診療報酬請求事務能力認定試験

診療報酬請求事務に従事する人材の資質向上のため、公益財団法人日本医療保険事務協会が実施する全国一斉統一試験で厚生労働省が唯一認定した資格です。
業務は、医療保険関係各法の理解や法律・通知の読解力を基礎に医療に関する幅広い知識が求められる専門性が要求されます。
特に診療報酬点数は通常2年に1度の法律改正で改定されるため、最新の点数表の算定と処理能力が必要となります。

試験日・費用・合格率(難易度)

試験日 毎年7月と12月(年2回)
合格率 およそ33%(第52回〜56回を平均)
受験料 9,000円(税込)

4. 医療事務認定実務者

全国医療福祉教育協会が実施する試験で、接遇、マナーなど特に受付業務に求められる知識とスキルを向上する目的があります。医療機関における各種制度、業務の流れ、診療報酬に関する知識、および診療報酬明細書の作成技能を求められます。試験は会場もしくは在宅でも受験することが可能です。医療事務の総合的な慣例が見につくとして初心者向けに推奨される資格でもあります。

試験日・費用・合格率(難易度)

試験日 毎月1回(年12回)
合格率 およそ60〜80%
受験料 5,000円(税込)

合格までに必要な期間や資格

医療事務の試験4つには基本的に受験のための年齢制限や特別な資格は必要ありません。目指す資格が決定したら、早速学習に入りましょう。試験日から逆算して約4ヶ月~6ヶ月の学習期間を設けるのが基準です。年間何度もチャレンジできるものは再受験が可能ですが、年2回の診療報酬請求事務能力認定試験 などは十分な余裕をもって試験に挑むことが重要となるでしょう。

医療事務の資格の取り方

医療事務の資格の取り方は下記の4つの手順で行います。

1.取りたい資格を決定する

4つの資格の内、就業中であれば報酬アップにつながる資格を、転職志願ならキャリアアップにつながる資格を、育児後の就職活動なら入りやすい難易度の低いものなど、個人の就業ランクと状況に合わせた資格にターゲットを絞りましょう。

2.試験日・申込期日を調べる

4つの資格は年に数回あるものから、毎月行われる試験まで幅があります。受験する資格が決まったら早速試験日と申込期日は把握しておきましょう。

3.受験費用と受験申込書

受験申込に必要な書類などは資格試験実施機関のホームページから入手することができます。指定の機関に受験申込書を提出し、受験費用を現金書留などの指定の方法にて支払い(当日持参の場合もあり)ます。

4.資格試験受験・結果発表

万全の態勢で資格試験に臨み、受験しましょう。試験場への順路や当日必要な携帯品、会場の温度調節用の衣類など、試験に集中できるような環境を整えておきましょう。
受験が完了したら後は合格発表を待つのみです。平均1ヶ月以内で通知が届き、あなたも医療事務の資格取得者となります。

医療事務の資格試験の問題内容

医療事務に関係した資格試験は今回ご紹介した主な4つ以外に非常にたくさんの種類が存在します。資格試験は主に学科試験と実技試験に分かれているものが一般的です。医療事務実技試験の場合、テキストや参考書などを持ち込んでも構いませんので、教材を観ながら回答できます。しかし正しい答えを導くために、どの場所にどんな内容が記載されているかは熟知しておく必要があります。

学科問題

学科試験の内容は医療事務に関する実務的な基礎知識や、医師法などの規制に関する知識、保険請求事務のための疾患の種類、医学用語や医学一般の知識など、事務関連という枠からは想像できないほどの医療全般の総合的な見地から出題されます。
医療事務であっても病院の窓口や介護施設で直接患者さんやご家族に接するときの接遇に関する問題も含まれます。

実技問題

実技試験は、医療事務としての知識や事務手続きをいかに正確に手早くこなせるかというスキルが試されます。事務対応として肝心となるレセプト業務(診療報酬明細書作成)は医療関係の事務のみに発生する業務ですので、実技には欠かせないポイントとなります。作成、点検が正しく速やかに行えることは医療事務試験合格の最大の課題です。また事務業務職員は患者さんやご家族、仕事場の同僚との適切なコミュニケ―ショーンスキルも重要と考えられています。窓口での案内や電話対応の巧みさも合格基準として大きく評価されます。

医療事務の資格勉強には独学、通信、学校、どれがいい?

資格の勉強をする方法は大きく分けて3つ。それぞれの詳細をご説明します。

参考テキストで独学する

市販のテキストを活用する学習メリットは、費用の節減と時間の有効利用ができる点です。使いやすく必要に応じた参考書を見つけることが成功のカギとなりますが、最近ではスマートフォンのアプリやネットでも見つけることができ手軽になりました。また学校や仕事帰りなどの隙間時間にマイペースに学習できるのが魅力でもあります。

専門学校に通って学ぶ

専門学校に通って学習するという人は、一定のリズムで充実したカリキュラムを吸収することができ、集中して勉強することができます。同じ目的を目指す仲間と一緒に学習することで、モチベーションも保ちやすく自然な学習ペースを築くことが容易です。ただし通学には費用も時間もかかり、講義の時間などに拘束があるため、他との両立が難しくなるかもしれません。生活基準との兼ね合いを上手く見つけられれば効率的な勉強法と言えるでしょう。

通信講座を受ける

通信講座のメリットは専門学校よりも格安で、学習計画にそって勉強できることです。育児中や仕事などでテキストや参考書を探す時間がない人や、適当な教材が見つけられないなどの問題を抱えている方にピッタリ。教材選びから学習スケジュールなど勉強方法に迷うことがありません。基本的に添削課題は解説とアドバイスが返答され、学習の弱点や疑問点を解決することができます。費用を押さえて地道に学習したいという人におすすめの学習法です。

医療事務に資格は必要?アリ・ナシで待遇は違うのか

医療事務の仕事に就業するために実は資格は必須ではありません。しかし資格を取得することで、就職が有利になり増給が期待できます。医療関係の事務では専門的な知識が必要な為、(特にレセプト業務などの専門事務作業など)資格保持者であることで率先力として起用されるチャンスとなります。
医療事務員が業務に携わるのは病院やクリニックの事務担当だけでなく、外来救急窓口や入院患者窓口など直接患者さんに接する機会も多いため、ホスピタリティのある人柄や性格、実務経験を重視する求人も少なくないことを念頭に置いておきましょう。

医療事務の求人例を紹介!

医療事務の求人事例を紹介します。医療事務のお仕事条件の参考にしてみて下さい。

事例1 【大阪府】医療事務初診受付スタッフ募集 経験者歓迎!

職種:医療事務
給与:月給169,000円から
昇給制度あり
交通費あり
曜日:月~金(祝休)
時間: 08:30 ~ 17:30 休憩 60分

事例2 【横浜市】社会保険関係団体病院の医療事務!未経験・無資格可求人

職種:医療事務
給与:月給175,500〜188,500円
有資格者優遇、昇給あり
交通費あり
曜日:月~金(祝休)
時間: ①08:15 ~ 17:15 ②7:45 〜 16:45 ③8:00 〜 17:00 休憩 60分

事例3 【東京都】土日祝休 病院医療事務 未経験者可

職種:医療事務
給与:月給180,000円から
昇給あり
交通費あり
曜日:月~金(祝休)
時間: 08:30 ~ 17:00 休憩 45分

事例4 【愛媛県】大学病院のレセプト医療事務 パート求人

職種:医療事務
給与:時給1,000円から
昇給あり
交通費あり
曜日:月~金(祝休)
時間: 09:00 ~ 18:00 休憩 60分

事例5 【東京都】大学病院付属のクリニック 健診・予約センターの契約社員求人

職種:医療事務
給与:200,000円〜213,000円(月給の場合)
有資格者優遇
昇給あり
曜日:月〜金(祝休)※月2回程度、土曜(8:00~12:00)勤務
時間: 08:00 ~ 17:00 休憩 60分

ご紹介した上記の求人はほんの一部です。正社員からパートなどフレキシブルに選べる医療事務の求人もございます。

医療事務に関する資格は様々!必須ではないけど取得するメリットは大きい

医療事務や医療関係の資格は非常に種類が豊富なことが特徴です。資格試験は多くの国家試験とは異なり頻繁に行われますので、資格取得はキャリアアップや転職など、仕事に変化を与える良いきっかけとなります。医療事務の職業に就くために特別の資格は必要ではありませんが、専門知識やスキルを身に着けていることは現場で働くためのプロフェッショナリズムにつながります。

医療事務は正社員やパートの求人も多く、未経験からでも入りやすい環境です。仕事のニーズにあった資格をよく検討し、自分らしさが発揮できる職場を開拓できるよう資格も身に着けてみましょう。今まで実務経験のみで資格に興味がなかった方も、肩書が加わることで働くモチベーションが必ずアップします。医療事務資格取得のために得た知識とスキルは一生あなたのものになるのです。これを機会に医療事務の資格を取得してみませんか?

新着医療事務 求人/転職情報一覧

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よくある質問
  • Q

    医療事務に関連する資格にはどんなものがありますか?

    A
    医療事務に関する代表的な資格には「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」「医療事務管理士技能認定試験」「診療報酬請求事務能力認定試験」「医療事務認定実務者」の4種類があります。国家資格ではなくて全て民間の資格です。
  • Q

    医療事務として働くためには資格が必要ですか?

    A
    医療事務として働くために、必ずしも資格が必要というわけではありません。ほとんどの求人は資格がなくても応募できます。ホスピタリティのある人柄や性格、実務経験を重視する求人もあるのでどうぞご安心ください。また資格が必要な求人に関しては応募条件として記載してますので、ご確認の上ご応募くださいませ。
  • Q

    医療事務の資格はどうやって取ればよいですか?

    A
    まず自分の取りたい資格を決め、試験日・申込受付期間を確認します。次に受験申込書に必要事項を記入し提出し、受験料を指定の方法でお支払いください。試験は在宅もしくは会場の2パターンがありますので、必ず案内を確認しておきましょう。試験当日になったら、指定の場所で受験します。平均1ヶ月以内で試験の結果が届きます。そこで合格していれば晴れて資格保有者となります。
  • Q

    医療事務の資格試験にはどんな問題が出るのでしょうか?

    A
    医療事務の試験は主に学科試験と実務試験の2つに分けられます。学科試験では医療事務の実務的な基礎知識や医師法や疾患の種類といった医療全般に関する知識が出題されます。実技試験ではレセプト業務など事務対応に必要なスキルがテストされます。

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著者プロフィール

そだねー

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北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。

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