介護職の仕事によくある8つの悩みとは? 人間関係など悩みの解決策や職場の選び方
著者: ゲートウェイ
更新日:2025/11/28
公開日:2019/06/18

介護職の仕事によくある悩みは、特に人間関係や体力面での負担に起因するものとなっています。職場の方針や仕事量に不満を感じ、相談窓口や掲示板を利用して助けを求めるケースも増えています。本記事では、介護職で起こりやすい悩みを詳しく解説し、ストレスを軽減する方法や働きやすい職場を選ぶポイントを紹介します。
目次
Q 介護職の悩みを相談できる外部の機関やサービスはありますか?
Q 介護職として長く働くためにストレスを溜めない工夫はありますか?
Q 介護職の悩みを共有できるコミュニティや仲間づくりの方法はありますか?
介護職によくある8つの悩みと解消方法

介護職の悩みは、職場の形態や自身の立場によっても異なりますが、主に次の8つのカテゴリーに分けられます。
【介護職の悩み1】人間関係
介護施設や訪問介護事業所には、何人もの介護職員が勤めています。介護職員同士、お互い協力し合って業務を進めていくのが理想ですが、場合によっては「あの人は体力が必要な仕事を避けてばかりいる」「介護が楽な利用者さんの部屋にばかりいる」といった不満を持つことも。総じて介護は体力が必要な仕事ですから、職員によって仕事量に偏りがあると不満は大きくなるでしょう。
解消方法:まずは上司に相談してみよう
職員同士の人間関係を悩むときは、まずは上司に相談してみてください。別の介護職員から悪質ないやがらせを受けているのではない限り、個人名を出すのではなく、「仕事が公平に分担されていません」「担当をローテーションで変更してほしい」と問題点が分かるように訴えましょう。
【介護職の悩み2】健康・体力面
介護職は体力のいる仕事です。長時間にわたって介護サービス利用者さんの体を抱きかかえたりしていると、介護職員のほうに腰痛や腕のしびれなどの症状が起こることも。無理な働き方が原因で深刻な症状を抱えてしまい、通院や服薬が必要になる場合もあります。
解消方法:介護職員と福祉機器の補充を要請しよう
介護における腰痛予防の基本は、利用者さんを抱きかかえるときは複数の介護職員で実施すること、リフトやスライディングボードなどの機器を利用することの2つです。いずれを実施する場合も、管理職に相談する必要があるので、まずは相談してください。どうしても人員や福祉機器を増やしてもらえないときは、転職も視野に入れておきましょう。
【介護職の悩み3】仕事量の悩み
職場によっては介護スタッフの人員不足により、一人当たりの仕事量が多く、小休止をとれない場合があります。また、介護職員の中には既定の時間以上の仕事を要請されたり、休みがほとんどとれなかったりと過労になる職員も。作業と作業の合間に小休止をとることは、腰痛予防のためにも重要なので、放っておくと深刻な問題となります。
解消方法:人員補充を求めよう
残業時間が長すぎたり休みをとれなかったりするのは、介護職員の人員不足が原因の場合が多いです。上司や管理職に人員が不足していることを訴え、人員補充を求めてください。どうしても人員補充が無理なときは、職場を変えることも1つの解決方法です。健康になにかしらの支障が起こる前に、転職を前向きに検討してみましょう。
【介護職の悩み4】ライフステージの変化の悩み
ライフステージが変化すると、働き方にも変化が求められます。例えば、子どもが生まれたり、介護職員自身の家族に介護が必要となったりして、働く時間を減らす必要が出てくる場合などです。自由に勤務時間や曜日を調整できる職場ならば問題は少ないのですが、他の介護スタッフとの兼ね合いもあり、気軽に時間や曜日を変更できないこともあります。
解消方法:家族内で話し合おう
育児や家事、介護の分担について、家族内でしっかりと話し合いましょう。育児や介護は家族の特定の人がおこなうものではありません。家族の成員すべてが育児や家事、介護に関わるように、どのように分担するのが最善なのか話し合ってください。
【介護職の悩み5】職場の理念・運営方針の悩み
介護サービス利用者さんのためを考えない、もしくは介護現場の声を聞かない運営陣に対して悩む介護職員も多いです。利用者さんファーストを唱えながらも利用者さんの人権を無視した対応をとるような職場では、やりがいを持って働くことはできません。また、介護職員の意思を無視したタイムスケジュールを作成するような職場でも、働き続けるのは困難です。
解消方法:転職を検討しよう
職場の理念や運営方針が合わないときは、役員などの経営に関わる上層部と話し合うのも良いのですが、短時間で良い変化が得られることはまずありません。話し合いが続いて心理的にも疲弊することが予想されますので、転職を検討したほうが良いでしょう。
【介護職の悩み6】利用者さまとの関係
介護職をしていると、ときに介護サービスの利用者さまから心無い言葉を浴びたり、利用者さまの家族から無理な要望を求められたりすることもあります。介護職は、看護職や医師と同様に、介護サービスの利用者さん、利用者さんの家族と関わる仕事です。しかし「介護」という業務は、特に生活に密着した分野のため、他の職業以上にサービス利用者さまとその家族に深く関わることが多くなります。
解消方法:上司に相談してシフトを変更してもらおう
特定の利用者さんとの関係に悩むときは、問題が起こりやすい利用者さんとの接点を減らすことがおすすめです。工夫して接してみても状況が変わらない場合、問題点を利用者さんやその家族に話したとしても、お互いが不快な思いをするだけで、問題解決につながらないこともあります。上司に相談してシフトを変更してもらいましょう。
【介護職の悩み7】他職種との連携の悩み
介護職は、現場で働く他職種の職員とうまく意思疎通ができずに、働きにくさを感じることもあります。介護の現場で働くのは介護職員だけではなく、看護職員や作業療法士、ケアマネジャーなどの他職種の職員も多いです。職種によって業務内容は変わりますが、共同して実行する業務も少なくないので、介護職員は介護士以外とも円滑に連携をとる必要があります。
解消方法:スタッフ全員での話し合いをしよう
他職種との連携がうまくいかないときは、すべての職種のスタッフが全員で話し合って、業務の連携方法や申し送りの方法について決める必要があります。入職したばかりで運営について話しづらいという場合は「看護師さんとの連携はどうすればよいのでしょうか、教えてください」という風に、「教わりたい」という姿勢で相談するようにしましょう。
【介護職の悩み8】職場での立場によって起こる悩み

介護職には立場による上下関係があり、立場によってできること、やらなければいけないことは変わります。立場の違いによって仕事の認識に差異が生まれたり、上司部下との連携がうまくとれずに悩みを抱えたりする場合も多いです。それぞれの立場ごとに、よくある悩みと解決方法を紹介します。
新人介護職が持つ悩み
介護の仕事は未経験でも無資格でも従事できる点が魅力でもありますが、未経験ではじめた際には、仕事のやり方が分からないといった悩みを抱えるかもしれません。しかし介護の現場は常に手が足りない状態のことが多く、新人介護職員にも「即戦力」が求められます。また、他の介護職員も多大な仕事を抱えていますから、新人だからといっても手取り足取り教えるといった心理的・時間的余裕がないことも多いです。
解消方法:「教えてほしい」という姿勢を持とう
新人として入職するときは謙虚に「教えてほしい」という姿勢を持つことが大切です。また、新人だからといって甘えるのではなく、先輩職員の仕事をよく見てできることから実践していきましょう。もしこれから新人職員として働くことが不安なときは、「未経験優遇」「丁寧に指導します」と宣伝している職場を選んでみましょう。
上司が持つ悩み
介護職の上司の最大の悩みは、経営陣と介護職員との板挟みになることです。例えば、介護の現場は仕事量に比べて人員が不足していることが多いため、介護職員からは「人員を補充してほしい」と要請されます。しかし、介護職員の声をストレートに経営陣に伝えても、資金難を理由に断られることが多く、改善できないもどかしさを感じることでしょう。
解消方法:自分の権限で可能なことを探そう
部下から言われたことを単に経営陣に伝える「伝令役」になるのではなく、自分の権限でできること、経営陣にお願いできることを探してみましょう。例えば人員不足に悩んでいるなら、解消する方法は人員補充以外にもあります。シフトの調整や業務の見直し、福祉機器の適切な利用などで解決する悩みも多いです。
スタッフ・部下が持つ悩み
介護の仕事の最前線で働くのは、介護スタッフです。しかし、介護スタッフ自身には業務内容を変える権限を与えられていないことが多く、「したいこと」や「しなくてはいけないこと」が思い通りにならないというジレンマを抱えがちです。上司が話しやすい相手なら良いのですが、威圧的な上司を持つ場合は、悩みが相談できず不満もさらに深まります。
解消方法:現場の声を上司に伝えよう
業務が非効率なときや介護サービス利用者さんやその家族のメリットになっていないと判断できるときは、「現場の声」として上司にしっかりと伝えましょう。また、上司に相談しづらい場合でも、スタッフ同士が連携し、作業効率や利用者さんのメリットを向上する方法について定期的に話し合うことが大切です。
悩みがあっても介護職を続けるメリット・デメリット3つ
| 介護職を続けるメリット | 介護職を続けるデメリット |
|---|---|
| ・高齢化が進む中で長期的に働ける ・経験を積むことでキャリアアップにつながる ・仕事を通じて社会貢献を実感できる |
・体力的な負担が大きくなりやすい ・業務量が多く勤務環境が厳しくなる場合がある ・精神的なストレスを抱えやすい |
介護職は、人の暮らしを支える大切な仕事であり、やりがいと同時に大きな責任を伴う職業です。長く続ける中で感じるメリットもあれば、実際に直面するデメリットも存在します。
介護職を続けるメリット
介護職は社会的な需要が高く、安定した働き方を実現できる職種の一つです。経験を積むことでキャリアアップの道も開かれ、仕事を通じて人の役に立つ喜びを感じられます。
高齢化が進む中で長期的に働ける
高齢化が進む日本では、介護人材の需要が今後も拡大していくと見込まれています。介護職は景気の影響を受けにくく、安定した環境で長く働けることが魅力です。施設や地域の種類も多く、自分に合った職場を選びやすい点も特長といえます。将来性が高く、安心してキャリアを築ける分野です。
経験を積むことでキャリアアップにつながる
介護職では、実務経験を重ねることで介護福祉士やケアマネジャーなど上位資格を目指すことが可能です。資格取得支援制度を導入している施設も多く、学びながらスキルアップを図れる環境が整っています。経験が待遇面に反映されやすい点も魅力で、努力が評価される職業といえます。
仕事を通じて社会貢献を実感できる
介護は人の生活を支え、日常をより豊かにする重要な役割を担っています。利用者さんや家族から感謝の言葉をもらえる機会も多く、仕事の中で直接的な社会貢献を感じられるのが特徴です。人の役に立つ実感を持ちながら働けることが、介護職を続ける大きなモチベーションとなります。
介護職を続けるデメリット
やりがいの多い介護職ですが、体力的・精神的な負担が大きくなることもあります。業務の性質上、厳しい勤務環境に直面する場合も少なくありません。
体力的な負担が大きくなりやすい
介護職は、入浴介助や移乗支援など体を使う業務が多く、日々の身体的な負担が大きくなりやすい職種です。夜勤や交代勤務によって生活リズムが乱れることもあり、体調管理には注意が必要です。長く働くためには、無理をせず自身の体調に合った勤務形態を選ぶことが重要になります。
業務量が多く勤務環境が厳しくなる場合がある
<慢性的な人手不足の影響により、一人あたりの業務量が増える傾向があります。残業や休日出勤が発生しやすい職場もあり、プライベートとの両立が難しくなることもあります。職場選びの際は、人員体制やサポート体制を確認し、負担を軽減できる環境を見極めることが大切です。
精神的なストレスを抱えやすい
介護現場では、利用者さんや家族との関係構築やクレーム対応など、精神的に負担を感じる場面もあります。ストレスをうまく解消し、気持ちを切り替える力が求められます。適度な休息を取り、職場内で相談できる環境を活用することが、長く働き続けるための重要なポイントです。
介護職の悩み解消へ!向いている人・向いていない人の特徴3つ

| 介護職に向いている人 | 介護職に向いていない人 |
|---|---|
| ・相手の立場を理解し行動できる ・チームで協力しながら柔軟に対応できる ・責任感があり困難な状況でも冷静に対処できる |
・人との関わりが苦手である ・体力や忍耐力がなく継続的に業務をこなすのが難しい ・感情のコントロールが苦手でストレスを抱えやすい |
介護職は人の暮らしを支える重要な仕事ですが、誰にでも向いているとは限りません。向いている人の特徴を理解し、自身の適性を知ることが長く働くための第一歩です。
介護職に向いている人の特徴
介護職で長く活躍するためには、技術よりもまず「人を思いやる姿勢」や「責任感」が大切です。チームで支え合いながら働く現場では、柔軟性と協調性も求められます。
相手の立場を理解し行動できる
介護職において最も重要なのは、利用者さん一人ひとりの気持ちを尊重する姿勢です。思いやりを持って接することで、安心感を与えられます。相手の立場で物事を考える人は、信頼関係を築くのが得意です。些細な変化にも敏感に気づき、必要なサポートを自然に行える人が介護の現場で重宝されます。
チームで協力しながら柔軟に対応できる
介護現場では看護師やケアマネジャーなど、複数の職種と連携しながら利用者さんを支えます。そのため、自分の役割を理解し、他者を思いやる協調性が求められます。状況に応じて柔軟に行動し、仲間を支援できる人は信頼を得やすいです。チーム全体の調和を重視できる姿勢が成果につながります。
責任感があり困難な状況でも冷静に対処できる
介護の現場では、急変やトラブルなど予期せぬ事態が発生することがあります。その際に慌てず、冷静な判断で安全を最優先に行動できる人が求められます。責任感のある人ほど利用者さんや同僚から信頼され、安心して任せられる存在になります。安定した心構えが現場を支える大きな力となります。
介護職に向いていない人の特徴
介護の仕事は人との関わりが中心であり、体力面や精神面にも負担がかかります。ここでは、介護職を続ける上で困難になりやすい特徴について解説します。
人との関わりが苦手である
介護職では、利用者さんとの会話やチーム内の連携が欠かせません。人と関わることを避ける人は、信頼関係を築きにくく、業務の円滑な進行が難しくなります。相手の話を受け止める姿勢や柔軟な対応力が求められるため、コミュニケーションを負担に感じる人には不向きな職種といえます。
体力や忍耐力がなく継続的に業務をこなすのが難しい
介護の仕事は身体介助や移動支援など体力を要する作業が多く、根気強く取り組む姿勢が欠かせません。体力や忍耐力に自信がない人は、日々の業務に疲れやすく、長期的に続けるのが難しくなります。健康管理を怠ると心身の負担が増すため、体調維持の意識が必要です。
感情のコントロールが苦手でストレスを抱えやすい
介護現場では、入居者さまやその家族との関わりの中で思うようにいかない場面も多くあります。感情を抑えられずに反応してしまうと、信頼関係や職場の雰囲気に悪影響を及ぼします。状況を冷静に受け止め、気持ちを切り替えられる人でなければ、長く働き続けるのは難しいでしょう。
【悩みの原因は職場環境も】要注意な介護職の現場
介護職の悩みは、個人の適性だけでなく職場環境によっても大きく左右されます。
人間関係の悪化や業務体制の不備など、現場の問題がストレスの原因となることも少なくないため、注意すべき職場環境の特徴を紹介します。
人間関係のトラブルやパワハラが多い
介護現場ではチーム全体の連携が欠かせず、人間関係の良し悪しが仕事の質に直結します。上司によるパワハラやスタッフ同士のいざこざが多い職場では、離職率が高くなる傾向があります。職場見学や面接の際には、職員の表情や会話の様子などから雰囲気を観察し、信頼関係が築ける環境かどうかを見極めることが大切です。
業務マニュアルが整備されていない
明確なマニュアルが存在しない職場では、職員ごとに対応が異なり、トラブルや混乱を招く可能性があります。特に介護の現場では、緊急対応や記録方法などに一定の基準が必要です。業務手順が体系的に整っている職場は教育や引き継ぎがスムーズに行われるため、安心して仕事に取り組めます。入職前に制度やマニュアルの整備状況を確認することが重要です。
残業や休日出勤が常態化している
人員が不足している職場では、一人あたりの負担が大きくなり、残業や休日出勤が日常化しやすくなります。長時間勤務が続くと集中力が低下し、ミスや体調不良につながることもあります。その結果、サービスの質が下がり、利用者さんにも悪影響を及ぼす恐れがあります。求人票や口コミを参考に、労働環境が整っている職場を慎重に選ぶことが望まれます。
介護職の悩みが解決しないときは転職をする選択肢もある
介護の現場で悩みが続く場合、努力や我慢だけでは状況が変わらないこともあります。
そのようなときは、自分に合った職場を見つけるために転職を検討することも大切です。
転職を考えるべきタイミングを明確にする
介護職では人間関係のストレスや過重労働など、心身に負担がかかることが少なくありません。 上司とのトラブルや職場の雰囲気に悩み、体調不良や精神的な疲弊を感じたときは、転職を検討するサインです。 「もう少し頑張れば」と無理を重ねるよりも、自分の健康と生活を守ることを優先する姿勢が重要になります。
職場によって働き方が大きく異なる
介護業界と一口に言っても、施設の方針や運営体制によって働き方や待遇には大きな差があります。 人員配置や教育制度、休日の取りやすさなど、環境によって働きやすさが大きく変わるのです。 同じ介護職でも、自分に合った職場を選ぶことで、やりがいを持って長く働き続けることが可能になります。
転職は自分に合った職場を見つける前向きな手段である
介護職からの転職を「逃げ」と感じる人もいますが、それは誤解です。 より良い環境を求めて転職を選ぶことは、自分の人生を見つめ直し、前進するための行動です。 働く人が安心して力を発揮できる環境を選ぶことは、結果的に利用者さんへのサービス向上にもつながります。 前向きな転職は、介護職としての新たな成長のきっかけになるでしょう。
介護職の悩みを減らしたい!3つの職場選びのポイント
次の3つのポイントを満たしている職場は、トラブルが少なく、悩みも起こりにくくなります。ぜひ入職する前にチェックしてください。
介護職員同士のコミュニケーションが活発な職場
職員同士のコミュニケーションが活発な職場なら、トラブルが起こってもすぐに相談しやすく、対応も早くできます。普段から気軽に意見を言えそうな環境なのかチェックしてみてください。また、同僚同士だけでなく、上司や管理職へも話しやすい環境なのかもチェックしましょう。悩みを抱え込まなくて済む職場なら、ストレスも少なくなります。
介護職員のストレスを減らす取り組みをしている職場
積極的に職員のストレスを減らす取り組みをしている職場は、悩みに対してサポートしてもらえることが多いです。就職前には、職員に向けた取り組みをしているか確認しておきましょう。取り組みが具体的に分からないときは、労働組合があるかどうかをチェックしてください。職場に労働組合がないときは、全国労働組合総連合に電話相談してみることもおすすめです。
福利厚生が充実している職場
職員に対してどのような福利厚生が用意されているか調べてみましょう。健康相談を受けられるのか、また、保養所やスポーツクラブなどが利用できるのかもチェックしてください。また、有給休暇やその他の休暇制度は活用されているのかも確認しておきましょう。なお、パートで働く場合は、パート職員も福利厚生サービスを利用できるのかについても確認しましょう。
介護職の悩みに関するよくある質問
Q 介護職の悩みを相談できる外部の機関やサービスはありますか?
Q 介護職として長く働くためにストレスを溜めない工夫はありますか?
Q 介護職の悩みを相談できる外部の機関やサービスはありますか?
A. 公的な労務・メンタルの相談窓口や介護職向け支援機関などを活用できます。
介護職の悩みは、外部の相談機関を活用することで解消の糸口が見つかる場合があります。労働問題は「総合労働相談コーナー」や「介護労働安定センター」、メンタル面は「産業保健総合支援センター」や自治体の「こころの健康相談」で対応可能です。深刻な悩みは、よりそいホットラインなど匿名の相談窓口も利用できます。
Q 介護職として長く働くためにストレスを溜めない工夫はありますか?
A. ストレスを軽減するには、心身のケアと仕事の切り替えが重要です。
介護職を続けるには、ストレスを溜め込まない習慣を持つことが欠かせません。
適度な休息をとる、趣味や運動でリフレッシュするなど、日常の中で気分転換を意識することが大切です。また、職場では完璧を求めすぎず、仲間と助け合う姿勢を持つことも効果的です。自分の限界を知り、心身を守ることが長く働くための第一歩となります。
Q 介護職の悩みを共有できるコミュニティや仲間づくりの方法はありますか?
A. SNSやオンラインコミュニティ、地域の勉強会や交流会などが活用できます。
介護職同士で悩みを共有できる環境を持つことは、心の支えになります。SNSやオンラインコミュニティ、地域の勉強会や交流会などを活用することで、同業者とのつながりが生まれます。共感や助言を得ることで前向きな気持ちを取り戻しやすくなります。孤立せず、支え合える仲間を見つけることが、仕事を続ける上で大きな力になります。
Q 介護職の悩みを解決するために上司や同僚へ伝えるコツはありますか?
A. 感情的にならず、具体的な事実をもとに冷静に伝えることが重要です。
職場の悩みを上司や同僚に伝える際は、感情的にならず、冷静に話すことを意識しましょう。問題点を具体的に整理し、どのような改善を望むのかを明確に伝えると理解を得やすくなります。また、タイミングや話す場所にも配慮し、相手に負担をかけない姿勢を心がけると良いです。建設的な対話を重ねることで、より良い職場環境を築けます。
介護職の悩みを抱えたままにせず理想の働き方を見つけよう
介護職は人の暮らしを支えるやりがいのある仕事ですが、悩みや負担を感じることも少なくありません。 人間関係や労働環境などに不満を抱えている場合は、無理に我慢せず、自分が安心して働ける環境を見直すことが大切です。 悩みを放置せず、自分に合った職場で働くことが、長く続けるための第一歩になります。
もし今の職場に不安を感じているなら、求人情報を見てみることから始めてみましょう。介護職は施設ごとに方針や待遇が大きく異なります。 より良い環境を選ぶことで、やりがいを持ちながら働き続けることができます。 あなたに合った職場を探し、新しい一歩を踏み出してみてください。
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著者プロフィール
ゲートウェイ
異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。