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定年後の仕事はどう選ぶ?再雇用・再就職・勤務延長の特長をそれぞれ解説

著者: ゲートウェイ

更新日:2023/12/22

公開日:2022/07/25

定年後の仕事先は再雇用、再就職、勤務延長などを活用することで見つけられます。それぞれの特長を理解することで、自分に合った定年後の働き方や働き先を確保できるでしょう。今回はそんな定年後の仕事の選び方のポイント、注意点について解説してきます。

定年後も仕事する人はどのくらい?

平均寿命が伸び、人生100年時代に突入したことで、働き方も変化してきました。かつては60歳定年でしたが、近年は継続雇用制度や定年の延長により、60歳を超えても働く人の割合が増えてきています。国民のライフスタイルの変化に合わせ、国も法整備を進めており、高年齢者雇用安定法の改正を行い、令和7年3月31日までに65歳までの雇用を確保するよう移行中です。さらに、65~70歳までの就業機会を確保するための措置を講ずるよう努める義務が事業主に課しました。(令和3年4月1日施行)このような背景もあり、定年を迎えた後も仕事する人は今後も増えていくと予想されます。

定年後の仕事の選び方

・再雇用制度を活用する
・勤務延長制度を活用する
・再就職する

定年後の働き方の道筋には大きく分けて「再雇用制度の活用」「勤務延長制度の活用」「再就職」の3つがあります。選ぶ道筋によって定年後の労働参加に大きな影響を与えるため、それぞれの特徴をしっかりと理解して選択をしましょう。

※継続雇用制度は定年後も希望に応じて雇用を延長できる制度で、再雇用制度と勤務延長制度の2パターンがあります。

再雇用制度を活用する

再雇用制度は定年後一度退職扱いになり、再度雇用する形で雇用を継続する制度です。一度退職という形のため、それまでの役職はなくなり、雇用形態も契約社員や嘱託職員などこれまでと違った形で契約できます。雇用形態が変わるため、勤務時間や勤務日数、賃金もこれまでとは違ったものになります。再雇用制度を活用したい際に勤務態度に問題があるなど合理的な理由がある場合は企業から断られる場合もあるので注意が必要です。

勤務延長制度を活用する

勤務延長制度は同じ雇用形態で雇用を延長する制度です。退職の手続きを取らないので、これまでと同じ役職、同じ雇用形態で働き続けることができます。退職金は雇用延長期間が終了して退職する時に支払われます。勤務延長制度を活用したい際も再雇用制度と同じく、勤務態度に問題があるなど合理的な理由がある場合は企業から断られる場合があります。

再就職する

これまで勤めた会社を定年で退職し、まったく違う会社に再就職する方法もあります。退職をするので退職金の支払いを受けることができます。再就職に関してはハローワークやシルバー人材センターなどを通して自分で探すことになります。自分の意志で自由に働き先を探せる反面、希望条件に見合う仕事が見つかりにくい可能性もあります。再就職する方法については、以下で詳しく解説いたします。

定年後に再就職する方法

定年後に再雇用制度で仕事する魅力・注意点

再雇用制度で仕事する魅力

・慣れ親しんだ職場で働ける
・厚生年金の受給額が増える
・就職活動をしなくて済む

再雇用制度を活用することで、自分で再就職先を探す手間と時間を削減できます。これまで慣れ親しんだ職場で働き続けることができるので、再就職先が見つからなかったらどうしようという精神的不安もありません。また、60歳以降も働くことで年金受給までの定期的な収入が増えるだけでなく、働いた期間分年金が増えるため、老後の蓄えが充実してきます。

再雇用制度で仕事する際の注意点

・役職や仕事内容が変わってしまう
・勤務形態や給料など労働条件が大幅に変わる可能性が高い ・現状、65歳になったら再度仕事を探す必要がある

再雇用制度の場合、一度退職という形を取るため、仕事内容も大幅に変わる可能性があります。勤務形態も契約職員や嘱託職員になることが多く、勤務日数や給料もこれまでとは違った条件になってしまいます。また、役職がなくなるため、元部下や後輩と同じポジションになることも多く、人間関係の面で働きづらさがあるかもしれません。現在、厚生労働省は70歳までの就業機会の確保を進めていますが、まだ事業者に浸透していないのが現状です。そのため、65歳以降にまた働く場合は会社に申し出たり、もしくは再就職したりする必要があります。

定年後に勤務延長制度で仕事する魅力・注意点

勤務延長制度で仕事する魅力

・慣れ親しんだ職場で働ける
・定年前と同じ労働条件で働ける
・厚生年金の受給額が増える

勤務延長制度を活用すれば、定年後も今までと同じ条件、状態で働き続けることができます。再雇用制度のようにポジションが変わってしまうことで発生する人間関係の悩みも少ないでしょう。また、働き続けることにより、年金の積立が継続できるので、将来受け取れる厚生年金の受給額が大幅に増える可能性が高いです。

勤務延長制度で仕事する際の注意点

・誰もが制度を利用できるわけではない
・退職金をもらう時期も延長される
・加齢により同じ成果を出し続けるのが難しい
・長期間の勤務が保証されるわけではない

勤務延長制度を活用し、定年前と同じ待遇で働き続けられるケースは稀です。それは勤務延長制度は、職員の退職により公務の運営に著しい支障が生ずると認められる十分な理由がある場合に認められる制度だからです。仕事内容が高度な専門的知識、熟達した技能や豊富な経験を必要とするものであり、後任を容易に得ることができないときや、特殊な勤務環境や条件により補填する者が得られないときなどに限られるため、定年を迎える全員が受けられる制度ではないことを理解しておく必要があります。また、勤務延長制度を活用すると退職金の受け取りも延長されるので注意しておきましょう。

定年後に再就職して仕事する魅力・注意点

再就職して仕事する魅力

・好きな職種・職場を選べる
・新たな人間関係を築ける
・65歳以上も勤務し続けられる

定年後、再就職をする場合、自分の意志で好きな職種・就職先を選べるため、セカンドキャリアをスタートできます。また、人間関係をリセットできるので、新しい人たちとの出会いも待っています。加えて、65歳以上でも働き続けられるので、生涯現役で働きたい人にとっておすすめです。

再就職して仕事する際の注意点

・環境が変わることにストレスがかかりやすい
・仕事を探すのに時間がかかる

再就職をするには、自分で就職先を探し、面接を受け、選考を突破しなければなりません。それだけ手間と時間がかかってしまいます。ほかの若い候補者と同条件で比較されるため、採用されるハードルは高くなってしまいます。希望する条件での再就職が難しいことがあり、場合によっては収入が大幅に下る可能性もあります。

定年後に再就職する方法

・人脈を利用する
・ハローワークで相談する
・求人サイトで探す

継続雇用制度を活用する場合は会社に申し出ることで、条件等の協議を行ってくれます。一方、再就職をする場合は自分で再就職先を探す必要があります。再就職先候補の探し方には大まかに3通りの方法があり、自分に合った方法を活用するとよいでしょう。

人脈を利用する

これまでの仕事で培ってきたスキルや人脈を活用し、再就職先がないかを尋ねてみることで、思わぬ再就職先が見つかる場合があります。人脈を活用して職探しをする際は、自分にどんなスキルがあり、どんなことができるのか、また、希望する収入や仕事内容などをはっきりと伝えておくことを忘れてはいけません。でなければ、希望と全く違う内容の仕事を紹介され断りづらいなどのトラブルに発展する可能性があるからです。

ハローワークで相談する

ハローワークに通うことで求人情報を探せます。全国にあり、対面で再就職先について相談ができるので安心です。ただし、シニア向けの求人は数が少なく、賃金が安い傾向にあります。そのため、希望する職種、条件の求人情報を見つけるのは難しい場合があります。ハローワークでは再就職探し以外にも失業手当の手続きも行ってくれます。

求人サイトで探す

求人サイトではシニア向けの求人情報を多数扱っており、希望する職種・条件の仕事が見つかりやすいです。ソラジョブ医療事務では医療事務の求人を掲載しています。60歳以上の方が活躍している現場もあるので、若い人だけの職場で人間関係に悩むこともありません。

定年後の仕事のおすすめ3選

医療事務

医療事務は受付やレセプト入力や点検などの業務を中心に行うお仕事です。
レセプト業務には専門知識を必要としますが、受付は未経験募集が多いのも魅力です。資格取得支援制度を設けている求人も多数存在するため、キャリアアップを目指すこともできるでしょう。

介護職

介護職は未経験での募集も多く、また60代以上の方が活躍する職場が多いのも特徴です。
介護内容は要介護者の希望によっても施設によっても大きく異なります。その分、ご自身の希望に合った職務範囲に合わせて就業できるのも介護職の魅力です。

保育助手

子どもが好きな方であれば、保育補助もおすすめです。 保育士として就業するには資格が必要ですが、サポート業務に徹する保育補助であれば資格は必要ありません。子どもが好きで、保育という仕事に興味のある方なら誰でも就業することができます。またサポート業務が中心になるため、比較的シフトに融通が利くのも保育補助の魅力です。

定年後の仕事はライフスタイルに合わせて選ぼう!

現在定年後の仕事の選び方としては再雇用、再就職、継続雇用の3つの道筋があります。それぞれにメリット、デメリットがあり、定年後の人生をどのように過ごしたいかによって選択が変わってきます。再就職の道を選んだ際は、ハローワークや求人サイトを活用することで再就職先が見つけられます。ソラジョブでは定年後の人たちが活躍できる求人が多数掲載されており、希望する職種や条件の仕事がきっと見つかります。

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ゲートウェイ

ゲートウェイ

異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。

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