織田信長の本拠地清須市は高齢者の生きがい対策が盛んな街！

清須市は愛知県、尾張平野の中央にある人口7万人弱の市です。織田信長の本拠地となった地でもあり、かつては尾張地方の中心地でした。今では水に囲まれた爽やかな自然と、住みやすさの両方を兼ね備えた安心して住める地域となっています。

清須市ってどんなところ？

清須市は愛知県北西部に位置する人口69,000人ほどの市で戦国武将の中でも特に人気のある織田信長が根拠地とした城、清須城があることや、「清洲会議」でも有名です。市内は比較的平たんな地形で、川が多く流れており四季の川沿いの自然を楽しむことができ、市の市章にも水がデザインされています。自然に恵まれていながら隣の市にある名古屋駅までのアクセスなど電車だけでなく車での交通の便も良く、さらに生活に必要なものは手に入る生活しやすい地域として人気があります。

清須市出身の著名人として、漫画家の鳥山明氏の存在があげられます。市制20周年のロゴ作成にも関わりました。

清須市を含む尾張エリアの特徴としてよく挙げられるのはやはり愛知県全体の特徴としても言われる堅実さ、それから合理性や郷土愛が強いことなどです。一方で清須市は名古屋のベッドタウンとしての役割も果たしており中心地と比べると比較的特徴が強くはないとも言われています。

清須市の高齢化状況

清須市の人口は2023年4月の時点で68,936人です。このうち65歳以上の高齢者は16,165人ですから、高齢化率は23.45％ということになります。近年清須市の人口は2020年までは増加傾向にありましたが2021年以降減少傾向にあり、それに伴って高齢者人口も2020年をピークに減っています。しかし、高齢化率は少しづつではありますが上昇しています。清須市の高齢化率は全国や愛知県全体と比較すると低くなっていますが、将来推計によれば今後高齢者人口は大きく増加することが見込まれています。また、清須市では2019年に75歳以上の後期高齢者数が前期高齢者数を上回り、2020年のデータでは後期高齢者割合が51.3％と愛知県の51.1％を上回り、全国の後期高齢者割合51.3％とほぼ同じくらいとなっています。

市が実施したアンケート調査によれば、趣味や生きがいに関する質問への回答として趣味を持っているとの回答が7割以上、生きがいがあるとの回答が6割弱となっています。生きがいに関しては前期の高齢者福祉に関する計画の達成状況としても生きがいがあるとの回答率が上がっていることがわかり、市が力を入れている分野で成果が出ていることの表れだと言えるでしょう。介護予防への関心は比較的高く、55％以上の回答が関心があると回答しています。今後参加したいという回答も30％以上となっており、参加したくない理由としては情報不足が最も多くなっており、今後さらに関心が高まる可能性があります。特に健康体操などへの参加意向が高いようです。

清須市の介護施設数から見る介護職のニーズ

清須市の現時点の介護サービス施設数を調べてみると、延べ87件の介護サービス施設があります。サービス別に見てみると、訪問型介護施設が26、通所型介護施設が24、入所型介護施設が9、居宅介護支援施設が18、福祉用具の販売や貸与を行っている施設が10となっています。

清須市の現時点の高齢者福祉に関する計画を見てみると、利用者数などを踏まえ、今後必要に応じて需要に対応していくとしています。今後も清須市の介護職のニーズは十分にあると言えるでしょう。

清須市の介護職の平均給料

清須市の介護職の平均的な収入に関してですが、求人サイトなどを参考に見てみると愛知県全体の介護職の正社員の平均月収が260,000円前後、派遣社員の時給が1,300円程度、パート・アルバイトの時給が1,050程度となっています。清須市は愛知県の中では平均的な収入を見込めるエリアです。しかし一言で介護職の平均と言っても資格や立場には幅があり、月収30万円を超えるような施設長クラスの求人も含んだ平均になります。実際には働き始めは平均より少ない収入を想定しておいた方が現実的でしょう。
経験や資格、勤務年数でも収入は大きく変わってきますから初任給だけで判断せず、昇給があるか、資格取得制度があるかなども含めて見ていくと将来的な高収入を実現することが可能になるでしょう

清須市の介護職求人例

例1）清須市阿原鴨池にあるショートステイでの介護福祉士(正社員)

例2）清須市阿原鴨池にあるデイサービスでの介護職員(パート・アルバイト)

清須市で介護職として働くメリット

高齢者の社会参加に力を入れている

清須市で働くメリットの一つは、清須市では高齢者の生きがい対策や社会参加に力を入れているという点です。その一環として清須市では福祉カードの発行などを通してさまざまな施設の割引をしたり、無料の入浴利用券を発行するなどして外出の機会やコミュニケーションの機会を持てるようにしています。実際に市の実施したアンケートでは生きがいがあるとの回答が増えています。また、趣味があるという高齢者も多くいるようです。そのような生き生きとした高齢者が多くいる地域というのは介護サービスを提供する上でメリットになります。

介護予防への関心が高い

清須市の実施したアンケート調査によれば介護予防への関心もある程度高く、今後の周知次第ではさらに関心が高くなることが期待できるエリアだということがわかります。介護予防の分野に興味がある方にとっても魅力のある地域だと言えるでしょう。清須市は市内のリハビリ職養成学校との官学連携事業も行っています。市も今後介護予防事業について周知やより受け入れやすい実施方法など見直しが必要だとしているようですから、今後が楽しみな地域です。

在宅介護サービスの需要が高い

終末期を自宅で迎えたいという方が多く、主な介護者は高齢配偶者という世帯も多いので今後世帯での介護者も介護が必要になるケースが多くなっていくことが予想されます。在宅介護サービスの需要は高く、市もその点を重視しているようです。在宅介護サービスに関わる方のニーズが高い地域の一つです。

織田信長の本拠地清須市は高齢者の生きがい対策が盛んな街！

清須市は高齢者の生きがい対策に力を入れており、実際市内には趣味を楽しみ生きがいを感じている高齢者も多くいます。介護予防など今後が楽しみな分野もあり介護職に携わっている方にとっても魅力的な地域です。
ぜひ、清須市で介護職として働いてみましょう。