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医療事務は将来性がある?一般事務との比較やAI時代に必要なスキルを解説

著者: そだねー

更新日:2025/04/21

公開日:2019/07/21

処方箋について説明している医療従事者

医療事務の将来性について不安や期待を抱く人もいるでしょう。「本当に長く働けるのか」「AIに仕事を奪われないのか」などの声もある中で、一般事務との違いや医療事務の強みを見極めることは重要です。本記事では、医療事務になるためのスキルや資格、向いている人の特徴、目指す前に知っておくべきことを紹介します。

目次

医療事務は将来性のある仕事

高齢化社会により医療事務の需要が高まる

AIや機械化の影響は受けるのか

医療事務の仕事とは

医療事務と一般事務で将来性が高いのはどちら?

【医療事務と一般事務】仕事内容の違い

【医療事務と一般事務】勤務先の違い

【医療事務と一般事務】給料の違い

【医療事務と一般事務】働き方の違い

【医療事務と一般事務】求められるスキルの違い

なぜ将来性のある医療事務が人気なのか?3つの理由を紹介

医療事務は仕事とプライベートの両立がしやすい

医療事務は未経験・無資格でも始めやすい

学歴による給与の差が少ない

将来性のある医療事務になるためのスキル3つ

専門性の高い医療知識

IT・パソコンスキル

コミュニケーションと事務スキル

【将来性のある医療事務になる】向いている人の特徴3つ

細かい作業を丁寧にこなせる人

人と関わることが好きで会話が得意な人

状況に応じて柔軟に対応できる人

将来性のある医療事務になるためにおすすめ資格4選

医療事務技能審査試験

診療報酬請求事務能力認定試験

医療事務管理士(R)技能認定試験

医療事務認定実務者(R)試験

将来性のある医療事務を目指す前に知っておきたいこと3つ

人の命に関わる重要な仕事である

勤務する医療機関によって業務量に差がある

医療事務という名前と実際の業務にギャップがある

専門知識を高めて、将来的にも医療事務として活躍を目指そう

医療事務は将来性のある仕事

カルテを持っている医療事務の女性スタッフ

医療事務は、一般的に将来性のある仕事だといわれています。

高齢化社会により医療事務の需要が高まる

医療業界は、今後なくなることがないといわれている業界の一つです。現代の日本は超高齢化社会であり、2025年には75歳以上の高齢者が約2,180万人(日本の人口の17.8%)に達すると予想されています。高齢者は身体機能が弱まるので、医療機関へ通うことも多いです。医療業界は社会全体の景気による影響が少なく、高齢者が増えると同時に需要が増えていくと考えられるため、医療事務は安定した職業といえます。
また、高齢者の増加によって介護施設の需要が高まることも想定されます。介護施設でも「介護報酬請求業務」などがあり、医療事務が活躍している場所の一つです。医療事務の活躍場所は広いため、転職活動がしやすく将来性は高いと考えられます。

AIや機械化の影響は受けるのか

医療事務の仕事は今後、ITやAIの発展が進むことで、仕事が減るともいわれています。しかし、医療事務は機械にはできない、人間による「気配り」や「思いやり」も必要な仕事です。
たとえば、高熱で辛そうな患者さまに声をかけたり、緊急ということで診察の順番を変更したり、患者さまの気持ちを想像して臨機応変に対応することは人間にしかできません。ITやAIの発展が進んでも、医療事務には人手が必要です。

医療事務の仕事とは

・受付対応や会計処理など患者さまと接する窓口業務
・レセプト作成や診療報酬の請求といった専門的な事務処理
・医療機関の運営を支える役割としての多岐にわたる事務サポート

医療事務は、病院やクリニックなどの医療機関において、受付業務やレセプト作成、会計処理などを行う職種です。患者さまの対応に加え、診療報酬の請求業務など専門的な知識も求められるため、医療の現場を支える重要な役割を担っています。
医療事務の関連資格を取得することで、就職や転職の選択肢が広がる点も大きな魅力です。医療業界が今後も成長を続けると予想される中、安定したキャリアを築くことができるでしょう。

医療事務と一般事務で将来性が高いのはどちら?

どちらも将来性がありますが異なる点を理解しておく必要があります。

医療事務と一般事務はどちらにも将来性が期待できますが、それぞれ異なる特性を持っています。医療事務は高齢化が進む中、医療機関の需要増加に伴って安定した雇用が見込まれます。
一方、一般事務は業界を問わず必要とされる職種であり、業務の幅が広いため、専門スキルを身につければ多様なキャリアパスが期待できるでしょう。どちらの方が将来性が高いかは一概に言えませんが、自身の働き方や将来像に合った選択をすることが重要です。

項目 医療事務 一般事務

仕事内容

医療機関特有の専門業務が中心 業界を問わず幅広い業務を担当

勤務先

病院やクリニックなど医療機関 企業・官公庁など多様な業種

給料

経験と資格で収入が安定 スキルと企業規模で収入差あり

働き方

シフト制が多く勤務時間が不規則 固定時間勤務が主で土日休み

求められるスキル

医療知識と正確さが必要 PCスキルや対人調整力が必要

医療事務と一般事務はどちらも人気のある職種ですが、仕事内容や働き方、求められるスキルに明確な違いがあります。以下で詳しく比較します。

【医療事務と一般事務】仕事内容の違い

医療事務の仕事内容は、診療報酬請求やカルテ管理、受付対応など医療機関特有の業務・作業が中心です。医療関連の制度や専門用語の理解が求められるため、知識と正確さが求められます。
一方、一般事務は業界を問わず幅広く存在し、書類作成やデータ入力、電話応対などの業務を担当します。医療事務は「医療分野」に特化した専門性が高いのに対し、一般事務は職場によって仕事内容が変わる柔軟さが特徴です。

【医療事務と一般事務】勤務先の違い

医療事務は病院やクリニック、調剤薬局、介護施設など、医療系の機関に勤務することが多くみられます。職場の種類によって業務範囲も多少異なります。
対して、一般事務は民間企業だけでなく官公庁や教育機関、非営利団体など多岐にわたる業種で活躍できます。勤務先の違いは求められる知識やスキルにも影響を与え、自身の志向に合った選択が重要です。

【医療事務と一般事務】給料の違い

医療事務の平均的な月収は19.3万円で、資格の有無や経験年数によって収入が上がる場合があります。比較的安定した収入が得られる点が魅力です。
一方、一般事務の平均的な月収は20万円であり、企業規模や業界によっても大きく変動します。専門性に支えられた医療事務に対し、一般事務はスキルや実績による差が出やすい傾向があります。

【医療事務と一般事務】働き方の違い

医療事務は医療機関の診療時間に合わせたシフト勤務が多く、早番や遅番に加えて、夜勤や休日出勤が発生することもあります。勤務時間が不規則になりがちな点には注意が必要です。
対して、一般事務は基本的に9時から18時までの固定勤務が中心で、土日祝日が休みとなるケースが一般的です。こうした働き方の違いは、家庭やプライベートとの両立に大きく影響します。

【医療事務と一般事務】求められるスキルの違い

医療事務では診療報酬請求やカルテ管理といった専門知識が求められ、医療事務関連の資格を持っていると就職に有利です。一方で、一般事務にはパソコン操作やビジネスマナー、社内外との調整力などが重視されます。
どちらの職種でも共通して必要なのは、コミュニケーション力と正確な作業能力です。今後はAIの進展により、定型業務以外の付加価値が問われる可能性も高まっています。

なぜ将来性のある医療事務が人気なのか?3つの理由を紹介

PCでデータ入力作業をする医療従事者

医療事務は専門学校があったり、資格のスクールや通信講座などでも、人気ランキングの上位であったりします。なぜ医療事務が高い人気を誇っているのか、理由を3つ紹介します。

医療事務は仕事とプライベートの両立がしやすい

医療事務が高い人気を持つ理由の一つに、「ワークライフバランスが取りやすい」点が挙げられます。医療事務には、正社員・時短社員・パート・アルバイトなど、多様な雇用形態の求人があるので、自分に合う働き方の選択が可能です。
さらに、診療時間や休診日・休館日などが決められている医療機関では、休みの日のスケジュールも組みやすいでしょう。

医療事務は未経験・無資格でも始めやすい

医療事務は未経験でも目指しやすく、専門資格を取得せずに応募できる求人も多いです。今後、医療業界でキャリアを積みたい場合、医療事務なら無資格からでも実際に医療機関で働きながら勉強ができます。医療事務から転職する際には、経験を活かして再度医療業界に転職するのもよいですし、一般事務に転職することも可能です。

学歴による給与の差が少ない

初任給 35歳 50歳
医療事務大卒 189,131円 260,887円 337,433円
医療事務高卒 164,035 円 251,784円 325,424円

日本医労連が2024年に調査した、賃金・労働時間実態の結果、医療事務の給料は長期で勤めると学歴の差はあまり関係ないことがわかりました。このように、医療事務は学歴ではなく、経験や実力を評価してもらいやすいことが人気の理由でもあるようです。

将来性のある医療事務になるためのスキル3つ

将来性のある医療事務になるには、変化する医療現場に対応できるスキルが不可欠です。とくに以下の3つが重要視されています。

専門性の高い医療知識

医療事務が行う診療報酬点数の計算、レセプト作成・点検などの業務には高度な医療知識が求められます。今後は制度改正や診療報酬の複雑化が進むと予測されるため、変化に対応できる知識と判断力が一層重要です。
また、専門性を深めておくことで、指導的役割やマネジメント職へのキャリアアップにもつながりやすくなります。

IT・パソコンスキル

医療現場のデジタル化が進行する中で、ITスキルの重要性は年々高まっています。基本的なパソコン操作ができるだけでも、データ入力や管理がスムーズに行うことができます。将来的には業務の自動化が進むことも想定されるため、今のうちからITスキルを磨くことで、日々の業務効率の大幅な向上へとつながるでしょう。

コミュニケーションと事務スキル

医師や看護師などの医療スタッフと円滑に連携し、患者さまにも柔軟に対応できるコミュニケーション力が求められます。トラブルの未然防止や患者さまの不安を軽減するためにも、的確で丁寧な応対が重要です。
今後は在宅医療やオンライン診療の拡大も予想されるため、非対面での対応力や情報共有の精度も一層求められるようになるでしょう。

【将来性のある医療事務になる】向いている人の特徴3つ

患者の受付をしている医療事務スタッフ

将来的にも長く活躍できる医療事務になるために、具体的にどのような人が向いているのか、特徴を紹介します。

細かい作業を丁寧にこなせる人

医療事務の日常では、診療報酬請求やレセプト業務といった正確さが求められる作業が発生します。ミスが許されないため、慎重に業務を進める姿勢が不可欠です。データ入力や書類管理などの事務処理でも細部に気を配り、確認作業を怠らないことが求められます。几帳面で丁寧な作業を継続できる人は、医療事務職に適していると言えるでしょう。

人と関わることが好きで会話が得意な人

医療事務は受付業務などで患者さまと直接関わる機会が多く、相手の気持ちをくみ取る対応が求められます。医師や看護師との連携も欠かせないため、適切な言葉遣いや円滑なコミュニケーション能力が必要です。
医療現場における思いやりのある対応や、マナーである医療接遇の基本を理解し、丁寧かつ親しみやすい応対ができる人は、現場でも信頼を得やすく活躍の場が広がります。

状況に応じて柔軟に対応できる人

医療の現場では、急な予定変更や突発的な業務が起こることも少なくありません。そうした場面でも落ち着いて対応し、優先順位を判断して業務を進める柔軟性が求められます。
また、医療制度の改定や業務のIT化など、変化に適応できる力も重要です。環境の変化に前向きに取り組める人は、将来性のある医療事務として成長していくでしょう。

将来性のある医療事務になるためにおすすめ資格4選

医療事務として安定したキャリアを築くためには、信頼性のある資格の取得も大事です。ここではとくにおすすめの4つを紹介します。

医療事務技能審査試験

医療事務技能審査試験は、医療事務の基本的な業務を幅広くカバーした登竜門的な資格です。受付や会計、診療報酬請求といった業務に対応できる総合的なスキルを証明できるため、多くの医療機関で評価されています。全国での認知度も高く、未経験から医療事務を目指す人にとって最初の一歩として非常に有効です。

診療報酬請求事務能力認定試験

診療報酬請求事務能力認定試験は、レセプト業務に特化した実務能力を評価する資格です。試験の難易度は高めですが、その分信頼性も高く、即戦力として認められるケースが多くあります。とくに病院や規模の大きなクリニックではこの資格の取得者が優遇されることもあり、スキルアップを目指す人に適しています。

医療事務管理士(R)技能認定試験

医療事務管理士技能認定試験は、実務に役立つスキルを測る内容が特徴の資格です。診療報酬請求をはじめ、カルテ管理や受付対応などの基礎から応用までを幅広くカバーしています。全国的に知名度があり、履歴書にも記載しやすいため、就職や転職活動でも高い評価を得やすい点が魅力です。

医療事務認定実務者(R)試験

医療事務認定実務者試験は、在宅試験に対応しており、学習環境に左右されにくい点が特徴です。試験内容は実践的で、現場で活かせる知識と技能の習得を重視しています。初学者でも取り組みやすい構成となっており、働きながらスキルを身につけたい人にも適しています。実用性と学びやすさのバランスが取れた資格です。

将来性のある医療事務を目指す前に知っておきたいこと3つ

仕事について考えごとをしている女性

医療事務は、将来も安定しており働きやすい仕事と説明しましたが、大変な面も多くあります。医療事務のイメージに誤解のないよう、下記の3つのことを事前に知っておきましょう。

人の命に関わる重要な仕事である

医療業界の仕事は患者さまの命に係わる仕事ですので、特有の緊張感があります。たとえば、医療事務が名前や生年月日を一つ間違えれば「治療をするはずの患者さまではない人に治療をしてしまった」「医薬品の名前を間違えてしまった」などの医療事故にもつながりかねません。常に緊張感を持って仕事に取り組むことが求められます。

勤務する医療機関によって業務量に差がある

医療事務は、勤務する医療機関によって仕事の量や行う業務の種類に差があります。たとえば、就業先の医療機関が人手不足であれば、そこにいる医療事務の一人ひとりが患者さま対応からカルテの管理、レセプト請求業務などさまざまな業務をこなさなければなりません。
また、患者数が多いほどレセプトの数も多いため、事務作業に時間がかかってしまい残業になることも考えられます。

医療事務という名前と実際の業務にギャップがある

医療事務は、事務と名のついている仕事とはいえ、事務作業を行うだけではありません。患者さまや職場の人間同士のコミュニケーションも大切な業務です。医療現場ではスタッフ同士の連携がしっかり取れていないと、連絡ミスなどが原因で医療事故を起こしかねません。医療事務を始める際には、協調性を持ち、しっかり報告・連絡・相談を行うことが大事です。

専門知識を高めて、将来的にも医療事務として活躍を目指そう

今後高齢化社会が進むことが想定されており、医療事務は将来性が期待できる仕事と考えられています。医療事務は、患者さまと医師・看護師をつなげる大切な仕事です。将来性を見定めて「患者や医療現場の役に立つ仕事をしたい」「医療業界、または事務職でキャリアアップをしたい」と考えている方には、ぴったりの仕事と言えるでしょう。

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著者プロフィール

そだねー

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北国出身。前職はコールセンターの採用を担当し、ソラストに転職後、医療事務採用業務に6年従事している。営業や現場とのパイプを持ち、日々変化し続ける医療事務の情報をキャッチアップすることに強みを持つ。

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