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介護職がキャリアアップするには?資格や年収・ケース別のモデルを解説

著者: ゲートウェイ

更新日:2025/10/22

公開日:2020/03/26

介護職のキャリアアップは資格取得だけでなく、現場経験や研修制度の活用が重要です。
初任者研修から介護福祉士など段階的な資格取得やキャリアアップ研修を通じ、年収や役職を高める道が開かれています。介護職未経験者のモデル、介護福祉士のキャリアアップ資格など、介護業界で自分らしい成長を実現するための具体的な指針をまとめました。

目次

介護職のキャリアアップモデルとは?

介護職未経験者のキャリアアップモデル

1.介護職員初任者研修を取得する

2.介護福祉士実務者研修を取得する

3.介護福祉士の資格を取得する

介護福祉士資格取得後のキャリアアップモデル

生活相談員

ケアマネージャー

サービス提供責任者

管理職・施設長

独立

介護福祉士の経験を活かした他の職種へのキャリアアップモデル

看護師

作業療法士

理学療法士

介護福祉士のさらなるキャリアアップにおすすめの資格

認定介護福祉士

認定ケアマネージャー

主任ケアマネージャー

社会福祉士

介護福祉士と他の介護職の給料比較

介護職のキャリアアップに役立つ研修制度

介護福祉士ファーストステップ研修を受講する

各地域や施設で開催している研修に参加する

介護業界でキャリアアップを成功させるためのポイント3つ

専門資格の取得で専門性を高める

現場経験を積み幅広い知識と技術を身につける

人脈づくりと情報収集で成長の機会を広げる

介護職のキャリアアップに関するよくある質問

Q キャリアアップを目指す際に勤務先選びで重視すべきポイントは何ですか?

Q 育児や家庭と両立しながらキャリアアップするコツはありますか?

Q キャリアアップを見据えたキャリアプランの立て方はどうすれば良いですか?

Q キャリアアップに伴い働き方や勤務時間はどのように変わりますか?

介護職のキャリアアップは将来像を見据えることが大事

介護職のキャリアアップモデルとは?

介護職が資格と経験を積みながら役職や専門性を少しずつ上げていく事です。

介護職のキャリアアップモデルとは、現場経験を積みながら段階的に専門性を高め、職責を広げていく仕組みを指します。初任者研修から実務者研修、介護福祉士へと資格を取得し、リーダー職や管理職へ進む流れが一般的です。スキルに応じて教育担当やケアマネジャーなど多様な道が開け、働きながら成長を実感できるのが特徴です。
介護職のキャリアアップモデルには主に下記の3つのルートがあります。

・資格を取得して専門性を高める
・専門職や役職について業務の幅を広げる
・介護職の経験を活かして他分野に挑戦する

現在の立場や保有資格、経験年数によって目標にした方がいいルートは異なります。経験が浅ければ、まずは専門性の向上を図りましょう。ある程度経験がある場合は、専門職や役職について業務の幅を広げることをおすすめします。介護職での経験を活かして他分野の仕事に挑戦することも可能です。たとえば、看護師やリハビリ職、生活相談員などの仕事で介護職の経験を活かせます。

介護福祉士と他の介護職の給料の比較内容はこちら

介護職未経験者のキャリアアップモデル

介護職未経験者で資格を保有していない方は、「介護福祉士」の資格取得を目指すのがおすすめ。介護福祉士を取得するまでの流れは以下の通りです。

1.介護職員初任者研修を取得する

介護職員初任者研修とは、介護業務に求められる最低限の技術や知識を学ぶための研修です。介護業務をこなすための基礎を身につけられます。研修内容は講義と演習で合計130時間です。スクールへの通学やオンラインで講義を受けて、演習は実際に施設で行います。研修後には試験を受けて合格すれば研修は修了です。

介護職員初任者研修の取得で変わること

・介護業務全般に必要な知識を現場で活かせる
・介護の基本的な実技を身につけることができる

介護職員初任者研修のカリキュラムには介護の基本からコミュニケーション技術、老化・認知症の理解など幅広い内容が含まれています。実技演習では、食事介助や排泄介助、ベッドメイキングといった現場で実際に行う業務の演習ができるのが特徴です。介護職員初任者研修を通して、介護現場に必要な知識や技術を習得でき、介護職のスタートラインに立てます。

2.介護福祉士実務者研修を取得する

介護福祉士実務者研修は介護業務について、より実践的な技術や知識を学べる研修です。介護職員初任者研修よりも専門性の高いカリキュラムとなっています。社会人が一般的に介護福祉士の資格取得やサービス提供責任者になるには、介護福祉士実務者研修を修了しなければいけません。スクールへの通学やオンライン受講との併用により取得可能です。

介護福祉士実務者研修の取得で変わること

・たん吸引や経管栄養を実践できる
・現場で役立つ実践的な知識や能力を身につけられる

介護福祉士実務者研修ではたん吸引や経管栄養の基礎的な知識を学べるのが大きな特徴です。これらは従来、医師や看護師にしか認められていませんでした。介護福祉士実務者研修によって、医療的ケアを身につけられ、介護職として活躍の幅を広げられます。

3.介護福祉士の資格を取得する

介護福祉士は介護分野における唯一の国家資格です。介護福祉士の資格を取得すれば、高度で専門的な知識と技術を持つことを証明できます。介護福祉士は専門知識や技術を用いて質の高い介護ケアの提供ができるだけではなく、介護職員などの指導にも携わることが可能です。介護職の仕事を探す際に有利になり、幅広い現場で活躍できます。

介護福祉士資格の取得で変わること

・介護分野の専門的で高度な知識・技術を身につけられる
・現場のさまざまな問題を正確に対処できるようになる

介護福祉士の試験では、さまざまな科目について高度な内容が問われます。また、実技試験も実施され、実際に起こるシチュエーションを想定した問題が出題されるのが特徴です。介護福祉士を取得することで、現場で難しい状況に立たされても最適な対応を取るための能力や知識を身につけられます。

介護福祉士資格取得後のキャリアアップモデル

介護福祉士の資格を取得し、実務経験のある方は、よりさまざまな職種へのキャリアアップへの道が開けます。以下では実務経験5年以上の介護職のキャリアアップ方法を紹介します。

生活相談員

生活相談員は、高齢者を対象に相談・援助プランの立案・各機関との連携などを行う仕事です。

生活相談員は、ソーシャルワーカーとも呼ばれます。介護施設の利用者や家族への相談窓口となり、施設や他機関との連携をする仕事です。援助プランの立案や手続きの代行などにも対応します。社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格のいずれかの資格が必要なケースが一般的です。募集要件は自治体によって異なるため注意しましょう。
生活相談員は利用者だけではなく、さまざまな機関や施設ともコミュニケーションを取る必要があります。そのため、コミュニケーションを取るのが好きな人は生活相談員を目指すのがおすすめです。利用者に寄り添い最適な提案を行うことが求められるため、責任感が強い人にも向いています。

【生活相談員を目指すのはこんな人におすすめ!】

・コミュニケーションを取るのが好きな人
・責任感が強い人

ケアマネージャー

ケアマネージャーは、介護が必要な人のケアプラン作成や各機関との調整などを行う仕事です。

ケアマネージャーは要介護者や家族からの相談に対応し、介護保険法に基づいたケアプランの作成や各機関との調整などを行います。医療機関や介護サービス事業者と連携する必要があり、スケジュール調整なども重要な役割です。

ケアマネージャーになるには、介護支援専門員実務研修の試験に合格しなければいけません。
ケアマネージャーはコミュニケーションを取るのが好きな人に向いている仕事です。施設の利用者や家族だけではなく、医療機関や介護施設などとも関わります。多くの人とコミュニケーションを取るのが苦にならない人に最適です。また、法律や各機関などの情報を集める必要があるため、情報収集が得意な人にも適しています。

【ケアマネージャーを目指すのはこんな人におすすめ!】

・コミュニケーションを取るのが好きな人
・情報収集が得意な人

サービス提供責任者

サービス提供責任者は、ヘルパーの手配・指示を行い介護が円滑に進むよう管理する仕事です。

サービス提供責任者はケアプランに基づき訪問介護計画書を作成し、ヘルパーの手配や指示を行う仕事です。介護がスムーズに進むように管理や調整の役割を果たします。サービス提供責任者が現場のスタッフの一人として介護の仕事に携わることも少なくありません。
サービス提供責任者になるには、介護福祉士あるいは介護福祉士実務者研修の取得が必要です。
サービス提供責任者には、高いコミュニケーション力が必要です。利用者の相談に対応するだけではなく、ヘルパーのマネジメントも行います。多くの人と関わるため、コミュニケーションが得意な人に向いている仕事です。ヘルパーの管理や調整の仕事も担うため、調整業務が得意な人にも適しています。

【サービス提供責任者を目指すのはこんな人におすすめ!】

・コミュニケーションが得意な人
・調整業務が得意な人

管理職・施設長

施設内のトップに立つのが管理職・施設長です。管理職・施設長の主な仕事は、施設内の業務や経営、人材などのマネジメントです。緊急時には的確な状況判断と指示を出さなければいけません。施設形態によって、管理職・施設長の要件は異なるため注意しましょう。一定の資格や実務経験が求められます。
管理職・施設長はスタッフのトップとしてさまざまな指示を出す必要があり、リーダーシップが求められます。スタッフを引っ張り適切な方向へ誘導できるリーダーシップに自信のある人であれば、管理職・施設長に最適です。また、さまざまな判断や決断を迫られる立場のため、決断力のある人も管理職・施設長に向いています。

【管理職を目指すのはこんな人におすすめ!】

・リーダーシップのある人
・決断力のある人

独立

自分で介護施設などの事業所を立ち上げて独立するというキャリアアップの選択肢があります。独立するには確かなコンセプトと多くの資金、人脈が必要になり、ハードルはかなり高いです。人材確保や集客力など、課題への対応力も必要でしょう。介護の知識や技術、経験はもちろんのこと、経営に関する知識やビジョンなども求められます。
介護施設について、具体的な理想を抱えている人は独立に向いています。「高齢者の方が生きがいを感じられる施設を作りたい」など具体的なビジョンを抱えている人は、独立を目指すのがおすすめです。独立のハードルは高く、困難に直面する場面は多いため、常に前向きになれる人も独立に適しています。

【独立を目指すのはこんな人におすすめ!】

・介護施設について理想のある人
・前向きな人

介護福祉士の経験を活かした他の職種へのキャリアアップモデル

介護士として経験を積んでキャリアアップしていくことも良いですが、その経験を活かして別の現場に転職することで、これまでの経験を役立てることも可能です。
介護士の経験を活かすキャリアアップ方法には、主に次のようなルートがあります。

看護師

まず1つ目は、看護師の資格を取得して、医療の現場で働く方法です。看護師の資格を取得するためには専門の教育機関で必要な単位を取得し、国家試験を通過しなければなりません。介護士から転職する場合、これまで積み上げてきたキャリアやスキルが役に立つので、看護師になっても高い能力が発揮できるでしょう。

作業療法士・理学療法士

作業療法士 理学療法士
主な就職先 病院/老人保健施設/スポーツ関連施設 など 病院/老人保健施設/児童養護施設 など
資格を取得する方法 国家試験を受験し資格を取得する 国家試験を受験し資格を取得する
受験資格 指定の養成校で3年以上学び卒業する

作業療法士

作業療法士は日常生活の動作からリハビリを考え提案する仕事です。それに加え心の障害も扱います。精神的なリハビリテーションを行うために、作業プログラムを作成して患者の不安を喜びや安心感に変える活動を行います。こうした特徴から作業療法士には精神科や認知症などにも活躍の場があり、かなり需要の高い職種といえるでしょう。

理学療法士

患者さんの症状に合わせて基本動作からリハビリを行うのが理学療法士です。理学療法のスペシャリストとして、福祉機器を提案するなど、専門性が高い仕事と言えるでしょう。
理学療法士になるには、専門学校や短期大学など既定の養成校でカリキュラムを修め、その後に国家試験を突破する必要があります。資格取得までの道のりは平坦ではありませんが、苦労する価値のある資格です。より専門性を持って仕事をするためにも、理学療法士を目指してみてもいいでしょう。

セラピスト

2つ目は、セラピストの資格を取得して現場で働く方法です。理学療法士や作業療法士など資格を取得するためには、専門の学校に通ったうえで試験を通過しなければなりません。資格を取得するまでに、それなりの期間やコストがかかりますが、セラピストの仕事は利用者の能力を維持向上させるために重要です。
セラピストは利用者と適切にコミュニケーションをとりながら訓練を提供しなければならない職種のため、これまで培った介護士としての経験が大いに役立つでしょう。

介護福祉士のさらなるキャリアアップにおすすめの資格

介護職として、責任の大きな仕事や高待遇の仕事を目指すなら、資格取得がおすすめです。ここでは、介護職としてさらなるキャリアアップを目指すためにおすすめの資格を紹介しましょう。

認定介護福祉士

認定介護福祉士は介護職のチームへの教育や指導、介護サービスマネジメントを行います。また、行政とも連携しながら地域包括ケアの推進をするのも主な仕事です。認定介護福祉士の活躍により、介護サービスの質の向上や連携などを促進できます。
認定介護福祉士の資格を取得するには介護福祉士の資格を取得し、5年以上の実務経験と100時間以上の現任研修が必要です。
認定介護福祉士は現場で介護業務に携わる機会は少なく、介護スタッフの教育やマネジメントなどが主な仕事です。リーダー的な立場で教育やマネジメントの仕事に携わりたい人におすすめします。また、介護分野以外との連携を図るのも重要な役割のため、他職種と関わりたい人にもおすすめです。

【こんな人におすすめ!】
・介護スタッフへの教育やマネジメントに携わりたい人
・他職種と関わりたい人

認定ケアマネージャー

認定ケアマネージャーはケアマネージャーの上位資格であり、ケアマネージャーの資質向上を目的とした資格です。ケアマネージャーを取得し、3年以上の実務経験を有して、資格試験に合格することで取得できます。仕事内容そのものはケアマネージャーと変わりません。認定ケアマネージャーの取得で得られた知識や技術は、ケアマネージャーの仕事の質を高めるのに役立ちます。
認定ケアマネージャーはケアマネージャーとしてのスキルや知識の向上を図るための資格です。ケアマネージャーとしてスキルアップを図りたい人におすすめします。
また、認定ケアマネージャーを取得すると主任ケアマネージャーの取得条件の1つである「実務経験5年以上」が3年に短縮されるのもメリットです。主任ケアマネージャーを目指す人にもおすすめします。

【こんな人におすすめ!】
・ケアマネージャーとしてスキルアップを図りたい人
・主任ケアマネージャーを目指したい人

主任ケアマネージャー

主任ケアマネージャーはケアマネージャーへの助言・指導や他職種との連携・協議を図ることなどを主にしています。居宅介護⽀援事業所の管理者になるには、主任ケアマネージャーの資格が必須です。
主任ケアマネージャーの受験では、ケアマネージャーとして通算5年以上の実務経験、認定ケアマネージャーとして通算3年以上の専属勤務など、4つの条件のうち、いずれかひとつを満たしていれば受験資格があります。
居宅介護支援事業者の管理者になるには主任ケアマネージャーが必要です。管理者の立場で働きたい人に主任ケアマネージャーの資格はおすすめできます。また、地域包括支援センターでは主任ケアマネージャーの配置が必須です。地域包括支援センターで働きたい人にも主任ケアマネージャーの資格取得はおすすめします。

【こんな人におすすめ!】
・居宅介護⽀援事業所の管理者になりたい人
・地域包括支援センターで働きたい

社会福祉士

社会福祉士は施設利用者の相談に応じて助言や制度・サービスの紹介、サービスの利用調整などをするのが主な仕事です。福祉に関する相談助言の場において重要な役割を果たします。
社会福祉士を受験するには、福祉系大学・短大等卒業者か社会福祉士指定養成施設卒業者であることが必要です。上記いずれかの要件を満たし、社会福祉士国家試験に合格すれば、社会福祉士を名乗れます。
社会福祉士の仕事は、利用者の相談に応じ、福祉サービス提供者との連絡調整をする必要があります。さまざまな人とコミュニケーションを取る機会が多いため、人と接することが好きな人におすすめです。
福祉や介護サービスを利用したい人に適切なサービスを紹介して連絡調整なども行います。社会貢献度の高い仕事のため、社会貢献したい人にもおすすめです。

【こんな人におすすめ!】
・人と接することが好きな人
・社会貢献したい人

介護福祉士と他の介護職の給料比較

介護職の職種 平均給料
介護福祉士 350,050円
ケアマネジャー(介護支援専門員) 375,410円
生活相談員・支援相談員 353,950円
看護職員 384,620円
理学療法士、作業療法士、 言語聴覚士又は機能訓練指導員 362,800円

介護職の平均給料を比べると、介護福祉士は約350,050円で、ケアマネジャーが375,410円とやや高めです。生活相談員・支援相談員は353,950円、理学療法士や作業療法士などの機能訓練指導員は362,800円となっています。
最も高いのは看護職員で384,620円です。資格や専門性、夜勤などの働き方によって給与水準が異なります。そのため自分が取得する資格や進む専門分野が、将来の収入やキャリアパスを大きく左右する指標となり、長期的な働き方を考えるうえで重要な判断材料になります。

介護職のキャリアアップに役立つ研修制度

介護士が資格を新たに取得し、責任ある立場になるためには、長い実務経験や資金力、人脈などが必要になってきます。時間や大きなコストをかけずにキャリアアップするためには、介護士のために用意されている研修制度を利用するのがおすすめです。

介護福祉士ファーストステップ研修を受講する

介護福祉士ファーストステップ研修は、介護福祉士の資格を取得してから2年程度の実務経験を積んだ人が対象。研修の中で介護ケア、連携、運営管理基礎といった3つの領域に加えて、総合評価も履修します。合計232時間の履修時間を全15回に分けて学ぶため、介護分野の基本的な知識や技術からマネジメントの分野まで、総合的に身につけることができます。

各地域や施設で開催している研修に参加する

介護福祉士ファーストステップ研修のような、民間の団体が運営している研修以外にも、身近な場所で手軽に参加できる研修もあります。各市町村が開催している介護士のためのフォローアップ研修制度や、病院や施設ごとにオープンに開催されている研修に参加すれば、最短半日から受講可能です。
各地域で開催されている研修会は、日程を調整しやすいだけでなく、研修にかかる費用も手頃であることが多いため、キャリアアップのためのコストが気になる人にとっては最適です。

介護業界でキャリアアップを成功させるためのポイント3つ

介護分野で長く活躍し、収入や役職を高めるには計画的なスキル向上が欠かせません。ここでは資格取得、実務経験、人脈づくりの三つの観点から成長を後押しする方法を紹介します。

専門資格の取得で専門性を高める

介護福祉士やケアマネジャーなど国家資格を取得することで専門知識を深め、職場からの評価を高められます。資格は昇給や昇格の条件になる場合が多く、キャリア形成に直結します。学習を通じて最新の介護技術や法改正への理解が進み、質の高いサービス提供が可能になります。資格取得は努力を明確に示す証明となり、将来の選択肢を広げます。

現場経験を積み幅広い知識と技術を身につける

利用者への対応や多職種とのチーム連携を実務で積み重ねることで、応用力や判断力が養われます。異なる施設やサービス形態で勤務すれば、多様なケア方法を学べるだけでなく視野も広がります。課題解決力やリーダーシップを培うことで、管理職や教育担当などさらに上の役割への道も開かれます。経験は介護職の強みを裏付ける重要な資産です。

人脈づくりと情報収集で成長の機会を広げる

研修や勉強会への参加は、最新の介護トレンドや制度改正を学ぶだけでなく、業界内の専門家とつながる絶好の機会です。人脈を通じて転職やキャリアチェンジに有益な情報を得られ、思わぬ成長のきっかけが生まれます。常に情報を更新する習慣を持つことで、将来の選択肢を増やし、自身の市場価値を高めることができます。

介護職のキャリアアップに関するよくある質問

Q キャリアアップを目指す際に勤務先選びで重視すべきポイントは何ですか?

A. 教育体制と資格取得支援が整った職場を選ぶことが重要です。

キャリアアップを考える際は、研修制度や資格取得支援が充実しているかを確認することが大切です。職場の教育方針やキャリアパスが明確で、評価制度が透明であるかも重要な判断材料となります。さらに、自身の目標に合ったサービス形態や規模を持つ施設を選ぶことで、成長に必要な経験を積みやすくなります。

Q 育児や家庭と両立しながらキャリアアップするコツはありますか?

A. 柔軟な勤務形態と家族の協力体制を確保することがカギです。

家庭との両立には、シフト調整や短時間勤務制度など柔軟な勤務形態を提供する職場を選ぶことが欠かせません。家族とキャリアの目標を共有して協力体制を整えることも重要です。さらにオンライン研修や通信講座を活用すれば、限られた時間でも効率的に学習を進めることができます。

Q キャリアアップを見据えたキャリアプランの立て方はどうすれば良いですか?

A. 将来像を明確にし逆算して段階的な計画を立てることが必要です。

まず自分が目指す職位や取得したい資格を具体的に設定し、その目標から逆算して必要な経験や学習内容を洗い出します。短期・中期・長期のステップを作成し、定期的に進捗を確認することで軌道修正が可能です。上司や先輩に相談して現場の意見を取り入れることも効果的です。

Q キャリアアップに伴い働き方や勤務時間はどのように変わりますか?

A. 冷静な事実整理と相手を尊重する姿勢が信頼につながります。

人間関係の悩みを相談する際は、感情的な表現を避け、事実を具体的に整理して伝えることが大切です。解決したい課題や改善案をあらかじめ整理しておくと、建設的な話し合いが進めやすくなります。相手の立場を尊重し、落ち着いた態度で臨むことで信頼を得られます。

介護職のキャリアアップは将来像を見据えることが大事

介護職は資格取得や現場経験を重ねることで年収や役職が着実に向上し、管理職や専門職、さらには他職種への転身も可能です。本記事では未経験からのモデル、介護福祉士としてのステップ、給与比較やおすすめ資格まで幅広く解説しました。自分の将来像を明確に描き、必要なスキルや学びを計画的に積み重ねることが、長く活躍するための鍵となります。

次の行動として、自分の希望に合う職場を探すことが重要です。求人情報を確認し、働きながら資格取得を支援してくれる施設やキャリアアップに理解がある職場を選ぶことで、将来の選択肢が大きく広がります。ソラジョブ介護で気になる地域や条件に合わせて介護職の求人をチェックし、理想のキャリア実現に向けて第一歩を踏み出しましょう。

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著者プロフィール

ゲートウェイ

ゲートウェイ

異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。

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