【2024年】准看護師の給料はどのくらい?手取り・ボーナスや正看護師との違い
著者: ゲートウェイ
更新日:2024/05/15
公開日:2021/05/27
医師や看護師などの指示を受け、患者さまに医療行為を提供する「准看護師」。活躍の現場は幅広く、病院やクリニックの他、老人ホームや介護施設などさまざまです。本記事では、准看護師の給料やボーナス事情、正看護師との違いを解説します。給料アップを目指す方法も解説しますので、准看護師として活躍したい方はぜひチェックしてください。
目次
准看護師の平均年収
准看護師の平均年収 | |
---|---|
女性 | 約403万円 |
男性 | 約438万円 |
全体平均 | 約407万円 |
※「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」にて、1,000円以下の位を切り捨てて算出(ボーナス、残業代、各種手当含む)
准看護師は都道府県知事発行の免許のもと、医師や看護師の指示に沿って看護や診療補助を担う役職。「令和5年賃金構造基本統計調査」によれば、准看護師の平均年収は上記の表通りです。
なお、国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収は458万円。准看護師の平均年収は、全体よりも水準が少し低いといえます。
准看護師の平均月収・手取り・ボーナス
「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、准看護師の平均月収は以下の通りです。
准看護師の平均月収 | |
---|---|
女性 | 約28.4万円 |
男性 | 約30.7万円 |
全体平均 | 約28.6万円 |
100円以下の位は切り捨て
【男女・年齢別】准看護師の平均月収
また、同調査において男女・年齢別の平均月収についても報告されています。以下の表をご確認ください。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20歳~24歳 | 23.5万円 | 21.2万円 |
25歳~29歳 | 29.5万円 | 26.7万円 |
30歳~34歳 | 28.9万円 | 25.8万円 |
35歳~39歳 | 31.0万円 | 26.2万円 |
40歳~44歳 | 31.2万円 | 28.5万円 |
45歳~49歳 | 32.9万円 | 29.4万円 |
50歳~54歳 | 33.8万円 | 30.0万円 |
55歳~59歳 | 33.8万円 | 30.0万円 |
100円以下の位は切り捨て
准看護師の手取り給料はいくら?
手取りは一般的に額面の7〜8割ほどです。正式な手取り額は税金や社会保険料、残業時間などは人によって異なるため、正確な額面は算出できません。
准看護師の平均ボーナス額
「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、准看護師の平均ボーナス額は以下の通りです。
准看護師の平均ボーナス額 |
---|
62.9万円 |
100円以下の位は切り捨て
年齢とともにボーナス額もアップしますが、一般的にボーナスの基準となるのは勤続年数や役職です。また、月収同様に手取りは一般的に額面の7〜8割です。
【職場の規模別】准看護師の給料
どれくらいの規模の病院に勤めるかによっても給料は変化します。ここでは、「令和5年賃金構造基本統計調査」をもとに、職場規模別の給料を紹介。一つの目安としてご確認ください。
【職場規模別】准看護師の平均月給と平均ボーナス額
職場規模 | 1,000人以上 | 100~999人 | 10~99人 |
---|---|---|---|
平均月収 | 約30.4万円 | 約29.0万円 | 約27.4万円 |
平均ボーナス | 約68.8万円 | 約64.8万円 | 約57.7万円 |
100円以下の位は切り捨て
【アルバイト・パートなど非正規雇用】准看護師の平均時給
准看護師(アルバイト・パート・派遣など臨時労働者) |
---|
時給 1,543円 |
※賃金構造基本統計調査のうち、「短時間労働者」を非正規雇用者とみなして記載
准看護師には正社員以外にも、アルバイトやパート、派遣などさまざまな雇用形態があります。上記はあくまでも平均時給です。時給に関しては勤務先や経験数、スキルに応じて変わります。派遣の場合はスキルや勤務先に応じて時給2,000円以上も可能。また、アルバイト・パートの時給は他業種と比較して、高い水準となります。
准看護師と正看護師の給料の違い
准看護師と正看護師では行う業務自体はおおむね同じですが、業務の進め方に違いがあります。正看護師は自主的に医療行為が行える一方、准看護師は医師や看護師の指示のもとでのみ医療行為が可能です。
また、資格発行元に関しても違いがあり、准看護師は都道府県知事が認定するのに対し、正看護師は厚生労働大臣が認定を行い、国家資格に該当します。教育課程も異なっており、資格取得までに准看護師は2年、正看護師は3年が必要です。
准看護師の平均年収 | 正看護師の平均年収 |
---|---|
約407万円 | 約508万円 |
※「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」にて、1,000円以下の位を切り捨てて算出(ボーナス、残業代、各種手当含む)
准看護師と正看護師は、責任の範囲や重さに違いがあることから待遇の面でもその差が現れ、年収ベースでは約100万円の開きがあります。これは基本給が上がることで、残業代・賞与なども比例して高くなるのが理由です。また、正看護師は大学を卒業してなる方も多く、学歴に比例した給与体系があることも影響しています。
【夜勤あり・なし】准看護師の給料の違い
夜勤は基本給に手当が上乗せされるため、単純に夜勤に入る回数が多ければそれだけ給料も上がります。
ここでは実例をもとに、夜勤手当の有無による給料変化をみていきます。年齢や経験年数、勤務先の基本給によっても差があるため、参考として比較しましょう。
一般病院の夜勤有無による給料変化
ここでは異なる一般病院で働く2人の女性Aさん(夜勤あり)とBさん(夜勤なし)、そして2人の男性Cさん(夜勤あり)とDさん(夜勤なし)の給料を比較してみます。
Aさん:夜勤あり | Bさん:夜勤なし | |
---|---|---|
基本情報 | 37歳/病棟勤務/15年目 | 49歳/病棟勤務/24年目 |
基本給 | 22万円 | 18万円 |
夜勤手当 | 11万円 | 0円 |
夜勤回数/体制 | 15回/3交代制 | – |
月給(残業代などその他手当込) | 35万8,000円 | 23万5,000円 |
介護老人保健施設の夜勤有無による給料変化
介護老人保健施設で働く2人の女性Eさん(夜勤あり)とFさん(夜勤なし)、2人の男性Gさん(夜勤あり)とHさん(夜勤なし)の給料を比較してみましょう。
Eさん:夜勤あり | Fさん:夜勤なし | |
---|---|---|
基本情報 | 38歳/18年目 | 39歳/20年目 |
基本給 | 18万3,000円 | 28万円8,250円 |
夜勤手当 | 5万円2,500円 | 1万円 |
夜勤回数/体制 | 7回/2交代制 | 2回 |
月給(残業代などその他手当込) | 29万84,286円 | 37万6,950円 |
Gさん:夜勤あり | Hさん:夜勤なし | |
---|---|---|
基本情報 | 39歳/18年目 | 27歳/8年目 |
基本給 | 21万6,000円 | 19万5,000円 |
夜勤手当 | 8万4,000円 | 0円 |
夜勤回数/体制 | 6回/2交代制 | – |
月給(残業代などその他手当込) | 37万円 | 28万5,000円 |
介護老人保健施設は、一般病院と比較して夜勤手当が半減しています。
EさんとFさんの例はこれまでと異なり、夜勤なしでも基本給が高いため、夜勤ありのEさんの月給を上回っています。また基本は夜勤なしの日勤でも、状況に応じて夜勤に入るケースがあることがわかります。
どの職場にもいえることですが、施設の規模や経営状況によって基本給やその他手当も異なります。そのため必ずしも夜勤手当があるからといって、給料が高いとは限らないでしょう。
上記の夜勤ありの2例では、それぞれ夜勤手当が10万円以上。そのため夜勤なしの2例よりも給料がプラス10万円となり、かなりの差があることがわかります。
准看護師が給料アップを叶える方法
最後に、准看護師として働かれている方がこれから給料アップを実現させていくための方法について解説します。
正看護師へキャリアアップする
【正看護師を目指す利点】
・平均年収アップが見込める
・自分の判断で看護業務に携われる
・将来的なキャリアアップの幅が広がる
准看護師と正看護師では平均年収に100万円ほどの開きがあるため、正看護師の資格を取得することで、年収アップが可能です。また、正看護師になれば、医師や看護師の指示がなくても医療行為が可能となるため、業務の幅も広がります。
将来的に看護師長や看護部長などキャリアアップのルートが多いのも、正看護師の特徴。正看護師になったあとに、上位資格である「認定看護師」や「専門看護師」などを習得するとさらなる年収アップも期待できます。
【正看護師を目指す方法】
全日制の養成所 | 2年課程(※)を経て看護師国家試験に合格する |
---|---|
定時制の養成所 | 3年課程(※)を経て看護師国家試験に合格する |
通信制の養成所 | 7年以上の実務経験+2年課程を経て看護師国家試験に合格する |
※中卒者の場合は3年以上の実務経験が必要
夜勤の回数を増やす
先ほども紹介した通り、准看護師も夜勤回数が増えると夜勤手当が増えて給料が上がります。夜間勤務への抵抗がない方、職場環境として夜勤に入れる場合は、夜勤回数を増やしていきましょう。昼夜逆転の生活となるため、体調管理に関してはこれまで以上に気をかけていく必要があります。職場を変えずにできる方法のため、人間関係などをそのままに給料アップを目指したい方におすすめです。
好待遇の職場へ転職する
現職場での人間関係や待遇への悩みがある、キャリアアップの道筋が見えない場合については、転職して職場を変えるのも手段の一つです。自身のスキルや経験を正しく評価してもらうことができれば、給料アップが実現できます。また、新しい環境に身を置くことで、さらなる知識の向上や実績を作ることも可能です。
准看護師の給料はさまざまな条件によって異なる
准看護師の平均年収や正看護師との違いなどについて解説しました。性別・勤続年数・勤務場所などさまざまな条件により准看護師の給料は異なりますが、働き方次第で給料アップを実現することは可能です。本記事で紹介した方法を参考に、早速実践をしていきましょう。
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著者プロフィール
ゲートウェイ
異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。