源氏物語の舞台!海の恵み豊かな明石市で介護求人を探してみよう

明石市は兵庫県の南部に位置する自治体です。海沿いの街のため海産物や海のレジャーなどを楽しむことができます。源氏物語の舞台であり、日照時間も多く、年間平均気温15℃程度の過ごしやすい気候を持つ明石市。そんな明石市の介護職に関するあれこれをこの記事で紹介します。

明石市ってどんな市?

明石市は兵庫県の南部に位置する市で、約30万人の人口がいます。兵庫県内では5番目の人口の多さです。
東西15.km続く海岸線があり、海峡の街として一年中を通して海を楽しむことができます。市内には日本の標準時間を決める基準となる東経135度日本標準時子午線があり、子午線上には明石市立天文科学館があり、時間を感じる展示物を見たり、時について学ぶことができます。また、明石市は源氏物語の舞台としても知られており、若き光源氏が自ら謹慎している間、美しい女性(明石の上)と出会ったとされています。

三宮へも梅田へも通勤圏内の明石市は、大都市へのベッドタウンとしても人気。過去減少していた人口も、2013年以降はふたたび上昇しています。

明石市の高齢化状況

明石市の人口は2020年の時点で304,331人、高齢者人口は79,461人で高齢化率は26.1%です。兵庫県全体の高齢化率が29.5%なので、県平均よりは低いと言えます。

高齢者人口のうち、前期高齢者は39,032人、後期高齢者は40,429人で、2019年に後期高齢者数が前期高齢者数を上回りました。要支援・要介護認定者率は、2020年時点で18.5%となっています。 明石市介護予防・日常生活圏域ニーズ調査によると、高齢者の家族構成は夫婦二人暮らしが最も多く約4割半を占めており、その次に多いのは高齢者一人暮らしで2割を超えています。

地域別にみると、高丘地区と朝霧地区が特に高齢化率の高く高齢化率30%超となっています。逆に大久保地区は20%以下の高齢化率となっています。

明石市の介護施設数と介護ニーズ

明石市には延べ426件の介護サービス施設があります。サービス別に見てみると、訪問型介護施設が141、通所型介護施設が107、入所型介護施設が64、老人ホームのような特定施設が8、居宅介護支援施設が84、福祉用具の販売や貸与を行っている施設が22となっています。

明石市高齢者いきいき福祉計画及び第8期介護保険事業計画によると、今後ニーズや地域ごとのバランスを見ながら、グループホーム、特定施設入居者生活介護、小規模多機能などを整備する必要があるととらえられています。中でも、特に定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、自宅で暮らす高齢者にとって、地域の包括的な支援・サービス提供体制の中核を担うサービスであり、整備の必要性を強くうたわれています。

明石市の介護職員の給与は兵庫県の平均程度

大手求人情報サイトの情報を参考として見てみると、明石市の介護職の月収は平均で230,000円弱くらいとなっています。兵庫県の平均くらいの収入を期待できるエリアだと言えるでしょう。また、給与は所有資格によって違いが出てきますから、ご自身の資格を活かした求人を見つけること、現時点で高収入のお仕事が難しいかもしれない方は、働きながら資格のステップアップを目指せる求人を見つることで、今後の収入アップを望めるでしょう。

明石市は「明石市高齢者いきいき福祉計画及び第8期介護保険事業計画」の中で、介護サービスの質を保つためには介護人材の確保への取組みが必要である複数回にわたって言及しています。また、介護現場における業務仕分けやロボット・ICTの活用、元気高齢者の活用、業務改善の取り組みも行うとのことです。介護職員の処遇改善・業務負荷軽減に期待したいですね。

明石市の介護求人例

例1)明石市小久保にある小規模多機能型ホームでの介護スタッフ

こちらは「通い」「訪問」「泊まり」のサービスを柔軟に提供する、小規模多機能での介護求人です。業務内容の幅は広いですが、短期間で全般的なスキルアップが可能な職場です。

例2)明石市田町にあるグループホームでの介護福祉士

こちらはグループホームで介護を行う介護福祉士の求人です。資格を生かして働くことができる点と、比較的ゆったりした流れで働くことができることが人気。

介護士が明石市で働くメリットは?

介護予防に力を入れている

明石市は介護等に関する早期発見・予防の推進に力を入れています。市内の70歳以上85歳以下の高齢者には「介護予防のための基本チェック」が送られ、市はそのチェックをもとに介護予防が必要な高齢者を事前に把握し、早期に介護予防をスタートして身体機能の衰えを防ぐ活動をしています。

認知機能についても同様で、同じく市内の75 歳以上の高齢者に「認知症チェックシート」を提出してもらうように促進し、介護予防に努めています。単に介護予防への参加を促すだけでなく、チェックによって高齢者本人に気づきを持ってもらうことで、自発的な参加を促進しています。

認知症の啓発が盛ん

認知症への取り組みとして、明石市は認知症の啓発にも積極的に取り組んでいます。2019年には認知症サポーターの講師役であるキャラバン・メイトを中心に、子ども向け教材を作って市内の小中学校への広報啓発を実施するなど、自然に認知症の知識が深められる取り組みがあります。発症したご本人やその介護者に正しい認知症の知識があることは、介護スタッフにとってもプラスに働くのではないでしょうか。

魚介の恵みが豊富

明石市内には林崎漁港・松江漁港・藤江漁港などの6つの漁港があり、タコや鯛、アナゴの漁やノリの養殖が行われています。明石海峡の潮流が激しくぶつかることから、身が引き締まって美味しい魚が取れることで知られています。ことにタコは名物「明石焼き(卵焼き)」の原料でもあり、地元の人に愛されています。

市街地から近くの林崎漁港は、一般の人でも釣りを楽しめる場所があります。お仕事でストレスがたまったときは、自然を相手に釣りを楽しむのも良いかもしれません。

源氏物語の舞台!海の恵み豊かな明石市で介護求人を探してみよう

明石市は人口が増加傾向にあり、決して高齢化率が高いエリアではありません。しかし、2019年に後期高齢者が前期高齢者を上回ったこともあり、今後介護サービスのニーズは高くなっていくことが予想されます。市としても介護サービスを続けるにあたり、介護人材の確保大きな課題ととらえているようです。明石市の介護職の給与は兵庫県の中では平均的ですが、高齢化率が低くても、人口が多い分高齢者数は多いため、たくさんの求人の中から待遇の良い仕事を選ぶことができるでしょう。

風光明媚で海の幸に恵まれた明石市で、じっくりと介護のお仕事を探してみませんか?